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第71回 全日本大学バスケットボール選手権大会 〜12/15
駒沢オリンピック公園総合運動場 体育館

2019.09.14 (Sat)

【2019リーグ1部】9/14レポート

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専修大が全勝を守り単独トップに浮上
神奈川大は 5戦目で初白星


 1部の第5戦は2つに会場が分かれた。専修大会場では全勝同士の専修大と白鴎大の対戦があり、これを専修大が制して5連勝。また、日本体育大会場ではやはりここまで全勝の筑波大が大東文化大に破れ、1敗目。これで無敗は専修大のみとなり、単独トップに躍り出た。また、神奈川大と明治大の0勝同士の対戦は、接戦の末に神奈川大が勝利した。

写真:専修大・#23キングは23得点。高い身体能力で次々に得点を奪った。


【専修大学会場】

◆神奈川大VS明治大
190914nagata.jpg まだ白星のない神奈川大明治大の対戦、明治大は激しいディフェンスで神奈川大の攻撃を止め、ディフェンスを抜けての#56永田(3年・PF)のレイアップや#10須藤(4年・SG)、#56永田の3Pが連続で決まると一気に2―10と先行。神奈川大はシュート精度が悪く、リバウンドでも苦戦するが、#11工(1年・PF・高岡商)のオフェンスリバウンドからやや落ち着きを取り戻していく。明治大は途中からシュートが落ち始めて得点が伸びず、12―10として2Qへ入った。立ち上がり、神奈川大は#34工藤(1年・SF・八千代松陰)の3P、#7東野(2年・SG)のスティールから速攻が出て逆転。しかし明治大もディフェンスは激しく、ルーズボールも諦めずに拾って得点につないでいった。27―32、神奈川大5点リードで終了。

 3Q、神奈川大はミスが続き明治大が追い上げる。1点差まで迫るが逆転はできず、神奈川大はゴール下の#6尾形(4年・SG)、#27二ノ宮(3年・PF)のバスケットカウント、#3小針(2年・PG)のスティールも決まった。明治大も8点差まで開くがゾーンから盛り返し、45―43と2点にまで詰めて3Q終了。勝負の4Q、開始1分、明治大は#17常田(2年・SG)のジャンパーで同点。ここから互いに譲らない展開となり、点差はわずか。明治大はシュートの確度を欠くが、対する神奈川大はゾーンで足が止まりがちになる。明治大は残り1分半、速攻から53―53と同点に。神奈川大は#5緒方(4年・PF)が大勢を崩しながらきめて残り1:06で55―53。タイムアウトを挟んだ最後の攻防は、明治大にミスが続いて得点ならず。神奈川大は明治大の攻撃をゴール下の混戦の中、ボールを保持し、最後は#27二ノ宮がフリースローを1本決めて56―53。神奈川大が追い上げられながらも辛勝し、初勝利を納めた。

写真:明治大は永田が得点、リバウンドとも目立った。勝利まであとわずかだった。

※神奈川大・二宮選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆東海大VS日本大

190914ookura.jpg 1Qは内外から得点した日本大がリードし、18―23。2Q、日本大は#0シェイク(3年・C)のブロック、ゴール下と1Qに続いて高さが生きる。東海大は#38春日(4年・SG)の3Pを皮切りにじわじわ追い上げると、ディフェンスで日本大のミスを誘い、逆転。しかし日本大も#10杉本(3年・SG)の3Pで追いすがり、競り合いに。前半は35―35と同点で終了。

 3Q、#19西田(3年・SG)の連続ジャンパーを皮切りに東海大はメンバーを入れ替えつつ流れを引き寄せ、10点差をつけて終了。日本大はゾーンで東海大からミスを誘い、起死回生をはかるが追い上げては引き離されるという状況で4Qに入る。試合は終盤、残り1分を切って#14松脇(4年・SG)の3Pで日本大が追い上げ、3点差。東海大は#11大倉颯太(2年・G)のフリースローで逃げ、日本大はチャンスをものにできず73―70。東海大が勝利した。

