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2019.06.09 (Sun)
【2019西日本インカレ】6/9 決勝戦 近畿大VS京都産業大
バランスよく得点を伸ばした近畿大に軍配
全関の雪辱を果たし大会2連覇
西の春シーズンを締めくくる西日本インカレの決勝は、今回も近畿大と京都産業大の顔合わせとなった。前回対戦では、予期せぬアクシデントにも集中を保ちながら最終盤に京産大が逆転し、昨年の雪辱に成功。しかし今回は、近畿大がそれを上回ることとなった。
近畿大は、前日同様この日も#24今村(4年・PF)が好調。いきなり得点を続けて京産大の出鼻をくじく。京産大は中でのシュートがなかなか狙えず、アウトサイドの確率も上がらない状況で苦しい。近畿大は#24今村が早々に2ファウルとなるが、#33濱田(4年・PG)のレイアップ、#9パトリック(2年・C)のゴール下で好リズムを持続させる。ここで京産大はゾーンで打開を図り、#38リンダー(4年・PF)の速攻、#24大庭(4年・SF)の3Pでビハインドを埋める。それでも近畿大は慌てず、#24今村の2ショットでノーゴールを切り抜けると流れを呼び戻した。1Qで7点のリードに成功すると、この勢いは2Qも続き、ゾーンを物ともせずに#13渡辺(3年・SG)がカットしての合わせも飛び出すなどで点差を開いていく。終盤に#9パトリックが接触プレーの影響で一旦ベンチに退くも、41−32としてほぼプラン通りで後半へ。
追い上げたい京産大は、3Q早々に#25田中(2年・SF)の3Pが決まる。近畿大は立て続けにファウルをコールされ#13渡辺が4つとなる。しかし、#9パトリックから交代出場の#56米澤(1年・SG・延岡学園)への合わせが決まり、停滞する気配を見せない。直後には#24今村にダンクが飛び出し、京産大にきっかけを与えない。4Qに入り、京産大は#38リンダーのドライブや、#24大庭の速攻で最後の反撃に出るが、#36榎田(3年・PF)のゴール下や#24今村の3Pも決まり近畿大の優勢は崩れなかった。最後はフリースローを#33濱田が確実に決めていきゲームセット。83−73で勝利した近畿大が、全関決勝で敗れたリベンジを果たし、西日本インカレ2連覇を決めた。
全関ではパトリックのインサイドが目立ち、バランスを欠いていた印象もあった近畿大だが、この決勝ではそのパトリックが上手く周囲を活かしながらのプレーが目立った。周囲もそれに応え、この試合では4名が2桁得点をマークするバランスの良さだった。元々能力値の高い選手が揃っているだけに、これだけボールが回ると相手にすれば厳しい。アウトサイドも効果的に決まり、ゾーンを敷かれても問題としなかった。全関の反省点を見事に解消した勝利だった。
ゲーム序盤の出遅れを、最後まで埋められなかったこの日の京産大。今大会は上田がプレータイムを制限されたことものしかかったが、近畿大の多彩なオフェンスには最後まで翻弄された感が強く、ゾーンもうまく機能せず。ディフェンス面での課題を突きつけられた格好となった。リーグでは、このままでは終われないだろう。秋には一段階レベルアップしたチーム力を示していきたい。
写真上:バスケットカウントを獲得した今村をパトリックが労う。それぞれが勝利に欠かせない働きを見せた。
写真中:近畿大は榎田もコンスタントな働きぶりだった。
写真下:最後は自ら果敢な攻めを見せた京産大・北條。だが、全関の再現はならず。
※近畿大・濱田選手、今村選手、パトリック選手、京都産業大・大庭選手のインタビューは「続きを読む」へ。
「チャレンジャーの立場で勝ち切れて嬉しい」
春の苦杯をここで晴らし大会連覇
◆#33濱田貴流馬(近畿大・4年・主将・PG)
遅ればせながらの今シーズン初タイトルに、その表情には安堵感が浮かんだ。最上級生、そしてキャプテンとして、タイトルを掴むことで感じる味わいはまたこれまでと違った部分があるだろう。リーグ戦では、京産大はもちろん他チームも厳しくぶつかってくる。それを跳ね返しながら、先の舞台を見据えて研鑽を続けていく。
—今日はゾーンへのオフェンスがうまくいきましたね。
「そうですね。前回終わってからビデオを何回も見て、京産のゾーンが、ボールを下に入れさせたくないという守り方でした。それでもボールを入れるために、コートを広く使っていこうとして、榎田が外に出ている間に渡辺がリング下に合わせたりという感じで練習してきて、その通りになったかなと思います」
—パトリック選手に、周囲を活かすプレーが多かったと思います。
「パトリックは、プレー中は集中しきれていないようにも見えるんですけど、試合後に話してみると案外周りも見えたりしているんですよね。去年は濱高さんがそういう話す役目をしていてくれたんですけど、今年は僕がそれをやっています。中と外でコミュニケーションが取れていて、今日も二人寄って来たら外に出すというのは本人が言っていて、そこで上手い感じで今村がアタックすればと思っていたので、すごくやりやすかったです」
—去年の優勝の経験とは違う感覚はありますか。
「前回負けていたので、今年は完全にチャレンジャーの立場でした。相手はけが人もいて出られない時間もありましたけど、それでも勝ち切れたのは嬉しいです」
—試合の中での反省点は?
