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2019.11.03 (Sun)

【2019リーグ1部】11/3レポート(青山学院大学会場)

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専修大が集中力を保ちアウェイで勝利
青山学院大はホームで1勝1敗


 青山学院大のホームゲーム2日目となった第20節。2会場に分かれたが、青山学院大学会場では前節に続き、2位以下の上位チームには順位に関わる大事な試合が続いた。この日の注目は最終試合の青山学院大と専修大のカードだったが、専修大が前節の東海大戦に続きいい形で14勝目をあげた。青学大は6日に第4節白鴎大との延期試合が控えており、結果次第で再び順位が変わってくる。


◆東海大VS神奈川大

191103 sadohara 東海大が前半からの点差を守り、神奈川大に94-80で勝利した。序盤から東海大は#11大倉颯太(2年・G)を中心に攻め、神奈川大も#75小酒部(3年・SF)、#3小針(2年・PG)が得点し両チーム入りがいい。東海大は高さで上回るため、リバウンドやゴール下で優位に。さらに、セカンドメンバーに切り替え#0寺嶋(4年・PG)がスピードアップ、#38春日(4年・SG)も3Pを決め27-18でリードする。2Qも東海大が主導権を握り、50-38で折り返す。

 3Q序盤は神奈川大のペースだが、中盤に#19西田(3年・SG)の3Pを皮切りに東海大が20点差をつける。しかし5分を切って#75小酒部が3P、フローターを決め、さらにディフェンスを締めてミスを誘発。スティールから#21岡部(3年・PG)がレイアップを決め9点差まで詰め寄る。東海大は#23佐土原(2年・PF)と#38春日がシュートを決めリードを保ち71-57。4Q、神奈川大はディフェンスから粘り、終盤に追い上げるも東海大は控えの選手も出場し94-80でハイスコアゲームを制した。

写真:どんな時間帯もリングに向かい続ける東海大・佐土原。23得点のチームハイ。



◆筑波大VS法政大

191103 sugawara 前半は互角の勝負だったが、3Qから筑波大が立て直して勝利した。法政大は#30水野(3年・PG)は前節の怪我により欠場するが、#24鈴木(4年・C)がゴール下で奮闘し、#14小野(2年・PG)がスピードを活かし得点する。筑波大は#27山口(3年・SG)や#11増田(4年・PF)が得点するも、法政大のシュートが良く決まり16-20でリード。2Q序盤に筑波大はミスが続いてしまい、隙を突いて#2澁谷(1年・SG・洛南)、#14小野が3Pを決めリード。法政大は終盤に#1川島(2年・SG)がバスケットカウントを決め29-32でリードし後半へ。

 3Q、筑波大は#88牧(4年・SG)のタップ、3Pを皮切りに一気に得点し逆転する。法政大は筑波大の高さのあるヘルプディフェンスに苦しみ攻めあぐねた。筑波大は#11増田と#88牧のツーメンも出て10点差をつけ、終盤に#92中田(1年・PG・福大大濠)が3Pを沈め54-41とリードし最終Qへ。4Qも筑波大がいいペース。法政大は#24鈴木がゴール下で粘るも攻めきれない時間が続く。終盤に前からディフェンスを仕掛け、#34濱田(3年・SG)が3Pを決め詰め寄るも、追いつかずタイムアップ。筑波大は全員出場の66-59で勝利し、暫定2位の座を守った。

写真:スタートのPGでゲームメイクをする筑波大・菅原。



◆青山学院大VS専修大

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【#34盛實が得点力を発揮し専修大が連勝を伸ばす】

 専修大は#34盛實(4年・G)の3P、#30アブ(4年・C)のブロックなどで入りがよく、青山学院大は#7ナナー(4年・CF)を中心に得点。立ち上がりから互角の勝負が続いた。青学大は#21納見(4年・PG)がスティールから速攻、#52赤穂(3年・PG)が3Pを決めリードする。専修大は#23キング(2年・G)がレイアップ、#30アブが高さを活かし攻めるが、終盤にかけて少しリズムが崩れてしまう。その隙に#52赤穂がドライブをきめ22-16で6点リード。

191103 abu 2Qは開始2分半で専修大が#95齋藤(2年・G)の3Pで追いつき、#12西野がうまさをみせ逆転。青学大はシュートが入らず5分間でわずか2得点に留まった。専修大は連続速攻も出てペースをつかみ、残り3分で10点差。点が伸び悩む青学大は#36相原(2年・SF)、#52赤穂が3Pを決め、さらに#36相原はリバウンドで粘り点差を詰めるが、専修大は終盤に#28野崎(2年・SG)が3Pを沈め、35-43とリードで折り返す。

 3Qは青学大が#21納見のシュートで先制し、#7ナナーがバスケットカウントで会場を沸かせるが、すぐに#34盛實も3Pのバスケットカウントが決まる。前節に続き好調で、多様なプレーでうまさが光る。両者我慢の時間があるが、先に抜け出したのは青学大で、#52赤穂がドライブ、3Pで得点し6点差まで詰める。シーソーゲームが続き点差はあまり変わらず専修大がリードを保ち53-61で最終Qへ。

