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第71回 全日本大学バスケットボール選手権大会
筑波大学が3年ぶり5回目の優勝

2019.12.11 (Wed)

【2019インカレ】12/11レポート(2回戦・Aコート)

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関西勢と九州1位が関東相手に奮戦
大東文化大と専修大はあわやの場面も


 インカレは2面での展開により、3日目にしてベスト8決定戦まで進んだ。AとCブロックの合計4試合が行われたAコートでは、大東文化大・専修大・東海大・日本大のすべて関東チームが勝ち上がった。地方勢は関西1位の京都産業大と関西2位の近畿大が関東上位を脅かす試合を展開するも破れたが、昨年よりも差のない戦いとなり、関西勢のレベルアップを感じさせた。九州共立大も途中まで東海大に接戦を演じた。唯一の関東対決となった日本大と早稲田大は日本大が高さと攻撃力で逃げ切った。



互いに外が当たらない中で日本大#10杉本が得点を牽引

191211matuwaki.jpg 劇的な試合で1回戦を勝ち上がった早稲田大日本大と対戦。両者固い出足だが日本大は#60黒田のシュートが決まり、インサイドでは#0シェイク(3年・C)の高さが活きる。早稲田大は外打ちが多く、これが決まってこない。11―17で1Q終了。2Q、#0シェイクが2つ目のファウルを犯し、ベンチへ下がる時間もあったが、#14松脇(4年・SG)がフリースローを得るなどして前半は22―32と日本大がリード。

 後半3Q、両者ここまでほとんどアウトサイドが当たっていないが、早稲田大は#12土家(1年・PG・福大大濠)、#41小室(3年・C)、#14柳川(3年・SG)の3Pがようやく当たり、残り3分3点差に詰め寄った。日本大はかろうじてリードを守って4Qに入ると、#10杉本(3年・SG)にようやく当たりが来る。さらに杉本は切れ込んでファウルももらっていき、流れを取り戻す。早稲田大はオフェンスが単調になってしまい、シュートが決まらない。日本大も爆発的は点数が伸びなかったがリードを守りきり51―67。ベスト8へ進んだ。

写真:3Pが当たらない中、松脇がフリースローを8/11と高確率で決めていった。



近畿大は逆転するもファウルトラブルが響く

191211pp.jpg 1Qは近畿大のリードから入った。専修大はすぐに立て直し、2Qに入ると一気に引き離して専修大らしいハイスコアとなり、前半は40-30。3Q、そのまま10点ほどのリードの専修大だが、近畿大は#24今村(4年・PF)がフリースローを得ていくと追い上げ、#36榎田(3年・PF)の3Pが決まると開始3分で2点差に。専修大はタイムアウトで流れを切る。専修大は#12西野(3年・F)のリバウンド、#23キング(2年・SG)のレイアップなど高い身体能力から再び差を広げていく。近畿大は#13渡辺(3年・SG)がオフェンスリバウンド、合わせを見せて再び追い上げ、さらに#24今村のドライブからパトリックへの合わせで残り1分半に逆転。さらに#24今村のバックドアが決まり55―59と近畿大4点リードで4Qへ。

近畿大の流れで入った4Q、#9パトリック(2年・C)がタップを押し込み#24今村のジャンパーで6点のリードまで広げた。しかしここから#9パトリックが連続ファウルを犯してしまい、ファウルアウト。続けて抜群のアタックを見せていた#13渡辺もファウルアウトとなり、近畿大は一気に崩れてしまった。専修大は#46寺澤(2年・SF)で逆転、#30アブ(4年・C)などインサイドの強みを生かして点差をつけると、61-89。専修大が際どい勝負を最後は制した。

