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2019.10.05 (Sat)
【2019リーグ1部】10/5レポート(日本体育大学会場)

前半戦は大東文化大が首位でターン
2位の筑波大は白鴎大に敗れて2敗目
リーグ戦はようやく折り返しを迎え、全22試合の真ん中である11戦目を迎えた。下位対戦は早稲田大が神奈川大を破り3勝目。2連敗の東海大はスタメンを変えて挑み、日本体育大を下した。
白鴎大学会場では首位の大東文化大が専修大を大差で破り、2位につけていた筑波大はホームの白鴎大との対戦に敗れ、順位は変わらないが一歩後退。白鴎大は立ち上がりから好調だったスリーの威力が効いた。
◆日本大VS青山学院大


写真上:青山学院大は赤穂が22点と安定した活躍が続く。
写真下:日本大は高原が攻守で奮闘するも、チーム全体ではシュートの確率が上がらなかった。
◆早稲田大VS神奈川大

後半開始2分、早稲田大が同点に追いつき、#39桑田(4年・F)のスリーで逆転。#8津田のバスケットカウント、#7宮本(2年・F)のスリーが決まると早稲田大が一気にリードする。残り5分、#41小室(3年・C)が3ファウルでベンチへ。サイズが下がった早稲田大だがディフェンスのプレッシャーは弱めず、#14柳川(3年・G)、#7宮本が決めて点差は維持。56―46で3Q終了。4Qも早稲田大の勢いが続いた。神奈川大はゴールが割れず、アウトサイドをノーマークで打たせてしまう場面も目立った。20点近く差が開いてしまったところから神奈川大は追い上げを見せるが、77―66で早稲田大3勝目をあげた。
写真:早稲田大は後半小室も奮闘し、ゴール下を決めた。
◆日本体育大VS東海大


写真上:内外から得点を重ねた日本体育大・磯野。
写真下:東海大は坂本がスタメンガードとして攻撃の起点を作った。
第11戦終了時(10/5)
大東文化大学 10勝1敗
筑波大学 9勝2敗
東海大学 8勝3敗
専修大学 7勝4敗
青山学院大学 7勝3敗
日本大学 5勝6敗
日本体育大学 5勝6敗
白鴎大学 5勝5敗
早稲田大学 3勝8敗
法政大学 2勝9敗
神奈川大学 2勝9敗
明治大学 2勝9敗
※早稲田大・宮本選手、東海大・寺嶋選手のインタビューは「続きを読む」へ。
[続きを読む]
【INTERVIEW】「チームとして少しずついい方向に向かっている」
同格の相手に確実に勝利し、さらに上位も倒す意識で臨む
◆#7宮本一樹(早稲田大・2年・F)

21点12リバウンド、3Qでは連続得点で神奈川大を突き放すプレーが光った。昨年からスタメンを務め、サイズがありつつ外のシュートも柔らかさがあり、上手い。人数が1部では最小のチームはときに劣勢にも立たされているが、リーグ戦が進むにつれて良い面が多く見える試合も増えてきた。宮本自体も気楽にやらせてもらった1年目とは異なり、責任もやるべきことも増えた。しかし換えはおらず、やりきるしかない。後半戦もチームとして戦っていく。
―3勝目となりました。立ち上がりは神奈川大の方がよかったですね。
「立ち上がりは相手の方が気持ちが入っていたというか、シュート全部に思い切りのよさがあって、入っていたと思います。そこでこちらは相手の流れで試合に入ってしまいました」
―途中から徐々に早稲田も盛り返して、ディフェンスもよくなっていきました。
「相手よりはうちより少しサイズが低いので、そこを重点的に攻めてリバウンドもしっかり取りきって、そこから少しずつ差を広げていけました」
―宮本選手のシュートもよかったです。
「前半何本かゴール下のシュートを落としてしまったりしてなかなか乗れなかったんですが、3Q最初のドライブから始まって3Pを2本もあって結果として21点取れたので、後半取り返せたのは個人としてもチームとしてもよかったと思います。後半は小室さん(#41)のファウルもあって、彼がいなくなると核がなくなってしまうので僕と津田(#8)でしっかりリバウンドを取ってから走ってやらなければいけないという気持ちがありました」
―チームとして勝率は少し苦しいところがありますが、リーグ序盤に比べるとみんなでやろうとする意識が見える試合が増えてきました。
「リーグの最初は怪我人やチームとしてもまとまらない時間があって、先々週の1週間空いた時間にもう一度みんなでミーティングをして、どこを目指すのかという話をし直しました。そこでチームとしてまとまってここ4試合ほどは臨めています。少しずついい方向に向かっていっていると思います」

