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2019.12.04 (Wed)
【2019関西新人戦】11/24 最終日レポート
関西新人戦は近畿大が6年ぶり制覇

リーグ戦の余熱を残したまま、関西では新人戦が開催された。準決勝までは連日ダブルヘッダーで一気に日程を消化する点はこれまでと同様だが、昨年からインカレの開催時期が12月に変わったことで、この新人戦も11月後半の実施に変更。リーグ戦とインカレの間の僅かな期間での開催となり、ここに臨む姿勢は各チームそれぞれとなった。
写真:優勝を決めた近畿大。
大会はこの日が最終日。まず3位決定戦に登場したのは、大阪商業大と関西学院大。来年はこれまでより上のカテゴリとなる2部で戦うことが決まっている大阪商業大が、序盤#6大坪(1年・PF・岐阜農林)、#0武本(1年・PF・福井)の3Pでリードする。しかし、関西学院大もすぐに反撃攻勢に転じる。#12岸本(2年・SG)のシュートが次々とゴールを射抜き、すぐに逆転に成功。ただ大阪商業大もここで切れることなく、#6大坪らの得点で食い下がり、1Qのビハインドは2点に止めた。だが、2Qからは地力差がのしかかり始める。関西学院大は、#97宮内(1年・C・箕面自由学園)の高さも活かしつつバランスよく得点を重ね、引き離しに成功。大阪商業大も#24雲井(2年・SG)の3Pで応戦するが、インサイドでは難しい戦いを強いられた。最後は90−71で、関西学院大が3位となった。
写真:25得点10リバウンドと気を吐いた関西学院大・岸本。
近畿大が本領を発揮し京都産業大に完勝
決勝は、関西でトップを走る存在となった京都産業大と近畿大の対戦となった。序盤から近畿大は#46柳原(2年・PG)が好調。#9パトリック(2年・C)とともに次々とシュートを決めていきスタートダッシュに成功した。対する京産大は、#23サンブ(2年・C)がリーグ終盤に引き続き欠場。加えて#90北條(2年・PG)もポイント出場を強いられ苦しい陣容。その中でも#22武原(2年・PG)が大事なアウトサイドをことごとく沈めて近畿大に食い下がる。近畿大は#21坂口(1年・PG・金沢)もアウトサイドが好調で、前半はハイペースな内容に。50−43というスコアでの折り返しとなった。
3Q、近畿大が一気にスパートを図る。京産大のシュートが落ち始めたのを尻目に、#9パトリックのインサイドで順調にオフェンスを展開。#4刀祢(1年・SG・宇部工業)の3Pなども出て、10分を残して19点リードに。4Qもペースを落とさず、リードを広げていき勝負を決めた。最後は95−67とし、6年ぶりの優勝を決めた。
近畿大、京産大とも、すぐにインカレが控えている中での大会となったが、決勝まで勝ち上がったのはさすが。京産大がベストコンディションでない中で大きな点差がついたが、その中でもともに前半は能力値の高さを見せつけるような内容だった。新人戦チームでの戦いではあったものの、この先のインカレでの目標である打倒・関東に向け、さらに勢いをつけていけるか。
写真上:スタメンに抜擢された京産大・武原。驚異的な確率でアウトサイドのシュートを沈めていった。
写真下:相手に大きなダメージを与えた刀祢の3P。近畿大は経験の少ないメンバーも存分に良さを発揮したゲームだった。
※近畿大・パトリック選手、京産大・小西選手のコメントは「続きを読む」へ。
「言い方にも気をつけながらやってきて
みんなが上手くやってくれた」
◆#9カロンジ パトリック(近畿大・2年・C)
「去年は気持ちが入りきっていない中で負けてしまい、チームの雰囲気も悪くなってしまって、インカレも2回戦で負けてしまったので、今年は優勝して取り返そうと思っていた。新人戦仕様のこのチームでやることはもちろん初めてで、連携も良くなかった中で、去年の悔しい気持ちを持っていたのでここまで来れたと思う。
周りは身長も小さいので、リバウンドは取るからみんながやることをやってくれればいいと思っていて、そういうことを話してきた。厳しく言ってしまうとみんな引いてしまうし、新人戦のメンバーは試合にも慣れていないので、言い方にも気をつけながらコミュニケーションを取ってきた。自分もここまでうまくいくとは思っていなかった。みんなが上手くやってくれたと思う。
インカレは、去年は初めてということもあってどういう雰囲気なのか分からなかった。今年は、今後上のレベルでやれるように考える上でも、ベスト4くらいに入れないと厳しいと思っている。なので今年は最低でもベスト4には入りたいと思っている。力の差はあるけれど、最後までやるべきことをやり切れれば勝てるはず。相手のことは考えずに、自分のやるべきことをやっていく」
「シュートレンジを広げていき
動ける選手に負けないようにやっていきたい」
◆#7小西大輝(京都産業大・1年・C・鳥羽)
「万全のメンバーではなくても、それを言い訳にはせずにやるべきことをやっていこうとこの大会に臨んだ。できることをやろうと思っていた。今日は相手にやられた後のオフェンスが、自分たちのリズムでやり切れていなかったと思う。自分たちはリバウンドからの速攻を出していきたいが、そういうゲーム展開にできなかったことも、また課題が見つかったのかなと感じる。
インカレでは、まずは自分たちのやるべきことをやっていけたらと思っている。関東のチームとは春にも練習試合をしていて、良いゲームをしているので、チャンスはあると思う。
個人としては、リーグ戦では試合に絡めていけたが、春はケガで試合に絡めなかったので遅れを感じていた。この先は、高校まではセンターだったが、サンブもいるのでシュートレンジを広げていきたいと思っている。関東でも動ける選手は多いので、そういう相手に負けないようにしていきたい」

