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第59回関東大学バスケットボール新人戦  東海大学が2年ぶり6度目の優勝

男子第69回 女子第68回西日本学生バスケットボール選手権大会  男子は近畿大学が2年連続6度目の優勝


2019.06.07 (Fri)

【2019新人戦】6/7レポート(準々決勝)

新人戦のファイナル4が決定
準決勝は専修大VS筑波大・東海大VS日本体育大に



 新人戦は準々決勝の段階を迎えた。1・2年しかいないチームはまだ不安定さも見えるが、成長力が見どころでもある。試合を重ねるごとにチームが形になってくる面白みもある。準決勝へは豊富な戦力や確固としたスタイルが出来上がっている4チームが勝ち上がった。


◆Aブロック 日本大VS専修大

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高さと走りで日本大を凌駕した専修大が軽々とベスト4へ

190607saito.jpg ここまですべての試合を余裕で勝ち上がってきた専修大と、延長や逆転勝利でタフに戦ってきた日本大。専修大は試合開始から走力を生かして得点を重ねる。インサイドでは#0ケイタ(1年・C・日体柏)の高さも武器。日本大はこのサイズと専修大の高い機動力に阻まれ、苦しいシュートが続いた。1Qは18―27と9点差に留めたが、2Q、専修大がベンチメンバーに交代しても勢いは衰えずに差が開き、28―56。後半も専修大は#46寺澤(2年・F)、#23キング(2年・G)、#10喜志永(1年・G・豊浦)、#95齋藤(2年・G)らが畳み掛けるように得点。対する日本大は単発のアウトサイドがやっとというところで苦しい展開。専修大はQの終わりに#95齋藤がブザーとともにジャンパーを沈めて38―81とハイペースを持続する。4Q、専修大は#1山本(2年・F)の3Pで幕を開けると、#28野﨑(2年・G)もそれに続く。終盤になっても走力はまったく落ちなかった。途中からはほとんど1年生を中心にしたメンバーとなるが、それでも最後は59―100。専修大がまたも100点ゲームで圧倒しベスト4へと進んだ。

 ガードらしいガードはいないが、コートに出ている選手が全員一人でボールを運んでフィニッシュできる専修大は、今大会屈指の能力の高さ。準決勝で対戦する筑波大は逆のタイプだけに、どんな展開になるかが見どころだ。

写真:春シーズンから出番を得ている齋藤。走力は高くチームの層の厚さを見せつける。


◆Bブロック 筑波大VS青山学院大

筑波大が高さを活かしベスト4へ
青山学院大は粘りを見せるが惜敗


 全体チームに劣らずサイズのある筑波大と、明治大との接戦を制してベスト8に名乗りを上げた青山学院大の対戦は4Qで筑波大が勝負をつけた。

190607inoue.jpg 1Q、筑波大は#13二上(2年・SG)のジャンパーで先制し、ミスマッチをつき攻めていく。青学大は#17保泉(2年・SG)のシュートがあたり、チーム全体でルーズボールもアグレッシブに絡む。17-18と僅差で入った2Q、青学大は#5小川(2年・G)を中心にディフェンスとリバウンドで粘るが、筑波大は前からのディフェンスでミスを誘い、#7浅井(1年・PF・福大大濠)が3Pを沈め、オフェンスのテンポを上げていく。青学大は相手の高さに苦しむが、スペースをつき#20和田(1年・PF・開志国際)がゴール下とジャンパーで粘り34-31と前半は粘りのバスケに。3Q、筑波大の#75井上(2年・C)はゴール下で存在感を発揮。しかし一時点差が開くも、青学大は#3山崎(1年・F・土浦日大)の連続ジャンパーからゾーンディフェンスで足を止め、終盤に#20和田が3Pとゴール下を決めて54-49と食らいつく。4Q序盤、筑波大は#75井上の3P、#13二上が走り点差をつけた。青学大は#5小川がオフェンスリバウンド、ジャンパーで勢いづけ4点差に迫る場面もあったが、筑波大は#75井上にボールを集め、高さを生かしていくと前半不調だった#23半澤(2年・SG)のドライブも決まり最大12点差。青学大はアウトサイドを打っていくが流れを変えるには至らずタイムアップ。73-67で筑波大がベスト4に進んだ。