写真:16点17リバウンドのパトリック。ファウルは相変わらず課題だが、昨年よりも成長した姿を見せてくれた。



ガードの個人技が光る九州共立大が東海大相手に健闘

191211nishida.jpg 東海大は九州1位の九州共立大と前半から接戦を展開。九州共立大はディフェンスではゾーンを織り交ぜ、オフェンスでは#3奥田(3年・PG)、#11久保田(4年・G)のツーガードがゲームを引っ張っていく。東海大は#19西田(3年・SG)が好調で3Pを沈めていき、接戦からじわりと抜け出す33-24で前半終了。

 後半、東海大は#11大倉颯太(2年・G)、#19西田が立て続けにアウトサイドを沈めると一気に差がついた。九州共立大は得点が伸びず苦しいが、#11久保田が1対1を仕掛け、3Pを決めては苦しい場面を何度も盛り上げる、東海大は#1大倉 龍之介のアウトサイド、アシストも通るなど、追い上げさせない。九州共立大は最後に#24ハッサン(3年・C)が#23佐土原(2年・PF)をブロックも見せた。3Qを40―53で終了して入った4Q、東海大のリードは15点ほどと大きいが、九州共立大も#11久保田の1対1、#24ハッサンもゴール下で粘る。だがアウトサイドが好調に決まり続けた東海大が54-74と20点差に広げて勝利した。

写真:5本の3Pを沈めた西田が20得点。今大会はずっと好調だ。



京都産業大は4Qに追い上げ、僅差で大東文化大に敗北

191211sanbu.jpg 第1シード大東文化大に挑んだ関西1位の京都産業大は、一時20点近く離される展開の中、最終Qで猛追する粘り強さを見せた。

 1Qは互いに競り合う展開となったが、京都産業大はゾーンで大東文化大の足を止め、後に#24大庭(4年・SG)が3Pを沈めて15-17とリード。2Qもゾーンは継続でリードを守る。しかし大東大は#15モッチ(4年・C)が中へ入り、#12中村拓人(1年・PG・中部第一)が絶妙なレイアップを決め、#2飴谷(3年・SG)のフリースローで残り4分半で逆転。その後も#2飴谷から#15モッチへのアシスト、#2飴谷の3Pも決まって一気に抜け出し、37−24で前半終了。

 3Q、大東大は#15モッチ、京都産業大は#23サンブが加点していくが、アウトサイドのシュートがよく決まった大東大が62-45として4Qへ。すると、大東大はリードを守っているが、京都産業大も#24大庭のシュート、#10上田(2年・SF)のドライブで攻め、ゴール下では#23サンブ(2年・C)が長い手を活かして#15モッチをかいくぐってシュートを決めていく。大東大の得点が止まる一方、京都産業大は#90北條(2年・PG)の3Pで差を一桁にすると、そこからも得点が続いて、残り2分半に#24大庭の3Pで68-64。大東大は#15モッチ、#34中村浩陸で返していくが京都産業大は#90北條のフローター、#38リンダー(4年・PF)の3Pも決まり、あわやという展開に。しかし大東大も#25高木のフリースローで安全圏に脱すると79-74で試合終了。京都産業大の追い上げを受けつつも、ベスト8へ進出を決めた。

写真:モッチの顔を抱えるような形でサンブがレイアップ。瞬発力が高く、モッチとは反対のスタイルをうまく活かしたプレーが光った。


※次のインタビューは「続きを読む」へ。
早稲田大・桑田選手、髙阪選手
近畿大・今村選手
九州共立大・久保田選手
京都産業大・リンダー選手



[続きを読む]

【INTERVIEW】

「浮き沈みは多かったけれど、人として成長できた」
下級生たちのためにやるべきことをこなした1年


◆#39桑田裕平(早稲田大・4年・SF)

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伸びやかなプレーが特徴で、下級生時にはレイアップや速攻で見せることも多かった。しかし最上級生になった今年は、熱く勢いある後輩たちのために、一歩引いて自由にプレーさせられる環境作りを心がけた時間だった。つい他に目が行きがちになるが、よく見ればディフェンスや見えない部分での貢献で、チームを活かそうとしている動きが目に入ってきた。メンバーが少ない中で戦い、入れ替え戦に行き、苦しい1年だったが1部に残留したことは早稲田にとって大きな意味がある。そして、そのために努力してくれた偉大なキャプテンがいたことも。