「常にリードをし続けて勝ったのは大きいんですけど、追い上げられている時に崩れたり、レイアップを最後まで持っていかれたりということがあったので、そこは分かっているのなら意識してまた次戦いたいなと思います」
—リーグ戦に向けての期間に力を入れるべきはどのようなことでしょうか。
「近大はリバウンドとディフェンスが生命線なので、全員にも言っているし、先生も言っているので、そこはもう一レベル上げられるように。シュートは今日は入っていたんですけど、もうちょっとそこを伸ばしていけるようにしたいです」
----------------------------------------
「リーグ戦でも、もっと走ったり跳んだりをしていければ」
最後まで好調を堅持し文句なしのMVP獲得
◆#24今村拓夢(近畿大・4年・PF)
26得点は、準決勝同様にチーム最多。今大会は、一貫してシュートが好調で、2年連続のMVPは、まさしく文句なしのものだった。濱田同様にホッとした感情も見え隠れしながらも、ここはあくまでも通過点であることは分かっている。この先も高い身体能力を余すところなく発揮し、チームを牽引し続ける。
—ご自身が感じる勝因は何でしょうか。
「今日は技術面ではなく、気持ちで押し切れたのかなと思います」
—今日も相手はゾーンを敷いてきましたが、うまく攻められていましたね。
「京産はゾーンをやってくると思っていたので、それでも攻めていく気持ちでした。ターンオーバーをするくらいならシュートまで打ち切るつもりでした」
—ゾーンを敷かれてもそれを楽しみながら、と昨日話していましたね。
「攻められなかったらすぐに戻るという意識で、でも崩して崩してシュートまでいくつもりだったので、そこで榎田のシュートが入って、上手くいったなという感じでした」
—パトリック選手も落ち着いていて、周囲もよく見えていました。
「あいつもこれまでの経験があるので、ダメでも周りを活かす力はあると思っていました」
—去年に続いてのMVPですね。
「調子が良かっただけですね(笑)。自分がどうこうではなく、みんなが活かしてくれたおかげです。みんなに感謝したいです。自分では全然満足していないのでリーグ戦でももっと走ったり跳んだりしていければいいかなと思っています」
—夏はどのようなことに力を入れていきますか?
「ゾーンオフェンスは上手くいきましたけど、京産も対策をしてくると思います。でも最終目標はインカレで関東を倒すことなので、それを意識しながら練習していきたいです」
—京産大も黙ってはいないはずです。
「これでも今年はまだ1勝1敗なので、リーグ戦も勝ち切る気持ちでいきたいです」
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「近大として関東のレベルと戦えるようにしていく」
冷静なプレーぶりを最後まで続け、的を絞らせず
◆#9カロンジ パトリック(近畿大・2年・C)
この日は自分で無理に攻めていくのではなく、周囲を活かすプレーで相手を翻弄。落ち着きと判断の良さが、好内容での勝利に大きく寄与したと言っていいだろう。これでひとまずは全関で敗れた悔しさを晴らしたわけだが、目標はあくまでもインカレで上位に進むこと。関東を相手にも絶対的な力を示すために、関西のトップを守り続けていく。
—全関の悔しさを晴らしましたね。
「去年は濱高さんがおったんですけど、それが抜けて、チームのタイプも変わってきました。その中で、全関は試合の途中で中断してペースが狂ってしまった部分があったんですけど、それでも負けて悔しい思いでした。でもそこでビデオを見て、西日本では優勝を取り戻すための練習をしてきました」
—今日は周囲をアシストするプレーが非常に目立ちました。
「前回はあまり活かすプレーが出ていなくて、自分も動きにくかったです。相手も二人で止めにきていたので。今回はみんなで動き方をどうするかも練習してきたので、試合中も外も中も決めていけました。負けた反省をみんなで繰り返して、次は負けないようにと練習してきました」
—昨日は相手の守りに少しフラストレーションが溜まっているように見えましたが、落ち着いていましたね。
「日本人相手と留学生相手だと違うんですよね。日本人相手だと3人で来たり、4人で来たりすることもあるので。でも留学生相手だと一対一が出来ることが多くなるので、攻めやすくなって良いプレーが出しやすくなります」
—ということは、サンブ選手とのマッチアップは楽しい?