 4Q立ち上がりも点の取り合いとなるが、専修大が#34盛實の技ありのレイアップから一歩抜け出した。14点差をつけられた青学大は#21納見の3Pが決まるが、専修大は#34盛實が3Pのバスケットカウントで返し点差を詰めさせない。専修大は集中力を保って攻撃の手を緩めることもなく、71-88で勝利し14勝目をあげた。

 専修大は前節の東海大戦に続き、集中力を保ち貴重な白星をあげた。この2試合盛實が点数を取りにいき、この日は26点の活躍。3Pのバスケットカウントでの4点プレーやドライブも光った。またアブはゴール下を守りきり7ブロック。青学大の外角のシュートが入った時間はやや追い上げられたが、西野や盛實を中心にすぐに返した。残り2試合筑波大と大東文化大との対戦が控えている。インカレのシードに関わるため、この状態を維持したい。

191103 noumi 青学大は赤穂が完全復帰で26点と躍動したが、点の取り合いに陥り、またディフェンスがやや緩い時間もあり、専修大の勢いを止め切ることができなかった。

 初のホームゲームには多くの観客も集まった。試合後、主将の納見「こんなにいい環境で試合ができて楽しかったです。でも期待してもらった分、結果で示すことができなくて申し訳ないです。この2試合チームの状態がベストではないとは思ったのですが、課題といい所が明確になったと思います。我慢できずに相手の得点源にやられてしまって。でもあと3試合勝てば2位の芽はありますし、修正していきたいです」と感謝の気持ちと反省点を述べた。

写真上:ゴール下を支配した専修大・アブ。ディフェンスでもどっしり構えて簡単に中で得点をさせなかった。
写真下:ホームゲーム2日間、試合後は来場者に対して感謝の気持ちを述べた青学大・納見。


第20戦試合終了時(11/3)

優勝・大東文化大学 18勝2敗
筑波大学   14勝6敗
専修大学   14勝6敗
青山学院大学 13勝6敗
東海大学   13勝7敗
日本体育大学 13勝7敗
日本大学   11勝9敗
白鴎大学   9勝10敗
早稲田大学  4勝16敗
神奈川大学  4勝16敗
法政大学   3勝17敗
明治大学   3勝17敗

※延期試合があるため、合計試合数はチームによって異なります。

※東海大・春日選手、専修大・西野選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「自分が生き残る術はディフェンスだった」
エーリート軍団の中で試合に出るという強い気持ち


◆#38春日 恒太郎(東海大・4年・SG)

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高校時代に全国で活躍した選手たちが多く集まる東海大は、ベンチ入りをすることすら難しいチーム。今季副主将を務める春日は他選手と比べれば、高校では全国大会に出場した経験はない。しかし東海大に進学してから「このままでは潰れる」と危機感を抱き、そこで身につけたのがディフェンスだった。努力でメンバーを勝ち取り、徐々にプレータムを伸ばしてきたが、ハードに一歩前で相手に食らいつき、誰よりも泥臭くプレーをする姿は目を引くものがある。4年生として、またチームを鼓舞する立場としても見逃せない選手だ。


―神奈川大には快勝となりました。
「僕自身もシュートが入り、良かったのですが、前節で専修大に負けてしまったのが大きかったです。切り替えるのが大変でしたが、今まで1週間しっかり調整してきたのを思い出して今日臨みました。結果勝つことができて良かったです」

―専修大戦の敗因はなんでしょうか?
「勝負所で甘さが出で、緩くなってしまいました。今日はその緩みがある時間を短くしようと。いい時間帯を長くして波を大きくしないようにしました」

―東海大のホームゲームで筑波大相手に見せたようなディフェンスが、専修大戦は出にくくなっていたと感じます。
「そうですね、疲れが出たと思います。スタメンを長く引っ張ってしまいました。セカンドの力不足でもあります。スタメンが長くなってしまうと、力を発揮できないこともあります。セカンドがもっとディフェンスでプレッシャーをかけたりしなくてはいけないです。東海はセカンドがしっかり流れを持ってきてファーストに渡すという形が伝統としてあります。もっとセカンドが良くならないといけないです」

―役割を果たせている試合もあると思います。自己評価はどうですか?
「できている試合もありますが、セカンドで流れを崩してしまう試合もあります。いい時はいいんですが、悪い試合を減らさないとインカレでは勝てません。このリーグもどこが優勝を取ってもおかしくないと思っていましたし、インカレもどこが勝つかわかりません。突き詰めた練習をやっていきたいです」

