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第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 8/24〜11/10
※台風の影響による延期試合があります。常に最新の情報を関東大学バスケットボール連盟の公式サイトでご確認ください。
関西学生バスケットボールリーグ戦 8/31〜11/3

2019.10.05 (Sat)

【2019リーグ2部】10/5レポート

191005 takushoku

拓殖大が中央大を破り単独首位に
徐々に上位チームと下位チームに分かれる


 1巡目が終了し、2巡目が始まった2部リーグ。第11、12戦は東洋大学総合スポーツセンターで行われた。第11戦において1敗のついていた拓殖大が首位の中央大を波のある試合で破り、単独首位に浮上。中央大は翌日の第12戦で関東学院大にも破れ2連敗となった。関東学院大はこの勝利で3位に。また、国士舘大、明星大が連勝で7勝、順天堂大、東洋大、江戸川大が6勝と続く。混戦の2部リーグも徐々に下位チームとの勝率の差がついてきた。

 第11戦の中央大と拓殖大の一戦と、この日の試合で印象的なプレーが光った選手のインタビューを掲載する。

写真:試合終了直後の拓殖大。勝利に喜びを噛み締めた。



◆拓殖大VS中央大

【拓殖大がシューター陣の活躍で中央大を破る】

191005 tada

 首位攻防戦となった1位中央大と2位拓殖大の戦いは、終盤まで競り合いが続いた。

 1Qは中央大のペースで進み4-20。#12樋口(3年・PG)がドライブからパスを配給するなどガードらしさを発揮し、自ら3Pも決めた。拓殖大はシュートが入らず。2Qは一転して拓殖大がペースを掴んだ。中央大は序盤、#22足立(4年・PF)が#99多田(4年・F)をフェイスガードで守り、#47吉田(1年・C・土浦日大)がいいところに合わせ、ペースは変わらず。しかし拓殖大の#99多田が徐々に本領発揮。マークが甘くなったところを見逃さず、3Pを決めた。前半だけで6/6、ドライブ1本を含め2Qのみで20得点と驚異の数字を叩き出し、33-32と逆転し折り返す。

191005 higuchi 3Qは中央大の#3北村(1年・PG・東海大諏訪)がレイアップで先制。#34西村(3年・PF)が#99多田をマークし、点を取らせない。拓殖大は#9小室(4年・G)が3P、ドライブと多様なプレーをみせ食らいつく。中盤から中央大は速攻や、#12樋口、#3北村というガード陣が外からシュートを決め、#47吉田もゴール下で奮闘。拓殖大は#41杉野(3年・PF)がオフェンスリバウンドをもぎ取り、バスケットカウントで粘るも終盤ミスが続き47-54で追いかける展開に。4Q、拓殖大の#9小室が一気に畳み掛ける。得意とするスティールからワンマン速攻、1対1でもうまさを披露し開始3分で逆転。中央大は#34西村が果敢に攻め、#47吉田もゴール下で合わせ点を取り、シーソーゲームに。拓殖大の#9小室の勢いが止まらないが、残り2分を切ると#24荒川(4年・G)がスティール、3Pで続き点差をつけ、そのまま幕。直接対決は72-64で拓殖大が制し首位に出た。

 拓殖大は試合の入りが良くなかったが、2Qで多田が躍動して追いつくと、小室が逆転へと勢い付け、荒川が最後を飾った。中尾や杉野が泥臭くリバウンドにも貢献し続けた結果が出た。多田はマークが厳しい時間もあったが、甘くなったタイミングを見逃さなかった。小室「ハーフタイムで後半は自分がやるという気持ちを多田と話していた」と笑顔で試合後に話した。第12戦も合わせると、11勝で単独首位に。ただ、1巡目では危ない試合も多かったため、油断はできない。

191005 arakawa 中央大は拓殖大のシューター陣に得点を許してしまった。1Qのディフェンスが良かっただけに、悔やまれる敗戦だ。だが、樋口や北村を筆頭にガードの安定感や、沼倉や吉田がゴール下での奮闘があり、大きな点差をつけられることはなかった。個人能力では拓殖大がまだ勝る部分があるが、総合力は高い。しかし第12戦では関東学院大に破れ、連敗は痛かった。切り替えて次の試合に臨みたい。

写真上:拓殖大は多田が6本の3Pを含む20点。
写真中:上級生、PGとして安定感をみせる中央大・樋口。得意の3Pもこの試合は3本決めた。
写真下:終盤連続得点をあげた拓殖大・荒川。3×3(スリー・エックス・スリー)の経験も活かし、積極的にシュートを狙う。


第12戦終了時(10/6)

拓殖大学   11勝1敗
中央大学   10勝2敗
関東学院大学 8勝4敗
国士舘大学  7勝5敗
明星大学   7勝5敗
順天堂大学  6勝6敗
東洋大学   6勝6敗
江戸川大学  6勝6敗
上武大学   4勝8敗
駒澤大学   4勝8敗
慶應義塾大学 3勝9敗
山梨学院大学 0勝12敗