前半は青学大のディフェンスが光り、筑波大はミスが見えた。しかし青学大は後半にファウルが混んでしまい、終盤の粘り強さを欠いた。

写真:筑波大はインサイドでは井上が安定したプレー。

※筑波大・二上選手のインタビューは「続きを読む」へ。



◆Cブロック 東海大VS関東学院大

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東海大が序盤から関東学院大を突き放す

190607alen.jpg 法政大を倒した関東学院大は新たなるチャレンジとして東海大に挑んだ。注目のインサイドは#86八村(2年・PF)が得点、リバウンドで存在感を見せる。関東学院大#12ケイタ(1年・C・帝京長岡)はポストアップからの1本は決まったが、ゴール下では簡単に得点できずにやや外から打つ形が多くなってしまい、簡単には決まらない。東海大は#60坂本(2年・SG)、#23佐土原(2年・PF)らまんべんなく得点を重ねて25―12で1Q終了。2Q、関東学院大は#10ンジャイ(1年・C・福島東稜)にチェンジ。東海大はスタメンを一度休ませるが、そこで#10ンジャイに2本のアウトサイドを決められ点差が縮まると、メンバーを戻して対応し、隙を見せない戦いぶりだった。前半47―24としての3Q、関東学院大は果敢にオフェンスを継続。#12ケイタのアウトサイドも入り始める。しかしディフェンスでは簡単に東海大を守りきれず、得点差が離れていく。4Qまで切れずに攻める関東学院大だが、東海大は最後までディフェンス・オフェンスを継続し、102―60。100点ゲームでベスト4に駒を進めた。

写真:八村は15点・15リバウンド。関東学院大のケイタ、ンジャイに対して力強さを見せた。

※東海大・坂本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆Dブロック 白鴎大VS日本体育大

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日本体育大が終盤に一気に加速し勝利
白鴎大は前半のリードを保てず


 この日最も盛り上がったのは昨年準優勝の日本体育大と、全体チームでは春を制した白鴎大の一戦。互いに自分たちの持ち味をどう出すか、勝負は最後までわからない熱戦となった。

190607 matsushita 最初に飛び出したのは日体大。#28井手(2年・PG)と#21クリスティン(1年・C・東山)を中心に一気に得点する。白鴎大は#25角田(2年・SG)が2本連続のバスケットカウントを決め勢いをつけると、#52ブラ(2年・C)もゴール下で奮闘し1Qは13-17。2Q、白鴎大は#12菅谷(2年・SG)の3Pなどで波に乗り、ディフェンスが機能し始める。日体大は#21クリスティンが下がるとオフェンス面で苦しくなり、得点が止まりがちに。その間に白鴎大はディフェンスとリバウンドで粘って逆転から一気に36-26まで10点のリードに成功。このQは23-9と白鴎大が圧倒した。

 3Qは白鴎大#0関屋、#56小室(2年・SG)のシュートで勢いを保つ。日体大は#31青木と#28井手の3Pで持ち直し、#21クリスティンがリバウンドで貢献し、流れを引き寄せる。白鷗大はシュートが入らない時間が続くが、#66松下がドライブで攻め、点の取り合いに。#25角田、#12菅谷らも続き、日体大は#21クリスティンのダンク、#28井手のミドルシュートで応戦し52-47と5点差に詰めより最終Qへ。4Q、白鴎大はリバウンドで粘り、前からゾーンを仕掛ける。両チーム我慢の時間になるが、破ったのは日体大#28井手の3P。ここで勢いに乗り#1古橋(1年・SG・福岡第一)のジャンパー、#21クリスティンがブロックショットからブレイクに成功し、残り3分で同点に追いつく。その後はスティールからの速攻を連発する日体大らしいプレーが続いて63-74で勝負あり。日体大が連続で接戦を制してベスト4へ進出した。

190607furuhashi.jpg 日体大は前の中央大と似たような展開となった。井手が徹底的なマークを受けて我慢の展開が続いたが、最後まで強気でチームを引っ張り25点。終盤には持ち味の走りで白鴎大を振り切った。

 白鴎大は試合終盤までリードを得た。松下をはじめ好ディフェンスを見せたが、ブラはファウルが混み19分の出場。全体のリバウンド数では勝ったが、終盤の勝負どころではクリスティンの高さに屈した。

