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第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 大東文化大学が初優勝
関西学生バスケットボールリーグ戦 京都産業大学が優勝

2019.10.14 (Mon)

【2019リーグ 1部】10/14レポート(日本体育大会場)

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大東文化大は東海大を破り首位を維持
東海大・専修大と上位が揃って破れる


 台風19号の影響により日程変更になった1部リーグの第13戦は、2日間順延となり、日本体育大と筑波大学の2会場に分かれて開催された。注目となったのは、首位の大東文化大と3敗で3位に位置する東海大の一戦。立ち上がりに好調なオフェンスを見せ、また固いディフェンスでも東海大に得点を許さなかった大東文化大が、第1戦に続き見事勝利を納め、首位を守った。青山学院大は明治大に逆転勝利。日本体育大は専修大に勝利して上位陣へ一歩近づいた。また、筑波大会場では2位筑波大も難なく勝利し、大きな順位変動はなかった。



◆大東文化大VS東海大

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【大東文化大が集中力を持続し、東海大から連勝】

 幕開けは大東文化大#81後藤(4年・SF)のジャンパー。そこに#15モッチ(4年・C)のジャンパーも続き、さらに#25高木(4年・SF)の3Pなども次々沈むと、開始数分で0―9とリード。東海大は#0寺嶋(4年・PG)のシュートが出るとディフェンスもインサイドを固めて外から打たせる形に持っていき、追い上げる。残り4分半、前節で欠場した#86八村(2年・C)を投入した東海大に対し、#81後藤の3Pで大東大も逃げる。東海大は#38春日(4年・SG)の3Pが決まり、11―16。大東大が5点のリード。

191014goto.jpg 2Qは互いに激しいディフェンスの応酬。東海大は#38春日の2本目の3Pが出て追い上げる。さらになかなか通らなかったゴール下にボールが渡り、#5山本(4年・C)が決めると同点に追いついた。しかしここから大東大は好調の#81後藤、#1深渡瀬(2年・SF)のシュートもあって再びリード。#15モッチが2ファウルとなってベンチに下がるも、ディフェンスでは東海大に簡単にゴールを許さず。東海大は終盤#86八村がゴール下で粘って得点する。しかし互いにフィールドゴールは伸びず29―25の大東大リードで前半終了。

 3Qの主導権争いはディフェンスで互いの動きを封じ、簡単には得点ができない。東海大は序盤に速攻を出し、大東大が#25高木のスリーで返したあとは膠着状態が続いた。大東大はQ半ばに#15モッチをベンチへ。この間にディフェンスを締めていく東海大だが、大東大は#99増本(4年・PF)の3Pが決まってチームを盛り上げ、#12中村拓人(1年・PG・中部第一)のフリースロー、#25高木のジャンパーで流れを切らさない。残り2分に#25高木のフリースローが決まると大東大は10点リード。最後は44―32の大東大リードで4Qへ。

191014hachimura.jpg 4Q序盤、東海大は高い位置からプレッシャーをかけてターンオーバーを奪っていくと、点差を一桁に。一方で開始3分、ディフェンスで粘る#60坂本(2年・G)が4ファウルとなり、全体的にもファウル数が嵩んでいく。大東大のディフェンスは固く、そしてオフェンスでもボールを回してしぶとくゴールを狙う。残り3分、#2飴谷2本目の3Pが決まり、大東大は再び11点のリードに。東海大は残り1分、外のシュートが決まって粘るが、63―53で大東文化大がこのカード2連勝。

 ほぼ1年前、その時点で1位の大東文化大は2位東海大の挑戦を受け、試合は接戦に。両者の対決はわずか5点差で東海大に軍配が上がった。東海大はここから優勝に向けてさらに調子を上げ、大東文化大は苦戦が続いていくターニングポイントにもなった試合だ。それだけに大東文化大にとっては前節の青山学院大とともに負けられない試合だった。今回は立ち上がりの攻撃でまずダメージを与え、またディフェンスでも東海大の攻撃を封じた。外からの攻めに頼らざるを得なくなってしまった東海大には苦しい展開だった。

191014nisio.jpg 大東文化大は台風19号により大学最寄り駅が冠水。選手に被害はなかったが前日は練習も予定通りとはいかなかった中での試合だった。西尾監督「不安はあったがよく気持ちで乗り切ってくれた。モッチがいなくても、春からやっている増本を5番にしたバリエーションが生きたし、ディフェンス力も大崩れすることはない。そこに欠場したアビブのパターンも加わればさらに強くなる。リバウンドもモッチがいないからこそ集中力が高まる部分もある。昨年とは違って中村浩陸、後藤、中村拓人、飴谷らいろんな選手がモッチとツーメンゲームができ、相手はディフェンスを絞りにくいと思う。足も止まらずにスムーズにディフェンスにも入れる。それは昨年とは大きく違うところ。選手も試合中にしっかり考えてやっていたし、試合後も『日頃の練習レベルを上げて一つずつ戦っていこう』と集中していた」と、選手個々の集中力や持ち味をしっかり出せていることを評価。ひとまず大きな山と捉えた東海大戦には勝利したが、まだ2位筑波大など強敵との戦いは残る。後半戦も挑戦者としての戦いが続く。