写真:東海大は大倉颯太が5戦目にして復帰。これで主力がようやく揃った。


◆白鴎大VS専修大

190914miura.jpg 延期試合を含むものの、全勝同士の戦いは、立ち上がりは白鴎大のペース。ディフェンスが冴え、次々にターンオーバーを奪うと10―0。専修大は#30アブ(4年・C)のダンク、フリースローなどインサイドで盛り返してあとを追うが、白鴎大は再び引き離して10点差に。しかし最後は専修大#34盛實(4年・G)が3Pのファウルをもらい、きっちり3本沈めると白鴎大のリードは5となる15―20。2Q、白鴎大はベンチメンバー主体でスタート。悪くはないが決めきれないシュートもあり、専修大が#23キング(2年・G)#46寺澤(2年・F)、#12西野(3年・F)らのシュートで迫り、#0ケイタ(1年・C・日体柏)もフリースローを得ていくと、逆転。白鴎大はゾーンで対応するが、#9重冨友希(3年・G)のスティール、#28野﨑(2年・G)の3Pも出るとリードを広げて37―29で前半終了。

 3Q、10点差ほどがついてしまい苦しい白鴎大だが、ディフェンス、ルーズボールから粘って#24星野(4年・PF)、#77前田(4年・F)がフリースローを獲得していき、残り4分で3点差に。守ってはゾーンで攻撃をしのぐ。しかし専修大も#12西野が華麗なステップワークでゴールをねじこみ、チームでリバウンドを踏ん張って速攻も出ると、再び専修大のリズムになり47―55とリードして終了。4Q、テクニカルもあってなかなか自分たちのリズムにできない白鴎大を尻目に、専修大が10点以上の差を開いた。しかしあきらめない白鴎大は必死のディフェンスで粘り、5点差にまで追い上げる。しかしそこからは専修大も簡単には詰め寄らせず、最後は64―73

190914omrizane.jpg この日、全勝だった筑波大、そして白鴎大が敗戦したことで、専修大が無敗で単独首位に立った。インカレ制覇した2003年、準優勝の2004年以降はリーグ戦では波が大きく、リーグ途中で首位には長らく立ってこなかった。佐々木監督「首位といってもまだ 5戦。残りは17試合もある。ここから一つひとつ大事に戦っていきたい」と、続く戦いにも気を引き締めていた。また春は欠場し、今リーグより公式戦復帰となる#34盛實「入りは相手のペースで走られてしまった。そこからアジャストできて自分たちのペースに持ってこられたので勝ちきれた。自分が出ていない時間帯もコートに出ているメンバーたちが頑張ってくれている。去年よりさらに層が厚くなっている」と、波がありつつも全員で勝ちきってきていることを評価。この白星をどこまで伸ばせるかに注目したい。

写真:白鴎大・三浦はスピードに溢れ、果敢にアタックして得点していった。



【日本体育大会場】

◆早稲田大VS法政大

190914 kawashima 法政大54-61早稲田大を破り2勝目をあげた。前半は早稲田大がリード。#14柳川(3年・G)の3P、#7宮本(3年・F)が果敢に攻め、#8津田(3年・F)がオフェンスリバウンドで粘った。法政大は#30水野(3年・)を中心に加点し、27-34と7点差を追う。後半、法政大が3Q開始5分で一気に逆転。#31戸井(3年・F)はゴール下で奮闘し、#1川島(2年・F)のドライブが光った。早稲田大は4Q開始2分半で#12土家(1年・G・福大大濠)が5ファウルでコートを去り、苦しい展開に。前からゾーンを仕掛けてミスを誘うも、巻き返しはならず。

写真:14点の活躍をみせた川島。鋭いドライブから見事なシュートセレクションも魅力。


◆筑波大VS大東文化大

190914 mocchi 大東文化大は前半から持ち味のディフェンス力を発揮した。特に#34中村浩陸(4年・PG)がこの日スティール4の活躍。筑波大は前半、なかなか攻めきることができないが、大東文化大は#3星野(2年・SG)の3Pを皮切りに点を重ね、25-36と11点リードで折り返す。後半序盤、筑波大は#8菅原(3年・PG)が強気のドライブ、バスケットカウントで流れを引き寄せるも、大東文化大は#15モッチが冷静にゴール下で得点し41-49と8点リードで最終Qへ。4Qも大東文化大が守りを固めた。筑波大は終盤、前からディフェンスで追い上げるが追いつかず。63-74で大東文化大が3勝目をあげた。筑波大は初黒星。

