FC2ブログ
2020年04月 / 03月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫05月


第71回 全日本大学バスケットボール選手権大会
筑波大学が3年ぶり5回目の優勝

2019.12.09 (Mon)

【2019リーグ1部】プレイヤーズインタビューSPECIAL モッチ ラミン(大東文化大)

M_top.jpg


日本に来て楽しい高校生活だったから
日本の大学に進むことを決断


大東文化大の4年生、モッチ ラミンはチームが2部にいた2016年に入学。その年の1部昇格、2017年のインカレ初制覇に主力として欠かせない活躍を見せ、チーム躍進の鍵となってきた選手だ。試合中には激しい闘志を見せ、力強いプレーは頼もしい。積極的に声を出し、チームメイトとも納得いくまで話し合う姿勢も見せる。

生まれはセネガルの首都ダカール。日本ではサッカーの印象も強い国だ。そこで4人兄弟の末っ子として生まれ育ち、バスケットを始めた。留学先はアメリカも考えたが、最終的には日本を選択。しかし母国とは遠く離れたアジアの国には想像とはかなり違った世界が広がっていた。

モッチ:バスケットは7歳から始めました。兄はプロのバスケットボール選手としてイタリアでプレーしています。ダカールではストリートでバスケットもよくやっているし、サッカーも盛ん。自分は両方好きだったけど、バスケットの方がやりやすくてこっちを選びました。サッカーも大好きで、大学の友だちとはサッカーの話もよくします。

留学については日本に来てみたら誰も英語が喋れず、驚きました。最初は寂しくて帰りたかったですね。日本語は書いたり、しゃべったりして覚えました。しゃべるほうが今も得意かな。バム(日本体育大#50)やブラ(白鴎大#52)は書くことも上手ですよ。

M1.jpg

モッチのようなコミュニケーション力の高い選手でも、さすがに来日当時は心細さもあったようだ。高校の部活動にも面食らったようで、「暑いし、きついし、時間も長い」と振り返る。しかし、それも全国大会に出場して勝てるようになると楽しみの方が大きくなったという。

モッチ:最初は練習に慣れるまで大変で、2、3年になったら全国の上位で戦えるようになりました。そこまで行くのが大変だったけど、そうなると楽しかったですね。高校は先生とも仲が良く、先輩も身近でオフの時間も充実していました。高校で楽しいと思えたから、日本の大学に行く決意も固まったんです。もし高校時代が楽しくなかったら、卒業したら別の国に留学していたかもしれないですね。仲のいい人たちができて、日本の文化も知れてよかった。高校で一番思い出に残っているのは、準優勝した京都インターハイ。準決勝や決勝はいい思い出ですね。すごく暑い年だったんですよね。暑さでいうと日本はセネガルの倍くらい暑いですよ。ダカールは海風が吹いてそんなに暑くならないですから。

M5.jpg



日々レベルアップするためには
1日も無駄にはできない

モッチはその年の注目の選手として大東文化大に入学。当時のチームは2部を脱しきれない状況だったが、一つ上の熊谷 航(B1三河)が頭角を表しはじめており、葛原大智(B1富山)、ビリシベ実会(B2青森)や畢 光昊(社会人富士通)なども揃い、選手層にも厚みがでてきていた。そこにモッチが加入したことでチーム力は一気にアップし、1年目に1部昇格、2年次には初のインカレ制覇を遂げる。

モッチ:大学に来て、まず1部に上がったことがうれしかった。そのために大東に来たともいえるので。それを1年目にできてよかったと思います。次にうれしかったのがインカレで勝ったことかな。

しかし連覇を期待された昨年はリーグ2位、インカレは早稲田大の勝負強さの前にベスト16で敗退してしまう。それだからこそ4年目の今年は負けられない思いは強く持っている。

モッチ:もっと集中しないといけないと思っています。時間が過ぎるのは早いから、無駄にしたくない。バスケットはここで終わりではないし、1日1日レベルアップしないともったいないです。自分は関東でプレーして4年目だから周りには慣れもあるかもしれない。でもそういうみんなの想像を越えていくプレーをしないと、この先に続いていかないと思っています。

モッチの努力は西尾監督も認め、誰よりも練習には真剣に取り組む姿勢を評価している。そこには国を出て自分一人で身を立てようとしている大人の強さがある。

モッチ:一人で大変だけど、もう大人だから自立するのは当たり前。将来はプロになりたいと思っているので、自分のやるべきことをしっかりやっていく必要があります。それに、誰にも負けなくないんです。

M3.jpg


「チームで勝てて本当によかった」
充実感を得られたリーグ戦


「負けたくない」と語ったモッチは長いリーグ戦をチームで戦い抜き、秋のリーグ戦で大東文化大は創部初の優勝を遂げ、結果で証明した。長いプレータイムでさすがに終盤は疲れが見えたが、本当は最後までわからない中で勝って優勝を決めたかったな、と最高の勝負を見せたかった様子だ。

モッチ:最後に優勝を決めればよかったかな。その方が面白いでしょう(笑)。今年はとても長かったしきつかったけど、最後の方はenjoyできました。4年生が引っ張っていけたことが最高によかったし、それに後輩がついてきてくれて頑張りました。

大東文化大は昨年の構成では熊谷とのツーメンが目立ったが、今年はリーグ戦を通して誰もが活躍できるチームへと成長を遂げた。主将の中村浩陸は「チームで勝てたことがよかった」と手応えを語ったが、モッチもそれは同じ気持ちだ。

モッチ:チームみんなで戦えてよかった。浩陸はもちろん、お互い言い合いながら、自分がこうしたい、こうすると攻めやすいという意見にもみんなが積極的に応えてくれたし、今年はいろんな選手がみんなで戦えた。次はインカレ。最後だし頑張るしかない。しっかり準備して、力を入れて、勝負の世界だから油断せず勝ちにいきたいと思う。

勝利が自分の道を開く。そしてそれを仲間とともに実現することが、今年のモッチの最大の目標、そういってもいいのではないだろうか。どんな戦いぶりを見せてくれるだろうか。

M2.jpg

(2019.8.27、11.10インタビュー)


[DATA]
モッチ ラミン/MBODJ LAMINE
背番号:#15
ポジション:C
身長:202cm
体重:108kg
ウイングスパン:215cm
出身:セネガル共和国




関連記事

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  07:39  |  2019リーグ1部  |  Top↑
 | BLOGTOP |