写真上:立ち上がりのシュートで試合のいい流れを作った後藤。前節の青山学院大に続き好調さを見せた。
写真下:東海大は2試合欠場のあと復帰。ゴール下では大東大の粘りもあり、激しい競り合いが続いた。



◆青山学院大VS明治大

191014dan.jpg 入りが良かったのは明治大。#56永田(3年・PF)、#10須藤(4年・SG)のバスケットカウント、前からディフェンスを仕掛け一気に得点する。青山学院大は#21納見(4年・PG)が欠場で点数が伸び悩み、動きも固い。徐々に#14伊森(4年・F)がアタックしていくも、17-28と追う展開に。2Q序盤も明治大が果敢に攻めた。ゴール下では#7植松(3年・PF)や#56永田がディフェンスで粘り、一時14点差をつけるが、青学大は高さで優位の#7ナナー(4年・CF)がリバウンド、#14伊森が好調。点差を詰めるが、明治大は最後の攻撃で#10須藤がシュートを決め34-41と7点リードで折り返す。

 3Q、青学大は#51赤穂(3年・PG)の3Pを皮切りに、#7ナナーがゴール下で得点し開始3分半で1点差に迫る。明治大は高さに苦戦しシュートが決まらない。青学大はオフェンスでも高さを活かし、逆転に成功。#36相原(2年・SF)の3P、#14伊森のドライブなどで点差をつけ、ディフェンスも足が動いてきたところで58-48と10点リード。4Q、青学大のハードなディフェンスで、明治大のシュートは落ちる。青学大は高さを活かしつつ、#36相原が連続スティールでベンチを沸かせそのままリードを保ち、77-63で勝利した。

写真:青山学院大はゴール下のナナーのサイズ、幅で得点を量産。



◆専修大VS日本体育大

191014chris.jpg 走り出したら止まらないのは両者同じだが、この日は日本体育大の7秒オフェンスに分があった。専修大は#30アブ(4年・C)、#12西野(3年・F)、#10貴志永(1年・G・豊浦)が欠場。1Qは日本体育大の勢いが勝り、3P、速攻なども決まると26―14と、らしい立ち上がりとなった。2Qも日体大の勢いは持続。ディフェンスから速攻に持ち込み、アタックを続けてスピード感あるバスケットを展開し、差を広げる。残り4分から互いになかなか得点が入らなくなるが、前半は22―38で日体大がリード。

 後半、日体大は#5磯野(4年・SF)のスティールにリバウンドをはじめ、#50バム(2年・C)のダンクも出て、また内外のシュートも決まって得意の早い攻撃でたたみかける。専修大はタフショットが増えて苦しい展開。開始4分半で21点差をつけられた。タイムアウトで修正をはかるが、走りはじめてしまうと日体大を止めるのは難しい。45―60で入った4Qも流れは大きく変わらず。専修大は#46寺澤(2年・F)、#0ケイタ(1年・C・日体柏)がゴール下で粘る。日体大はスピードを緩めず走り続け、63―81で試合終了。日本体育大は7勝目。専修大は痛い5敗目となった。これにより青山学院大が4位浮上。日体大は5位専修大と星の差一つの6位となった。

写真:日体大はバムのほか、クリスティンも豪快なダンクを決めた。


第13戦終了時(10/14)

大東文化大学 12勝1敗
筑波大学   11勝2敗
東海大学   9勝4敗
青山学院大学 8勝4敗
専修大学   8勝5敗
日本体育大学 7勝6敗
白鴎大学   5勝6敗
日本大学   6勝7敗
法政大学   3勝10敗
早稲田大学  3勝10敗
神奈川大学  2勝10敗
明治大学   2勝11敗

※延期試合があるため、合計試合数はチームによって異なります。

※東海大・増本選手、青山学院大・相原選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「安心して使ってもらえる選手になる」
長期のリーグ戦で最も大切といえるつなぐ役割


◆#99増本優太(大東文化大・4年・PF)

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22試合のハードな日程で行われるリーグ戦では、セカンドメンバーの活躍は必須になる。モッチが下がった時間でインサイドのつなぎを務めるのが増本だ。この試合ではアビブの欠場もあってより重要な役割を担い、プレータイムを大きく伸ばした。リバウンドはもちろん、3Pと東海大からターンオーバーを奪ったディフェンスはチームの流れを維持し、また雰囲気を盛り上げるビッグプレーとなった。
昨年は首位を保っていた大東文化大は、同時期に東海大に1敗したあとの後半戦でペースが崩れてしまった。今回はこの試合を勝ちきり、はずみをつけた。残る試合は、増本をはじめ全員に今以上の集中力が問われる試合となっていく。