―日本大との試合はいかがでしたか。
「自分たちが準備をしてきたことをディフェンスの面ではしっかり成功して、ゲームプラン通りにはできていました。自分たちがやるべきことをやるというのは、徹底して40分できました。その上での結果だったので悔いはないです。自分はこの先はないので、意外とすっきりしたというか、やりきったと思います」

―外がもう少し入れば違っていたかもしれませんね。
「昨日と違ってなかなか当たらなかったですね。それで苦しい戦いを強いられました」

―キャプテンとして、今年は4年も少ない中で何を考えていましたか?
「4年が少ないだけではなく、そもそも試合に絡んでいる選手が少ない状況でやらなければいけなくて。でも下級生はとても熱い気持ちでプレーするプレイヤーが多かったので、コートに立っている以上はどんどんやっていいぞと言っていました。熱くなりすぎたときは自分が押さえにいけばいいかなと思っていて、彼らがのびのびプレーできることを意識していました」

―桑田選手は下級生の頃はオフェンスが目立つ印象でしたが、今年は仰るようにディフェンスとか地道なプレーの方が目立った気がしました。
「1年の土家(#12)とか2年の宮本(#7)、怪我で抜けてしまいましたが津田(#8)など、オフェンスで点を稼ぐのは彼らの方が自分より優れています。そこはもう彼らに託して、自分のできることはディフェンスで相手のキーマンとかを押さえることでした。そこにフォーカスして1年間徹底してやってきました」

191211kuwata.jpg―早稲田での4年間はいかがでしたか?怪我も多かったと思いますが。
「2年のときにダンクして落ちて両腕を折ってしまったんです。そのおかげで1年間棒に振ってしまったりして、そういうこともありました。浮き沈みが激しかったですが、終わってみて人間的に成長させてもらいましたし、自分に求められる役割とか、そこに力を注ぐ大切さを味あわせてもらったので、充実した4年間でした。それは素直に感じます」

―4年生はどんな仲間でしたか?早実出身の髙阪選手など、コツコツ努力してきた人も今年は頑張りましたね。
「自分たちはスタッフ陣の入れ替わりの時期で、推薦で入ってきた選手はいませんでした。でも1年生のときの4年生、河合さん(現・洛南高AC)の代から、次の森井さん(現・B1新潟)、昨年の濱田さん(現・社会人東京海上)とか、そういう人たちが作ってくれたチームをずっと見てきました。だから自分たちができることには限りがあるけれど、自分たちができることをやろうとしてやってきました。自分を犠牲にしてチームのために動いてくれるいいチームメイト、同期だったなと思います」

―後輩たちには何を伝えたいですか?
「今年は本当に苦しいシーズンで、なんとか1部に残ることができました。でも自分は4年間1部を経験しましたが、入れ替え戦や降格がすぐ迫っている状況は今年が初めてでした。改めて1部に残って1年間戦い続けること、1試合勝つことの難しさを身をもって体感したと思います。でも3年生以下のメンバーが多く残るので、そこは自信にしていいと思います。今年の経験を糧に来年頑張って欲しいと思います」

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「苦しかったけれど、個人として満足はある」
4年目にして掴んだプレータイム

◆#17髙阪俊輔(早稲田大・4年・SF)
4年目のリーグ戦からプレータイムを得て、ポイントポイントでしっかりと己の役割を果たした。リーグ第6戦の青山学院大に勝利した試合では彼の3Pがなければ勝つのは難しかったし、その後も大きくはない身体で飛び込みリバウンドなど、必死の貢献が見えた。チームでは確かに苦しい1年だった。しかし忘れられないプレーを見せてくれた選手でもあった。


