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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.05.31 (Sat)

関東大学トーナメント 5/31準決勝 法政大VS慶應義塾大

法政大94(30-17,18-20,27-25,19-18)80慶應義塾大
080531nobuhira.jpg「頑張った試合の後がだめなのは、次の試合に向けて修正できていないということ。そこがまだ成長できていないところ」と慶應大・佐々木HCがバッサリ切ったが、相手が法政大だったのも運が悪かったというべきだろう。
一発勝負に強い法政大は試合巧者だ。主力は高校時代はおろか、それより前からも全国の一線で戦ってきた経験値を持つ選手たち。準決勝という舞台でまだ安定感に欠ける慶應大のどこをつけばいいのか、精神的優位に立っている。
試合の序盤、#39梅津(4年・C)がその役目を担った。#7岩下(2年・C)の裏をついて連続でシュートを決めると流れは一気に法政大の方へ傾いていった。懸命に立て直しをはかる慶應大は#12小林(3年・G)がファールトラブルに陥り、チームが満足に機能しないまま追う展開。粘りは見せたが届かず、念願の決勝進出とはならなかった。一方法政大は2005年、2006年に続く決勝進出。トーナメントに強い法政を見せつける格好となった。
写真:ダンクにいく法政大・信平。

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■GAME REPORT■
080531tanoue互いに気にしたのは試合の入り。#39梅津は電鉄杯で#7岩下にやられたことを思い浮かべていたというが、今度は梅津が岩下の裏をかいた。3連続でシュートを決めるとフリースローも獲得、開始2分で梅津だけで8点を稼いだ。ディフェンスの裏をついて簡単に得点を許す展開に、#7岩下の入りが良くないと感じた慶應大は#19酒井(2年・F)に交代させるが、機動力でも法政大に押される。#5神津(3年・C)のバスカン、#23信平(3年・F)の3Pと両エースに立て続けに得点を許してしまう。法政大は#64佐々木(4年・PG)がコントロール。東海大と異なり、ディフェンスでも当たってこない法政大相手に、慶應大はディフェンスで対応できず簡単に裏をかかれてしまう展開が続く。しかも慶應大は#12小林が1Q残り3分でファール3つと不運な展開。法政大はその隙にあっさり得点を重ね、慶應大は#7岩下がゴール下を狙っていくものの、ことごとくリングに嫌われ、ターンオーバーを許す結果となってしまった。

30-16とダブルスコアに近い得点から、2Qを修正したい慶應大。#12小林の3Pで波に乗りたいところだが、法政大も#23信平のミドル、#91落合(3年・PF)がフェイクからシュートを決め、追撃を許さない。慶應大はディフェンスで粘る。再三のルーズボールからなんとかオフェンスをつないでいくが、ミスで得点にはつながらない。法政大もミスはあるが速攻、合わせも決まり、慶應大に詰めさせない。2Q残り4分半、慶應大は#12小林がなんと4ファール。苦しくなるが#7岩下のリバウンドから#13田上の速攻、#19酒井の3Pなどでなんとか11点差にもどして前半を終える。

080531sasaki.jpg3Qは互いに3P合戦となった。インサイドで機能しない慶應大は外から打つ格好となり、法政大もそれに応えるかのように3Pで応酬する。法政大は5本、慶應大は6本のスリーポイントの撃ち合い。しかし勝負としては大味でゲームをしているとは言い難い状況。結局入れ合いの結果差は13点に開き、4Qに入った。

4Qに入っても慶應大の3Pが続く。#12小林、#16二ノ宮(2年・G)、再び小林が続き、差は6点。岩下が触ったボールから#13田上につなぎ、続いてミドルシュートも田上が決めると差は4点まで詰まった。そこから慶應大が#7岩下の活躍で何度も法政大からターンオーバーを奪い、気迫を見せて残り3分で4点差にまで迫った。だが、この勝負どころで法政大は#5神津がポストで得点、更に#64佐々木の3Pで意表をつくと、#39梅津が#5神津からアシストパスを受けて簡単に決め、再び差が開いてしまう。慶應大は#12小林が突破口を開こうとするが、これが空転、少しでも詰めたいところを逆に3つ目のオフェンスファールを吹かれて5ファール退場。そのままファールゲームとなるが、法政大が余裕で逃げ切り、決勝進出を決めた。慶應大は追い上げたが全て法政大の手の中といったところだった。大舞台で役者としては法政大が一枚上、そう感じさせる一戦だった。


◆#39梅津啓介(法政大・4年・C)
080531umetu.jpg24得点は神津と並ぶチームハイ。
慶應大のディフェンスの穴から易々と得点を重ねた。
梅津がのびのびできるということは法政大のオプションも増えるということになる。決勝での出来が楽しみだ。


-今日はシュートがよく入りましたね。
「良かったですね。彼は大きいので一発目から思い切り打とうと思っていました。うちは誰が打てとかそういうのはないので、当然みんな狙っているし、今日はたまたま僕のところが空いたのでああいう感じになったと思います」

-準々決勝の専修戦では少しゆるいゲームだったと思いますが、今日に臨む気持ちとしては?
「僕自身は京王杯の時に慶應とやって、出だしで20点差ぐらいつけられたんですよ。途中追いついたんですけど、結局出だしと同じような点数で最後は負けてしまったので、出だしをしっかりすればそのままいけるんじゃないかなと。僕自身は特に出だしだと思っていました。それがうまくいって良かったです」

-慶應大も4点差にまで詰めてきましたが、追いついてくるというのは予想していましたか?
「相手も強いので、もちろんそれはあります。そこで20点とかもっと離せなかった僕らも悪いかなと。抜いた訳じゃないけど気が抜けてしまった感があります。僕自身も軽いプレーをしてファールをもらってしまったので、そういうのはなくしたいなと思います」

-決勝進出ですね。
「1年生と2年生とこの関東トーナメントでは決勝に来られて、今回で3回目。法政に入って良かったです(笑)」

-電鉄杯ではまだまだできていないのかなと感じさせられましたが、1ヶ月で何か変化したというのはありますか?
「何が変わったのかな。あまり変わってないとやっている自分たちでは思いますけど。でも神津も信平もこういう舞台では強いし、頼りになりますね」

-梅津選手も良くなっていると感じます。落合選手が途中出場という余裕もあるし。
「僕自身はその日の調子で、落合はコンスタントにやれる。そこでの使い分けが作戦と言えますね」

-青学大相手にリベンジをしたいとか、そういう気持ちはありますか?
「別にないです。(筑波大と)どちらでもいいし、どっちが来てもやらなくてはならないものなので」

-明日の決勝は。
「明るく愉快に元気よく、そんな感じで法政らしく頑張ります(笑)」


080531kozu.jpg
法政大・神津は24得点8リバウンドでチームハイのスコア。積極的にドライブを重ねて得点を稼いだ。


080531sakai.jpg
慶應大・酒井は上手いところも見せたが、マッチアップの法政大・信平もまた驚異的な身体能力でボールに絡んだ。


080531ninomiya.jpg
法政大・佐々木とのミスマッチもあり苦しんだ二ノ宮。2番の点取り屋から点も取れるPGへ脱皮をはかるため、まだまだ高いレベルを要求されるだろう。

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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