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第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 大東文化大学が初優勝
関西学生バスケットボールリーグ戦 京都産業大学が優勝

2019.09.15 (Sun)

【2019関西リーグ1部】序盤戦(9/4〜9/16)レポート

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関西リーグも7試合目まで終了
序盤戦は思わぬアップセットも


 関西でも9月4日から1部リーグがスタート。オールジャパンなどとの日程の兼ね合いから、2週間で7試合をこなすタイトスケジュールがまずは一旦終わった。

 上位陣に目を向けると、王者・近畿大が7戦全勝で単独首位。さぞや盤石の内容かと思いきや、大会前にエースの#24今村(4年・PF)が負傷し欠場が続いている。序盤は危ない試合も見られた。だが、それでも星を落とさず、白星を並べているのはさすがだ。

 一方その近畿大の対抗勢力と言うべき京都産業大には、悪夢の開幕に。支柱の#38リンダー(4年・PF)が初戦から欠場。すると、いきなり天理大に足元をすくわれる黒星発進となってしまった。2戦目以降はどうにか勝利を続けているが、司令塔の北條も「全く僕たちのバスケットができていない」と、決して好調とは言えない状況だ。

190915WILLY.jpg むしろ、それを追いかける天理大大阪体育大の躍進ぶりが、このリーグ序盤での大きな話題と言って良いだろう。天理大はこの大会から#58川真田(3年・C)、#15イソフ(1年・C・福岡第一)の2枚のインサイドが効いており、先述のように開幕戦でいきなり京産大に勝利したことで波に乗っている。大阪体育大は、上位2校にこそ敗れたが、それ以外からは順調に勝利を収め、天理大との直接対決もダブルオーバーの末に制した。近年、秋は調子を落としている傾向にあるが、今年は一味違う存在感を見せている。

 ただ、これより順位が下のチームも含め、勝ち点差はまだ大きく離れていないのが実情だ。上位4チームのうち大阪体育大を除く3チームは、オールジャパン1次ラウンドの戦いもあるが、他のチームには、そこが貴重な小休止のタイミングだ。中断はこの先国体の期間にも設けられており、このリーグ戦のみに専念できる選手、チームにとって、この期間をいかに上手く過ごすかは重要なポイント。終盤まで気の抜けない、熱のこもったリーグ戦になることを期待したい。

【第7日目終了時点】
近畿大学   勝ち点7
京都産業大学 勝ち点6
大阪体育大学 勝ち点5
天理大学   勝ち点5
大阪学院大学 勝ち点4
関西学院大学 勝ち点3
関西大学   勝ち点2
立命館大学  勝ち点2
同志社大学  勝ち点1
流通科学大学 勝ち点0

写真上:7戦を終えて5勝の天理大。初戦で京産大を下して勢いに乗り、上位争いを演じる。
写真下:大阪体育大も2敗で上位陣に追いすがっている。高い身体能力を誇るウィリアムの貢献も大きい。

・近畿大・榎田選手
・京都産業大・北條選手
・大阪体育大・池田選手
・天理大・佐々木選手(以上、インタビュー)
・大阪学院大・小川選手
・関西学院大・小西選手
・関西大・秋岡選手
・立命館大・大野選手
・同志社大・古村選手
・流通科学大・藁田選手のコメントは「続きを読む」へ。

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【INTERVIEW】

「拓夢さんがいない分、自分が攻めていくように」
プレー面でも精神面でも近畿大の中心的存在に

◆#36榎田拓真(近畿大・3年・PF)
190915ENOKIDA.jpg ここまで今村が欠場となっている近畿大。不安を抱えた中での開幕となった。しかし、天理大との試合は終了間際に#9パトリック(2年・C)がファウルアウトし土壇場で追いつかれながら、榎田の奮起もあって延長の末に勝利するなど、危ない場面を見せながらも無敗をキープしている。榎田は、プレーぶりはもちろん、周囲を叱咤する姿も頼もしい。これまで出番の多くなかったメンバーも台頭し、チームの力強さも少しずつ戻ってきている。リーグ制覇とその先へ向け、まだまだコンディションを上げていきたい。



