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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.06.18 (Wed)

関東大学新人戦6/19@代々木第二体育館

白鴎大65(10-26,12-29,18-23,25-20)98筑波大
080618kanou高さでも機動力でも優位に立つ筑波大が序盤から地力の差を見せ付ける。執拗なディフェンスで相手を前半だけで22点に封殺。トーナメントでもスタメンの#99加納(C・1年・安城学園)や#15山口(G・1年・福大大濠)、#34田渡(G・1年・京北)と、今年も豊富なタレントを擁する筑波大はオフェンスでも#15山口の3Pや#99加納のインサイドなど内外に自在に得点を稼ぎ、早い時間帯で30点差をつけると勝負あり。後半に入り白鴎大#10田中(2年・G)や#12宇津江(2年・C)らの必死の反撃を受けるも、筑波大はその後も危なげない試合運びで白鴎大を一蹴し、ベスト8に名乗りを挙げた。次はセンター不在の法政大。昨年に続きベスト4進出に期待がかかる。

青山学院大90(14-15,24-15,30-12,22-19)61日本体育大
080618tsujiレギュラーシーズンでも結果を残している#23湊谷(2年・F)や橋本(2年・G)に加え、#28辻(1年・SG・洛南)や#17中川(1年・C・明成)など各ポジションに充実した戦力を揃え優勝を本気で狙える青山学院大。そんな青学大とは対照的に有名選手不在の日本体育大。だが、青学大がミスから試合に入るとオフェンスでリズムを掴めず、十八番の速攻も鳴りを潜めロースコアな展開に。対する日体大は#23横江(1年・G・光泉)が3Pやドライブと縦横無尽に得点すると、#24干(2年・PF)や#2大野(1年・G・東海大菅生)の3Pなどで互角の展開に持ち込む。だが2Q立ち上がり、青学大にアクシデントが襲う。#0橋本がルーズボールに突っ込んだときに、顔面から衝突すると鼻から流血し退場。司令塔を失った青学大であったが、ここで#23湊谷が奮起。湊谷はミドルシュートを決めると、ドライブやカットプレイから次々とアシストを供給。オフェンスの流れを作りようやく8点のリードを奪い前半を終えると、後半に入っても勢いは止まらない。青学大は#23湊谷の連続得点や#28辻のアシストなどで得点を量産。開始5分で20点差をつける。反撃に出たい日体大であったが、#45佐藤(2年・F)など攻める箇所が限定されてくると、徐々にオフェンスが単調となり点が止まってしまう。結局90-61で青学大が快勝。しかし新人戦のチームとだけあって、まだチームとして噛み合っておらずつまらないミスやオフェンスでのコミニュケーションミスなど、目に見える形で課題を残した。


明治大88(22-21,22-20,21-19,23-16)76日本大
080618mejinichidai試合の立ち上がりは日本大ペース。#5熊(1年・C・福岡第一)を中心に得点し、明治大からリードを奪う。また、#23名塚(1年・F・明成)が明治大エース#14金丸(2年・SG)に対して好ディフェンス。簡単に得点を許さない。しかし中盤になると、明治大は#20若林(2年・G)、途中出場の#71柳(2年・SG)の外角シュートで同点へ持ち込む。その後は一進一退の攻防が続く。2Qに入って明治大は#14金丸の得点が決まりだすと徐々にリードを広げていくが、日本大は#5熊がインサイドで奮闘し、明治大に追いすがる。更に日本大は明治大#14金丸に対して厳しいディフェンスを仕掛けるが、ファウルをコールされてしまい、フリースローを与える形に。金丸はそれを沈め、主導権を握らせない。終盤は日本大#4篠山(2年・G)が奮闘。3Pとドライブを立て続けに沈め、3点差で後半へ。

後半開始早々、明治大は#14金丸の連続得点でリードを広げるが決定打がない。そんな明治大を尻目に日本大は#4篠山、#5熊が粘り逆転に成功。明治大はタイムアウト。リードを広げてもすぐ追いつかれてしまう展開に明治大・塚本コーチが「もっと冷静になれ!」と選手に檄を飛ばす。その直後、明治大は#20若林の連続3Pで再び逆転した明治大。ここからは終始明治大が5点前後のリードを保った状況で試合は進む。4Q中盤になると日本大がファウルトラブルに陥り、明治大にフリースローを与えてしまう。明治大の面々はコツコツと決めていき、日本大を離していく。対する日本大は#5熊にボールを集めるが、明治大は激しいディフェンスで得点を許さない。終盤、日本大は3Pを乱発するも決まらず、88-76で明治大に軍配が上がった。