―春日選手はいつもディフェンスでチームを盛り上げていますね。
「自分はポジションとかがないんです(笑)。1番とか、2番ではなくてディフェンダーですね(笑)」

―ディフェンスに意識が向いたのはいつからですか?
「高校までは、自分がチームを引っ張ると言いますか、自分が中心のチームだったんです。やってやるぞと、天狗になっている部分もありましたね。でも東海大に入って大学1年で『このままじゃだめだ』と思ったんです。東海大のスタイルであるディフェンス、ルーズボールを身につけないとこのまま潰れてしまう。2つ上の先輩で岩松さん(現B3リーグ岐阜)がいらっしゃるのですが、自分が2年生の時に一緒にインカレに出させていただいて、その人の背中を追い、憧れとしていました。岩松さんはその上の伊藤達哉(現B1リーグ大阪)さんを目標としていて、僕もそれを継ごうと。そして下には坂本聖芽(#60)がディフェンスを磨いてくれて。聖芽とは練習も一緒にやって、『自分たちはディフェンダーだな』と話しています」

191103 kasuga2―高校生の時に全国大会で活躍してきた選手が集まる東海大では、ベンチメンバーに入ることから難しいと思うのですが、春日選手はその中でもよくユニホームをもぎ取りましたね。
「どうにかして成長したくて、この先がないなと思っていたので。ベンチ外にも高校のスターがたくさんいます。松崎(#24)をはじめウインターカップを制した選手やインターハイ常連校のエースか集まる中で、自分が生き残る術を探しました。それがディフェンスでした」

―副主将も務めていますが、意識していることはありますか?
「辛口でみんなに言わなきゃいけない時ってあると思うんです。意見を言える人が必要で。今年は物怖じせずに後輩に言える4年が少ないんですよ。寺嶋(#0)がみんなに何か言ったときに『なんだこいつ』と思わせちゃだめだと思っていて。彼一人にやらせず、それに自分や大倉龍之介(#1)も乗って、チームを引き締めているつもりです。時には自分は緩和剤になったりします。逆もありますね、自分が言って寺嶋が緩和してくれるときもあります。4年にはそういう雰囲気があります」

―リーグ優勝は残念ながらなくなりましたが、まだインカレが残っています。
「そうですね、突き詰めた練習をしないといけません。東海大は『強い、強い』と言われていますが、この結果です。下手なプライドは捨てて、泥臭く、東海大らしさを全面に出した試合をしていこうと思います」

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「みんなの声かけで試合中に立て直せた」
様々な経験を自分のレベルアップに繋げる


◆#12西野 曜(専修大・3年・F)

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上位チームとの大事な戦いを見事2連勝で飾った専修大。西野は前節の東海大戦で20得点12リバウンドのダブルダブル、青山学院大戦では前半からうまさが光るシュートをしっかり決め、19得点の活躍をみせた。内外こなせて器用なプレースタイルは、思わず「うまい」と言ってしまう魅力がある。今季は3☓3の代表候補にもなったが、長く厳しいリーグ戦の間にも1人遠征に行き試合をするという。疲れも見え始めてきたが、インカレに向けても重要な残りの試合には彼の活躍は必須となってくる。


―アウェイで青山学院大に勝ちました。振り返って。
「タフな戦いになることはわかっていました。この1週間ずっとディフェンス、ピックの対応をちゃんとやろうと意識してきました。前節の東海大戦から体現できて、プラン通りの試合ができたという感じです」

―いい集中力が今週の2試合は続きましたね。
「そうですね、みんな勝ちたい気持ちが強かったと思うんです。勝ちにフォーカスしてやれたのがよかったですね」

―今日は赤穂選手(#52)とマッチアップでしたが、どうでしたか?
「うまいですね。不調な時もあったみたいですけど、今日はやられてしまいました。自分はガードにつくことがないので、試合には勝ったけど、やられた感じなので気持ちはよくないですね」

―西野選手も負けじとシュートを決めて、活躍していましたが。
「立ち上がりが固くて、全然だめだったんですよ。今日ダメだなと思ったのですが、みんなが声をかけてくれました。優一さん(佐々木コーチ)も『2Qから行くぞ』と言ってくれたので、立て直すことができたと思います」

191103 nishino3―西野選手はいつも淡々とプレーをしているイメージがあります。怪我をして欠場した試合(10/14の第13節日本体育大戦)のあたりは、チーム自体も少し崩れてしまった印象があります。
「それが自分のペースなのかなと思っています。そうですね、あの辺からおかしくなったと思います。でも海翔さん(#34盛實)があまり点を取りにいってなかったのですが、監督から言われてこの2試合行くようになったんですよ。それがいいリズムにつながっているのかなとも思いますね。あとは悪い試合はオフェンスにフォーカスしがちだと思います。ディフェンスで取り返すのがルールですが、ずっとオフェンスに集中してしまうのがよくないです」

―西野選手が休めない試合も多いと思います。疲れは大丈夫ですか?
「疲れますね(笑)。これから3☓3の試合のために大分に行くんです。前泊して月曜から試合です。きついです」

―大変なスケジュールですね。3☓3で得て、5対5の試合で生かせることはなんですか?
「一瞬の隙をみて抜けるなってところを行くことですね。今日はあまりなかったですが、できてきていると思います。あとはディフェンスですね。3☓3は基本1対1なので、ディフェンスができないとダメなんです。ずっとディフェンスをしなければいけないおかげで、ボールマンに対しては自分のディフェンスもマシになったのかなと思いますね」

―課題はディフェンスということですね。
「そうですね、あとは身体づくりですね」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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