「そう。楽しくプレー出来ます」
—去年のように3冠はなりませんが、リーグも勝って今年も関西のトップに立ちたい気持ちは強いと思います。
「リーグ戦は優勝したいですし、目標はインカレなのでベスト4に行けるようにしたいです。去年のように2回戦負けとかはしたくないですね。近大として関東のレベルと戦えるようにするために、もっと色んな練習をしていきたいです」
----------------------------------------
「自分たちが悪くても勝てるチームにしていかないと」
仮にベストでなくとも勝ち切れる集団となるために
◆#24大庭岳輝(京都産業大・4年・主将・SF)
歓喜の涙が交錯した全関から一転し、厳しい結果を突きつけられた西日本インカレだった。上田の穴も響いた側面もあるが、そういう状況でも勝ち切れる力が必要になると自戒を込めて話す。近畿大同様、こちらも見据えるはリーグ戦の先にある。しかし、インカレでの躍進にはリーグ戦で勝ち続けていくことが欠かせない。まずは夏を使い、自分たちのやり方を極めていきたい。
—厳しい結果でした。
「試合の流れも全関とまるっきり一緒だったので、今回は詰めの甘さを感じました。3Qの最初で流れが来たんですけど、そこで流れが止まって、それを戻しきれなかったんですけど、キャプテンとしてエースとしてコートに立っている以上はそれをやらなきゃいけなかったと思います」
—今回は上田選手がプレータイムを制限された状況でした。
「上田の存在は大きいんですけれど、いない以上は今いるメンバーで頑張るしかないので、その中であいつがやってくれていた仕事を同じポジションの僕がやってあげないといけなかったかなと思います。最終的に彼がいてくれれば、というゲームになってしまって、4年生としてチームに申し訳ないなと思います」
—相手はパトリック選手がかなりボールを回してきていました。
「全関よりも周りに合わせるプレーが多かったかなと感じましたけど、変にパトリックにつき過ぎてゴール下が空いたりだとかいうことは徹底不足だったかなと。ハイポストで持たせる分には良いという考えだったので、それを徹底しきれなかったと感じます」
—試合の中で修正しきれなかったようにも見えました。
「あれだけの選手なので目が行くのは仕方ないかなと思うんですけど、パトリック以外の選手にゴール下でやられる回数が多かったです。フィールドゴールも向こうは確率が高かったと思うので、それだけやられたらしんどいゲームになるとは思います」
—前回勝利したことで、心のどこかに隙のようなものはなかったでしょうか。
「そうですね。全関で勝って、心のどこかで勝てるという気持ちはあったのかなと思いますけど、今日の負けも全関の勝ちも僕らの力なので、自分たちが悪くても勝てるチームにしていかないと勝負にならないです。幸いにもインカレまではあと半年ありますから、その時間を有効に使いたいと思います」
—今後に向けて。
「半年間作ってきた堅守速攻を変えることは絶対にないので、そのクオリティをどこまで高められるかです。最終目標はリーグじゃなくてインカレなんですけど、そこで関東に勝てるために夏でもう一度チームを作り直して、リーグ戦に臨みたいです」
全関の雪辱を果たし大会2連覇

近畿大は、前日同様この日も#24今村(4年・PF)が好調。いきなり得点を続けて京産大の出鼻をくじく。京産大は中でのシュートがなかなか狙えず、アウトサイドの確率も上がらない状況で苦しい。近畿大は#24今村が早々に2ファウルとなるが、#33濱田(4年・PG)のレイアップ、#9パトリック(2年・C)のゴール下で好リズムを持続させる。ここで京産大はゾーンで打開を図り、#38リンダー(4年・PF)の速攻、#24大庭(4年・SF)の3Pでビハインドを埋める。それでも近畿大は慌てず、#24今村の2ショットでノーゴールを切り抜けると流れを呼び戻した。1Qで7点のリードに成功すると、この勢いは2Qも続き、ゾーンを物ともせずに#13渡辺(3年・SG)がカットしての合わせも飛び出すなどで点差を開いていく。終盤に#9パトリックが接触プレーの影響で一旦ベンチに退くも、41−32としてほぼプラン通りで後半へ。