青山学院大・長谷川監督のコメント、小林純也選手、明治大・若林選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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◆長谷川監督(青山学院大)

―点が取れない時間帯に関し。
「シュートを決めなければいけない、シュートを決めなければいけないってなって、ノーマークを作るとかスペースを考えて攻めるという意識がなくなっていた。シュートばっか頑張っちゃった。それで余計リズムが悪くなって。日体大がオフェンス力あるチームだったら勢いで10点空けられちゃう展開だった。シュートが入らなかったのでなんとかなった。

―リードを作れたきっかけというのはなんでしょうか?
「後半はプレッシャーができて、ターンオーバーを誘って走れた。ターンオーバーはうちが9で向こうが23だから。ただ、リバウンドがね。セカンドショットをやられすぎた。ゲーム前にトータルリバウンドを10上回ろうと言っていたのだが、リバウンドを取られすぎた」

―橋本選手の負傷について。
「あのアクシデントがちょっと痛かった。今年は例年よりメンバーがいるので、伊藤(#12)がけっこう頑張ってくれた。去年までだったら、これでアウトだよね。でも、あんまり良くないね。やっぱり経験不足なんだろうね。あとずっとシンプルなこと、集中力が持続できない。ボッとボール見てないで簡単に1対1でやられたり、リバウンドも走りこまれたり。マイボールにするまでもうちょっと集中しなくちゃいけないのに。ゾーンとプレスに対するオフェンスもいくら練習してないからといって、あれは中学生レベルだよね。ちょっとね。もうちょっと余裕もってできるとね。これからゲームしていくにつれて、よくなるでしょう」



◆#9小林純也(2年・SG)080618kobayashijunya
ルーキーの頃から活躍している湊谷や橋本を差し置いて今大会はキャプテンに大抜擢。長谷川監督の信頼の厚さが感じられる。ピュアシューターとしての活躍に加えリーダーシップが発揮できるかにも注目である。

―いい内容とは言えない試合でしたね。
「ディフェンスですかね。1Qの競ってて相手にリードされたし。監督からは相手が背が高いんでリバウンドを取られるなという指示があったんですけど、終わってみたらリバウンドはあっちに負けてて。あとは相手のファウルがこんでいたのにドライブせずに中途半端に終わったり。せっかくもらったフリースローも落としたりしてて。それが点差が開かなかった原因だと思います。後半に相手がゾーンになってからの攻め方も悪くて、逆に速攻をくらって3Pも決められたりもしたのは良くなかったので。その時は自分も出ていたので、ちゃんとまとめればよかった。ノーマークを作って打てっていう指示だったんですけど、作らずに、結構みんなが打ちたがってドリブルしてそのシュートが入らなかったので」

―悪い形でゲームに入ってしまいましたね
「立ち上がりは向こうの23番(横江)がやってくるって言われてて、そことセンターとの2対2があるからチェックしろって言われていたんですけど、センターに対するディフェンスが良くなかったんで結局23番にやられたり、裁かれてアウトサイドを決められたりしたんで。監督の指示があったんですけど、そこができてなかったんで、ああいう立ち上がりになったと思います」

―その中でも良かった点は?
「橋本がルーズボールで怪我したんですけど、ああいうプレーは、長谷川さんの好きなプレイで。頑張れる選手がいい選手だっていう。代わりに出た伊藤もミスなくできていたし、みんなベンチにいても心の中で準備があったから、出てもゲームをうまく繋げて。それはすごいよかったなと思います」


―試合全体でいい内容と言えなくても、前半の終わりと後半の始めにリードを作るポイントを作れたのは良かったですね。
「1試合であっちのターンオーバーは23あって、自分らは9で。向こうのターンオーバーを多く誘えたのがその前半の終わりと後半の立ち上がりだったので。そのときに自分らが速攻とか簡単な得点を決められたんでああいう結果になったと思います」

―まだ1年生がうまく力を発揮できてないですね。
「トーナメントでは試合に出てる選手が少なかったので。今回は初めて出る選手が多いので、コミュニケーション不足があります。それはこれからの課題にもなると思うので、コミュニケーションだけはしっかりして。そういうのは上級生が引っ張っていく部分なので、出てる2年生は声を出してしっかりやっていきたいと思います」

―キャプテンに抜擢されましたが、どういった過程で?
「新人戦の練習になったらいきなり監督に“キャプテンはお前!”みたいになって。理由は聞いてないけど、なんでなんすかね?(笑)」

―自分ではどういうところが評価されたと思いますか?
「とりあえず試合中は声を出して、辛いときでも励ましたいっていう気持ちは常にあって。チームが苦しいときに自分が打開したいと思っているところは一番だと思います」

