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第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 8/24〜11/10
※台風の影響による延期試合があります。常に最新の情報を関東大学バスケットボール連盟の公式サイトでご確認ください。
関西学生バスケットボールリーグ戦 8/31〜11/3

2019.06.08 (Sat)

【2019新人戦】6/8レポート

決勝は東海大VS専修大
専修大は2002年以来の決勝進出!


 頂点まであと2つ。新人戦準決勝は、2試合とも互いに譲らない好勝負となった。東海大は2年生を中心とした層の厚みを活かし、日本体育大を後半振り切った。一方、専修大はビハインドから入り、得意の走力を活かしての逆転勝利。2002年に優勝して以来の決勝進出となった。また、順位決定戦は日本大と白鴎大が勝ち上がった。



◆順位決定戦・関東学院大VS白鴎大
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2Qで白鴎大が関東学院大を突き放す

190608sumida.jpg 関東学院大は立ち上がり、#33鈴木(2年・F)、#26菅澤(2年・F)のシュートなどで先行。白鴎大も#25角田(2年・SG)のスリーで追いつき、そこからは接戦となる。関東学院大は内外バランス良くボールが回り、#26菅澤の3Pが決まると盛り上がる。しかし白鴎大も#52ブラ(2年・C)、#0関屋(1年・PG・飛龍)の外が決まって1Qは20―26。関東学院大は2Qに入るが点差を詰められない。白鴎大はベンチメンバー主体で少しずつ関東学院大を引き離していき、最後は#0関屋のスリーがブザーと共に沈み45―75。後半、白鴎大は関東学院大のディフェンスを突破し、#56小室(2年・SG)や#25角田(2年・SG)も次々と得点。3Qで31点の猛攻を見せる。関東学院大は4Qに入ると持ち直して互角の戦いとなるが、最後は69―97。白鴎大が5位決定戦へと進んだ。

写真:白鴎大・角田は15点。3Pは3/4。



◆順位決定戦・日本大VS青山学院大
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日本大がシュートを決めきり勝利をもぎ取る

190608kuroda.jpg シュートが持ち味の日本大と、ディフェンスがディフェンスに定評のある青山学院大の対戦。前半は32-41で青学大が9点のリード。日本大は#11高原(2年・SG)、#22飯尾(1年・SG・洛南)を中心に3Pが当たり、ディフェンスではダブルチームを仕掛けて足を動かす。青学大はスティールからブレイクで加点。#3山崎(1年・F・土浦日大)の3Pを中心に点取り合戦にもついていき、2Q終盤に#24永野(2年・PG)が連続得点で突き放した。

 3Qは日本大のペースで始まった。#22飯尾が果敢に攻めテンポアップ。#11高原の3Pは好調で開始5分で逆転に成功し、一気に加速。青学大は一時得点が止まるもディフェンスで我慢し、リバウンドから連続ブレイクで食らいつき、56-56と同点で最終Qへ。4Q終盤まで両チーム点をとっては取り返す展開に。日本大は#11高原がシュートでもルーズボールでもチームを鼓舞する。青学大は#17保泉(2年・SG)、#13才藤(2年・SG)が3P、#24永野が得意のドライブで一歩リードするも、日本大#60黒田(2年・F)のドライブ、#22飯尾がオフェンスリバウンドからシュートで残り21.8秒で逆転。青学大は攻撃のチャンスを得るも生かしきれず72-70と日本大が5位決定戦に進んだ。

写真:日本大はコートに出る選手がそう多くない中、黒田も地道に貢献している。

※日本大・高原選手のインタビューは「続きを読む」へ。



◆準決勝・東海大VS日本体育大
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日本体育大が持ち味を出すも
ハイスコア展開を東海大が制す


 準決勝第2試合は昨年準優勝の日本体育大と昨年3位の東海大の戦いとなった。日本体育大は走力のある選手の速い展開を得意とし、東海大は総合力では今大会屈指。前半は点の取り合いとなった。