全関ではパトリックのインサイドが目立ち、バランスを欠いていた印象もあった近畿大だが、この決勝ではそのパトリックが上手く周囲を活かしながらのプレーが目立った。周囲もそれに応え、この試合では4名が2桁得点をマークするバランスの良さだった。元々能力値の高い選手が揃っているだけに、これだけボールが回ると相手にすれば厳しい。アウトサイドも効果的に決まり、ゾーンを敷かれても問題としなかった。全関の反省点を見事に解消した勝利だった。

写真上:バスケットカウントを獲得した今村をパトリックが労う。それぞれが勝利に欠かせない働きを見せた。
写真中:近畿大は榎田もコンスタントな働きぶりだった。
写真下:最後は自ら果敢な攻めを見せた京産大・北條。だが、全関の再現はならず。
※近畿大・濱田選手、今村選手、パトリック選手、京都産業大・大庭選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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【INTERVIEW】「チャレンジャーの立場で勝ち切れて嬉しい」
春の苦杯をここで晴らし大会連覇
◆#33濱田貴流馬(近畿大・4年・主将・PG)

—今日はゾーンへのオフェンスがうまくいきましたね。
「そうですね。前回終わってからビデオを何回も見て、京産のゾーンが、ボールを下に入れさせたくないという守り方でした。それでもボールを入れるために、コートを広く使っていこうとして、榎田が外に出ている間に渡辺がリング下に合わせたりという感じで練習してきて、その通りになったかなと思います」
—パトリック選手に、周囲を活かすプレーが多かったと思います。
「パトリックは、プレー中は集中しきれていないようにも見えるんですけど、試合後に話してみると案外周りも見えたりしているんですよね。去年は濱高さんがそういう話す役目をしていてくれたんですけど、今年は僕がそれをやっています。中と外でコミュニケーションが取れていて、今日も二人寄って来たら外に出すというのは本人が言っていて、そこで上手い感じで今村がアタックすればと思っていたので、すごくやりやすかったです」
—去年の優勝の経験とは違う感覚はありますか。
「前回負けていたので、今年は完全にチャレンジャーの立場でした。相手はけが人もいて出られない時間もありましたけど、それでも勝ち切れたのは嬉しいです」
—試合の中での反省点は?
「常にリードをし続けて勝ったのは大きいんですけど、追い上げられている時に崩れたり、レイアップを最後まで持っていかれたりということがあったので、そこは分かっているのなら意識してまた次戦いたいなと思います」
—リーグ戦に向けての期間に力を入れるべきはどのようなことでしょうか。
「近大はリバウンドとディフェンスが生命線なので、全員にも言っているし、先生も言っているので、そこはもう一レベル上げられるように。シュートは今日は入っていたんですけど、もうちょっとそこを伸ばしていけるようにしたいです」
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「リーグ戦でも、もっと走ったり跳んだりをしていければ」
最後まで好調を堅持し文句なしのMVP獲得
◆#24今村拓夢(近畿大・4年・PF)

—ご自身が感じる勝因は何でしょうか。
「今日は技術面ではなく、気持ちで押し切れたのかなと思います」
—今日も相手はゾーンを敷いてきましたが、うまく攻められていましたね。
「京産はゾーンをやってくると思っていたので、それでも攻めていく気持ちでした。ターンオーバーをするくらいならシュートまで打ち切るつもりでした」
—ゾーンを敷かれてもそれを楽しみながら、と昨日話していましたね。
「攻められなかったらすぐに戻るという意識で、でも崩して崩してシュートまでいくつもりだったので、そこで榎田のシュートが入って、上手くいったなという感じでした」
—パトリック選手も落ち着いていて、周囲もよく見えていました。
「あいつもこれまでの経験があるので、ダメでも周りを活かす力はあると思っていました」
—去年に続いてのMVPですね。
「調子が良かっただけですね(笑)。自分がどうこうではなく、みんなが活かしてくれたおかげです。みんなに感謝したいです。自分では全然満足していないのでリーグ戦でももっと走ったり跳んだりしていければいいかなと思っています」
—夏はどのようなことに力を入れていきますか?
