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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.05.29 (Thu)

関東大学トーナメント 5/29レポート

代々木第二体育館では残りのベスト4、4つの椅子をかけた戦いがあった。2部校3つが1部校に挑み、明治大と慶應義塾大がそれぞれアップセットを果たした。

國學院大73(25-18,14-29,20-31,14-27)105青山学院大
080529narita.jpg青学大の足が出ない。
普段なら既にいるはずの位置に選手が来ていない。走り込んでくるタイミングがワンテンポ遅れている。ちょっとしたトランジションの遅さが、青学大のプレーを落ち着かなくさせているような前半だった。その隙に乗じて國學院大は得点を重ね、1Qはリード。このまま前半を押しきりたい國學院大だったが、2Qにゾーンディフェンスをしかけられると得点が止まる。青学大は#5小林(3年・SG)がゴール下で連続得点するとようやくリズムに乗り、逆転。前半はなんとか8点リードで終えた。
そのまま後半は青学大ペース。國學院大はいい場面もあったが青学大の勢いを削ぐほどのプレーはできず最後は引き離されて試合終了。しかし#5成田(4年・CF)、#13村田(2年・F)、#8粟根(3年・F)など、主力の頑張りはリーグに向けて期待が持てる内容となるだろう。一方青学大は前日の拓殖戦でなんとか勝利を拾った格好。しかしまだ試合の内容としては課題が多い。次の順天堂戦も注目だろう。
写真:レイアップにいく國學院大・成田。國學院大はスタメン全員が2桁得点と、バランスよく加点した。
※青山学院大・小林高晃選手、國學院大・須永選手のインタビューは「続きを読む」へ。



中央大55(8-30,7-21,22-29,18-22)102明治大
080529nakano.jpg開始5分、22-2で明治大。この日の明治大は最初から集中していた。選手各々に勢いがあり、放つシュート次々とリングの中に吸い込まれていく。対する中央大はゴール下のみならず攻守の要である#18小野(3年・CF)を怪我で欠く苦しい状態。懸命にディフェンスをする姿は見えるものの、明治大の勢いは止まらない。ゴール下では#3金丸英悟(3年・PF)が得点を増産し、外からは#14金丸晃輔(2年・SG)が射抜く。面白いように得点が決まる明治大は前半だけで51点を奪う。対する中央大は明治大の勢いの前に完全にペースを乱され、15点に留まった。
「1から頑張ろう」とハーフタイムに指示があったという中央大。#19山田(2年・G)の連続得点で反撃開始かと思われたが、明治大#14金丸晃輔がその反撃の目を次々と摘んでいく。またディフェンスでは#6伊與田(4年・G)が大奮闘。隙あらばスティールを狙い、速攻に繋げた。明治大の勢いは留まるところを知らず、終わってみれば102-55で明治大が圧勝。ベスト8に駒を進めた。
写真:中野にディフェンスが集まり、思うようなプレーはさせてもらえない。小野1人の欠場で中央大のバスケができなかった。今後は全体のレベルアップも課題だ。
※明治大・伊與田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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◆#10小林高晃(青山学院大・3年・SG)
080529takaaki.jpg40点と青学大で一人気を吐いた。
100点ゲームは点数だけ見れば青学大の試合だ。
しかし今一歩乗り切れない印象がぬぐえないのも確かである。


―試合を振り返って。
「昨日から入りが悪いっていうのは課題だったので、ミーティングで訂正しようとは言っていたんです。もちろん今日も気持ちの面で入りを良くしようと思っていたんですけど、なんか体がついてこなくて…。出だしの内容は悪かったですね。ディフェンスが悪ければオフェンスも悪いという感じでしたし。後半はゾーンをして相手のシュートが落ちだしたところからリズムができていたので、比較的よかったとは思いますけど」

―どこか元気がない印象を受けるのですが。
「なんでですかね?やっぱり走れないってところが来ると思います。走っていれば流れも良くなって元気も出てくると思うんですけど、試合の流れが良くないのでなかなか声も出にくい感じになっちゃってて。だから元気がないという印象を与えてしまっているのかもしれません」

―この試合は渡邉選手が出たり下がったりというのが多かったように思えました。
「調子が悪いわけではないです。長谷川さんの考えなのでなんとも言えないです。昨日も結構内容が悪かったので、試合後に言われていましたし」

―自身の調子はいかがでしょうか?
「なんだか…シュートのタッチがいまひとつですね。今日は点取ってますけどほとんどゴール下ばっかりだったので。まあ、試合に応じて攻められるところで攻めることができたらそれでいいとは思っているんですけど。でも、タッチがよければ外からも打ちたいです」

―シーズンが始まってからずっとこのタッチが良くないのですか?
「試合によってですね。京王杯はあまりよくなかったですけど。京王杯が終わって李相佰で韓国に行ってからは結構調子良かったんですけど、今ちょっと下りなので。明日また練習あるので、そこでタッチとか修正できればいいと思います」

