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2020.01.15 (Wed)
【2019インカレ】4位・白鴎大インタビュー
「楽しい仲間の中心にいた」
主将の色がチームの色に
◆#2中川 綸(白鴎大・4年・主将・PG)

春のトーナメント戦優勝から始まったシーズン、けが人や台風などさまざまなアクシデントに見舞われた。それでもチームが下を向く様子は見られなかった。中川はそのカラーを牽引するのではなく、「中心にいる」と自身を表現した。春の結果から追われる存在ではあったが、余計な気負いが見られなかったのも、「楽しく」を大切にしている主将の色がいい方に向いたといえよう。バスケットボール人生はこれで一旦締めるという。あの勝負強いシュートやスピードのある速攻が見られないのは残念だが、ここまでの活躍で多くの人を楽しませてくれた。
―インカレを振り返って。
「胸を張れる結果だと思います。優勝を目指していた分悔しさはありますが、インカレ全試合を楽しく終えられたので良かったです。気持ちで負けたくなくて、うまい相手でも気持ちを全面に出すことができれば勝負になると思いました。その結果がついてきました」
―主将としての1年間はどうでしたか?
「自分はキャプテンらしい人間ではないので、周りに本当に助けられたと思います。他のチームの主将のように特別、まとめたりもしませんでした。楽しいチームメイトの中心にいるという感覚でやっていました。それが白鴎大の良さに繋がりました」
―中川選手は怪我でリーグ戦の終盤は欠場でした。チーム的にもさまざまなことがあったと思いますが、インカレまでの1カ月はどんな雰囲気でしたか?
「リーグが終わってからの雰囲気は良かったです。リーグ戦で悔しい思いをして、シェッハ(#75)のためにというのをキャッチフレーズにして、その想いでインカレまでみんなで頑張ったので、雰囲気は良かったですね」
―白鴎大の4年間を振り返って。
「自分は他の4年生と違って下級生からプレータイムをもらえるような選手ではなかったです。自分は3年生から試合に絡み始めたので遅くて、その分悔しかったんです。シンプルなのですが、オフのときに自主練をしたり陰ながら努力して、ようやく試合に出られて。4年間は苦しかったですね」
―次の新チームに一言お願いします。
「4年は抜けますが、3年生以下も試合に絡む選手は多いです。新入生もいい選手が入ってきます。優勝を狙えるチームになるので、頑張って欲しい気持ちはあります。でも絶対に優勝するぞという固いこととかは思わなくていいと思います。自分たちには自分たちのリズムがあるので。自分たちが掲げた目標に向けて努力すればいいと思うので」
―バスケットは続けられないということですが、ここまでのバスケット人生はどうでしたか?
「楽しかったです。コミュニケーション力やきつい思いをした時こそ、仲間との絆が生まれることを学びました。仲間の大切さもわからせてくれるスポーツだったと思います。白鴎大では、私生活もほとんどチームメイトと一緒です。コート以外でもよく話しましたし、遊びにもいきました。バスケットボール以外でも仲がいいのは、バスケにもいい影響を与えたと思います」
※星野選手、三浦選手のインタビュー、シェッハ選手のコメントは「続きを読む」へ。
※前田選手のインタビューはこちら
「白鴎大を選んで悔いはない」
伸ばしてもらった良さを次のステージで
◆#24星野曹樹(白鴎大・4年・PF)

