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2019.10.20 (Sun)

【2019リーグ1部】10/20レポート

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首位の大東文化大が2位筑波大を破り14連勝
専修大は白鴎大に破れホームゲームは1勝1敗で幕


 専修大におけるホームゲーム週の2日目、この日の6試合はどれも目が離せない展開が続いた。4勝同士の早稲田大と法政大、2勝同士の神奈川大と明治大は下位争いを抜け出すために熱を帯び、残りの3試合も白熱。首位・大東文化大と2位筑波大の対戦も注目となったが、これを大東大が制した。また、ホームの専修大は前節で逆転劇を演じた白鴎大と、これも最後までわからない戦いとなったが、接戦となって惜しくも破れた。

写真:専修大は今年新しく作ったサークルペイントの前で最後に記念撮影。


◆早稲田大VS法政大
191020tsuda.jpg ともに11敗で9位と10位に位置する両者の対決は、激しい競り合いになった。1Qは早稲田大の勢いが勝り、一気に14-4と逃げる。#8津田(2年・F)の攻守における高さと機動力が存在感を示した。法政大は司令塔の#30水野(3年・PG)を起点に、両ウイングやインサイドも積極的に攻め、14-18と追い上げて1Qを終了すると、2Qは#34濱田(3年・SG)の3Pが決まり、流れを持ってきた。残り4分で逆転に成功するが、早稲田大はディフェンスがよくリバウンドも抑えて流れを断ち切ると、32-30とリードを取り返して前半終了。

 3Q、互いに得点が伸びない状況から法政大がスティールを出すが、早稲田大は#39桑田(4年・F)の外が決まってまだどちらに傾くかわからない。49-48と早稲田大が1点リードで入った4Qは、法政大に焦りが見えた。ディナイが激しい中、#30水野が決めにいくが、マッチアップの#8津田の高さもあって決めきれない。早稲田大は#41小室(3年・C)のシュートが流れを呼び込み、リズムを掌握すると71-63。4勝目をあげた。早稲田大の順位は動かず。法政大はこのあとの神奈川大の勝利により、一つ順位を落として11位へと下がった。

写真:早稲田大・津田は献身的なリバウンドと身体能力を活かした得点でチームを支える。



◆日本体育大VS青山学院大
191020alex.jpg 1巡目は日本体育大が勝利したこの対戦。立ち上がりは青山学院大が内外から決め、日体大はアウトサイドの確率が今ひとつで追う形だが、#33遠藤(3年・SG)のバスケットカウントで波に乗り、青学大は#36相原(2年・SF)のアタックが光る。日体大は#24土居(3年・SF)の3Pで逆転すると19―15で1Q終了。2Q、#24土居の3P、速攻が出て日体大が開始1分で10点リード。ここからやや停滞した時間を迎え、残り5分に#24土居がバスケットカウントの3Pを決め、ゲームが動く。青学大は日体大のターンオーバーから#21納見(4年・PG)が速攻をはじめ3連続得点。#52赤穂(3年・PG)のバスケットカウントも決まって青学大が追い上げ、残り1分に#24永野(2年・PG)の3Pが決まり追いついた。日体大は#3大浦(4年・PG)の最後のオフェンスは決まらず37―37の同点で前半終了。

 後半の幕開けは#24土居のスリー。しかし青学大は#36相原、#21納見のスティールが連続し、#14伊森(4年・F)のジャンパーも決まった。日体大も粘り、#5磯野(4年・SF)の速攻、#24土居の3Pが沈んで流れを引き戻す。日体大はディフェンスが割れずにターンオーバーが続く苦しい形が続き、58―56と2点のリードで3Q終了。4Q序盤は青学大のリズム。次々にターンオーバーから得点していった。攻守で#36相原の機敏さが光り、日体大の武器を出させない。残り5分、点差は2から4で推移。#21納見のスリーを#33遠藤がスリーで返すなど互いに譲らないが、青学大は#21納見のドライブ、#36相原、#7ナナー(4年・CF)のオフェンスリバウンドなどが出て残り2分で7点のリードに成功。タイムアウト開けの残り1:15、#33遠藤がドライブを決めるが残り時間で追いつくことはできず、70―75。接戦を青山学院大が制した。