※明星大・福田選手、順天堂大・前田選手、拓殖大・小室選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「みんなができないプレーを頑張りたい」
高校時代に教わった精神を大学でも活かしていく


◆#10福田晃平(明星大・2年・PF)

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シュートや走るプレースタイルが特徴的な明星大だが、オフェンスはもちろん、リバウンドなどの泥臭いプレーでもチームに貢献している選手だ。ルーキーイヤーから出場時間は長いが、今年はより多くの役割を担い、留学生と積極的に会話をし、大きな声を出す姿がコート上でみえる。その精神は高校時代に教わったことが大きいという。終始笑顔の耐えないインタビューの中で、周囲への感謝も語った。謙虚な姿勢もまた彼の魅力の一つだ。


―上武大戦を振り返って。
「自分的には最初に緊張してしまって、レイアップとかが低くなってしまいましたが、今日は特にみんなが支えてくれた試合でした」

―緊張は毎回しますか?
「はい、いつもです。ほぐそうと思って声を出して、リバウンドを取りに行っています。そうすると自然とほぐれていって、試合に馴染んでいきます。だからずっと試合に出ている方が自分的にはいいです。一回ベンチに下がると、盛り上がるのですが、コートに戻る時にまた緊張してしまいます。シュートが入るとよかったと思って安心します。落とすと冷や汗がとまりません」

―ではプレータイムが長くても疲れはあまり感じないですか?
「そうですね。疲れますが、チームのためにプレーをしていると思えば苦にならないです」

―派手なオフェンスが特徴的な明星大ですが、福田選手は泥臭く献身的にプレーしますね。
「はい、高校時代からです。厚木北高校の飯塚先生が僕の恩師です。一つひとつのプレーを大切にして、攻守ともに頑張る。そういうことを教わりました」

―言葉通り、今日はディフェンスも良かったですね。特にスティールは多かったです。
「あれはまぐれです(笑)。やってみようと思って、やったらうまくいったので嬉しくなりました。ミスをしたら勝手に落ち込むので、自分を上げるために喜んでいます」

―落ち込まないように、一つひとつ頑張っているということですか?
「そうです。バスケと始めた時はそうではなかったのですが、高校で変わりました。高校は遊びの延長の感覚でしたが、ちょうど飯塚先生が異動してきて、がらっと部活が変わりました。明星大にいるのも高校が原点です。というより飯塚先生です。頭が上がらないんです。厳しいですし、怖いですが(笑)」

―明星大は楽しいですか?
「すごく楽しいです。周りも点を取ってくれる選手が多くて面白いですよね。自分はバスケットが好きですし、親もやらせてくれて本当に感謝です。いま存分にやって、悔いを残さないようにやりたいです。あとは恩師である飯塚先生の名前を広めたいです。母校があったから今の自分があると、有名になれたら言いたいですね」

191005 hukuda2―留学生のシェッラ選手(#12)とよく話している印象があります。
「昨年はママドゥ(シェッラ)に1人でプレーさせてしまいました。留学生とは特にコミュニケーションが大事だと思いますし、自分が2年生になって先輩になって、ママドゥもっと喋りたいなと思いました。1年生のババカー(#23ニャシ)ともよく話すようにします。ママドゥは先輩なので、ちょっと下に回って話しますが、ババカーはいじって仲良くなりました」

―福田選手の好きなプレー、見てほしいプレーは何ですか?
「結構ディフェンスが好きです。相手のここぞというリバウンドを取ったり、スティールをすることが好きです。そこを見てくれたらいいなと思います。周りが点を取ってくれるので、みんなができないところを頑張りたいです」

―昨年は苦しいリーグ戦になったと思いますが、今年はここまで7勝と、いい勝率ですね。
「こんなにたんたんと勝っていいのかと思っています(笑)。最初の2戦は負けてしまいましたが、みんなで話し合いもして修正しました。負けている試合は僕がターンオーバーをしてしまっているんです。原因は僕ですね。プレスで来られたりするとびっくりしちゃうので、嵐さん(#2新田)にすぐ渡します。反省を活かしてこれからも頑張ります。あとは声を出していきたいです。能力もないし、シュートも特別入るわけじゃないので。みんなにアドバイスをもらいながら、リーグ戦を乗り切っていきたいです」

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「シュートが入らなくても他のプレーで貢献したい」
小さい自分が生きていくために必要なのは泥臭さと責任感


◆#15前田将秀(順天堂大・3年・SG)

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東洋大戦では4本の3Pを決め、2点差での勝利に大きく貢献した。昨年のリーグ戦は1発を求められることが多かったが、今年はスタートで出る立場。試合に十分に出られない経験があったからこそ、「責任」という言葉に重さがあった。そして3年生が主力となり戦っていく中で、欲しいところでの1本も担うようになった。勝負所の3Pだけでなく、いつでも何が必要かを考えている。上級生らしさやリーダーシップもこの先注目していこう。


―東洋大戦を振り返って。
「前節で慶應義塾大に負けたのが、自分たちには大きかったです。上に行くも、下に行くも今日の東洋大戦の結果次第だと思っていました。主力選手の欠場もある中で、いる人でやるべきことをやるとチームで話していたので、今日は苦しい展開の中でもディフェンスで粘ったりできたことが勝因だと思います。東洋大はサイズがあって、走ってくる。対策でも話していましたが、その相手に走り勝つくらいの気持ちでやったことが良かったと思います」