攻守で体を張ったプレーでアグレッシブにボールに食らいつく。自身の武器を発揮し下級生の頃からプレータイムを得たことで、大学では李相佰杯代表やジョーンズカップの代表も経験した。高校までは目立つ活躍はなくても、努力次第で大学バスケットボールの世界で活躍できることを証明した選手の一人でもある。環境の変化もある中で経験を積み、色々なことを吸収していく姿から、年々スキルも精神面でも大きな成長が見えた。今までで最も考え、悩んだ4年間。この先の大きな舞台でも、活きるものがあるはずだ。
―インカレを振り返って。
「すごく楽しかったです。最後は専修大と大東文化大に負けてしまいましたが、白鴎らしく泥臭いプレーをして、いい盛り上げ方で最後負われたと思います。満足です」
―青山学院大戦は、まさに死闘でしたね。
「お互いの意地の張り合いでしたね。こっちも攻守で粘って、相手も強みを出してきました。1点が大切な戦いでした。勝ち切ることができたのは、チームとしても自信になりましたし良かったですね」
―4年生が全員でコートに立った最後の瞬間はどうでしたか?
「シェッハ(#75)がコートに立つたびに涙が出てきて。同期で最後試合に出られるのは、誇りですし、今後もいい思い出になると思います」
―4年生の1年間は色々なことがありましたね。振り返って。
「春のトーナメント制覇から始まり、『できるぞ』という気持ちが前に出すぎていたのはあったと思います。勢いのままリーグに入って、怪我人もいて、台風の被害にもあって。チーム的にも、メンタル的にもきつい部分はありました。でもそこで落ちていても、現状は何も変わらないです。だったら、自分たちが気持ちを切り替えて、一つひとつの試合に向き合っていこうと思いました。その結果、最後のリーグも2勝できて7位で終わることができました。インカレも負けたら終わりの戦いで、死闘でしたね。4年の意地とプライドを持って、しっかり最終日まで試合ができました。すごくいいチームでした」
―白鴎大の4年間はどうでしたか?
「楽しかったです。色んなことがありました。プレータイムが伸びなかったり、監督が変わったり。でも白鴎大を選んで後悔はないです。個人的には精神的に大人になれたことが大きな収穫でした。高校まではがむしゃらにプレーをして、常にアピールをすることが多かったのですが、大学は悩んで考えてプレーをするという面で、人というより周りに合わせようという気持ちが強くなりました。進歩できたと思います」
―高校時代は誰もが知る有名選手という存在ではなかったと思いますが、白鴎大の4年間でプレーにも磨きがかかりましたね。
「2年生の時までにお世話になった落合監督が自分のいいところを伸ばして、拾ってくれました。練習の内容から、いいところを最大限活かしてくれたんです。自分はアグレッシブにプレーをするところを評価してくれました。疲れたからディフェンスしない、走らないというのは試合に出ている以上言い訳にしかなりません。練習から積極的に走って、リングにアタックする姿勢を見てもらえたことで、2年生からスタートで使ってもらうことができたと思います。4年生の集大成として、結果として表すことができたと思います」
―後輩に向けて。
「4年生は4年生のいいところがあって、ここまで結果が出ました。でも後輩は後輩の良い所があります。みんな違う良さがあるので。そういう所を網野さんに評価してもらって、下の代に負けないように、日本一になってほしいです」
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「良い時も悪い時も自分の仕事を」
共に最高のチームを作った同期への感謝
◆#32三浦 望(白鴎大・4年・SG)

3位決定戦で15点の活躍をみせ学生最後を飾ったが、シーズンを通して楽な時はなかったはずだ。シューターとしてスタメンで起用されるも、出場時間が伸び悩む期間もあった。それでもリーグ最終戦では最後のワンプレーで3Pのブザービーターを決め劇的勝利の立役者となった。あのシュートが入っていなければ7位はなく、インカレの組み合わせも変わっていて、最終日まで残ることはなかったかもしれない。腐らず、淡々とプレーをする姿の、頼もしい4年生だった。
―最後の試合のシュートは見事でした。インカレを振り返って。
「もちろん、優勝は狙っていました。負けてしまいましたが、怪我人、水害というアクシデントがあった1年間の中で、いい結果を出すことができたのは嬉しかったです」
―プレータイムがなかなか伸びないときもありましたが、4年生としての1年間はどうでしたか。
「プレータイムに関しては悩んでいました。でもベンチにいるときも、自分のやれることをやろうと考えていました。コートに立ったときは、いい時も悪い時もありましたが、どんな状況でも自分の仕事をやろうとしました」
―では白鴎大での4年間は。
「最初は落合監督(現B2仙台)に2年半お世話になり、網野さん(監督)に変わってから戦術もチームのルールもガラッと変わりました。環境の変化があるという意味で、かなり大変な代だったと思いますが、4年生がしっかりチームを引っ張って行けたと思います。前田(#77)、綸(#2中川)が中心で、それに自分がついていくという感じでしたので、同期には感謝です」
―後輩に向けて一言お願いします。
「来年は4年生がかなり少なくなります。大変だと思いますが、荒谷(#23)という中心選手もいますし、下級生もかなり能力も技術もある選手が多いです。チームが噛み合えば、いい結果を出せると思います。バラバラにならず、チームとして一つになって、頑張って欲しいです」
-----------------------------

◆#75ディオップ マムシェッハ イブラヒマ(白鴎大・4年・C)
「4年生と最後にコートに立つことができて本当に良かったです。けがしたときは、試合に出られないことは悔しかったし、チームもどうなるか不安だったと思います。でも自分がいなくても頑張ってくれてよかったです。ダンクシュートも決められて良かったです。トーナメント戦の優勝が一番良かった。でもこれからリハビリをして、次のステップで頑張ります」