写真:青山学院大は身体能力の高い相原が随所でいい働きを見せ、チームも活気づいた。



◆東海大VS日本大
191020 matsuwaki 1Q序盤は日本大がリード。#0シェイク(3年・C)が速攻でダンクを披露する。東海大は中盤まで日本大に押されるが、#38春日(4年・SG)が3P、#25平岩(4年・C)がゴール下を決め、流れをつかむと逆転し12-20でリード。2Q、日本大は#8ジャワラ(4年・PF)がダンクを決め盛り上げるも、外のシュートがなかなか入らない。東海大は#19西田(3年・SG)がドライブ、速攻もあるが、点は伸び悩み22-28と6点リードで折り返す。

 3Q、日本大は#4上澤(3年・PG)の連続シュートで点差を詰める。対する東海大はなかなかシュートが入ってこない。開始5分、日本大は#60黒田(2年・F)がドライブでバスケットカウントを決めて同点、#8ジャワラがバックシュートを決め逆転する。ミスが続く東海大だが、#38春日がディフェンスで、#25平岩もリバウンドで粘る。#14松脇(4年・SG)のステップバック、#22飯尾(1年・SG・洛南)が3Pを決め38-35で3点リード。4Q開始早々、東海大は#0寺嶋(4年・PG)の3Pで1点差に迫るが、日本大の積極的な攻めにファウルが重なり、開始2分で4ファウル。中盤までシーソーゲームとなるが、日本大はガード陣のディフェンスがよく、#0シェイクの高さでオフェンスリバウンドも優位に。終盤に#4上澤がフローター、#14松脇(4年・SG)がとどめの3Pを決め、58-53。1巡目のリベンジを果たし、8勝目をあげた。東海大は6敗目。

写真:勝負を決めた日本大・松脇は笑顔。



◆神奈川大VS明治大
191020 ogata 現時点で11位、12位と下位2チームの神奈川大明治大の戦いは、負けられない気持ちのこもった試合となった。神奈川大は#3小針(2年・PG)のドライブを皮切りに一気に得点しリードするも、明治大は#15渡辺(3年・PG )の連続3Pで持ち直し、20-23で1Q終了。2Q序盤は神奈川大のフレッシュマンたちが果敢に攻めリード。明治大は流れが悪い時間はあるが、#15渡辺がダブルクラッチで盛り上げ、さらに#10須藤(4年・SG)の3P、終了間際に#10奥野(4年・F)がゴール下を決め35-38で折り返す。

 3Q、神奈川大は#75小酒部(3年・SF)のリバウンドで優位に。明治大は#10須藤が好調で、残り2分で同点追いつくも、神奈川大はオフェンスリバウンドから押し込み、52-58でややリード。4Qは#21岡部(3年・PG)が持ち味のスピードを活かし躍動。アウトサイド、ドライブと内外で決めて神奈川大がリードを保つ。明治大は#17常田(2年・SG)がバスケットカウントで粘るも、神奈川大は#75小酒部がすぐに返す。明治大はフリースローが入らず苦しくなるが、終盤に#52溝口(2年・C)のゴール下、#17常田のスティールで3点差に迫る。しかし神奈川大はタイムアウト後、#75小酒部がジャンパーを決めそのまま逃げ切り、81-74で3勝目をあげ順位も9位へとジャンプアップ。

写真:神奈川大は後半、尾形がディフェンスで大きく貢献。



◆筑波大VS大東文化大

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写真:大東文化大・高木は3Pを6/8と高い確率で決めた。