―大事な一戦でした。東海大戦を振り返って。
「自分はモッチ(#15)と交代で出場することが多く、いかにモッチの休憩時間を作れるかというつなぎのことをいつも考えています。そこで自分がいい日はプレータイムをもらえていますが、まだ波があります。安定させてもっと西尾さん(監督)が安心して使ってもらえるようにしたいです」

―リーグが進むにつれて出場機会も増えています。それができている感覚はありますか?
「いや、まだですね。春のトーナメント戦で少しプレータイムをもらって、リーグ戦で徐々にもらえてきましたが、試合に慣れていない感がありますかね。最初は自分ができることからやって、持ち味の3Pも出せていけたらいいとは思っています」

―ここまでの自己評価はどれくらいですか?
「30点くらいですね。やっぱり波があるのでだめだと思います。安定させたいです。求められている部分はまだやりきれていないのかなと。西尾さんに信頼してもらいたいですね。言われたことはコートでしっかり表現しなくてはいけないですし、うちの強みであるディフェンスとリバウンドをもっとハードにやれればと思っています」

191014masumoto1.jpg―ちょうど1年と1日前(2018.10.13)に東海大に破れ、チームとしてはそこから苦戦が続きました。この一戦は落とせない思いがあったの思うのですが。
「そうですね。そこから崩れてしまったので、今年は気持ちを引き締めていこうと。ここで勝てばまた2巡目もいい流れになるとは話していました」

―4年生がみんな頑張っていますね。
「そうですね。試合に出ている選手が多いです。途中、コート内で浩陸(#34中村)が『4年生、ここ踏ん張りどころや』と声をかけてくれました。よっしゃ!と一致団結できました。チャレンジャーの気持ちを忘れずに、優勝目指して頑張りたいですね」

―大東文化大は常にディフェンスがいいですが、いつも頑張れるのはどうしてでしょうか?
「練習からバチバチやっています。自分とモッチも喧嘩しそうなくらいやり合います。自分だけではなくて、チーム全体で強度を高くできていると思います。それが強みだと思います。練習から常に意識しているからですかね」

―モッチ選手とやり合っているとは、フィジカルには自信ありですか。
「ここまで強くなれたのはモッチがいたからです。モッチが一番強いので、他の留学生にはびびったりしません。自分は強さしか取り柄がないです。それをとったら何もないので、活かしていきたいです。自分が出た時はチームを活気付けられるようなプレーをしたいですし、いい流れをもたらして、勝ちに貢献していきたいです」

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「みんなに恩返しできるようにプレーしたい」
コートで表現し、活躍していくことが周囲への感謝になる


◆#36相原アレクサンダー学(青山学院大・2年・SF)

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この明治大戦から出場時間を得て、13得点の活躍。後半は動きの固さも取れ、スティールなどで盛り上げた。この試合欠場の納見も、高校時代からの後輩の活躍にベンチで喜びをみせた。相原は春から怪我などでチームに迷惑をかけてきたことがあったという。感謝の気持ちをコートで表現するべく、練習にも励んできた。
インタビュー中は同期や先輩がわらわらと笑顔で近寄って彼にアドバイス。「愛されキャラクター」相原の躍動に、今後も期待したい。


191014alex1.jpg―明治大戦を振り返って。前半は追い込まれてしまいました。
「最初は前回勝った相手ということもあり、気の緩みが出たと思います。納見さん(#21)が欠場ということで、一人ひとりがやろうという意識が強くなり、空回りした部分もあったと思います。そこで出だしはうまくいかなかったので出遅れてしまいました」

―久しぶりに長時間の出場でシュートも決めていましたが、個人的にはどうでしたか?
「明成高校の先輩でもある納見さんの、怪我での欠場だったので、その分頑張ろうと思いました。自分としてはベンチに入っていない期間もありましたし、ここで活躍しないとチームに恩返しできないと思っていました」

―怪我が春から長引いて出場できな時間も長かったですね。その期間はどう過ごしていましたか?
「ずっとリハビリです。試合から離れた期間もありましたが、練習中にいろいろな人からアドバイスをもらいました。試合には出られなくても、練習でカバーするという気持ちでやっていました。夏から練習に戻っていますが、復帰したばかりの時期は、どう動けばいのかあまりわからなかったですが、周りが教えてくれてなんとかなりました」

20191014_aihara.jpg―今日はまずまずいいところが出たかと思います。今後どのようなプレーをしていきたいですか?
「今まで出られなかった分、チームに返していかなくてはいけません。試合にも絡ませてもらっているので、心配してくれた人たちへの恩返しの気持ちを込めてプレーしたいです」

写真下:インタビュー中にチームメイトが彼の周りに集まってちゃんと答えられているか叱咤激励。なごやかな雰囲気となった。



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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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