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第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 大東文化大学が初優勝
関西学生バスケットボールリーグ戦 京都産業大学が優勝

2019.11.15 (Fri)

【2019リーグ1部】優勝・大東文化大

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4年生が軸になり17連勝も達成してリーグ戦初優勝
ディフェンス面での粘り強さが勝利際で際立つ


 18勝4敗でリーグ戦初優勝を飾った大東文化大。初戦の青山学院大戦ではどこか空回りする場面も見られたが、1週間空いた3戦目までの時間を前向きに活かして修正をはかると、ディフェンスが目に見えて良くなり、第3節の東海大戦に勝利。第7節終了時に首位に立ち、それ以降は首位の座から落ちることなく連勝街道を驀進。白眉となったのは中盤から後半戦序盤の上位校との対戦だ。このあたりが首位を守るには一番集中力が必要な時期だったが、専修大戦(10/5)、青山学院大戦(10/6)、東海大戦(10/14)、筑波大戦(10/20)といった上位のライバルチームをことごとく下し、残り4試合を残して早々に優勝を決めた。昨年はこの中盤あたりに台風で試合が延期になるなど想定外の出来事もあり、後半戦に大事な試合を落として惜しくも2位に甘んじた。課題を1年越しに乗り越えたチームの成長が見えた2カ月半となった。

191110m1.jpg 今年のチームは4年が支える。主将の#34中村浩陸、#15モッチを中心に、昨年より大幅にプレータイムを伸ばした#81後藤、今季よりスタメンに入る#25高木が攻守で存在感を発揮。控えの#88増本も春から要所でいい活躍を見せている。そこに続くのは3年の#2飴谷。高い跳躍力と機動力を活かしてリバウンドや速攻で先頭を走り、巧みなプレーで魅了する#12中村拓人も、ルーキーとは思えない落ち着きぶりでバックアップを務めた。モッチがベンチが下がっていてもそれぞれが役割を果たすことで、あまり気にならないのも今年のチームの強みだ。実際、昨年まではモッチに集中していた得点がバラけてきてもいる。

 優勝を決めたあとは1勝3敗とやや苦戦し、動きのキレが落ちた試合もあった。しかし粘り強さは今大学では一番といってよく、終盤に盛り返す底力もある。選手たちが地道に取り組んできたからこその精華だろう。インカレに向けては目指されるチームとなるが、そのプレッシャーをはねのけられるかに注目だ。

写真:守りを固められてしまうときもあるモッチだが、それでも勝負どころで見せるプレーは力強く、流れを呼び込む。


【リーグ戦インタビュー】
#3星野京介(9/7)
#34中村浩陸(2019 LEAGUE PLAYER)
#88増本優太(10/14)
#25高木慎哉(10/6)
#2飴谷由毅(10/20)
#81後藤大輝(10/27)
#15モッチ ラミン(準備中)


【個人ランキング(TOP10以内)】
#15モッチ ラミン 得点ランキング2位(398点)
#15モッチ ラミン リバウンドランキング2位(OF58/DE168/TO226)
#34中村浩陸 アシストランキング8位(50本)


※中村浩陸選手、高木選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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チームはコミュニケーションを欠かさなかった。


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常に献身的に先頭を走る飴谷も、リーグで一回り成長。


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倒れたチームメイトを皆が起こしに行く姿もよく見られた。


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飴谷と高木が好調の日はチーム全体に勢いが生まれた。


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後藤も試合が進むにつれ、シュート確率が良くなり、またパフォーマンスでもチームを盛り上げた。


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2年目の深渡瀬も経験を積んだリーグになった。


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星野のシュート力は第3戦の東海大戦で大いに発揮された。


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常にゴールに向かい続けるファイティングスピリットの強さがモッチの魅力だ。


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センターのバックアップとして存在感を放った増本。


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中村拓人は1年生とは思えない落ち着いたプレーと上手さで欠かせない存在だった。



[続きを読む]

【INTERVIEW】

「チーム力が高いところが勝つ」
優勝によって実感した勝つ“理由”


◆#34中村浩陸(4年・PG)

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優勝を決めた日は「まだあまり実感がない」と言っていたが、最終日にはその喜びが表情からも溢れていた。今季の中村は持ち前のアグレッシブなプレースタイルが光っていた。彼が突破口を作り、苦しい場面をしのいだ試合もいくつもある。リーダーとしてモッチとのコミュニケーションも取りながら、チームを鼓舞する姿勢も頼もしさにあふれていた。「自分の色を出したチームを作りたい」という言葉を、見事に体現した秋になった。


―優勝おめでとうございます。実感は出てきましたか?
「4試合前に決めて、そのときになんとなく感じるものはありました。ただ、終わり方があまりよくなかったのはありますが、やっとリーグが終わったとホッとしています。22試合はとても長かったので」