「神奈川大のような圧倒的に点を取れる選手もいないし、サイズも留学生がいる訳ではありません。だからチームで戦っていく中でリバウンドもシュートも、全部といえば全部ですね」
―昨年に比べてやることが多いですね。
「昨年は監督からこういうことをやっていろ、とインサイドのプレーで明確に方針が伝えられていました。今年は点も取れるようになってきて、決まりの中で自由にやっていいと言われています。でもその中で点を取ることは難しさもあります」
―後半戦に向けて。
「今チームとしての順位は下位にいます。今日の神奈川大もそうですが、その状況で同じような勝率の相手には負けるわけにはいきません。そしてそうしたチームを倒した上で格上にも勝っていかなければいけない。メンバーの層も厚くはないので簡単ではないですが、チームとして総力戦で戦って勝っていきたいです」
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「練習でも試合でも東海らしさを出していく」
負けられない状況で後半戦の浮上を誓う
◆#0寺嶋 良(東海大・4年・主将・PG)

この試合ではスタメンではなくベンチからの登場にまわり、19得点。ゲーム終盤では持ち味のスピードを活かし、中央突破のレイアップで勝機を東海大にもたらした。
チームはリーグ戦の半分を終え、既に3敗。既に優勝を目指すには背水の陣だ。今季は春から怪我人が相次いでコンディションが整わない状況が続いているが、今リーグは他のチームも怪我人が多く条件は同じだ。寺嶋は主将としてどこかにあった緩さを自覚し、チームとして意識を引き締め直す必要があることを理解している。あとは後半戦でそれをどれだけ自らを筆頭に体現していくかだ。
―先週の連敗から、欠場者も増えた状況での試合になりましたが。
「みんな下を向かなかったのはよかったかなと思います。負ければどうしても下を向いてしまうことはありますが、みんなで励まし合って『次だ』と声をかけあって『ここで下を向いたら絶対に終わりだぞ』と話し合ってきたので、それがこの試合につながったと思います」
―前半戦はチーム全体で元気がないというか、あまり勢いを感じられないように思いました。
「そうですね。東海らしさがなかったですね。ルーズボールや泥臭さみたいなものですね。守ってからのブレイクとかルーズボールをみんなで取りに行くとかそういうことがなくて、人に任せっぱなしだったと思います。どこかで気持ちに緩い部分があって、それが負けにつながりました。それを指摘して、なおかつやるのが自分の仕事だし、それを体現しないといけません。今日は走れて、最後に流れを持ってきて見せられたと思います」
―今日は控えに回りました。チームとしてもメンバーをいろいろ変えながらやっている状況ですが、対応は難しくはないですか?
「僕としてはセカンドだろうがスタメンだろうが、やることはわかっているので大丈夫です。昨年もスタメンとセカンドを両方経験していますし、役割はぜんぜん違うことも知っています。セカンドメンバーであれば勝っているときはいい流れを継続させないといけないし、悪かったらセカンドの僕らで切る必要がある。そのやり方も知っているので、その日与えられた状況で徹底するだけです」

「やはり東海らしさが出る試合と出ない試合で分かれましたね。全試合負けたとしても東海らしさが出せていなくてはいけないと思っているので、どんな状況であれ東海らしさを忘れてはいけないと痛感しています」
―タイムシェアをするチームなので、その気持ちをコートで表現し続けるというのは難しいですね。
「だからこそベンチにいるときも話さないといけないし、試合前のミーティングでもそうです。あとは練習でディフェンスの圧や東海らしさを出していないと試合では出せない。そこは僕だけではなく4年生を中心に、練習のときから試合をイメージして東海らしさを意識して出して練習したいと思います」
―ここまではそれができていない?
「怪我人が多かったのでみんなどこか出し切らないままやっていたように思います。それを試合のようにいかに緊張感を出すかが課題です」
―それでも、坂本選手のように怪我人がいるからこそ出番を得て、いいプレーを見せてくれる選手もいますね。
「彼は2年生でこれから先があるし、彼らしさを出していい経験をしてもらいたいです。やりたいようにやってくれれば。自分も彼が安心してできるような、そんなプレイヤーにならないといけない。今日のようになんとかするぞ、というのを毎試合感じさせるようなプレーを自分が続ければ、聖芽(#60坂本)もやりたいようにできるだろうし、彼らしさが出せると思います。彼に好きなようにやってもらえるようなバックアップを自分がしていきたいです」
―後半戦に向けて。
「昨年は4敗しての優勝でした。今年はもう3敗していますが去年を越えたいという気持ちはあるので、この3敗のまま残りを全勝して優勝したいと思います」
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