―トーナメントの様子でも小林選手に対する監督の期待は大きいと感じますが。
「(笑)。トーナメントは先輩が自分にノーマークを作ってくれていい成績を残せたんで。今大会では自分が攻めてノーマークを作っていきたいと思っていて。これから頑張っていきたいですね」

―橋本選手が退場したときリーダーシップは?
「ああいう時は引っ張るやつがいないので。ちょうど監督がタイムアウトを取ったんで、みんなでどうするか話せたんで。でも伊藤(#12)は喋れるほうなんで自分らで何とかしようって。橋本は怪我で引っ込んでもベンチ戻ると話して。そういうところでもあいつは力を発揮できますね。後半は自分も声を出せたんですけど、前半はうまくいかなくてベンチに下げられてできてなかったので。まだそういうところが足りないですね」

―今日は湊谷選手がいつも以上に頑張っていましたね。
「冴えてなしたね、あいつ。“イージーシュートきちっと決めろよ”とかも言ってたし。言わないとだめなんで、それはあいつのいいところだと思います。あいつはなんだかんだ勝負になったら“俺に頼れ”みたいになりますね(笑)。やっぱり橋本とかアレクは存在大きいですね」

―明日に向けて。
「明日は、相手チームについての監督の指示をしっかり自分たちで共通認識して、最初からその相手チームのカラーを出させないように。あとは、ブレークですね。足が止まったらダメなんで。ブレークが勝負。アウトナンバーをしっかり決めたら、点差は開くと思うので。そこを頑張ります」



◆ #20若林 良(明治大・2年・SG)

「自分がキャプテンになったのは、キャプテンをすることで自分が成長してほしいと塚本コーチが思ったからだと思います」(若林選手)
試合中、塚本コーチから何度も檄を飛ばされていた若林選手。
その期待に応え、この試合では4本の3Pを含む25得点の活躍。
新人戦を通して心技共に成長してもらいたいところだ。

―ゲームを振り返って。
「離せるところで篠山さん(日本大#4篠山)に負けたり、ディフェンスをさぼってしまったり、慌ててシュートを打ってしまったりしてしまいました。離せるところできちんと離せるとようになることが今後の課題として残りました。最後に勝てたのは、みんなでディフェンスを頑張ったのが1番かな。あとは晃輔(#14金丸)が苦しいところで点を取ってくれるんで。それを信じてみんなでディフェンスを頑張った、それが勝因だと思います」

―試合中は塚本監督から「冷静になれ」という檄が飛んでいましたが。
「このメンバーは熱くなる人が多くて…(笑)。特に柳(#71)は熱くなりやすいですね。みんな冷静な中でも熱くできれば一番いいんですけど、気持ちだけが前に出てしまっていました。今後は落ち着いてプレーができるようにしたいです」

―前半は金丸選手の得点がなかなか伸びませんでした。
「そうですね。でも、晃輔は40分間の間に絶対に得点を取ってくれるので。チームメイトも信頼しています。あとは、彼のシュートが入らない時間帯に他のメンバーがどれだけ頑張れるか。これは塚本コーチからも言われています。他のメンバーが頑張れないと先は見えてこないと思うので、みんなが攻め気でやれたらいいなと思います」

―絶対的なエースがいると、キャプテンとしてチームをまとめるのは少々難しいのでは?
「難しいですね(苦笑)。新チームは練習が少ないですけど、少ない練習の中でもどうチームをまとめたらいいかとか迷ってしまうんですよ。でも迷っていると、(塚本)コーチに迷ってプレーするなと言われます。やっぱりコートに立っている選手が迷いを持ってやっていたら他の選手にも伝染してしまうし。だから、自分では極力そういう迷いは見せないように努力しています。気が弱いので…。(そんな風には見えませんが)いや、実は試合前日とか眠れないんですよ(苦笑)」

―次は大東大ですね。
「スピードのある選手はちょっと苦手なので…。でも、頑張りたいです。もちろん、目指すところは優勝です。うちは金丸晃輔っていうトップレベルのスコアラーがいるので、そのスコアラーがいるチームが1番になれるように。他のメンバーもいいメンバーがいるので、それぞれがそれぞれのいいところを生かして頑張って、優勝したいですね」

―新人戦を見ていて思ったのですが、若林選手の出身校でもある光泉高校出身の選手の頑張りが光っていますね。
「そうですね。立教4番の宇野とか、早稲田の相井(#51)、日体では1つ上の先輩に冨江さんがいて、1つ下には横江(#23)がいますね。関東に来ている人たちはそれぞれ頑張っているので、自分も負けないようにしたいです。高校の練習はキツかったんですが、それが今になってすごく生きています!」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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