―このリーグ戦を通して何を得られたと感じますか?
「チーム力が高いところが勝つということを感じました。優勝するまで、大東はとてもいいチームで、コミュニケーションが取れていたし、試合中もハードにやっていけていました。その部分がほかのチームより勝ったのでああいう形で連勝できたと思います。一方優勝したあとの4試合は、それができていないために負けが先行したというのもあったと思います。そこは課題として修正が必要です」

―春は新チームとなってどうなんだろうというところもありましたが、コミュニケーションはだんだんよくなっていった感じでしょうか。モッチ選手とはプレー面について試合中もたびたび話し合っていますね。
「積極的に話すことはずっとしていて、そこから少しずつ互いに信頼が深まっていきました。優勝という結果をそうやって出せていったのはよかったです。モッチは自分を持っているプレイヤーで、それを尊重しつつ自分の意見も継ぎ足していくという感じでやっていっています。でもまだ足りていないですね。だからどんどんあっちからもコミュニケーションを取ってきて欲しいし、そうやってやれているのはいいことだなと思います」

191110nh2.jpg―4年生もよかったですが、弟の拓人選手(#12)もいい活躍をしてくれましたね。
「春先は弟も怪我があったので自分の控えのポジションがいなくて、自分にとってもチームにとっても負担が大きいところがありました。彼は自分と似たプレースタイルで縦にどんどん切っていくタイプなので、リーグ戦から弟が出てきて自分と交代しながらやれたのがいいリズムになりました。そこは自分の体力的な面でも助かったし、チーム的にも助かりました。とても半年やっていなかったとは思えないプレーをしてくれましたね」

―次はインカレとなります。追われる立場となるとまた大変かと思いますが。
「でもリーグはリーグ、インカレはインカレと考えています。昨年ああいう結果になってしまって非常に悔しかったので(ベスト16)、まずは目の前の一試合一試合をどう戦っていくかを考えながら、優勝という大きな目標に向かってチームであと一カ月やっていこうと思います」

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「地道なことをやり続けることが今につながった」
長い努力の日々を大きな結果に変えて


◆#25高木慎哉(4年・SF)

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リーグ戦の優秀選手賞を受賞。個人で賞をもらうのは初めて、と笑顔を見せた。昨年まではプレータイムはわずかで、そこまで目立つ選手ではなかった。しかし春トーナメントではしぶといディフェンスで存在感を見せると、秋はアウトサイドシュートなど得点力でも力を見せるようになった。ここまで熊谷、モッチといった選手にスポットライトが当たりがちだったが、大東文化大には地道に努力を続けている選手も多く、高木もそんな選手の一人。4年目にして大きく花開いた仕事人だ。


―優勝おめでとうございます。優秀選手勝を受賞しましたね。
「今までもらったことがなかったので、本当にうれしいです」

―昨年までは出番がなく、ここまでの我慢が実ったというところでしょうか。
「高校時代からリバウンドやルーズボールという地道なところをやっていて、そこまで目立つ選手ではありませんでした。大学でもそれは必要なことでしたが、出られない時期はつらかったですね。試合に来て、ベンチで試合を見て、そのまま帰るという感じだったので。でもその悔しさがあったので、やってやろうという気持ちになれたと思います。そこで腐らずにやってこれられてよかったです」

191110takagi2.jpg―続けてきたからこその今年ですね。
「去年はこのポジションで自分か増本(#88)が3番手というところで、今年はどうかなと思っていましたが、でも頑張ってきてよかったです。このポジションの先輩だとビリさん(ビリシベ美会・Bリーグ青森)がいたんですが、ずっと彼のプレーを見て自分に何が足りないのかを必死に探していました。その中でやはりこれだ、と思ったのがディフェンスとリバウンドとルーズボールでした。みんながやっていないという訳ではないですが、まだもっとやれるというか、それをやり続けられる人がなかなかいないなと感じました。そういうところを必死にやり続けたら出られるんじゃないかと思ってやったのが、今年につながりました」

―終盤の試合は少し疲れたのでしょうか。チームとしては負けが込んでしまいました。
「優勝が決まるまではチーム一丸となって目標に向かって一つになっていたんですが、決まってしまうと目標があやふやになってしまったところがあります。ディフェンスやリバウンドも弱くなってしまいました。そこをしっかりやらないと相手に得点が入ってしまうし、インカレでも勝てないので修正していきたいです」

―でも本当に今回はディフェンスが素晴らしくて勝ったというリーグ戦だったように思います。
「大東はディフェンスをきちんとやれば流れがきます。ディフェンスをしてからの速攻ができている試合は有利に進んでいるので、そこをもう一度やらないければいけないと思います。そこで圧を上げてもう一度やっていきたいです」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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