―3Pもいいところで決めましたね。
「いつも迷惑かけてばかりなので、今日は決められてよかったです。昨年はあまりプレータイムがもらえなくて、でも今年はスタートで出してもらっているので責任感は大きくなりました。先生にも言われていますが、自分の身長が小さくても(178cm)リバウンドやルーズボールを頑張れなければチームが勢いに乗れないです。シュートはずっと入るものではないですし、シュート以外でも貢献していかなくてはいけないと思っています」

191005 maeda2―大野選手と前田選手の活躍は目立ちますが、今年のチームはどうですか?
「高生さん(#7千葉)と勇人(#5岩井)が特に基本的なことで支えてくれています。彼らがいるから自分たちが思いっきりプレーできるので、全員でやっている感じです。特に勇人はコートにいるだけで安心感があって。プレスされても、あいつがボールを持っていれば取られない、安心だなと思っています」

―3年生が主力で出ていますね。
「そうですね。昨年の新人戦がいい経験になっているとは思っています。そこで通用する部分も見えて、リーグ戦という長い戦いにどう活かしていくかが大切だと思います。4年生は高生さんしか主に出ていなくて、下も増田(#26)くらいで、自分たちの代の活躍で勝敗が決まってしまうので、役割は重いですよね。でも責任を背負ってやっていきたいです」

―リーグ戦も折り返しです。上の入れ替え戦には行きたいですね。
「はい。3位以下が団子状態です。1巡目では勝たないといけない試合で負けてしまい、勝ち星が伸びませんでした。2巡目はしっかり勝って、かつ上位チームや同等レベルのチームにも勝てば上は見えてきます。もう一回気を引き締めて頑張りたいです」

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「自分が守りにくい選手を目指す」
特別秀でているものがないからこそできるプレースタイル


◆#9小室望海(拓殖大・4年・G)

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中央大相手に得意のスティールから逆転の雰囲気を作り、21点のチームハイ。前半はおとなしかったが、後半はタフショットや難しいドライブ、3Pを決めきった。拓殖大は個性の強いチーム。小室は「何でもまんべんなくできる」が個性だろう。だが、下級生の頃は試合に出られない時期も長かった。小室は失敗と言うが、その経験があったからこそ芽生える意識もある。そしてチームが目指すは2部優勝でインカレ。まだまだ最上級生としての役割は残っている。


―中央大戦を振り返って。
「僕らは1敗している中で、優勝してインカレに行きたい気持ちがありました。ですから今日は勝てて嬉しいです。ただ、入りは中央大の雰囲気とディフェンスに飲まれて、全くいいプレーができませんでした。そこから多田(#99)がシュートを決めてくれて、勢いをつけてくれたので。そこからは勝負ができた感じでした」

―後半は小室選手が果敢に攻めましたね。
「前半は正直何もできていなくて、後半やろうと意気込んでいました。それが結果に結びついてよかったです。1本入ると気持ちが乗りますし、4Qのスティールは久々に成功して嬉しかったですね」

―得意とするスティールはどう狙っているのですか?
「あれは、説明しずらいですね(笑)。ただ、相手がスピードに乗る時に取れるのでボールは置き去りです。小さい頃から好きなスティールです。最近警戒されていてできなかったので、気持ちよかったです。1人でレイアップできて最高です」

―小室選手はドライブ、アウトサイドのシュートと、攻撃は多彩ですね。
「シュートだけ、ドライブだけにはならないように意識はしています。多田のようにシュートが特別うまいわけでもないし、荒川のようにキレのあるドリブルができるわけでもない。自分がついて守りにくい選手を目指しています。その形がシュート、ドライブ、アシストができる選手です」

191005 komuro2―そんな中で今年からプレータイムが大きく伸びてきました。
「去年まではこんなに長く出ていませんでしたね。特別理由があるわけではないのですが、先輩に能力があって、自分が埋もれ続けてしまったのはあると思います。大学に来てちょっと失敗したのは、自分のスキルの無さから下級生の頃は試合に出ることができなかったことですね」

―試合に出られない期間に感じたことや学んだことはありますか?
「チームでの自分のあり方を考えるようになりました。監督が求めていることをできなければ、試合にでられない。まずはそのチームで何が求められているか、監督が求めているかを考え、理解する、やっていくことが大切だと思います。今であればシューター軍団の拓殖大の中で、課題はディフェンスだと思います。一生懸命ディフェンスをやるイメージがない拓殖大ですが、自分はディフェンスをしっかりやっていこうと思うし、シュートの確率を上げて、エースに合わせられるプレーをしていきたいと思っています」

―リーグ戦は折り返しになります。
「今日勝てたからといって、余裕はありません。1敗していますし、結構危ない試合や雰囲気の悪い試合もあります。気を抜かずに、1敗もすることなく残りを全勝でインカレにそのまま繋げられるようにしたいです」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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