主将の色がチームの色に
◆#2中川 綸(白鴎大・4年・主将・PG)

春のトーナメント戦優勝から始まったシーズン、けが人や台風などさまざまなアクシデントに見舞われた。それでもチームが下を向く様子は見られなかった。中川はそのカラーを牽引するのではなく、「中心にいる」と自身を表現した。春の結果から追われる存在ではあったが、余計な気負いが見られなかったのも、「楽しく」を大切にしている主将の色がいい方に向いたといえよう。バスケットボール人生はこれで一旦締めるという。あの勝負強いシュートやスピードのある速攻が見られないのは残念だが、ここまでの活躍で多くの人を楽しませてくれた。
―インカレを振り返って。
「胸を張れる結果だと思います。優勝を目指していた分悔しさはありますが、インカレ全試合を楽しく終えられたので良かったです。気持ちで負けたくなくて、うまい相手でも気持ちを全面に出すことができれば勝負になると思いました。その結果がついてきました」
―主将としての1年間はどうでしたか?
「自分はキャプテンらしい人間ではないので、周りに本当に助けられたと思います。他のチームの主将のように特別、まとめたりもしませんでした。楽しいチームメイトの中心にいるという感覚でやっていました。それが白鴎大の良さに繋がりました」
―中川選手は怪我でリーグ戦の終盤は欠場でした。チーム的にもさまざまなことがあったと思いますが、インカレまでの1カ月はどんな雰囲気でしたか?
「リーグが終わってからの雰囲気は良かったです。リーグ戦で悔しい思いをして、シェッハ(#75)のためにというのをキャッチフレーズにして、その想いでインカレまでみんなで頑張ったので、雰囲気は良かったですね」

「自分は他の4年生と違って下級生からプレータイムをもらえるような選手ではなかったです。自分は3年生から試合に絡み始めたので遅くて、その分悔しかったんです。シンプルなのですが、オフのときに自主練をしたり陰ながら努力して、ようやく試合に出られて。4年間は苦しかったですね」
―次の新チームに一言お願いします。
「4年は抜けますが、3年生以下も試合に絡む選手は多いです。新入生もいい選手が入ってきます。優勝を狙えるチームになるので、頑張って欲しい気持ちはあります。でも絶対に優勝するぞという固いこととかは思わなくていいと思います。自分たちには自分たちのリズムがあるので。自分たちが掲げた目標に向けて努力すればいいと思うので」
―バスケットは続けられないということですが、ここまでのバスケット人生はどうでしたか?
「楽しかったです。コミュニケーション力やきつい思いをした時こそ、仲間との絆が生まれることを学びました。仲間の大切さもわからせてくれるスポーツだったと思います。白鴎大では、私生活もほとんどチームメイトと一緒です。コート以外でもよく話しましたし、遊びにもいきました。バスケットボール以外でも仲がいいのは、バスケにもいい影響を与えたと思います」
※星野選手、三浦選手のインタビュー、シェッハ選手のコメントは「続きを読む」へ。
※前田選手のインタビューはこちら
[続きを読む]
------------------------------「白鴎大を選んで悔いはない」
伸ばしてもらった良さを次のステージで
◆#24星野曹樹(白鴎大・4年・PF)

攻守で体を張ったプレーでアグレッシブにボールに食らいつく。自身の武器を発揮し下級生の頃からプレータイムを得たことで、大学では李相佰杯代表やジョーンズカップの代表も経験した。高校までは目立つ活躍はなくても、努力次第で大学バスケットボールの世界で活躍できることを証明した選手の一人でもある。環境の変化もある中で経験を積み、色々なことを吸収していく姿から、年々スキルも精神面でも大きな成長が見えた。今までで最も考え、悩んだ4年間。この先の大きな舞台でも、活きるものがあるはずだ。
―インカレを振り返って。
「すごく楽しかったです。最後は専修大と大東文化大に負けてしまいましたが、白鴎らしく泥臭いプレーをして、いい盛り上げ方で最後負われたと思います。満足です」
―青山学院大戦は、まさに死闘でしたね。
「お互いの意地の張り合いでしたね。こっちも攻守で粘って、相手も強みを出してきました。1点が大切な戦いでした。勝ち切ることができたのは、チームとしても自信になりましたし良かったですね」
―4年生が全員でコートに立った最後の瞬間はどうでしたか?
「シェッハ(#75)がコートに立つたびに涙が出てきて。同期で最後試合に出られるのは、誇りですし、今後もいい思い出になると思います」
―4年生の1年間は色々なことがありましたね。振り返って。
「春のトーナメント制覇から始まり、『できるぞ』という気持ちが前に出すぎていたのはあったと思います。勢いのままリーグに入って、怪我人もいて、台風の被害にもあって。チーム的にも、メンタル的にもきつい部分はありました。でもそこで落ちていても、現状は何も変わらないです。だったら、自分たちが気持ちを切り替えて、一つひとつの試合に向き合っていこうと思いました。その結果、最後のリーグも2勝できて7位で終わることができました。インカレも負けたら終わりの戦いで、死闘でしたね。4年の意地とプライドを持って、しっかり最終日まで試合ができました。すごくいいチームでした」

