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2019.08.25 (Sun)
【2019リーグ2部】8/24,25レポート

初週から混戦模様となった2部リーグ
1部昇格のチャンスをどこがつかむか
上位2チームが1部昇格、そして3位4位が入れ替え戦に臨める2部リーグ。このレギュレーションになって初年度だった昨年は、3位以下は1週ごとに大きく順位が入れ替わり、最終週まで中盤位の順位が確定しない混戦の2カ月半となった。今リーグも初日から接戦が続き、1部リーグ以上に1勝の重みを感じられる試合が続いた。22試合の果てに栄冠を掴むのは一体どのチームか。
写真:拓殖大は初戦で山梨学院大相手に3点差のきわどい勝利。2戦目は明星大を後半に振り切った。
江戸川大・順天堂大は勢いあふれるバスケットで上々の出足

このほか、今季2部から出直しをはかる拓殖大、中央大も2連勝でスタート。拓殖大はやや安定感に欠ける時間帯もあるが、#99多田(4年・F)ら試合経験豊富なメンバーの攻撃力は折り紙付き。乗ってくればシュート力の高さで相手を突き放す。中央大は新人戦でもいいプレーを見せていた#3北村(1年・PG・東海大諏訪)、#21渡部(1年・SF・正智深谷)らがチームに勢いをもたらすのに一役かっている。上級生では#71沼倉(4年・PF)の仕事人ぶりも見どころ。選手層も厚い2チームは優勝の有力候補。安定して22試合を戦い抜けるかが鍵になるだろう。
写真:好調にシュートを沈めた順天堂大・前田。どこまでシュートが決まるかがチームとしても鍵になる。
関東学院大は#12ケイタが復帰。2部に嵐を巻き起こせるか

写真:慶應義塾大・山﨑がどんな風にチームを牽引するか。
連敗の4チームはここからの巻き返しに期待
惜しくも連敗スタートとなったのは駒澤大、上武大、明星大、そして2部昇格を果たした山梨学院大の4チーム。3戦目までは1週間の空きがあるため、修正は十分可能だ。昨年の主力が残るチームも多いだけに、次戦以降の戦いぶりに注目したい。
2戦を消化した時点で全勝4チーム、1勝1敗4チーム、2敗が4チームときれいに分かれた。この勝敗数は2018年度のリーグ戦を2戦消化した時点とまったく同じだ。昨年は目立って抜け出したのは日本体育大とそれを追った法政大のみ。3位以降は最後まで混戦だっただけに、今季もこの段階で先行きを占うのはあまり意味がない。2カ月は短いようで長い。それぞれのチームの成長と戦いぶりをしっかりと見ておきたい。
(8/25・2戦終了時点)
中央大学 2勝0敗
拓殖大学 2勝0敗
江戸川大学 2勝0敗
順天堂大学 2勝0敗
国士舘大学 1勝1敗
慶應義塾大学 1勝1敗
関東学院大学 1勝1敗
東洋大学 1勝1敗
駒澤大学 0勝2敗
上武大学 0勝2敗
明星大学 0勝2敗
山梨学院大学 0勝2敗
※江戸川大・渡部選手、東洋大・和田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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【INTERVIEW】「主力と同じような気持ちで試合に挑む」
チームをわかせるプレーで初戦の勝利に貢献
◆#11渡部 蒼(江戸川大・2年・PG)