【1位2位対決は大東文化大が筑波大を退ける】

191020mimori.jpg 2勝の星の差はあるが、優勝の行方を占う大東文化大筑波大の戦いはディフェンス・オフェンスともに大東大が流れを握る40分だった。筑波大はスタメンに#75井上(2年・C)と#33三森(3年・PF)のツインタワーで臨んだ。互いにややおとなしい出足から、大東大は#2飴谷(3年・SG)が3Pを連続で決め、速攻も出た。さらに#15モッチ(4年・C)のレイアップ、#25高木(4年・SF)の3Pも沈むと一気に差を開く。筑波大はセンターを#15森下(4年・C)に替えて立て直しをはかるが、1Qは22―10で大東大リード。2Qの頭は互いにベンチメンバーが主体。筑波大は#16野本(3年・PG)のスティールから#8菅原(3年・PG)の速攻、#23半澤(2年・SG)のジャンパーなどが決まって粘る。大東大はややシュート確率が落ちてくるが、ディフェンスは固く、10点ほどのリードは維持。#15モッチに交代した#88増本(4年・PF)のスリー、フリースロー、#2飴谷の速攻も決まった。筑波大はチームファウルが嵩んで苦しく、シュートの確率も今ひとつ。#11増田(4年・PF)がアンスポーツマンライクファウルを取られたあと、互いに笛の対応に戸惑いつつも大東大がリードを保って42―31で前半終了。

191020nakamura.jpg 3Q、筑波大は#11増田、#88牧(4年・SG)の得点、大東大は#25高木の2本の3Pが続き、依然点差は大きく動かないが、#33三森のゴール下、#11増田のレイアップなどでじわりと詰め寄る。大東大は#15モッチが外から打つ形になってしまい、これが決まらずターンオーバーが続いた。筑波大は#92中田(1年・PG・福大大濠)を投入すると#27山口(3年・SG)に見事なアシストが出て3Pが決まった。しかし大東大はこのQ#25高木が絶好調。苦しいところでことごとく3Pを沈めて再び筑波大を突き放し、50―66の大東大リードで4Qへ。筑波大はディフェンスで奮闘していた#33三森が4ファウル。かわりに#75井上がゴール下で体を張り、#16野本のスリーで追い上げる。しかし大東大は激しいディフェンスは緩めず点差を開くと86―69で試合終了。

 筑波大はこれで4敗目。負け数では3位の青山学院大(1試合が延期)と並ぶ状況になった。次週は東海大とホームゲームでの対戦があり、アウェイだが負けられない戦いだ。

 大東大は高木が6本の3Pを沈め22点。コートを駆け回り、攻守で奮闘する飴谷が24点と見事な活躍を見せた。残り試合は6。ひたむきに走り続けた彼らの先に少しずつ光が見えてきた。集中力を維持し、最後まで粘り抜けるか。

写真上:筑波大は三森がスタメンで踏ん張った。
写真下:大東文化大は中村浩陸が高いリーダーシップを見せている。



◆専修大VS白鴎大

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【互いに譲らぬ展開を白鴎大が粘りのディフェンスで制す】

191020king.jpg 専修大のホームゲーム第2戦、相手は昨日の試合で劇的な勝利を収めた白鴎大。試合はサイズの大きな専修大がリードをする形で入った。幕開けは白鴎大#32三浦(4年・SG)のシュート。続けて#77前田(4年・F)がレイアップを決める。専修大は#34盛實(4年・G)のフリースロー、#30アブ(4年・C)と続くと、そこから#23キング(2年・G)が抜群の身体能力を活かしてオフェンスリバウンド、速攻と立て続けに得点。専修大はその後も高さを活かしてリバウンド、オフェンスでも優位を保つ。白鴎大はシュートまでは行けているが、相手の高さに影響されてわずかにこぼれる場面が続いた。1Qは22―14で専修大リード。