写真上:白鴎大・松下は高いディフェンス力に加え、オフェンスでも見せた。
写真下:日体大・青木に続き古橋も奮闘。チームのウイングポジションを担う。

※日本体育大・井手選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「自分が点を取りに行く」
チームを引っ張る意志をコートで体現する

◆#13二上 耀(筑波大・2年・SG)
190607sutagami.jpg抜群の身体能力を活かしたボールへの反応の良さで、新人戦ではチームを牽引する活躍を見せている。青学大のディフェンスのプレッシャーが強い場面でもゴールに果敢に向かい続けた。ドライブ、ミドルシュート、ピックなど攻撃パターンも多く、この試合17点の活躍。上級生のいるチームではまだそこまでのプレータイムは得ていないが、新人チームでは「点を取る」ことが役割だと明言。1発目のシュートが大切だという。昨年まで苦しんだ5位の壁は破った。残り2試合、新人チームの牽引役としての活躍に注目したい。


―試合を振り返って。
「青山学院大はディフェンスからのチームということは試合前からチームで共有していました。吉田先生からは『プレッシャーかかってくるけど弱気にならずに行け』と言われていました。試合を通してできたと思いますが、前半で足が止まって逆転をされるときがありましたが、ディフェンスから速い展開に持ち込むことができたので、持ち直すことができたと思います」

―ここまでの試合までは余裕のある試合運びでした。今日は切り替えが難しかったですか?
「自分はそこまで気になっていなかったです。ただ、やっぱりディフェンスのプレッシャーが強かったですね。足が止まって、ミスが増えてしまったと思います」

―果敢にリングへ向かいましたね。半澤選手(#23)とポジションがかぶると思いますが、二上選手はどのようなプレーが得意ですか?
「はい、意識して点を取りに行くようにしています。点を取るのは好きなので。僕はピックを使って、そこから崩してプレーをするよう心がけています。凌太(半澤)は自分で切っていけますし、ブレイクで走ってくれます」

―新人チームはどうですか?
「2年生は仲がいいです。1年生の笹山(#21)と中田(#92)はよく喋ってくれますし、よく言ってくれるので楽ですね。自分はトーナメントでも出場時間は長くなくて、リバウンドや泥臭い部分をやろうと思っていましたが、新人チームでは中心になっていかないといけないと思っています。点を取って、指示を出したりしていこうと思います」

―練習の雰囲気はどうですか?
「AとBで一緒にやっているので、戸惑うこともありますが、みんなで声を出して盛り上げてくれるので、いい雰囲気だと思います。大会にはいい形で入ることができたと思います」

―二上選手の持ち味もアピールもしたいですね。
「そうですね。ピックは練習してきて徐々に使えるようになってきていると思います。あとは外のシュートは入れて、持ち味をアピールしたいですね」

―去年の5位の壁は破りました。次の試合に向けて。
「下級生は一人ひとりの役割がはっきりしていると思います。まず個人の役割をやることが大切だと思います。さらにディフェンスから速攻を増やし、自分たちの持ち味を出せば勝つことができると思います。自信を持ってやっていきたいです」

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「まずが自分の仕事であるディフェンスから」
1年間磨いてきた守りをチームのために

◆#60坂本聖芽(東海大・2年・SG)
190607sakamoto2.jpg新人戦ではスタメンに入り、ディフェンスでチームを支えている。懸命に守るスタイルは、いかにも東海大らしい。オフェンス力も高いが、他にも点が取れる選手がいる分、ディフェンスで働くことを第一に考え、プレーしている。昨年は惜しくも次の準決勝で破れた。1年間の努力を実らせ、壁を越えたい。


―立ち上がりから引き離すことができました。試合を振り返って。
「昨日の早稲田大戦が接戦というか、出だしも固い感じだったので樹決勝・決勝につなげるために今日はしっかりやろうと話していました。相手の特徴をミーティングでしっかり捉えたし、それをきちんと対応できたと思います」

―この新人戦はみんな活躍していますが、坂本選手も調子はよさそうです。今日は速攻も出ましたし。
「オフェンスはそこまで調子がよくなく、少しずつ上ってきている感じです。今日はブレイクが出て3Pもやっと1本決まりました。明日の試合に向けて今日いいイメージでやれたのはよかったです。でもディフェンスで前から当たるのがまず自分の仕事なので、そこでチームに勢いを与えるのが自分の仕事だと思います。自分の場合はまずディフェンスからやるということを意識しています」