190608matumoto.jpg 先に抜け出したのは日体大。開始早々この日1本目の速攻を#31青木(1年・SG・中部第一)が決めると、#21クリスティン(1年・C・東山)のシュート、#28井手(2年・PG)の3P、速攻もあって一気に引き離し2-12。東海大はファウルが続く中で#31松本(2年・SG)がアウトサイドを決め、次第に落ち着きを取り戻し、得点を返していく。終盤に#23佐土原(2年・PF)の3Pで逆転するとここからはシーソーゲームとなり、最後は東海大#86八村(2年・PF)のバスケットカウントで24-20とリード。2Q、追う形になった日体大はじわじわファウルがかさんで苦しい中、#21クリスティンのオフェンスリバウンドやダンク、#31青木の3Pで逆転する。東海大はスタメンに戻して対応するが、#86八村がオフェンスファウルで3つとなり、交代せざるを得ない。しかし日体大もウイングの一翼を担う#1古橋(1年・SG・福岡第一)が開始5分で4ファウルとなってしまい、こちらも苦しい。それでも#28井手が気を吐き、アシスト、3P、ジャンパーと3連続。しかし東海大はこの日#28井手に対して好ディフェンスを見せている#60坂本のシュートも好調。東海大は最後に速攻などを出して44-41と再度逆転して前半終了。

190608bam.jpg 3Qの立ち上がり、東海大がゾーンを仕掛けると日体大にターンオーバーが続いて失速。東海大に速攻が連続し、一気に13点差となる。日体大はオフェンスでも苦しいが、ファウルがいよいよ深刻になり、開始5分に#21クリスティンが4つとなると、ここで#50バム(2年・C)が満を持して登場すると、ゴール下で存在感を発揮する。東海大も終盤はファウルが続いてしまうが点差は維持して70-58で4Qへ入った。日体大はバムが次々とゴール。ゾーンを展開しつつ必死に粘り、#31青木の3Pで6点差にまで追い上げ、#1古橋もルーズボールに突っ込むなどファイトを見せる。しかし東海大もそれ以上の追い上げは許さず、#23佐土原がミドルシュートで流れを断ち切るなど、確実さを見せて最後は93-78。東海大が昨年の壁を破って決勝進出を決めた。

 前半の日体大の立ち上がりは、ベスト8以上の試合では最高の出来栄えだった。膝の怪我もあってバムを簡単には出せない中、クリスティンは長時間タフに働いた。また井手が強い気持ちを見せて得点を決め続け、青木や古橋もそれに続くように試合を重ねるごとによくなっている。惜しまれるのは3Q。東海大のディフェンスを破れずにできた差を最後まで詰めきれなかった。

 東海大は立ち上がりやや出遅れ、その後はファウルトラブルもあったが、選手層の厚さもあって安定して乗り越えた。松本、坂本のオフェンスが当たったのも大きい。また、日体大の起点となる井手に対しては「このチームではディフェンスが自分の仕事。つくなら青木ではなくキーマンの井手」と、坂本が半ば志願する形でマッチアップ。10cmの身長差を活かし、かつガッツあふれる守りで攻撃の勢いを削いだことも勝利を引き寄せるポイントとなった。

写真上:東海大・松本は今大会安定して外角のシュートを決め続けている。この試合はチームハイの21点。
写真下:バムは10分の出場で12点・8リバウンド。万全でなかったことが惜しまれる。

※東海大・佐土原選手のインタビューは「続きを読む」へ。



◆準決勝・筑波大VS専修大
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専修大が走るバスケットで逆転勝ち
筑波大は1Qで勢いが失速


 この日の最終試合となった専修大筑波大の対戦。筑波大のリードを専修大が追いかける展開で、最後までどっちに転ぶかわからない試合となった。

190608 kishinaga 1Qは筑波大が13-24で大きくリード。速攻で加点し、まんべんなく点数を重ねていく。専修大は走りきれず、点が伸び悩むが、#21遠藤(1年・F・八王子)がタップで押し込み、#46寺澤(2年・PF)のバスケットカウントでしのぐ。2Q序盤、#95齋藤(2年・G)が3Pやドライブで抜群の能力を発揮し、徐々にリズムを掴む。ここから3P合戦となり、筑波大は#7浅井(1年・PF・福大大濠)と#21笹山(1年・G・洛南)、専修大は#28野﨑(2年・G)、#1山本(2年・F)がそれぞれ連続で決め合う展開に。専修大がわずかに点差を詰め32-47で折り返す。

 3Qは出だしから専修大が一気に点差を詰めた。#10喜志永(1年・G・豊浦)、#23キング(2年・G)のドライブで流れを掴む。さらにゾーンを仕掛け筑波大の足を止めにかかり、リバウンドから速攻で逆転。筑波大はシュートが入らずミスが続くが、#23半澤(2年・SG)がゴール下をねじ込みしのぐ。終盤、専修大#23野﨑が難しい体勢の3Pを沈め59-57と2点リードで最終Qへ。4Q序盤も専修大は#23キングが合わせ、#46寺澤がジャンパーを決め勢いを保ち、ディフェンスではゾーンを継続。リバウンドでも粘りをみせる。筑波大は#92中田(1年・PG・福大大濠)が切り崩しながら攻め込み、残り4分#7浅井の3Pで同点に。しかし専修大#28野﨑がこの試合5本目の3Pを決めベンチを沸かし一歩リード。残り1分半、筑波大#23半澤がレイアップをねじ込み食らいつくも追いつかず。73-68で専修大が決勝へ進んだ。

