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2020.01.15 (Wed)

【2019インカレ】プレイヤーズインタビュー#34盛實海翔(専修大・4年)

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4年間、努力し続けたて見せた成長は
次のステージに続く確実な糧に


◆#34盛實海翔(専修大・4年・主将・SG)

2年連続のインカレ準優勝。立ち上がりから筑波の勢いが勝った展開となり、専修大にとっては2年連続であと一歩が足りない結果となった。

盛實:チームとしての完成度というのが筑波の方が高くて、自分たちも気持ちの部分では負けたくないのでアグレッシブに戦っていった部分はあったんですけど、一つのプレー、ルーズボールやリバウンドで、自分たちよりも筑波の方が上回っていた部分が多かったです。かなり高い確率でシュートを決められて、自分たちのリズムがなかなか掴めない状態で、最後まで相手のリズムのまま持っていかれたというのが今日の印象です。筑波はディフェンスとそこからのブレイクということを得意にしているチームなので、そこは対応しようと話していたんですけど、自分たちのリズムが段々悪くなっていってしまいました。試合の入りというのが全てだったのかなと思います。

さらに、センターの井上のスリーポイントにやられたことなど、詰めの甘い部分で「それに対応しきれなかった自分たちの弱さ」と、完敗を認めた。

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表彰式では普段はあまりネガティブな部分を顔に出さない盛實の顔も、ずっと硬いままだった。ただ、確かに勝負には破れたが、今年の専修大にそれまではなかなか発揮しきれなかった粘りが、1年を通じて見られたことを忘れてはならない。それぞれの選手が持つ能力は高いものの、集中力の持続が課題と言われてきた専修大。だが、劣勢になったときも、そこであきらめずに持ち味の攻撃力を武器に粘る姿が、今年は何度も見られた。その姿勢はベスト8がかかった戦いで昨年のチャンピオン東海大相手の大逆転につながり、決勝でも4Qは22-26と、筑波大を上回る点数を叩き出して最後までハードにプレーし続けた。そして、盛實が声を出し続けてチームの気持ちを引き締めた。

盛實:相手にリードされて追う展開が続いて、でもこれまでの経験もあるので、自分から仲間に大丈夫だと声をかけていきました。自分たちの気持ちを切らさないように頑張っていこうと。4年目の成長は何かと言われたら、気持ちの面で去年よりも今年の方が落ち着いてプレーできたことだし、周りに気を配って声をかけるということができたと思います。

個人的な精神面の成長を、彼も認め、チームも同じようなメンタルになってきていることは、リーグ戦でも語っていた。その一方で最後の壁をどう超えるか、それは来年への宿題になった。

盛實:去年も今年もチームを勝利に導けなかったというのは、自分自身の課題ですね。エースと言われてキャプテンにもなって、チームを引っ張っていく立場になった中で、そこで勝ちきれなかったのは、自分の弱いところかなと思います。

それでもこの4年間は盛實にとって成長の4年間だった。頭角を表したのは2年目の新人戦。勝負を決める大事なシュートを次々と沈めてエースシューターとして名乗りを上げると、その後は大学を代表する存在になり、特別指定選手として挑戦したBリーグでもその力を発揮して存在感を示した。周囲の人たちが寄せる期待も感じ取っていた。

盛實:色んな人から『頑張ってね』と言われるようになって、ここまで東海と白鴎を倒してきて、今まで負けてきたチームを背負ってもきたので、その分勝ちたいという気持ちはありました。


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彼がここまでになったのは、日々の努力の賜物だ。練習のあとも、オフの日も、この4年間練習を怠ったことはない、と彼にずっと付き合ってきた工藤学生コーチが言う。「彼がすごいのは能力ではなくて、努力です。1年間、ほぼ365日、自主練習をしないという日はほとんどなかったし、あれだけ練習をしたからこそ、劇的なシュートも、3P王も当たり前」だと太鼓判を押す。そんな努力を、盛實は自分のためであり、チームに示すためでもあると言う。彼の練習は彼自身を大きく飛躍させただけではなく、チームも変えていった。

盛實:チームの中で、自分がシュートを打つ場面は多いです。勝つためには練習してシュートを打つしかないと思っています。それに、自分がそれなりにやってないとチームの選手たちも納得してくれないと思うから、普段の練習の必要性は感じます。チームを引っ張るエースという立場でやらせてもらっているのだから、練習で見せないといけない。だから日頃から頑張ってやっていましたね。

自分が1年のときは実は各人での自主練習の光景があまりなかったんですが、今は2年や3年も積極的に練習が終わったあとに練習をする姿が見られますね。今はみんながやろうとしている。自分が見せてきたことで、いい方向に変わってきているんだなと思いますし、それが2年連続準優勝にもつながりました。そんな大きなことをやったという意識はないけれど、自分としてはやることをやったのかな、そう思います。これが来年につながって欲しいですね。


学生バスケとして最後の取材を受ける頃には表彰式での硬さは消え、いつもの彼に戻っていた。聞かれたことによどみなく答え、取材終わりには一礼を欠かさない。最後には彼のもう一つのキーワードでもあった「楽しさ」も口にし、さまざまなことがあったけれど楽しい4年間であった、と大学での時間を締めくくった。彼にとってこれで大学でのバスケは終わった。そしてもう、次の扉の先への準備はできている。4年間、やれることはやってきた。次はプロの世界で、今度こそ頂点を取りに行く。


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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