191211takasaka2.jpg―この4年間を振り返っていかがですか。
「正直苦しかった4年間です。1年のときは練習もさせてもらえず、メンバー外の練習にも入れず、コートの外で見ているだけというときもありました。2年生ではメンバーに入ることはできましたが、Bチームの活動もしながらのメンバー入りで、今までに経験したことのない苦しさがありました」

―それでも今年は出場して見えられたプレーも多々あったと思います。何が大事だったでしょう?
「僕自身は身体能力もなく、大きな訳でもないし、バスケのスキルも自分よりうまい後輩はたくさんいます。でも3Pやリバウンドで負けないとか、ある部分では絶対に負けないということをアピールできたらから、4年のリーグ戦からというすごく遅咲きではありますが、出られたんだと思います」

―青山学院大に勝利したときの3Pや、試合で見せる飛び込みリバウンドも見事でした。早実出身の選手は大学ではここまでも多くの出番がある訳ではなかったですが、素晴らしいなと。
「1、 2年にも早実の選手はいて、萩原は怪我をしてしまったんですが、そこまでは期待されていました。僕よりも上手いそういう選手はいるし、いずれ絡んでくると思うし、絡んで欲しいですね」

―苦しかった4年間といいますが、試合に出られるようになったことはよかったといえますか?
「そうですね。チームとしては満足いく結果は残せなくて、早慶戦に負けて、トーナメントでも結果を残せず、リーグ戦も入れ替え戦までいってしまっています。そこは悔しいんですが、個人だけにフォーカスすれば自分では想像以上のシーズンではありました。そこは満足といえると思います」

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「優勝候補を食ってやろうと必死に走った」
高い運動能力でシュート、アシストに躍動


◆#24今村拓夢(近畿大・4年・PF)

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近畿大が専修大にこれほど肉薄したのも、インサイドにパトリック、そして専修大の高い身体能力を持つ選手たちにまったく引けを取らない今村がいたことも外せない。今村は終盤、足がつりながらそれでも高く跳び、シュートやアシストを決めて意地を見せた。関西では毎試合ダンクを決めるのは当たり前という高い能力を、インカレの舞台でも十分に見せつけた。
今季のリーグ戦は怪我で出遅れ、心配された部分もあった。しかし最後の大会で関東3位に引けをとらないパフォーマンスは、多くの人の目に焼き付いただろう。



―専修大を追い詰めた試合でした。
「自分にとっては悔いのない試合です。関東の壁の高さを感じました」

―それでも3Qで追い上げてリードしたところは素晴らしかったと思うのですが。
「専修は高さがあって、リバウンドでは絶対負けたくありませんでした。それで走ったから3Qで逆転できたと思います」

―関西2位とリーグ戦ではややふるいませんでしたが、この試合の出来としてはどう感じていますか?
「専修相手によくやったと思っていますが、課題はたくさん見つかったと思います。リバウンドとディは専修に勝とうと思っていましたが、やっぱり西野(#12)、寺澤(#46)のリバウンドに負けたので、来年こそはリバウンドをやり直して頑張って欲しいです」

―今村選手をはじめ、オフェンス面ではかなり通用したところはあるのではないでしょうか?専修大は関東でもかなり能力が高い方ですが、今村選手はそこにまったく引けを取らないジャンプ力だったり反応を見せていたと思います。
「関東相手にはぜんぜんできると思いました。でもスキルとかディフェンスの圧は関東が上だと思います。自分はそういうのが武器なので、そこは絶対に負けたくなかったので最後まで走りました。終盤は足に来てましたけど、勝ちたかったので必死でした。専修は優勝候補で、れを食ってやろうというのが自分にもチームにもありました」

―パトリック選手(#9)がファウルアウトしてしまい、彼のファウルは想定内の部分もあったかとは思いますが…。
「近大はパトが柱なのでそこが抜けると厳しくなってしまいます。彼がいなくても勝てるチーム作りこそが大事だと思います。関西では彼がいなくてもそれで通用しますが、関東はみんながでかいし、控えも素晴らしい。それでもやっぱり勝たないといけないし、チーム力が必要だと感じました」

