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第71回 全日本大学バスケットボール選手権大会
筑波大学が3年ぶり5回目の優勝

2019.12.09 (Mon)

【2019リーグ1部】プレイヤーズインタビューSPECIAL バム ジョナサン&モンゾンボ クリスティン(日本体育大)

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お互いが助け合っていくことで
チームも自分たちも成長していく


2019年、春トーナメントで5位、リーグ戦は4位に輝いた日本体育大。1部昇格シーズンで大きな成果を出したと言えるだろう。ここで活躍するのが2年生のバム ジョナサンとルーキーのモンゾンボ クリスティン。インサイドでパワープレーを見せるバム、高さとしなやかさを併せ持つクリスティンはタイプも異なり、互いの特色でチームに貢献している。


「小さい頃は絵を将来の仕事にしたかった」―バム

2人はコンゴ民主共和国の首都キンシャサ出身。バムは子どもの頃から絵を描くのが好きで、実は絵に関係することを仕事にしたかったのだそうだ。

バム:最初はバスケにはそんなに真剣ではなかったです。絵の仕事をしたくて、小さな頃はずっと部屋で絵を描いていましたね。みんなより大きかったのでバスケットは7歳から始めました。父もバスケットの選手でした。あと、クリスとは時期はかぶってないけど、同じチーム出身です。

成長とともにバスケットの才能も伸びて日本へ留学することになるが、一人っ子のバムを送り出した母親からは「しっかり頑張りなさい」と今も励ましを受けているという。心細い思いで日本に来てみると周囲の人が優しく、驚くほどだったとか。留学先の福岡第一では、井手口監督が父親のような存在だったという。

バム:井手口先生は練習や試合中は厳しいけれど、終わるといいお父さん。先生には「他の留学生はお前より大きいんだから、しっかり走ってリバウンドを取りなさい」と言われていました。お母さんのためにも頑張れって。バムアンゲイという名前は長いから、親しみやすくバムと言うようになったのも、井手口先生です。

高校時代はいろんなプレーを覚えました。地元にいたときは自分がチームで一番小さくて、先生にはリバウンドを取らないといけないと言われてジャンプの練習ばかりしていました。高校ではシュート、ポストムーブ、ドリブルも覚えました。ドリブルはまだまだ上手くなりたいですね。シュートはアシスタントコーチだった今井先生に教えてもらったんですが、シュートフォームから練習を重ねました。それで上手くなって、最後のウインターカップでは井手口先生もシュートを打っていいよといってくれて、それで結構打ったのが思い出に残っています。

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「日本のバスケットにめちゃめちゃびっくり」―クリスティン

クリスティンはバスケットを始めたのはバムより遅い14歳だ。その当時から大きく、今は205cmあるサイズを活かしてインサイドプレーでチームを助けている。

クリスティン:日本のバスケットはコンゴとはぜんぜん違います。コンゴはみんな大きいので、あまり走らない。ワークアウトなんかがハードで、それはすごくしんどいですね。でも日本人は小さいのでめちゃめちゃ走ります。日本に来たとき、このバスケやばくない!?って、日本のバスケットを見てびっくりしました。今は慣れましたけど(笑)。

母国のバスケットは走らないといいながらも、クリスティンはサイズがありつつも走力も高い選手だ。日本体育大ではインサイドのプレーをすることが多いが、外のプレーもやりたいという希望がある。春から外を打つシーンもまずまずあり、センタープレーだけでは終わりたくないという意思が見て取れる。

クリスティン:高校時代はリバウンドとかゴール下のプレーが中心だったけど、大学はそれだけでは勝てないです。外のシュートやドライブもできないとダメだし、それはもっとやっていきたいですね。アウトサイドシュートは毎日練習もしています。

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「コミュニケーションでチームをモチベートしたい」―バム

クリスティンはまだバムほど日本語が自由に操れないので日本語での口数は少ないが、バムは陽気で、いつも笑顔を絶やさない。チームメイトとも、それ以外の仲間ともいつでもにこにこと話している。

バム:いいコミュニケーションを取ってやっていきたいと思っています。コミュニケーションをよくするようになったのは、井手口先生のおかげです。自分が声をかけることでチームのモチベーションアップになると言われていました。そうすることで、みんながよくなるといいと思ってやっています。

センターポジションはキャプテンみたいなもの。後ろから全部見えるから、試合中は自分が言わないとダメなんです。それに、自分はバスケットが上手くなりたいから、自分のプレーがチームメイトから見て嫌な感じだったら、それをちゃんと教えて欲しいんです。コミュニケーションすることで、バスケットが上手くなりたいです。

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新人戦のあと、東海大の八村選手と。


クリスティン:自分はまだ1年生なので、コミュニケーションの部分はバムにはかなわないです。でも彼がよくないときは自分が頑張るというふうに、2人で頑張っていけたらいいと思っています。

バム:自分がよくないときはクリスがやればいいし、その逆もそう。どっちがスタメンでもいいと思います。自分は勝った試合の最後に出ていればそれでいいかな(笑)。



お互いが影響を与え合い次のステージへ

日本体育大はリーグ戦の後半戦で快進撃を見せ、4位に食い込んだ。15年ぶりのことだ。2カ月半に及ぶ戦いについて感想を2人に聞くと。「ちょっと大変だった」とバム、クリスティンは「初めてだけど楽しかった」とルーキーらしい無邪気さも見せる。

バム:練習のときからお互いで助け合ってきました。あっちが頑張れば、こっちも頑張るというふうに。自分はクリスが頑張ればうれしいし、負けたくないとも思う。もちろんお互いダメな日もある。でもそういうときはコミュニケーションを取って、これからも乗り越えていきたいと思います。

次はインカレだ。4位で迎える大会は、バムには昨年とは違った心持ちだろうし、クリスティンにとっては次も初めての場だ。切磋琢磨しながら成長し、「インカレも頑張ります」という2人の奮闘をしっかり目に焼き付けたい。

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(2019.9.5、11.10インタビュー)


[DATA]
バム ジョナサン/BAMANGAY JONATHAN PANZOKOU
背番号:#50
ポジション:C
身長:195cm
体重:100kg
ウイングスパン:213cm
出身:コンゴ民主共和国


モンゾンボ クリスティン/GBADA MOBELA MONZOMBO CHRISTIAN
背番号:#21
ポジション:C
身長:205cm
体重:100kg
ウイングスパン:214cm
出身:コンゴ民主共和国




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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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