—ここまで7連勝ですが、負けを覚悟するような危ない試合もありました。
「接戦になってしまっている試合は、試合の入りで自分たちのプレーができていなくて、崩れたところで相手のペースに合わせてしまっているところがあります。そこが負けそうな感じのところに繋がっているのかなと思います」

—天理大とのゲームは、敗北寸前の状況にもなりました。
「天理は絶対にやってくると思っていたんですけど、あの試合も最初が悪くてやられっ放しという感じでした。あれではダメだと思っています」

—あの試合は#9パトリック選手が退場し、心理的にも追い込まれた部分もあったのではないでしょうか。
「パトが退場して、怪我で出られない選手もいて、3年生以下でしんどい部分もありました」

—延長では素晴らしい活躍でした。
「それまでも、僕がやらないといけないところで#56米澤(1年・SG・延岡学園)が点を取ったりしてくれていて、助けてくれていました。なので出来るところで自分もやらないと、と思っていました。活躍もちょっとしかできていないですけど、上手くいって良かったです」

—今村選手が欠場中、序盤は濱田選手も欠場したりする状況で、自分がやらなくてはという気持ちもあったのでは?
「拓夢さんがいなくなると点を取れる人がいなくなることになって、そこでいつもの僕のプレーだけだとチーム的にもしんどい部分が大きくなります。そこで自分が攻めるようにしようというのは思っていました。拓夢さんの怪我もリーグの1週間くらい前で、そこで逆に気持ちも入りましたね。ドライブや、みんなを活かせるようなプレーをしていって、自分が切り込んでいって、フィニッシュまで行けるようにしようと思っていました」

190915YONEZAWA.jpg—米澤選手や#14平尾(2年・PG)選手が台頭してきました。
「そうですね。そこは感じます。スタートがダメな時でも後から絡んでくるシックスマンがいればだいぶ楽になるんですけど、夏場から良さが出てきていたので、そこも上手くいったと思います」

—リーグに向けての準備はどのようなことをされていたのでしょうか。
「ゾーンをされると、攻めなくなってしまうのがうちの課題で、そういうところを反省して、合宿中はゾーンの確認をしていきました。パスだけに逃げるのではなく、ゾーンをされてもいつも通りプレーしようと。そういうところはみんなで意識してやっていました」

—このリーグ戦、どのような形で終えたいと思っていますか。
「全関で負けてしまっているので、怪我人が出てもチーム力で負けないようにして、勢いに乗って全勝で優勝できたらと思います」

写真:近畿大はベンチメンバーも充実の一途。米澤も出番を増やしている。

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「一戦一戦負けたらあかんという気持ちはどの試合でも変わりなく」
中心選手の不在を全員で埋めていく覚悟

◆#90北條海樹(京都産業大・2年・PG)
190915HOJYO.jpg 初戦でいきなり足元をすくわれた京産大。その状況下でも気持ちを切らさず、ここまで1敗に止めたのはさすがだった。#38リンダーが欠場しているが、#25田中(2年・SG)や#35横山(2年・PF)の奮起もあり、じわりと状態を上向かせつつある。1巡目の最後、9月29日には、星1つの差で追いかける近畿大との直接対決も控え、優勝のためには落とせない。高い意識に裏打ちされたプレーと言動で、京産大を束ねていく。



—ここまでの7戦を振り返って。
「正直、全然です。リーグが始まってから全く僕たちのバスケットというのができていなくて、そこがチームとして苦しんでいるところです。ただその中で、選手だけではなくスタッフ全員でコミュニケーションを取っている中で、悪いことは悪い、良いことは良いと話していくことで、ちょっとしたことでも適当に流したりすることはしないでいくことで、まだまだなんですけど、徐々に徐々に良い方向になっているのかなと思います」