190608sasayama.jpg 専修大は序盤で走れなかったが2Qからはシュートの当たりも良く、ブレイクも多発した。野﨑、山本はシックスマンながらチームに流れを引き寄せ、寺澤はリバウンドで粘り、キングも速攻の先陣を切った。筑波大はゾーンを仕掛けられてから足が止まり、思うようなリズムで展開ができなかった。だがルーキーの浅井や笹山の3P、中田のリーダーシップは目を引くものがあり、今後の伸びしろとなりそうだ。

写真:フォワードの選手が多い中、専修大・喜志永の1番としての役割は大きい。
写真:筑波大はベンチスタートで笹山も後半大事なシュートを入れていった。

※専修大・野﨑選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「気持ちよく打てる環境でありがたい」
3Pから波を引き寄せるムードメーカー

◆#11高原晟也(日本大・2年・SG)
190608takahara.jpg松脇、杉本に続く土浦日大高校出身生粋のシューター。左膝の怪我に苦しみながらプレーを続けているが、この日は持ち味の3Pが10本中7本と驚異の数字。28点のチームハイで5位決定戦進出に大きく貢献した。新人チームではボール運びの役割も担うため仕事が多いが、仲間への声掛けや、チームを鼓舞するパフォーマンスも魅力の一つだ。高原がシュートを決めるとベンチも湧く。残り1試合、膝に無理はさせられないが、彼らしいプレーを期待したい。


―最後までわかりませんでした。試合を振り返って。
「クロスゲームになりました。前半はミスも多く、自分たちのプレーが思うようにできませんでした。それでも切り替えていこうと話すことができ、最後はみんなが集中していたので結果がついてきたと思います。青学大は身長が大きくて、ディフェンスもプレッシャーがかかってくるので、一旦ローポストにつないでから展開していこうと。自分も裏に飛び込んだりしようと意識はしていました。チーム一丸となってリバウンドも頑張ることができたので良かったと思います」

―3Pが7本と、シュートがあたりました。感触は良かったですか?
「今まで3Pが当たらず、パスに意識がいっていました。特に昨日の試合はだめでしたね。今日は入る気はしませんでしたが、1Qに入ったのでそれからは気持ちよく打つことができました。コーチやチームもノーマークだと打ってもいいと言ってくれているのでやりやすいですし、ありがたいです」

―PGがいないこともあり、ボール運びもしていますね。
「そうですね。上級生がいるチームであれば、ガードはやる必要はないです。天昇さん(#10杉本)の控えですね。新人だと、飯尾(#22)とツーガードなので、パスも心がけていました」

―試合中によく声を出している印象です。
「そうですね。主将ではないですが、コートを上から見ることができるポジションで、気づくことは言うようにしています」

―新人チームはどうですか?
「1、2年生で練習をしていて、Bチームの子もいるので同級生が多いです。先輩がいない中不安もありました。大会の最初はどうなるかと思いましたが、ベスト8には残れて良かったと思います」

―最後1試合ですが、チームとしてどんなプレーをしたいですか?
「明日は白鴎大で、センターが留学生です。自分たちは機動力で勝負しながらもリバウンドを全員で取り、走って得点につなげたいです」

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「フィジカル負けはしたくない」
サイズで劣る面をサイズとパワーで対応

◆#23佐土原 遼(東海大・2年・PF)
190608sadohara.jpg新人チームでは八村とともにインサイドを固める。飛び抜けて大きいという訳ではないが、しっかりした体つきと、身体を寄せてのゴール下のシュートは力強く、自分より大きなサイズの留学生などにも負けていない。それも昨年全体チームでの出場機会を得て、経験と自信を積んできたからこそだろう。この試合は反省が多かったとしながら、ファウルトラブルの八村の穴をしっかり埋め、得点でも貢献。昨年の壁を越えたことで一気にモチベーションは高まった。決勝での働きにも期待だ。


