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第71回 全日本大学バスケットボール選手権大会
筑波大学が3年ぶり5回目の優勝

2019.11.10 (Sun)

【2019リーグ1部】6位・東海大

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安定にやや欠ける2カ月半は
後半戦では得点力が一つの課題に


 昨年の覇者東海大は13勝9敗で6位でリーグ戦を終了。

 春に続き、秋も怪我人が続いた。開幕週では#22笹倉、#11大倉颯太が欠場。#11大倉は第5戦の日本大戦(9/14)で復帰するものの、第7戦の白鴎大戦(9/17)以降は再び長期欠場を強いられ、10/26のホームゲームにようやく再復帰。中盤には#86八村も数試合を欠場し、昨年の優勝に欠かせなかったスタメンが抜ける試合が続いた。勝敗としては第3戦の大東文化大戦(9/7)に初黒星を喫すると、その後も取りこぼしが続くが、後半戦で特に接戦が多く見られた。もともとはディフェンスのチームだが、2巡目に入って負けた試合は自身の得点が50点台にとどまっている試合が多く、得点力不足が課題の一つとして浮き彫りに。昨年は攻守でファースト・セカンドが役割分担をしていたが、今季はその区別がない。今出ているメンバーがいかに主体的に動けるかが一つの鍵になっている。

191110hishida1.jpg 今年のチームはすでにBリーグのアルバルク東京との契約も発表された#25平岩、苦しいところで上手さを見せる#22笹倉の両者が劣勢の試合でもチームを支えた。前半戦でスタメンを担った#1大倉龍之介、主将の#0寺嶋、激しいディフェンスが持ち味の#38春日など4年生が軸だが、試合を重ねるにつれて存在感が高まってきたのは3年生の#19西田。高いシュート力でチームを救い、ディフェンスでもキーマンとなった。また#11大倉颯太の欠場に伴い、2番だったところをポイントガードとして起用された2年生の#60坂本が新境地を開く働きぶりを見せた。#23佐土原、#86八村らは自らの持ち味を発揮するプレーを見せており、2年生の活躍はチームにも大きな影響を与えている。

 インカレではリーグ戦で直面した課題をいかに乗り越えていくかが問われる。今季は上位の各チームに大きな差は感じられないだけに、一戦必勝のトーナメント戦はまた違う難しさがある。連覇を果たせるか否かに注目だ。

写真:上級生となり、西田のリーダーシップが見える試合も増えてきた。チームを勝利に導く働きができるかどうかこの先も見逃せない。


【個人ランキング(TOP10以内)】
#19西田優大 3Pランキング10位 36本
#88八村阿蓮 リバウンドランキング6位 DE53/OF127/TO180
#25平岩 玄 リバウンドランキング8位 DE65/OF106/TO171

【リーグ戦インタビュー】
#19西田優大(9/18)
#0寺嶋 良(10/5)
#60坂本聖芽(2019 LEAGUE PLAYER)
#88八村阿蓮(10/27)
#38春日 恒太郎(11/3)


※笹倉選手、平岩選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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リバウンドでは3位に食い込んだ八村。今季は3Pも打ち始め、プレー幅を広げている。


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柔らかい上手さのある西田のシュートがチームを乗らせる。


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バックアップとしてハードなディフェンスを見せた春日。


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4年目にしてスタメンとして働いた大倉龍之介。


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大倉颯太は怪我に悩まされる1年を送っている。100%をどこで見られるか。


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力強いアタックが魅力の佐土原。


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怪我人が出たことでスタメンとしてチャンスをものにした坂本。積極性が光った。


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センターのバックアップとしてプレーする山本。最終戦では日体大のビッグマン相手にも奮闘。


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得意のレイアップやジャンパーで見せた寺嶋。



[続きを読む]

【INTERVIEW】

「自分の良さを柔軟に発揮しなければいけない」(笹倉)
「自分のプレーで周囲を乗らせることが大事」(平岩)


◆#22笹倉怜寿(4年・G)/#25平岩 玄(4年・C)

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下級生の頃から主力として出場し続けてきた平岩と笹倉は、チームにとってはなくてはならない2本の大黒柱だ。器用なタイプではないといいながら努力を重ね、代表やBリーグでも研鑽を積んできた平岩は、留学生相手に身体を張り、大学を代表するインサイドプレイヤーになった。方や笹倉もガードとして得点やリバウンドなど、要所で見せる光るプレーは、何度もチームを救ってきた。リーグ戦6位という結果は決して目標としていたところではない。自分自身のプレーに対する反省もあるが、それ以上にここからどうチームを導くかを考えることも急務だろう。最後に両者に同時に話を聞いた。


―波のある2カ月でした。良い試合とそうでない試合があったと思いますが何を要因だと考えますか?
笹倉:やはり自分がリーダーとしての役割を果たしきれていないと思います。感情をコントロールできなくなることは、誰しもあると思います。メンバーがそうなったときに自分が手綱を持っていなければならないんですが、みんなが違う方向に行き始めたときにグッと食い止められていません。それがゲームのコントロールにつながっていると思います。

191110sasakra2.jpg―それでも苦しいときに点を取ってたりしてチームを救っているのは笹倉選手だと思うのですが。
笹倉
:そういうときは自分でしのがなければと思うので点を取りに行くんですが、自分が点を取っているときは他がうまくいっていないというときですね。苦し紛れの打開になってしまっています。それに爆発的に点を取るタイプではないので、限界はあります。ガードでもあり、4年生であってずっと試合に出てきた自分の責任は大きい。自分のプレーやコントロールがいい風に働くこともあるし、悪い風に出ることもあって、柔軟に対応できるようにならないといけないと思います。

―4年生は多く、平岩選手もいるので一人で背負う必要はないのでは?
笹倉
:平岩は留学生相手に身体を張ってくれていますし、その分自分がコントロール的なところをもっとやれなければいけないと思います。

191110hiraiwa.jpg―平岩選手はそうしたリーダーシップについてはどう考えていますか?笹倉選手だけが担うものでもないと思いますが。
平岩
:やろうとしていろいろな分野から学んだり、考えてはいます。

笹倉:でも自分がやらなければいけない分を彼がやろうとしていて、その分で負担をかけてもいます。そういう意味で彼には彼のプレーに集中させてあげられていないなというのも反省点です。

平岩:自分としてはどのプレーであれ、自分の仕事をやり続けていくことが良さだと思うんです。それによって周りを乗らせていくことも一つのリーダーシップの発揮の仕方かなと感じています。みんな能力があるので、そういうことができていると乗ってくると思うんです。少し顔に出ていることもあったんですが、淡々とポーカーフェイスでやり続けることこそ大事だし、人にもそうアドバイスされて確かにそうだなと思わされてもいます。

―自分のプレーで周囲を乗らす、というのが目指すところなんですね。昨年はそれができていたこその優勝かなと思いますが。
平岩
:やはり自分たちに最後だからという気負いはあるのかもしれません。本来はプレーに集中すればいいことだし、誰もがリーダーシップを取ってやっていけるチームだと思っています。その発揮の仕方が今はうまくいっていないので、それを自分たちでどう乗り越えていくかだと思います。


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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