 インサイドで井上と見ごたえある勝負を繰り広げた大東文化大#15モッチ「初戦の負けから浩陸(中村)とよくバスケのことで話して、修正できた。筑波大は元気がなかったけど、これからよくなるはず。あと1回戦うけど、油断しちゃいけない。でも今日勝てたのはよかった。チームが勝てれば自分はそれでいいと思っている」と振り返った。大東大には1敗がついたが、東海大、筑波大と上位チームを破った。選手間のコミュニケーションもいい方に働いたなら大きな勝利だ。リーグ戦の緊張感は保ちつつ、喜びを噛み締めていた。

写真:「筑波に負けたくない」と意気込んでいたモッチ。22点の活躍でゴール下を支配した。


◆日本体育大VS青山学院大

190914 endo 日本体育大は前半の勢いを終始保ち、81-67青山学院大に勝利した。序盤から#50バム(2年・C)がゴールしたで奮闘しリードを得る。青山学院大は2Qに入ると、前からディフェンスを強化し、日体大にタフショットをさせる。落ちたボールを拾い速攻で加点し追い上げるが、日体大は#45河野(4年・PF)がオフェンスリバウンド、#33遠藤(3年・SG)連続3Pを決め立て直し41-31と10点リードで折り返す。

 3Qもペースは変わらず。青山学院大は#52赤穂(3年・PG)が3Pで先制するが、日体大は#3大浦(4年・PG)がすぐに返す。速い展開が続き、青山学院大は#21納見(4年・PG)の得点力が光った。日体大は終盤#3大浦が3Pを決めきり、63-51とリード。4Q、青山学院大は#52赤穂を中心に得点し、この日18点の活躍。日体大は#5磯野(4年・SF)がドライブ、リバウンドで貢献し点差を詰めさせない。#21クリスティン(1年・C・東山)はゴール下を支配し、青山学院大は対応しきれず81-67で日体大が3勝目をあげた。

写真:前半に連続3Pを決めた遠藤は、前節からスターターでいいシュートを決めている。

※日本体育大・磯野選手のインタビューは「続きを読む」へ。


第5戦終了時(9/14)

専修大学   5勝0敗
大東文化大学 4勝1敗
筑波大学   4勝1敗
東海大学   4勝1敗
白鴎大学   3勝1敗
日本体育大学 3勝2敗
青山学院大学 2勝2敗
法政大学   2勝3敗
日本大学   1勝4敗
神奈川大学  1勝4敗
早稲田大学  0勝4敗
明治大学   0勝4敗

※白鴎大と青山学院大は9/8の試合が延期になったため、暫定の位置で掲載しています。


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【INTERVIEW】

「コミュニケーションをしっかりしていくことが大切」
声かけを意識してチームとしての勝利を目指す

◆#27二ノ宮 杉太朗(神奈川大・3年・PF)

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途中出場で局面を支え、また打開するのが役割だ。サイズはそれほどある訳ではないが、4番として3年生になり神奈川大らしい粘りのプレーが見えるようになってきた。この日は特に意識していた後半でのプレーが目立ち、チームとしても課題の4Qを勝ち切った。
昨年は工藤という鉄人がこのポジションで存在感を示し、チームの土台をしっかりと支えていた。今年はまだプレーでもメンタルでも「リーダー不在」と幸嶋監督が言うだけに、さらなる成長が求められる選手の一人でもある。



―ここまでいい試合をしながら負けが続いていましたね。監督が今週はいい練習ができたと言っていましたが、それが出たのでしょうか。
「ここまで4戦を通して後半で負ける試合が多くて、練習中でも終盤になると一人ひとりの手中力が欠けてしまっていました。そういう部分をもう一度4年生や3年生という上級生がチームを集めて、後半にいかにチームでまとまれるかを再認識するようにしてきました。この試合にそれが出たのが今日勝てた理由だと思います」

―試合中、二ノ宮選手も声をかけていましたね。
「コート内にリーダーがいないという話になっていて、そこは自分も意識しています。すべてを小酒部(#75)だけに任せていたら、負担が大きくなってしまうので、自分たちも声を出すなどやっていけるようにと考えて、頑張りました」

―後半の失速が続いていましたが、二ノ宮選手は後半に得点で貢献しました。自身のパフォーマンスについてはいかがですか?
「ディフェンスでもっとやらないとですね。コミュニケーションボイスがないです。後半は明治のシュートが入らなかったり、パスミスがあっただけなので。自分たちはまだもっとできると思うので、まずはディフェンスからだということをチームでもっと意識して明日の試合も頑張ります」