初戦の上武大を3点差で破り、さらに駒澤大を下してリーグ戦を2連勝でスタートした江戸川大。渡部は途中出場でありながら、終盤の拮抗した場面で3Pを決め勝利に貢献。下級生らしい、思い切りのいいプレーでチームを元気付けた。縦に切る鋭いドライブは魅力の一つだが、アシストを最も得意としているという。留学生のオウマへの合わせや、シューター陣へのパスにも注目したい、これからの成長が楽しみな選手だ。
―接戦でしたが初戦で勝利でした。試合を振り返って。
「去年は出だしでつまずいて、雰囲気が悪くなってしまいました。今年はその反省もあって、4年生が声掛けとかをよくしてくれました。自分は下級生ですけど、4年生を勝たせたいと思い頑張りました。初戦で難しい試合になると考えていましたが、結果として勝つことができてよかったと思います。勝因としては、エネルギーを持って終始ディフェンスを頑張るというチームカラーが出せたことだと思います」
―上武大にはどんな対策をしていましたか?
「細川選手(#29)は特にシュートが当たると怖いのでチェックをしました。3Qはヒヤヒヤしましたが、ディフェンスを頑張れたので大丈夫でした。勝ててホッとしています」
―渡部選手にとって2回目のリーグ戦です。去年とは違いますか?
「まだ少し緊張しますね。去年は少しプレータイムをもらっていましたが、今年はさらに多くタイムをもらえています。控えですが、主力と同じような気持ちで試合に出ています」

「最もパスを得意としているので、留学生への合わせやシューターへのアシストを見てほしいです」
―夏はどんな練習をしてきましたか?
「基礎ですね。ディフェンスや体力作りです。きつかったです。前からハードにディフェンスをすることがチームとしては大切だと思います。今日に生きてよかったです」
―リーグ戦は長いですが、これからの意気込みをお願いします。
「初戦は勝ちましたが、また切り替えて試合に臨みます。ただこの勝ち切れた初戦は、勢いがつくと思います。自分たちの激しさを全試合通して出して、勝ち続けられるようにしたいです」
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「調子を保って結果を出していきたい」
オフェンスの切り込み役として大きな存在感
◆#22和田麗空(東洋大・3年・SF)

佐藤信長コーチを迎え2年目の東洋大。持ち味のドライブでチームオフェンスの基点となった和田は14点の活躍をみせた。「雰囲気が良くなった」と笑顔でインタビューに応じたが、昨年は怪我の影響もありプレータイムが伸び悩んだ。今季はその分、期待を背負う嬉しさを感じ、競技に対する意欲が感じられる。上級生らしい責任感のある言葉でチームを引っ張る強い意志を示した。
―1勝目おめでとうございます。試合を振り返って。
「初戦、そして駒澤大が相手だということで勝てて勢いついたと思います。特に初戦は大事だと監督は言っていて、何が何でも勝ちたいと。みんな声を掛け合って、みんなで勝つという気持ちが強かったので良かったと思います。いつもより雰囲気も良かったです。応援も声が出ていて、楽しくやっているので自分も楽しく声を出せていたと思います。東洋もいい意味で変わったなと思いました」
―勝因は何でしょうか?
「自分は前半が全くよくなくて。でもインサイド陣が体を張ってリバウンドやゴール下で点を決めてくれたことが大きかったです。後半から勢いがついて自分らしさが徐々に出てきました。センターが頑張ってくれたおかげだと思います」
―ディフェンスもハードに頑張っていましたね。
「ディフェンスはたくさん練習しましたね。みんなきついといいながらも頑張っていました。オフェンスもみんなで話しながら練習できていたので良かったです」

「自分の持ち味でもあると思います。ドライブをして、パスを回すこともできますし、自分を基点にチームを動かせたらなと思います。みんなが点を決めてくれると嬉しいです」
―昨年はあまり個人のプレータイムが伸びませんでした。今年の意気込みは?
「そうですね、怪我もありましたし、結構調子の波が激しいです。1年目は試合に出られる機会が多かったですが、2年目に出られない時期を経験しました。でも試合に出られない人の分まで頑張らないといけないという責任も感じます。監督やチームメイト、応援してくれる人が試合に来てくれて期待も感じます。期待されることは嬉しいですし、頑張りたいと思うので、そういう人たちのために頑張りたいと思います」
―佐藤コーチのもとでプレーをして2年目に入りました。浸透してきましたか?
「信長さんの言いたいことはわかりますが、まだまだ体がついていかないですね(笑)。動けている方だとも思うのですが、注意されることは多いです。話をしっかり聞きながら言われていることを体現したいです」
―リーグ戦はこれから長いですが、意気込みをお願いします。
「いつも怪我をしてしまい、悔しい思いをするので怪我しないで、今日の調子を保ちながら頑張りたいと思います」
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