リーグ戦の余熱を残したまま、関西では新人戦が開催された。準決勝までは連日ダブルヘッダーで一気に日程を消化する点はこれまでと同様だが、昨年からインカレの開催時期が12月に変わったことで、この新人戦も11月後半の実施に変更。リーグ戦とインカレの間の僅かな期間での開催となり、ここに臨む姿勢は各チームそれぞれとなった。
写真:優勝を決めた近畿大。

写真:25得点10リバウンドと気を吐いた関西学院大・岸本。
近畿大が本領を発揮し京都産業大に完勝

3Q、近畿大が一気にスパートを図る。京産大のシュートが落ち始めたのを尻目に、#9パトリックのインサイドで順調にオフェンスを展開。#4刀祢(1年・SG・宇部工業)の3Pなども出て、10分を残して19点リードに。4Qもペースを落とさず、リードを広げていき勝負を決めた。最後は95−67とし、6年ぶりの優勝を決めた。

写真上:スタメンに抜擢された京産大・武原。驚異的な確率でアウトサイドのシュートを沈めていった。
写真下:相手に大きなダメージを与えた刀祢の3P。近畿大は経験の少ないメンバーも存分に良さを発揮したゲームだった。
※近畿大・パトリック選手、京産大・小西選手のコメントは「続きを読む」へ。
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【COMMENT】「言い方にも気をつけながらやってきて
みんなが上手くやってくれた」
◆#9カロンジ パトリック(近畿大・2年・C)

周りは身長も小さいので、リバウンドは取るからみんながやることをやってくれればいいと思っていて、そういうことを話してきた。厳しく言ってしまうとみんな引いてしまうし、新人戦のメンバーは試合にも慣れていないので、言い方にも気をつけながらコミュニケーションを取ってきた。自分もここまでうまくいくとは思っていなかった。みんなが上手くやってくれたと思う。
インカレは、去年は初めてということもあってどういう雰囲気なのか分からなかった。今年は、今後上のレベルでやれるように考える上でも、ベスト4くらいに入れないと厳しいと思っている。なので今年は最低でもベスト4には入りたいと思っている。力の差はあるけれど、最後までやるべきことをやり切れれば勝てるはず。相手のことは考えずに、自分のやるべきことをやっていく」
「シュートレンジを広げていき
動ける選手に負けないようにやっていきたい」
◆#7小西大輝(京都産業大・1年・C・鳥羽)

インカレでは、まずは自分たちのやるべきことをやっていけたらと思っている。関東のチームとは春にも練習試合をしていて、良いゲームをしているので、チャンスはあると思う。
個人としては、リーグ戦では試合に絡めていけたが、春はケガで試合に絡めなかったので遅れを感じていた。この先は、高校まではセンターだったが、サンブもいるのでシュートレンジを広げていきたいと思っている。関東でも動ける選手は多いので、そういう相手に負けないようにしていきたい」
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