―今年はパトリック選手とのコミュニケーションはいかがでしたか?昨年よりもプレーが合っていると感じました。
「今年はピックからの自分の1対1やジャンパー、パトが外を打てるようになったので合わせ、ダンクを打たせたりといった感じでしたが、関東相手にもこれは通用するんだなと思いました。パトとは言葉はあまり通じないですが、練習してきての結果です」

191211imamura2.jpg―今村選手は今年のリーグ戦は怪我もあったので大変だったと思いますが。
「だいぶ大きな怪我でリーグ戦が始まる直前でした。でもリーグ戦をみんなが頑張ってくれていたので、自分もリハビリの小さなことからも頑張ろうと思って、積み重ねたらこうして復帰できました。みんながいてくれたからプレーが戻ってきたかなと思います」

―手応えもあった試合だと思います。後輩には何を伝えたいですか。
「とりあえずもっとハードワークして欲しいですね。関東以上にハードワークで勝たないといけないし、あとはもっと楽しんでやって欲しいです。せっかく好きなことをやっているので楽しんでやっていって欲しいです」

―近畿大での4年間はいかがでしたか?
「ただただ、楽しかったです。バスケットもそうですが、それ以外の私生活も楽しかった。本当にやり残したことは何もないというくらいです。バスケも楽しかったですが、それ以外のところでも仲を深める時間もたくさんあって、近大らしい時間を過ごせました」

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「絶対に関東を倒すと意気込んでやってきた」
着実にレベルアップを果たして食らいつく


◆#11久保田 義章(九州共立大・4年・主将・G)

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チーム情報が掲載された記者発表資料、久保田の紹介欄には「絶対的エース」と書かれていた。175cmの小柄な彼が東海大のディフェンスをかいくぐってシュートを決めるたび、ベンチから湧き上がった大歓声はそれを証明し、またチームからの絶対的な信頼を感じさせた。
フル出場の29得点からは、絶対に負けなくないという強い気持ちが見えた。試合が終わる少し前から表情を歪め、泣き顔になった彼を、最後に出場した4年生たちがよくやった、と称えるように囲んだ姿が印象的だった。



―試合を振り返って。
「前半は自分たちのシステムの中でやれていたので、ああいう形で接戦で入ってまずまずの終わりでした。でも後半の出だしで相手のペースに巻き込まれたのが敗因かなと思います」

―相手のペースになってしまったのはどの辺が原因でしょうか。
「自分たちの持ち味であるディフェンスがハードにできていなかったというのが大きいです。そこを突かれたかなと思います」

―オフェンス、1対1ではかなり通用した部分もありました。
「そこは通用したのはよかったです」

―東海大に当たる山でしたが、練習ではどのようなことに取り組んできたのでしょうか。
「マン・ツー・マンで守るとなると格上で難しいので、東海対策としてゾーンプレスからのゾーンを練習してきました。それがハマった部分あったので、やった甲斐があったと思います。ゾーンは完全に東海用の対策でした」

191211kubota2.jpg―九州共立大はここ数年で実力が上がってきたと感じられるチームですが、昨年よりも動きの鋭さみたいなものがありました。
「去年の結果からあれではダメだということで、インカレに戻ったときに通用するようにとやってきたことが大きいと思います。ディフェンスが持ち味なので一番はそこを強化して、ブレイクを出すということを徹底してきました」

―今年は手応えを得た部分もあると思うので、来年の糧にしてもらいたいですね。
「奥田(#3)と上田(#8)に期待したいです」

―大学に入学したときに、どんな意気込みがあったのでしょう。出身校はそこまでバスケで目立つというところではありませんが。
「どこまでできるか試したいというのはありました。監督の川面さんにもいろいろ教わったり、1対1の練習をさせてもらったり。インカレにも連続で来ることができて、全体に上がってきた4年間でした。1、2年の頃はぜんぜん手応えがなかったんです。3年から自分たちの学年が主力になって、去年インカレに来て、今年は絶対に行くと意気込んで、関東を倒すのを目標にしてきました」