―先行される出だしでした。振り返って。
「立ち上がりは浮足立ってしまったというのがありました。自分たちもあんなに点数が開くとは、とびっくりしましたが、でも礼太(#31松本)が3Pを決めてくれたのをきっかけに、流れをこっちに持ってこられました。自分たちのシュートが最初に入らなかったのが悪かったんですが。やはり入らないと気持ちも落ちてしまうのはちょっとあります。日体大はホームですし、雰囲気も日体大のムードで、やってやろうという気持ちも感じましたし。でもだんだん取り戻せました。今日は松本がMVPです。自分は少しファウルが混んでしまったのが反省です。でもコーチがうまく交代をコントロールしてくれました」」

―八村選手が4ファウルとファウルトラブルになった分、佐土原選手のカバーが大事でしたね。
「アレンのファウルトラブルで自分がセンターの要になろうと自分の中でも考えながらやっていました。後半にクリスティン(#21)に自分がつくとなったときは、絶対に止めてやろうと思っていました。ただ、ファウルが混んでしまって張(#10)に頼むという感じにはなってしまいました。クリスティンをもっと止めたかったですね」

―それでも新人チームの中ではインサイドの安定感はありますね。
「それは高校の時から教わってきているし、崩さずにという意識でいます」

―オフから春シーズンもそこを意識して取り組んできたのでしょうか?
「フィジカルトレーニングはもちろんなんですが、大きな相手にいかに立ち向かえるかを結構やってきました。東海の選手は自分よりも大きな相手ばかりになるので、そこはいい練習をできているかなと思います。ポストファイトやシールさせないとかの練習をやってきました。フィジカルがずっと持ち味なので、それを生かしたプレーでやってきているし、そこは留学生相手でもフィジカル敗けはしたくないです。昨年1年間もしっかりウエイトしてきましたし」」

190608sadohara2.jpgー佐土原選手も内外決めて大きかったのでは。
「でも自分はそんなに点数を取るような選手ではないので、チームを鼓舞するようなところとか、ハッスルするところでチームを引っ張れればいいと思っています」

ー去年はここでここで敗退でした。そこは越えましたね。
「去年負けたのは本当に悔しかったです。だから今日は気合いが入ったのはあります」

ー東海大は2年生がたくさんいる分、かなり安定感を感じます。
「そうですね。逆に来年のためにも張や松崎(#24)以外にも、1年が努力を続けて頑張ってもらうことが大事ですね」

ーまずは明日です。
「決勝は能力のあるチームなので、もっとディフェンスの強度を上げて頑張っていきたいです」

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「流れを作れてよかった」
腐らず、気持ちを保った1年間の努力

◆#28野﨑由之(専修大・2年・G)
190608 nozakiシックスマンとして流れを変える3Pを何度も決め、勝利に貢献した。個人の能力が高い選手が集まる専修大で、プレータイムを得るのは容易ではない。事実、1年目は同期の寺澤やキングがコートで存在感を発揮する中、腐らず黙々と自身のプレーを磨いてきた。2年目のプレシーズンから徐々に試合経験を積み、ドライブや外角のシュートと多彩な攻撃パターンを披露。今大会の準決勝では3Pを5本含む19点のチームハイを記録し、我慢が結果として実り始めた。優勝まであと一歩。野﨑のシュートが鍵の一つとなってくるだろう。


―逆転勝利となりました。試合を振り返って。
「最初は筑波大のシュートが当たり、自分たちはディフェンスから走りたかったのですが、それができませんでした。そこで交代で自分が出て、流れを作ることができてよかったです。その後はみんなでディフェンス、リバウンドを頑張れたことが勝因だと思います」

―ゾーンが効きました。
「新人チームで初めて取り組んだディフェンスでした。喜志永(#10)が豊浦高校でやっていたディフェンスで、取り入れさせてもらって練習しました。久々にやったのですがうまく機能してよかったです」

―1Qは離されましたが、点差が開いても諦めないですね。
「チームの性格だと思います。陽気な人が多いので」

―追い上げの中でも野﨑選手のシュートがよく当たりました。
「1本目がいい感じだと、試合を通していいリズムで打てます。高校まではただ打っていましたが、今は流れを見てシュートを打つか打たないか決めています。それがいい方向に向いた結果だと思っています」

―プレシーズンから徐々に試合に出るようになりましたね。
「そうですね。京王電鉄杯あたりから、去年試合に出ていない選手も使ってくれるようになりました。自分もその1人です。1年生の頃は全く出れなくて。でも腐らずやってよかったです」

―どんなプレーを武器として、アピールしましたか?
「身長がないので、ディフェンスでいつでも出してもらえる選手になろうと思っていました」

―明日は決勝です。意気込みをお願いします。
「ここまで来たら優勝したいですね。みんなと頑張って勝ちたいです。東海大とは試合できて嬉しいですが、走り負けしないように頑張ります」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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