 2Q、白鴎大は#77前田が速攻、3Pと連続得点。さらに#13西山(4年・SF)の3Pも決まった。専修大も#12西野(3年・F)のスリー、#28野﨑(2年・G)のレイアップが続いて、ベンチメンバーの活躍が光る。白鴎大は残り3分に#77前田が3Pのバスケットカウントで追い上げ。専修大は#30アブをコートに戻して対応するが、#77前田、#24星野(4年・PF)がねじ込み、#7ギバ(1年・常総学院)、#0関屋(1年・SG・飛龍)の速攻も出ると、最後は#0関屋がブザーとともに3Pを決めて38―41と逆転して前半終了。

191020sekiya.jpg 3Q、開始から数分は主導権争いが続いた。リバウンド、ディフェンスで互いに相手の攻撃をしのぎ、ターンオーバーが続いて得点が大きく伸びない。取られたら取り返す形が続いて54―57で専修大がリードし、4Qへ入った。開始すぐ、専修大は#34盛實の3Pが決まり、#23キングのレイアップで8点のリードに。#23キングの速攻ダンクも出て乗る専修大だが、白鴎大もディフェンスでターンオーバーを奪い、#0関屋の3P、#24星野のシュートも決まると開始3分で点差は3。専修大は単発のシュートが落ちていき、これを拾う白鴎大が早い展開に持ち込む。#34三浦の3Pで同点にした白鴎大は#77前田のシュートで逆転。しかし#23キングがオフェンスリバウンドを決めて同点に戻し、シーソーゲームは続く。残り2分を切り、互いに激しい攻防でゴールを割らせない。73-70で白鴎大リードの中、残り28秒、白鴎大のターンオーバーから専修大ボール。しかしタイムアウト開け、フリーで打った#34盛實のスリーは決まらず。これを抑えた白鴎大は#24星野が獲得したフリースローを1本沈め、74―70で激しい戦いを制した。

白鴎大は前半こそ苦戦したが、終盤はディフェンスの粘りから流れを呼び込んだ。専修大は反対に後半になるとシュートが落ちてしまい、惜しくもホームでの連勝を逃した。

写真上:専修大キングが速攻からのダンクを決めた。
写真下:白鴎大は関屋が前半終わりの3Pなど、大事なシュートを決めた。


15試合終了時点(10/20)

大東文化大学 14勝1敗
筑波大学   11勝4敗
青山学院大学 10勝4敗
東海大学   9勝6敗
専修大学   9勝6敗
白鴎大学   7勝6敗
日本大学   8勝7敗
日本体育大学 8勝7敗
早稲田大学  4勝11敗
神奈川大学  3勝11敗
法政大学   3勝12敗
明治大学   2勝13敗

※延期試合があるため、合計試合数はチームによって異なります。

※日本大・上澤選手、大東文化大・飴谷選手、白鴎大・ブラ選手のインタビューは続きを読むへ。



[続きを読む]

【INTERVIEW】

「ゲームメイクを第一に考えてプレーしたい」
ガードとしてシューター軍団をまとめる難しさ


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◆#4上澤俊喜(日本大・3年・PG)
特別シュートの調子はいいとは言えなかったが、ロースコアの接戦を勝ちきれたのは大きな意味を持つ。上澤は前節からスタメンで起用され、15点のチームハイの活躍をみせた。ここまで出場時間は少なかったが、チャンスをしっかりとものにし、アピールできた試合だった。シュートやケイタの高さを武器にしている日本大だが、ゲームを作るPGの役割を担う選手は怪我などで不足している状況。安定したチームを作るためには彼の活躍が必須となってくる。


―東海大戦を振り返って。
「1巡目の東海戦は接戦で落としました。リベンジマッチだったので、気持ちを高めて臨みました。個人的にも1巡目にミスをしてしまい、そこからあまり試合に出られない時間が続きました。でも怪我人が増えて、自分にチャンスがもう一度回ってきました。ものにしたいと思っていたので、昨日(神奈川大戦)から頑張りました。とりあえず試合を作るところと、いけるところは自分で突破するバランスを意識していました」