―後輩たちに向けて。
「この悔しい気持ちを来年に向けて頑張って、また関東を倒せるように1年間頑張って個々の能力を上げていって、インカレに戻ってきて欲しいです」

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「4年間で一番楽しい試合だった」
関東1位相手にチーム一丸で対抗


◆#38リンダー ライアン雅輝(京都産業大・4年・PF)

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終盤に追い上げる3Pを決めたが、それが途中で入らなかったことを悔やむ。しかし、普段ならあきらめてしまう展開をこの試合はそうはならず、最後の最後まで粘って僅差の展開に持ち込んだ。こういう試合ができたことが「楽しかった」し、また勝てなかったことが悔しくもある。
入学時は上級生が少なく、彼の代が早い段階から主力の一翼を担ってやってきた。徐々に選手が揃い、チームに厚みが増しての関西1位であり、この試合だった。リンダーたちが抜けるのは大きいが伸びしろを感じさせる京都産業大の来季にも期待したい。



―最後の追い上げはすごかったです。
「チームとしてはやることを最初からできていたと思うんですが、初戦から僕らのチームの課題としてファウルが込んでしまうところがあって、中盤でサンブ(#23)とキャプテン(#24大庭)が抜けたところで少し離されて、そこがなければというところですね」

―ゾーンはかなり効いていたと思います。
「それはずっと練習してきたので。でもファウルが痛かったです」

―それでも持ち直して最後3分から追い上げたのは素晴らしかったですが、気持ちは切れていなかったですか?終盤のリンダー選手の3Pも見事でした。
「まだぜんぜん勝てると思っていました。自分の3Pのタッチは最初からよかったんです。でも前半の調子でずっと入っていればという思いもあります」

―関西1位として臨んだインカレでした。個々のプレーも昨年よりもかなり成長の跡が見えました。
「正直に言うと関西は今年もベスト8までどこも残れませんでした。やはり自分たちは1位として残りたかったというのはあります。でも関東1位と関西でもここまでいいゲームができるんだということが証明できたのはよかったと思います。サンブ(#23)なんかは去年だとカッとなると自分を押さえられないところがありましたが、外のシュートも練習して、自分の気持ちをコントロールできるようにもなってきました。みんなが成長したからこそのこのゲームだったと思います」

―リーグ戦では怪我で欠場もあったと思いますが、どのような気持ちでしたか?
「申し訳ないという気持ちもありましたが、自分が帰ってきたときにチームがそこで1位で頑張ってきてくれていたので、ありがたかったです」

191211raian2.jpg―4年生は1年のときから期待されていたメンバーでした。この4年を振り返っていかがですか?
「1、2年生の頃は完全に僕ら3人(#24大庭、#10上田)がガンガンやっていたんですが、上級生になるにつれてサンブや北條(#90)が入ってきて、僕らが活躍する場は少し減りました。その中で自分が自分で言うのもなんですが、チームの柱になれるようにと考えながらやってきました。うまくバランスを取れない時期もあって難しいときもあったんですが、自分たちもかなり大人のプレーに変化していきました」

―そういうチーム全体での良さが出せるようになったのは、どこが要因ですか?
「今日はよかったですが、関西の試合ではまだよくない試合もあります。よくはなっていますが、まだまだよくできたなと思う部分も多いです。でも最後の最後にチームが一つになって、今日は僕の中でも一番よかったと思うし、4年間やってきて一番楽しいゲームでした。いつもだったら離されるとそこでダメになってしまうチームでしたが、後輩が頑張って盛り上げてくれました」

―後輩に向けて。
「関東に今までずっと勝てていませんが、関東の1位とこういうゲームができるようにはなってきています。僕のポジションも1年の小西(#7)が入ってサイズもアップすると思うので、絶対に来年は関東を倒せると思うし、今日のゲームを忘れずに来年チャレンジして、来年はベスト8の壁を突破して欲しいですね」



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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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