「ゾーンオフェンスは上手くいきましたけど、京産も対策をしてくると思います。でも最終目標はインカレで関東を倒すことなので、それを意識しながら練習していきたいです」
—京産大も黙ってはいないはずです。
「これでも今年はまだ1勝1敗なので、リーグ戦も勝ち切る気持ちでいきたいです」
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「近大として関東のレベルと戦えるようにしていく」
冷静なプレーぶりを最後まで続け、的を絞らせず
◆#9カロンジ パトリック(近畿大・2年・C)

—全関の悔しさを晴らしましたね。
「去年は濱高さんがおったんですけど、それが抜けて、チームのタイプも変わってきました。その中で、全関は試合の途中で中断してペースが狂ってしまった部分があったんですけど、それでも負けて悔しい思いでした。でもそこでビデオを見て、西日本では優勝を取り戻すための練習をしてきました」
—今日は周囲をアシストするプレーが非常に目立ちました。
「前回はあまり活かすプレーが出ていなくて、自分も動きにくかったです。相手も二人で止めにきていたので。今回はみんなで動き方をどうするかも練習してきたので、試合中も外も中も決めていけました。負けた反省をみんなで繰り返して、次は負けないようにと練習してきました」
—昨日は相手の守りに少しフラストレーションが溜まっているように見えましたが、落ち着いていましたね。
「日本人相手と留学生相手だと違うんですよね。日本人相手だと3人で来たり、4人で来たりすることもあるので。でも留学生相手だと一対一が出来ることが多くなるので、攻めやすくなって良いプレーが出しやすくなります」
—ということは、サンブ選手とのマッチアップは楽しい?
「そう。楽しくプレー出来ます」
—去年のように3冠はなりませんが、リーグも勝って今年も関西のトップに立ちたい気持ちは強いと思います。
「リーグ戦は優勝したいですし、目標はインカレなのでベスト4に行けるようにしたいです。去年のように2回戦負けとかはしたくないですね。近大として関東のレベルと戦えるようにするために、もっと色んな練習をしていきたいです」
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「自分たちが悪くても勝てるチームにしていかないと」
仮にベストでなくとも勝ち切れる集団となるために
◆#24大庭岳輝(京都産業大・4年・主将・SF)

—厳しい結果でした。
「試合の流れも全関とまるっきり一緒だったので、今回は詰めの甘さを感じました。3Qの最初で流れが来たんですけど、そこで流れが止まって、それを戻しきれなかったんですけど、キャプテンとしてエースとしてコートに立っている以上はそれをやらなきゃいけなかったと思います」
—今回は上田選手がプレータイムを制限された状況でした。
「上田の存在は大きいんですけれど、いない以上は今いるメンバーで頑張るしかないので、その中であいつがやってくれていた仕事を同じポジションの僕がやってあげないといけなかったかなと思います。最終的に彼がいてくれれば、というゲームになってしまって、4年生としてチームに申し訳ないなと思います」
—相手はパトリック選手がかなりボールを回してきていました。
「全関よりも周りに合わせるプレーが多かったかなと感じましたけど、変にパトリックにつき過ぎてゴール下が空いたりだとかいうことは徹底不足だったかなと。ハイポストで持たせる分には良いという考えだったので、それを徹底しきれなかったと感じます」
—試合の中で修正しきれなかったようにも見えました。
「あれだけの選手なので目が行くのは仕方ないかなと思うんですけど、パトリック以外の選手にゴール下でやられる回数が多かったです。フィールドゴールも向こうは確率が高かったと思うので、それだけやられたらしんどいゲームになるとは思います」
—前回勝利したことで、心のどこかに隙のようなものはなかったでしょうか。
「そうですね。全関で勝って、心のどこかで勝てるという気持ちはあったのかなと思いますけど、今日の負けも全関の勝ちも僕らの力なので、自分たちが悪くても勝てるチームにしていかないと勝負にならないです。幸いにもインカレまではあと半年ありますから、その時間を有効に使いたいと思います」
—今後に向けて。
「半年間作ってきた堅守速攻を変えることは絶対にないので、そのクオリティをどこまで高められるかです。最終目標はリーグじゃなくてインカレなんですけど、そこで関東に勝てるために夏でもう一度チームを作り直して、リーグ戦に臨みたいです」
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