「楽しかったです。色んなことがありました。プレータイムが伸びなかったり、監督が変わったり。でも白鴎大を選んで後悔はないです。個人的には精神的に大人になれたことが大きな収穫でした。高校まではがむしゃらにプレーをして、常にアピールをすることが多かったのですが、大学は悩んで考えてプレーをするという面で、人というより周りに合わせようという気持ちが強くなりました。進歩できたと思います」
―高校時代は誰もが知る有名選手という存在ではなかったと思いますが、白鴎大の4年間でプレーにも磨きがかかりましたね。
「2年生の時までにお世話になった落合監督が自分のいいところを伸ばして、拾ってくれました。練習の内容から、いいところを最大限活かしてくれたんです。自分はアグレッシブにプレーをするところを評価してくれました。疲れたからディフェンスしない、走らないというのは試合に出ている以上言い訳にしかなりません。練習から積極的に走って、リングにアタックする姿勢を見てもらえたことで、2年生からスタートで使ってもらうことができたと思います。4年生の集大成として、結果として表すことができたと思います」
―後輩に向けて。
「4年生は4年生のいいところがあって、ここまで結果が出ました。でも後輩は後輩の良い所があります。みんな違う良さがあるので。そういう所を網野さんに評価してもらって、下の代に負けないように、日本一になってほしいです」
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「良い時も悪い時も自分の仕事を」
共に最高のチームを作った同期への感謝
◆#32三浦 望(白鴎大・4年・SG)

3位決定戦で15点の活躍をみせ学生最後を飾ったが、シーズンを通して楽な時はなかったはずだ。シューターとしてスタメンで起用されるも、出場時間が伸び悩む期間もあった。それでもリーグ最終戦では最後のワンプレーで3Pのブザービーターを決め劇的勝利の立役者となった。あのシュートが入っていなければ7位はなく、インカレの組み合わせも変わっていて、最終日まで残ることはなかったかもしれない。腐らず、淡々とプレーをする姿の、頼もしい4年生だった。
―最後の試合のシュートは見事でした。インカレを振り返って。
「もちろん、優勝は狙っていました。負けてしまいましたが、怪我人、水害というアクシデントがあった1年間の中で、いい結果を出すことができたのは嬉しかったです」
―プレータイムがなかなか伸びないときもありましたが、4年生としての1年間はどうでしたか。
「プレータイムに関しては悩んでいました。でもベンチにいるときも、自分のやれることをやろうと考えていました。コートに立ったときは、いい時も悪い時もありましたが、どんな状況でも自分の仕事をやろうとしました」

「最初は落合監督(現B2仙台)に2年半お世話になり、網野さん(監督)に変わってから戦術もチームのルールもガラッと変わりました。環境の変化があるという意味で、かなり大変な代だったと思いますが、4年生がしっかりチームを引っ張って行けたと思います。前田(#77)、綸(#2中川)が中心で、それに自分がついていくという感じでしたので、同期には感謝です」
―後輩に向けて一言お願いします。
「来年は4年生がかなり少なくなります。大変だと思いますが、荒谷(#23)という中心選手もいますし、下級生もかなり能力も技術もある選手が多いです。チームが噛み合えば、いい結果を出せると思います。バラバラにならず、チームとして一つになって、頑張って欲しいです」
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◆#75ディオップ マムシェッハ イブラヒマ(白鴎大・4年・C)
「4年生と最後にコートに立つことができて本当に良かったです。けがしたときは、試合に出られないことは悔しかったし、チームもどうなるか不安だったと思います。でも自分がいなくても頑張ってくれてよかったです。ダンクシュートも決められて良かったです。トーナメント戦の優勝が一番良かった。でもこれからリハビリをして、次のステップで頑張ります」

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