—リンダー選手の不在は、やはり大きいですか?
「いないのであれば、今いるメンバーで戦うしかないんですけど、今まで一緒にやってきたので、そこでいなくなってしまうとマイナスの部分は大きいです。けどそれは言い訳にはならないです。この中でも#35横山や#7小西(1年・PF・鳥羽)が、それぞれ個性は違うんですけど、その個性でだいぶカバーしてくれていて、それはそれで良い形にはなれているのかなと思っています」

190915YOKOYAMA.jpg—逆に収穫というべき部分もあると思います。
「穴が開いたことで新しいメンバーが入ってきたことで、初めはどうしても上手くいかないと思うんですけど、コミュニケーションはしっかり取れています。穴を補えているのかなと。全関も最初はあんまり良くなかったんですけど、選手やスタッフ同士で細かいことを地道にやり続けていって優勝できたので、それは継続していきたいです」

—夏場は何に力を入れてきたのでしょうか。
「いやあ、ひたすら走りましたね(笑)。もう嫌になるくらいに。バスケットよりも、走り込みとウェイトをやって、空いた時間はみんな個人練習をしていきました。ひたすら体作りで、ちょっとヤバかったです(笑)」

—京産大は、この先オールジャパンの戦いもありますね。
「大会が変わることで、試合の重みが変わることはないと思っています。練習試合でも、一戦一戦絶対に負けたらあかんし、それは変わりなくやっていきたいです」

写真:リンダーの欠場により横山にも出番が回ってきた。まだまだアピールを続けたい。

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「攻めつつもディフェンスで周りを助けていけたら」
堅実に泥臭くチームの屋台骨を支え続ける

◆#11池田 楓(大阪体育大・3年・SF)
190915IKEDA.jpg 近畿大、京産大にこそ敗れたものの、その他のゲームでは順調に勝利を収め続け、3位を走る大阪体育大。近年は、春は好成績を残しながら秋は苦しむ状況が続いてきただけに、手応えの大きい滑り出しと言える。#20山田(4年・SG)を中心としたアウトサイド陣の得点が生命線だが、それを下支えしているのは、この池田や#23志水(2年・C)、#14中原(2年・PF)のインサイド陣。池田は派手さはないが、細身の体で堅実なプレーを続けている。このまま2敗を維持し、上位2チームにプレッシャーをかけ続けられるか。



—最近のリーグ戦と比べると、非常に好調と言っていいスタートですね。
「相手のセットは研究していて、それを試合に出ているメンバーだけでなくベンチも『今はこれ』と声かけをしてくれていて、相手に思うようにやらせていないと思います。そこで落とさせたショットのリバウンドを取って走って、ファストブレイクに繋げられていることが、勝ちにつながっていると思います」

—逆に課題を感じる部分はありますか。
「良い時はリバウンドが取れているんですけど、留学生のいるチーム相手にはなかなかリバウンドが取れなくて。そこに集中しすぎて一対一のプレッシャーが甘くなって失点する場面がありました。そこがここまでで自分たちが反省しているところです。京産や近大は、どうしても自分たちより格上だと思ってしまっていて、そこで引いてしまっていて。ただ、他の試合では自分たちの得意なプレッシャーをかけたディフェンスから走ることは出来ているので、そこは良い部分だと思っています」

—この先のインターバル期間で微修正していくことは?
「まずは1巡目の残り2試合の対策を考えて、あとは自分たちの持ち味である走ることとディフェンスを、練習で確認していけば、次の試合も大丈夫だと思っています」

1900915NAKAHARA.jpg—この夏、チームとして強化してきたことはありますか。
「走ることとディフェンスはずっとやってきているんですけど、今年は春に京産のゾーンを上手く攻められなかったので、ゾーンの崩しというのは合宿でもやってきました。逆に自分たちのゾーンディフェンスの練習もやってきました。去年と比べて新しくシューターも入ってきて、外がないからゾーンを敷かれていたと思うんですけど、今回はシューターがいる分攻めのバランスも良くなっているかなと思います」

—#9藤本(3年・PG)選手などのアウトサイドがオフェンスの中心を担いますが、ご自身がその中で意識されていることは?
「そこにばかり頼っているのではいけないので、自分は攻めつつ、ディフェンスの部分で周りを助けたりということを心がけています」