―リーグ戦では波のある試合もありますが、この2試合の神奈川大、東海大戦は接戦を勝ちきれましたね。
「1Qで大差をつけられてそのまま試合が終わることもありました。タイムアウトからみんな気合いが入ると言いますか。今日は自分がスタメンで出ているので、出だしを意識しました」

―今週からスタメン起用ということで、どのような気持ちで臨みましたか?
「緊張はしました。でも任されている以上は責任をもってやらないといけないと思っていました。自分のせいで負けるわけにはいかないですし。意志をもってやろうと、声を出してやろうと意気込んでいました」

―その言葉通り、今日はいい活躍でした。
「勝利に貢献できたことはよかったです。点数を取るタイプではないので、取れる時にやらないといけません。天昇(#10杉本)はいないし、松脇さん(#14)だけになってしまうので。それは良くないです。ディフェンスでもオフボールのところは意識しました。高原(#11)が怪我から復帰して、ディフェンスで粘ってくれています。ボールマンだけではなく、上の3人全員がプレッシャーをかけることを練習から意識しています。結果として勝利に表れていてよかったです」

191020kamisawa1.jpg―日本大はPGの起用についてチームとして春から試行錯誤があります。その中で、どう活躍していきたい思いがありますか?
「リーグの最初は天昇がガードで出ていました。ただ、彼は点取り屋で、PG経験はありません。やはりまとめる役割、ゲームを作るということが日本大はできていないです。自分はここまで出られる機会は少なかったですが、チャンスをもらえたときはまずチームを作ることを意識しています。難しいのは周囲が高校からのスコアラーが多く、ボールを欲しがる選手が多いことです。みんな点数が取れるので、どこにバランスよく出すかは難しいです。自分が決めたい意志が強い人がたくさんいますが、1人に全てやらせるのは良くないと思っています。バランスを考えつつやっていきたいです」

―リーグ戦はまだ続き、スタメン起用の試合も増えると思いますが、意気込みを一言お願いします。
「次が筑波大との試合です。1巡目は接戦で負けてしまいました。リベンジしたいですね。筑波大は身長が高いので、どう崩していくかを考えたいと思います」

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「みんなの気持ちは切れていない」
チーム一丸となって目指すは優勝


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◆#2飴谷由毅(大東文化大・3年・SG)
立ち上がりの連続3Pに、スティールからの速攻など、この試合24点、スティールは2。序盤戦はそこまで目立つプレーぶりではなかったが、中盤戦に入って山場となる青山学院大、東海大、そして筑波大を倒すところにきちんとピークを持ってきた。12チームになり、勝ち続けるのが格段に難しくなった1部リーグで、大東文化大は14連勝。全員が毎試合すばらしいプレーを続けているが、飴谷の運動量と跳躍力がもたらす勢いは欠かせない。一つひとつの勝利を喜びつつも、集中し、残る戦いに挑んで欲しい。


―飴谷選手の3Pから入る立ち上がりでした。
「今日は調子が良かったです。結構気合いも入っていましたし、自分の気持ちも上がっていました」

―筑波大は1巡目、夏の練習試合でも勝っている相手ですは気が抜けない相手であったとは思います。
「そうですね。でもリーグ戦を通して14連勝している中で、みんなの気持ちが切れていないんです。昨年は2巡目の東海大戦で負けてから崩れた部分がありましたが、今年はそれがなく、一人ひとりが意識高く練習も行っています。その結果が毎試合気持ちも強く入れて、良い状態で試合を始められて、勝てるという状況になっていると思います」

―勝っているということも大きいと思いますが、昨年以上に集中して切れない時間が長いように思います。
「特に今年はシックスマン以降もいい選手が多く、選手が交代しながらもそれぞれ切れない継続力が強くなっていると思います」

191020ametani1.jpg―西尾監督は春から飴谷選手にはもっと活躍を期待していたようですが、何か言われたりしていますか?
「西尾さんには1年生のときから言われ続けてここまで成長してこられました。言われたことを糧に成長してきましたが、いいことはなかなか言われないです(笑)。だからむしろ言われたらラッキーなのかもしれないですね。言ってもらうということは期待されているということなので」