―ディフェンスは一番前で頑張っていますね。相手が小さい選手だと大変そうです。
「疲れますが(笑)、頑張っています。昨日は抜かれた部分もありましたが、なんとか頑張ってついていったという感じです」

―昨年の春は2番ポジションでシュートのイメージがありましたが、今年はディフェンスをしっかりというのは意識しているんですね。
「アレン(#86八村)と颯太(#11大倉)がオフェンスで点を取れるので、ディフェンスの負担を与えないようにと思ってやっています。それが自分の仕事です。大学に入ってだいぶディフェンスへの意識が変わりましたね。東海大に入ってディフェンスが伸びたのは感じます」

―2人は昨年から全体の主力としてもやっていますが、同期としては今年は頑張りどころですね。
「そうですね、目指してやっています。自主練もみんな一緒に時間があればやっていて、オフはいつも体育館にいるという感じですね」

―昨年は準決勝敗退でした。越えたいですね。
「岡田(現・Bリーグ三河)とドゥドゥ(現・ルイジアナ大学ラファイエット校)を押さえられなかったというのがありますね。明日の対戦も留学生がいるチームなので、そこはしっかり押さえたいです。そういう意味では昨年より上がったディフェンス力というのを自信に戦いたいです」

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「上級生からもらったものを新人チームに」
強い気持ちと向上心を武器に先陣を切る若き主将

◆#28井手拓実(日本体育大・2年・PG)
190607ide2.jpg前の試合の中央大戦では30点、今日の準々決勝では厳しいマークを受けながらも25点のチームハイでチームを引っ張った。安定したミドルシュートや3P、タフショットも見事に決め、フル出場ながら疲れもあまり見せない。「負けず嫌い」は自分自身も認めるところ。その意地が数字にも出ているのだろう。一方、新人チームの主将としてチームを牽引する難しさや拮抗した試合を経験する中で、徐々に感情のコントロールを学んでいく姿もみえる。準決勝の相手は東海大。「勝ちたい」という真っ直ぐな思いでどんなプレーを見せるかが楽しみだ。


―試合を振り返って。
「前半は焦りました。でも昨日と同じ展開だったので、ハーフタイムでもう一度3Qの初めから自分たちのやることをしっかりやろうと話ができました。その結果だと思います」

―苦しい時間帯にミドルシュートもよく決めました。
「そうですね。練習していました。ピックアンドロールからの練習をしていて、徐々にできていく感覚がつかめてきましたね。本番は明日だと思うので切り替えていきたいです」

―松下選手(#66)のディフェンスも厳しかったですね。
「自分のところにマークが来ることはわかっていました。練習中から自分にプレッシャーをかけてくれとお願いしていました。なので、練習通りだったのであまり苦はなかったです」

―新人チームはまだ大学での試合経験がない選手が多いと思います。ウィングの選手も1年生ですが、どんな感触ですか?
「1年生の古橋(#1)と青木(#31)は高校のウィンターカップで優勝と準優勝の経験がある選手です。ただ1年生なので、自分が指示していかなくてはいけないと思っています」

―どんなことをキャプテンとして意識していますか?
「自分はすぐに感情が表に出ます。なるべく耐えて、チームの雰囲気を良くしようと心がけています。プレー面でも精神面でも引っ張っていかなくて難しいですね。上級生がいるチームでは、大浦さん(#3)や光(土居)さん(#24)にやってもらっていたことを自分が新人チームにしていかなくてはいけないと思います。自分が怒ってしまって、何もしなくなってしまった練習があって、その時光さんに『おまえがしっかりしないとこのチーム終わるけん。しっかり引っ張っていけ』とガツンと言われました。それでもう一度整理ができました」

―次は東海大です。何がポイントでしょうか?
「春は練習試合でも負けていますが、相手が誰というよりも自分たちのバスケットをやるだけです。イメージはトーナメント戦(5位決定戦では日体大が勝利)とはまた違うので、切り離して考えます。ポイントはリバウンドですね。取って、走ってゲームを作れば十分戦えると思います」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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