—志水選手、中原選手の台頭が著しいですが、何かアドバイスをされたりしているのでしょうか。
「試合中は、リバウンドとディフェンスは常に頑張らせるように声はかけていて、得点すれば褒めて。そういう単純なことを言い続けるようにしています。試合中に難しいことを言ってもしょうがないので(笑)」

写真:安定感のあるプレーを続けている中原をベンチから起用できるのも大きい。

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「任せる部分は任せて、僕は僕のプレーに集中」
伸び伸びとしたプレーで若いチームの牽引役に

◆#24佐々木隆成(天理大・4年・PG)
190915SASAKI.jpg 関西に、強い天理大が戻ってきた。昨年はよもやの2部での戦いを強いられたが、1部復帰初年度のリーグ戦では#58川真田、#55イソフの2枚のインサイドを擁し、従来の天理大らしいバスケットを見せている。その中で光っているのは佐々木のスコアリングセンス。鋭いドライブに、高い跳躍力でアリウープを華麗にねじ込み、天理大の絶対的エースとして抜きん出た姿を見せつけている。天理大のユニフォームを着てプレーする期間は、多くは残されていない。伸び伸びとしたその活躍を、最後まで内外に示し続ける。



—まず、ここまでのリーグ戦の中で感じた手応えはいかがでしょうか。
「リーグ戦前に、全員で中国に合宿に行ったんですよ。そこで中国の強い大学と戦ったりして、中国の選手は体も大きいですし、リーグ戦をイメージした練習というのが、その合宿で出来ていきました。そこでも勝ったりしていて、そういう良いイメージが、リーグ戦の中でも失われていないので、『自分たちのバスケットをすれば負けないぞ』という自信は、みんなが持っていると思います。負けた試合もありますけど、リーグ戦は一戦一戦目の前の相手に勝つことが重要なので、負けてもみんなすぐに切り替えられていると思います」

190915KAWAMADA.jpg—川真田選手とイソフ選手の2枚が構える布陣は、かつての川田選手、イビス選手が構える布陣を思い出させます。天理大らしいバスケットも、それによって展開できているのでは?
「僕が下級生の時は、2人が上級生という立場でした。なので僕は思い切って打っていって、落ちても2人が取ってくれるだろうという感じでやっていたんですよ。今は、メンバー的にはイソフが入ってきたことで、確かに構成は戻りつつあるんですけど、イソフはまだ下級生で、経験も浅いところがあって、そういうところを僕ら上級生がカバーしてあげることが重要だと思っています。それが噛み合っていけば、昔のような感じでバスケが出来ると思います」

—川田選手も1年間の留学を経て、最後は同級生が卒業した中でチームに残ってプレーされていましたが、それと同じ立場ですね。
「あー、そうですね。去年はキャプテンという立場だったので、変な言い方ですけど、全部俺がやるという意識もあって変に力が入り過ぎて空回りすることもありました。でも今年は#25藤林(4年・PG)がキャプテンで、僕は後ろから見るという感じで。試合の時に技術面の話とかで指示することはありますけど、チームで指示を出すといった感じのことがなくなって、去年のような気負いがなくなって、みんなと一緒にチームでプレーしようと吹っ切れてやっています」

—チームの状態も良い分、メンタル的にチームに何らかのアプローチをする必要がない?
「そうですね。今年のチームは、ダメな時でも全員がダメになることがないというか。誰か一人でも声かけをしてくれるんですよ。例えば#3藤澤(3年・PG)が『ここの一本頑張りましょう』とか、『ここのリバウンドを取ろう』とか、そういう声かけが出ています。そういうこともあって、チームの全員が落ち込むことがないなというのは、見ていて感じます」

