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2019.12.14 (Sat)

【2019インカレ】12/14 専修大VS白鴎大(準決勝)

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白鴎大は粘りを見せて追い上げるが
専修大が余力を持って2年連続決勝進出


191215bra.jpg 立ち上がりは硬い内容となった。専修大はターンオーバーが、白鴎大はファウルが込む内容となってなかなかスコアが動かない。#46寺澤(2年・SF)、#12西野(3年・SF)がコツコツとフリースローを決めていく専修大に対し、白鴎大は#23荒谷(3年・PF)、#2中川(4年・PG)のジャンプシュートで返していくが、全体的には重たい展開が続いた。#12西野がゴール下での得点を重ね、1Qは専修大が4点のリードとなった。

 この状況が2Qは一転。専修大#34盛實(4年・SG)のレイアップを皮切りに、今度は点の取り合いの様相となった。白鴎大は#52ブラ(2年・C)のバスケットカウントに#3板橋(3年・PG)も難しいシュートで続き、一旦は1点差にまで詰め寄る。しかしここから専修大は#12西野が連続得点を決め、#30アブ(4年・C)のブロックショットも飛び出し、抜け出しに成功。対照的に白鴎大は24秒オーバーも出て無得点の時間が続いた。専修大は#28野﨑(2年・SG)が技ありのランニングショットでこの日ここまでで最大の12点差とする。しかし白鴎大は#52ブラが2連続で3Pを決め、これで息を吹き返した。#30アブの高さに苦しんでいた#77前田(4年・F)もフックを決めてじわりと詰め寄る。最後は#2中川の3Pも決まり、6点ビハインドに挽回して前半終了となった。

 ハーフタイム後、専修大はいきなり#34盛實の3Pが炸裂。白鴎大の気勢を削ぎにかかる。しかし、この直後にベンチテクニカルを吹かれ波に乗り切れず、さらに#23キング(2年・SG)も3ファウル目に。ここから流れは白鴎大に傾き、#2中川や#77前田が奮闘を見せて再度迫る。専修大は沈黙を打破できず、5分過ぎに#2中川に3Pを決められ遂にリードが入れ替わった。畳み掛けたい白鴎大だが、直後に#52ブラが立て続けにファウルを犯してしまう。専修大は#30アブがムードを変えるダンクを披露。これで流れを取り戻した。#30アブのゴール下、直後に交代した#0ケイタ(1年・C・日体大柏)の3点プレーなどで、一気に点差を拡大。最後は#12西野がバスケットカウントでこのQを終え、これで白鴎大は#24星野(4年・PF)が4つ目に追い込まれる。

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 4Qに入るとあろうことか#77前田も4つ目を吹かれて苦しい白鴎大。それを尻目に専修大は#12西野の3Pもあり安全圏のリードに。白鴎大も粘りを見せるが、最後はフリースローも決めきれないなどでチャンスを活かしきれず。76−60とした専修大が、2年続けての決勝進出を決めた。

 重たい序盤となった両者だが、アブの高さを活かしつつ相手の攻撃の芽を摘み取り、野﨑や西野らが、流れを得た時間帯で持ち味を発揮した専修大に分があった。決勝の舞台は昨年に続けてとなるが、1年前は東海大に屈した。借りを返す貴重なチャンスを無駄にするわけにはいかない。

 4年生が多い今年の白鴎大は、負傷したシェッハの分も、という意気込みを強く見せながらここまで勝ち進んできた。この日は何度も劣勢に立たされながら、その都度反発心を示し、執拗に専修大に食い下がった。3位決定戦に進むこととなるが、最後まで結束し、笑顔でシーズンを締めたい。

写真上:インサイドでは苦戦したが、アウトサイドでつないだ白鴎大・ブラ。
写真下:速攻を決める専修大・寺澤。豪快に決めた。

※専修大・西野選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「昨日の勢いからそのままプレーできた」
いなくてはならない、唯一無二の存在に


◆#12西野 曜(専修大・3年・SF)

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波に乗っていた白鴎大を破り、2年連続で決勝進出を果たした専修大。シーズンを通して西野の存在は不可欠だったが、この試合もチームの中では最も長い33分の出場で21得点8リバウンドの活躍。前半からシュートレンジの幅を活かし、多様なプレーを見せた。試合後はホッとした表情を浮かべたと同時に、昨年の準優勝の悔しさを思い出した様子。今年こそのリベンジを胸に、最後の戦いに挑む。


-決勝進出を決めました。今の気持ちを。
「去年、決勝で負けて準優勝でした。悔しい形で終わったので、今年こそは優勝してやるという気持ちでいっぱいです」

-昨日の東海大戦は入りが悪かったですが、立て直しましたね。
「緊張していましたね。みんなから緊張しなさそうと思われていますが、実は緊張しがちです。でも海翔さん(#34盛實)やフィリップさん(#30アブ)という得点源の調子が良くなり、それに自分も乗っかりました。それで吹っ切れましたね。後半いい形でいきましたね」

-そのいい流れを、今日発揮できましたね。
「そうですね、昨日の流れのままいきましたね。東海大戦ほどのプレッシャーはなくて。一つの山場を超えたので、あとは自信を持って戦えました」

191215nisino.jpg-今日は10点差がつきましたが、西野選手はあまり休みがありませんでした。
「そうですね。海翔さんは少し休んでいました。明日のためだと思いますが。自分はまだ若いので、頑張りました。休めないのは自分でもわかっているので」

-白鴎大戦にはどんな対策をしていたのでしょうか?
「トランディションで、速い展開から流れを持っていくのが白鴎大です。ガード陣が、早くピックアップをして相手がスピードに乗らせないように意識して、ハーフコートバスケットに持ち込めばスローダウンするだろうと。プラン通りできたと思います。ハイスコアのゲームにはならなかったので、体現できました。自分たちのペースでした」

-明日は決勝です。(インタビュー時は大東文化大と筑波大の試合中)
「ここまでこれば優勝しかないので、チームを一つにしてやっていきたいです。去年は出だしが良くなくて、入りが良ければ自分たちのペースになると思います。リラックスして頑張ります」



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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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