―1年生では洛南高校の後輩である辻選手が試合に出場していますね。
「うーん…もっとシュートとか狙っていっていいと思うんですよね。昨日もちょっとシュートが入っていなかったので、そこでちょっとビビっちゃったのか、今日もあまりシュートを狙う姿勢が見られませんでした。もっと自分の持ち味を出して欲しいですね。試合が終わってから『あまり調子がよくない』と言っていたので、ちょっとしたアドバイスはしました」

―明日は順天堂大と試合ですが。
「チームカラーとかもよくわからないので、試合前見るビデオで少しでも相手の特徴をつかめたらいいなと思います。チームとしては、うちはやっぱりディフェンスからリズムを作るチームなので、ディフェンスをやってオフェンスに繋げるっていう青学の元々のスタイルを出せたらいいと思います」


◆#4須永祐輔(國學院大・4年・G)
080529sunaga.jpgスタメンではないが、チームの主将としてチームの中心。
悔しい3部A落ちから今年は雪辱を誓う。
青学大との試合で得た物を秋に生かせるか。


―試合を振り返って。
「出だしはみんな動けててシュートも入っててよかったんですけど、後半に向こうに力負けしちゃったっていうか…。やっぱりいい時間を継続できないっていうか。頑張れる体力とかシュート力とかがちょっとなかったかなという気がしました」

―でも、あの青学相手にこの試合内容は自信になるのでは?
「そうっすね。去年からメンツも変わっていないし、チームワークという面では去年よりも成長しています。精神的にも絶対に『1年で2部に上がってやる』っていう気持ちが強いので、そういう面で今年に懸ける思いはかなりあります。トーナメントで1部の上位校とできたことは自信になりました。それに、こうして強いところとやれることは成長できるいい機会ってことで、今日はみんな一生懸命やってくれました」

―トーナメントまではどういった練習を?
「ひたすら走ったり、体作りをすることが多かったですね。トーナメントはあくまでも通過点。リーグで結果を残して入れ替え戦で2部に上がるっていうのが最終目標なので、長い目で見て練習を積んでいます。トーメントだからと意識して練習することはなかったですね。(ゾーンディフェンスは練習していたのですか?)ゾーンディフェンスは…結構即席な部分があるので…(笑)。というか、昨日の試合でゾーンをやったら相手がはまったので、俺らの中で『ゾーンは結構いけるかな』と思って今日もやってみました」

―次は秋のリーグ戦ですが、3部Aは大混戦ですね。
「関東学院、神奈川、駒澤とか強いところがたくさん(笑)。でも経験値としては、去年2部でやってきたっていう自信のようなものがあります。現段階で3部A1位ですけど、チャレンジャー精神を忘れずに頑張りたいです」

―今年の國學院大をどんなチームにしたいですか?
「國學院の基本は走ってディフェンスをするっていうところで、周りから見てて國學院って気持ちいいなって思えるように。礼儀とかもそうだし、ゲームにしてもアップにしても。バスケットのことだけじゃなくてその他の面でも大学生らしいチームにしていきたいです」



◆#6伊與田 俊(明治大・4年・G)
080529iyoda.jpg明治大の司令塔。
気迫溢れるディフェンスは今年も健在。
この試合では積極的に得点にも絡み、明治大大勝利のきっかけを作った。

―圧勝でしたね。
「昨日が全くダメだったので、今日は最初から飛ばしていきましょうということで。それが上手くいったと思います。上手くはまれば強いと思います」

―かなり走っているなという印象を受けました。
「多分、今年のチームは大きくて走れるっていうのが特徴だと思っています。まあ、走れなかったときに彼が(#14金丸晃輔選手)がやってくれるので、今日はそこら辺のバランスがよかったと思います。比較的走れましたし」

―昨年は得点面では金丸晃輔選手が群を抜いていましたが、今日の試合では分散していましたね。
「昨日は(金丸)晃輔に頼りきりになってしまってダメだったんです。これはいつも言っているんですが、もっと得点を分散させようと思っていて。だから僕も久しぶりに攻めました(笑)。高校時代に戻りました」

―高校といえば、安城出身の中野選手のことは意識しましたか?
「まあまあ。お互い頑張りましょうということで」

―インサイドは金丸英悟選手が中心となっているようですが。
「本当は駒水(#31)がインサイドっぽいんですけど。でも、金丸英悟はかなり頑張ってます。それにかなり走れる。今日もいいところでシュート決めてくれましたし、本当に助かります」

―キャプテンになって気持ちの面で何か変化はありましたか?
「キャプテンらしいキャプテンってやったことないんですよ。そもそも、全く(キャプテンに)なると思ってなかったし。言葉で色々言ったりっていうのは苦手なので、そこは野口君(#13)が言ってくれています。僕はプレーとか態度とかでいい背中を見せていければいいなと思います」

―次は日本大に勝って勢いに乗っている筑波です。
「筑波は強いですね。4年生がしっかりしているところは強いと思うので、今日と一緒で勢いで最初からいきたいと思います」

―ポイントとなる点はどこでしょうか?
「去年のインカレだけで言うと、(金丸)晃輔が止められたのでそこをどうするかですね。まあ、あの時は晃輔の体調が悪かったんですけど、一応止められて点が伸びなかったんで、今日みたいにしっかり分散して決めていければ勝てると思います」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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