—少し厳しいですが、優勝の可能性も残っています。この先に向けて。
「最終目標はインカレで勝つことなんですけど、リーグ戦は目の前の相手と一戦一戦戦っていくことの積み重ねだと思っています。今は、次の試合の勝ちに向かってチーム全員でやっていきたいです。それが積み重なって、終わってみればインカレ出場、優勝ということにつながっていけば良いですけど、とにかくまずは目の前の敵と一戦一戦戦いながらやっていきたいです」

—今の佐々木選手のプレーぶりを見ていると、飛んで、走っての運動量や質が一段と上がっているように感じます。
「そうなんですかね(笑)。僕もプレー中もコートの中で話したりはしますけど、#3藤澤(3年・PG)が上級生になって、自分から声を出していくことが増えてきました。形としては、ゲームキャプテンは僕なんですけど、ほぼ藤澤が指示を出す形で、彼も指示を出してくれるので、そこは僕も彼に任せて、僕は僕のプレーに集中することだけに意識をしているので、そういう感じに見えるのかなと思います」

写真:天理大のゴール下を支える川真田。イソフとのツインタワーは強力だ。

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【COMMENT】

190915OGAWA.jpg「この先は切り替えて得点を伸ばせるように」
◆#71小川真興(大阪学院大・2年・SF)
 昨年はリーグからルーキーらしい思い切ったアウトサイドシュートが光り、今年の関西選抜にも名を連ねた。しかし、要求されることも増え、このリーグ戦では伸び悩んでいる印象だ。チームとしても#8吉井(3年・SF)への依存状態が拭えず、一進一退の戦績となっている。昨年のインカレでは待望の初勝利を挙げているが、リーグ5位でチャレンジマッチを経由しての出場であった。攻守ともにバランスの部分を磨き、今年は4位以内でのインカレ行きとなるか。



「勝ったり負けたりの状況だが、勝っているゲームでは吉井さんの得点ばかり伸びていて、他の4人の得点が伸びていない。強いチームとの対戦では勝てず、自分たちの成長が止まっているということを感じさせられている。なので、周りの選手が伸びていけば、もっと状態を上げられると思っている。

190915WADAMORI.jpg 去年は先輩たちが支えてくれて、思い切りよくやれていた。今年は主力として試合に出してもらっているが、自分が点を取らないと勝てないというプレッシャーも感じていて、ディフェンス面でも要求されることも多く、自分でも思い切ったプレーが出来ていないと感じるし、点が伸びていないところにもそれが現れてしまっていると思う。この先切り替えて、得点を伸ばせるようにしたい。

 自分たちのバスケットはディフェンスからのブレイクだが、ディフェンスの部分でやられてしまっている。ディフェンスの部分を修正してブレイクを出して、自分たちのバスケットをやり切れるように修正していきたい」

写真:スタートに抜擢されている1年生の和田守。今後も起用に応える働きを示していきたい。

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190915KONISHI.jpg「チームにサイズがない分リバウンドには意識して」
◆#11小西聖也(関西学院大・2年・PG)
 思うように勝ち星を伸ばせていない今大会の関西学院大。持ち味のアウトサイドが伸び悩んでいる中、小西のドライブやペネトレイトは今大会でも安定している。プレーの引き出しの多さは、ややサイズ不足が泣き所のチームには欠かせない存在だ。近年のインカレでは関西の中でも印象的な場面を演じ続けている関西学院大だが、現在の6位という順位では、そこには届かない。インターバル期間を上手く使いながら、ジャンプアップを目指す。


「同等の力関係の相手にリードしても、勝ち切ることができていない。少しずつチーム力を上げて、上位争いに加わっていきたい。連敗してもキャプテン(#13古家、4年・PG)を中心に次は勝とうという雰囲気は維持できている。雰囲気的に落ちているということはない。ここから良くなっていければと思っている。

190915SAKAMOTO.jpg チームの課題としては、例えば体大に負けた試合があったが、その試合はリバウンドで負けてしまったと思っている。チームとしてもミーティングなどで話し合っていることだが、そこを課題だと感じている。中断期間は、コンディションの回復も大事になってくるのだが、1巡目のプレーを見直したりして、自分たちのプレーの質も高めていきたいと思っている。