―昨年はスリーポイントが課題と言っていました。今日は良かったですが。
「アベレージ的にはそこまで打たないし、入っているとは言い難いです。でも打つことが大事なので、あと1年大学でプレーする中で確率は上げていかないといけないし、コンスタントに打って入れていくことが必要です。だから練習するしかないですね」

―大東大はディフェンスが本当にすばらしいですね。
「大東大はリーグ内でもディフェンスで1位だと自分としては思っています。ペリメーターのところはしっかり追いかけて我慢強く、我慢強くやっています。練習からもすごく激しいし、みんなで一から見つめ直してやっていることが試合に出ていると思います。控えがプレーする時間も増本さん(#99)と細かく確認しているし、みんながしっかり頑張っていると思います」

―大きな一戦を勝って、残り試合も少なくなってきました。

「今日は本当に嬉しい1勝でした。優勝に向けて残りの試合も頑張っていきます」

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「気持ちを切り替えるために頑張った」
何があっても出られる選手になるために


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◆#52ブラ グロリダ(白鷗大・2年・C)
リーグ戦では白鷗大のゴール下を任される時間が伸びている。荒削りではあるが、昨年よりも向上が見られている。専修大戦では留学生フィリップを相手に、リバウンドやディフェンスでも奮闘。アウェイながら、見事な勝利を収めた。
白鷗大は台風19号で被災し、ブラが住む1階は浸水してしまった。そして、彼にとってのアクシデントは天災だけではなく、リーグ戦前のシェッハの怪我だ。下級生の立場で重たい2つの出来事だが、その分「頑張る」という言葉には力があった。



―お疲れさまでした。台風で大変だったと思いますが、その中で2連勝ですね。試合はどうでしたか?
「1階に住んでいるので浸水しました。今は友達の家で生活しています。来週には自分の部屋に戻れると思います。早く戻りたいです。大会で自分たちは下の方になっていますし、浸水してしまった部屋もあるので気持ちが落ち込んでいました。この2試合勝って、気持ちを切り替えていこうと頑張ろうと思っていたので、頑張りました。みんなが気持ちを出してくれたから勝てたと思います」

―リーグ戦前にシェッハ選手(#75)が怪我で試合に出られなくなって、ブラ選手がずっと試合に出ていますね。慣れましたか?
「はい、でも1人で出るのは大変です。出ないといけない、頑張るしかないです」

191020bura2.jpg―何を一番頑張りたいですか?
「試合によりますが、例えば今日の専修はフィリップ(#30アブ)もケイタ(#0)もいるから、2人とも強い。ファウルしないように40分間出られるように頑張りました」

―大学バスケで出場時間も増えてきましたが、高校と何が違いますか?
「やっぱり大学生はみんなご飯たくさん食べていたり、ウエイトもすごいから体が大きくて、能力も全然違うと思いました」

―ブラ選手が主力で、大学で負けないようにこれからも頑張らないといけないですね。
「自分もBリーグ行きたいし、あと2年でたくさん頑張りたい。ここですごい選手になれるように頑張ります」

―これからの意気込みをお願いします。
「今まで勝たなくちゃいけない試合を落としていました。これからしっかり勝ちたい。インカレも優勝したいから、頑張ります」 



【PHOTO】
昨年から始まった専修大のホームゲーム。今年度も引き続き開催され、チームグッズ販売やチアによるハーフタイムショーなどが行われ、チームを盛り上げた。

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白い今年度のホームゲームTシャツ。バスケット部のオリジナルTシャツなど数種類を販売。


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商品を買うとオリジナルチェキやボールなど、選手のサイングッズも抽選で当たる仕組み。


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ハーフタイムショーにはチアが演技を披露し、応援席はTシャツを来た観客がチアスティックで賑やかに応援。


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最後はホームゲームを盛り上げた全員で記念撮影。


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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