190914ninomiya1.jpg―チームとしてもディフェンスで非常によく動けている日、そうでない日がありますね。そこは自分たちでもわかるのでしょうか。
「そうですね。走れていない日はありますね。そこで声をどれだけかけられるかどうかです。つらいときにみんなで
乗り越えることが大事だと思うので」

―幸嶋監督は春からリーダー不在について気にかけているようですね。選手にも危機感はありますか?
「そうなんです。コート内でのコミュニケーション不足でやられてしまったりしています。小酒部にはディフェンスが来るので、ほかの4人でボールを回してだれかシュートに行く意識をもっと出さないといけないです。やはり声かけですね」

ー二ノ宮選手のポジションは大事なところですよね。
「昨年の工藤さんが素晴らしい人で、そこに近づくためにも頑張ります」

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「相手のエースにつくのは楽しい」
初めての1部リーグ、常に挑戦者の心を忘れず

◆#5磯野寛晃(日本体育大・4年・SF)

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7秒オフェンスを仕掛けるチームの起点になるのはディフェンスとリバウンドだ。その要は4年生の磯野が担う。高い跳躍力でどこからでも飛び込むオフェンスリバウンド、相手のエースを止めるディフェンス、どのプレーからも彼らしさが見えてくる。今年は4年目にして初めての1部リーグで、観客の多さに驚くという。最後の年に見ている人の誰かの目に、彼のプレーが焼き付いてほしい。


―試合を振り返って。
「先週2連敗して、月曜日に自分たちが何をしないといけないのかをミーティングで共有しました。それから一人ひとりが意識を高く練習をした結果が出たと思います」

―具体的に何をしないといけないと話したのでしょうか?
「ディフェンスのプレッシャーとボディーコンタクトをしたボックスアウトが足りないことです。オフェンスリバウンドに飛び込まれてしまって、相手にチャンスを与えてしまいました。オフェンスよりもまずディフェンスをしっかりやろうと共有しました。個々の意識を高くすればできることなので、練習中からしっかりやりました」

―磯野選手は相手のエースをマークすることが多いと思います。今日は赤穂選手(#58)へのマークでした。
「スタッフ陣からも彼がキープレーヤーと聞いていたので、抑えれば自分たちの勝機につながると考えていました。相手の得点を抑えようと頑張りました。個人的には相手のエースにつくのは楽しいです。オフェンスよりはディフェンスが好きですかね。昔からディフェンスを頑張るチームでやってきたので」

―プレータイムが長いですか、疲れませんか?
「全くきつくないです。相手のエースが出ていれば、ずっとついて出ていてもいいなと思います。特に今日みたいに得点源につくことは仕事だと思っています」

―それは求められていることの一つですか?
「そうですね。正直僕はオフェンスよりもディフェンスをかってもらっていると思っているので、その面ではしっかり貢献したいです」

―リーグは4年目になります。どんな意識で取り組んでいますか?
「僕たち1部は初めてです。チャレンジ精神を忘れないようにしています。2部から上がってきたチームなので、どのチームにも向かっていくことを徹底したいです。1部リーグは楽しいですね」

―どんなところが違うという印象を?
「正直なところを言うと観客です。見てくれる人が多いとテンションも上がります」

190914 isono3―磯野選手といえばジャンプ力ですね。今日のリバウンドは素晴らしかったです。
「そんなに意識はしていませんが、ありがとうございます。高校の時に地元には福大大濠や福岡第一がいて、牧(筑波大・#88)が高校1年生でダンクをしていました。同じ年ならできるんじゃないかと思って、意識し始めました。それに高校の先輩にすごく飛ぶ人がいたんです。人を飛び越えてダンクしちゃうんです。踏切や、ジャンプ動作の腕の振り方を参考にしました」

―今度ぜひ実践して教えて下さい(笑)。ここからリーグ戦は長いですが、意気込みをお願いします。
「まだまだ試合はあります。一つひとつ目の前の試合を勝っていきたいです。ディフェンスやリバウンドを強化して7秒で攻めることは今年も意識しています。僕らのチームはそれができれば、ペースをつかめると思います。そのためにはディフェンスやボックスアウトが大切だと思うので、徹底していきたいです」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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