 自分は色々なことができるということが持ち味だと思っていて、アシストもそうだし、リバウンドやディフェンスの部分を大事にしている。今の関学には、サイズの大きな選手がいないので、リバウンドの部分には特に意識を払ってやっている」

写真:現在の6位ではインカレには届かないことになる関西学院大。インカレ出場圏に浮上するには、坂本の働きも重要だ。

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190915AKIOKA.jpg「自分たちのやりたいことを徹底しチーム全体で意識出来るように」
◆#6秋岡和典(関西大・3年・PG)
 初戦、2戦目と、ともに1点を争うクロスゲームを制し2連勝と、関西大にとっては上々の滑り出しに見えた。しかしその後は一転。まさかの5連敗を喫している。ここで中断明けに巻き返すか、連敗を続けてしまうかは、最終順位にも大きく影響してくるだろう。まさに正念場だ。



「最初の2連勝は、期間もあった分対戦相手への準備ができていた。相手のやりたいことをやらせないようにして、自分たちのやりたいことはやれていた。ただ、そこからは自分たちのやりたいこと、やるべきことをやれる時間というのが、試合の中で短くなっていると思う。

190915SEKINO.jpg ディフェンスリバウンドから速い展開でボールを持っていくというのが、自分たちには効率も良いと思っている。そこでディフェンスが甘くなって、リバウンドも取りきれなかったりすると、ファストブレイクの数が少なくなってしまう。そこで無理にシュートまで持っていこうとして、チームのバスケットではないプレーに走って、悪い流れになるということが多くなっている。

 中断の期間は、自分たちのやりたいことを徹底して、チーム全体で意識出来るように心がけたい。相手の対策も大事で、次は体大相手なので、相手のやりたいことをやらせないようにしたい。

 今は#0足立さんが欠場していて、スタートでは自分と#17菅原(3年・PF)が最上級生になっている。なので声かけの部分は意識してやっている。#45西村(1年・PG・草津東)や#14糸瀬(1年・PG・東海大諏訪)も出てきているので、出来る限り彼らをサポートしていきたいとも思っている」

写真:ベンチからの起用であるが、関西大はここまで関野の要所での働きも光っている。

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190915OHNO.jpg「インターバルでも気持ちを引き締め直して」
◆#32大野巧人(立命館大・4年・SG)
 リーグ3位、インカレでも大東大に迫った3年前のルーキーイヤーから出番を得続けてきた。4年間の中では悔しい2部降格を経験しながら、この1部の舞台は是が非でも守り抜きたいはず。チームとしても、試合を重ねるごとに噛み合い、状態は上向きつつある。能力の片鱗を感じさせるプレーヤーは多いだけに、彼らを輝かせるため、得意のシュートを決めていくだけだ。



「上位と最初に戦う中で、1部と2部との体の当たりの違いというのは強く感じた。でも自分たちのやることというのは継続してやっていこうと思っている。やることというのははっきりしていて、それは自分たちのプレーの中でのルールが色々あって、それはディフェンスでもオフェンスの中でもあるものだが、それを全員が徹底してやっていくことだが、最初はなかなかそれが発揮できなかった。でも試合を重ねるごとに、チーム内の合わせや、『こういう風にすれば良い』ということが分かってきて、段々と噛み合ってきた感覚はある。更にそこを自分たちで突き詰めていければ、勝ちにつながっていくと思う。

190915MATSUHASHI.jpg 自分のシュートは、入ったり入らなかったりと、正直言って波がある(苦笑)。ただ、自分がもっと安定して得点を取れれば、チームとしてももっと上のチームにチャレンジできると思うし、得点源である#6松橋(3年・SF)との攻めのバランスも良くなって、その中でもっと自分たちの本来のプレーができていくと思う。

 この先は、1巡目の最後が天理相手で、天理は去年の2部で最後に負けてしまっているので、その時の課題を見直して、チームとしてやることの確認をしていく必要がある。2週間も時間があり、かえって気持ちが緩みがちになってしまうが、もう一回気を引き締めていきたい」

写真:松橋も、自身2年ぶりの1部リーグで奮闘を見せている。ここから更に奮起し、一つでもチームの順位を上げていきたい。

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190915FURUMURA.jpg「チームとして同じ方向を向いて頑張る」
◆#5古村健一(同志社大・4年・PF)
 昨年のリーグでは4位となった同志社大だが、このリーグはここまで1勝のみと苦しい。3年前の入学初年度に1部リーグで最下位自動降格を経験している古村にとっては、嫌な予感とも戦いながらの大会となっている。ただ、これまで出番の多くはなかったメンバーも、段々とこのステージでのバスケットに馴染んできている。巻き返しの余地はまだまだ残されている状況だ。今一度チーム一丸となり、反撃の機を窺う。



「ゲームの前半はどのチーム相手にも良い戦いができているが、後半に対策されることもあって、我慢しないといけない時間帯に自分たちで崩れている。そこで離されて追いつけないことが多い。それを改善しようと思うのだが、個人個人がバラバラにプレーしてしまって噛み合っていない。

190915NAGATOMO.jpg 3年前の降格も経験しているだけに、早めに改善しようということで4連敗をした時にチームで話し合って、そこからはチームとして戦えてきていると思う。その時は雰囲気も最悪だったが、上がってきている。チームとして同じ方向を向いて頑張るというのはこれからも続けていかないといけない。4年間の中で、自分は2部も経験したし、昨年のリーグでは勝つことも経験できた。後輩たちにも今の状況から、勝つことは簡単ではないということを学んで欲しい。

 ガードの部分は難しいが、#25藤田も頑張ってくれている。その姿を僕たちも4回生として支えていかないといけないと思っている。キツく言っても凹まずに、自分の中で指摘を消化してやっていこうとする姿が見えるので、そこはありがたいと思っている。

 インターバルの期間は、今は自分たちが何をするべきか、チームとして戦っていけるが重要だと思っている。リバウンドやディフェンスの部分をもう一度見つめ直して同じベクトルを向いてやっていきたい」

写真:永塘も最上級生として、インサイド陣の奮闘に応えたいところだ。

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190915WARADA.jpg「リバウンドが取れていないのでそれをいかに取るかに力を入れて」
◆#36藁田 颯(流通科学大・3年・PF)
 能力値の高い選手が卒業した流通科学大は、サイズ不足もそれに追い打ちをかけ、今大会はここまで未勝利。6戦目には全関で勝利した同志社大にも敗れ、苦境に立たされている。しかし#14松屋(4年・SF)だけでなく、#18永本(1年・PG・西海学園)や#15星野(2年・SF)といった下級生のプレーぶりには目を見張るものがあることのも確か。下級生の頃からプレータイムを得ている藁田の下支えも寄与している部分があろう。この先も各チームのセンター陣を少しでも苦しめたい。



「去年いた上手かった先輩が抜けて、得点が取れていない。得点自体は入っているように見えても、トランジションを早くしているだけで、まだまだシュートが入っていないと思っている。ディフェンスに関しては、一線目は相手につく意識は出来ていると思うが、ディナイやカバーの後のヘルプというのがまだまだ出来ていない。その辺を直していかないといけないと思う。

190915HOSHINO.jpg 自分たちは小さいので、リバウンドでは上の選手と一緒に相手をサンドする形にして、相手の大きい選手を飛ばさせないようにしているが、どうしてもそこの練習が足りていないところもあり、毎試合20本くらいの差が出てしまっている。なので、みんなでリバウンドを取る意識でないといけない。

 リバウンドが全然取れていないので、この先はそれをいかにして取るかに力を入れて練習からやっていきたい。オフェンスでは#14松屋さんに頼りすぎている部分がある。そこが守られると点数が伸び悩んでいるので、松屋さん以外のところで得点が稼げるように準備していく必要があると思っている」

写真:苦しい状況でも下級生を中心に奮闘も見える流通科学大。星野もアグレッシブなプレーでチームに喝を入れている。
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