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第59回関東大学バスケットボール新人戦  東海大学が2年ぶり6度目の優勝

男子第69回 女子第68回西日本学生バスケットボール選手権大会  男子は近畿大学が2年連続6度目の優勝


2019.06.06 (Thu)

【2019新人戦】6/6レポート

逆転ゲームも多く見られた本戦3日目
ベスト8進出チームが決定

 新人戦本戦3日目、この日は8試合が行われ、ベスト8をかけた戦いが繰り広げられた。専修大、白鴎大、筑波大は2部チーム相手に余裕を持って勝利。東海大、日本体育大、青山学院大、日本大は接戦を制する形になった。また、2部の関東学院大は1部の法政大を下して8強進出を決めた。


◆Aブロック

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専修大が連続の100点ゲーム
日本大は拓殖大に逆転勝利


190606senshu.jpg 専修大江戸川大相手に前半で23―60の大差をつけた。高さと能力で勝る専修大は得意の早い展開で畳み掛け、高い走力も持ち合わせた#46寺澤(2年・F)の力強さ、#23キング(2年・G)の速さなどで見せ、江戸川大を圧倒すると52―117。専修大はここまですべての試合を100点ゲームでの勝ち上がりとなった。ルーキーの#0ケイタ(1年・C・日体柏)も27点10リバウンドと、先が楽しみな活躍となった。

 拓殖大は、延長戦を制して勝ち上がった日本大と対戦。1Q途中から拓殖大が抜け出し、リードを広げていくと、最後は#23鈴木(1年・PF・桐光学園)がバスケットカウントを獲得するシュートで29―16。しかし2Qは日本大が追い上げ、拓殖大は逆に得点が4分ほどストップしてしまう。フリースローでようやく得点した後も思うようには数字は伸びず、このQ8点に終わってしまう。逆に日本大は18得点。37―34と追い上げて前半を終了する。後半、日本大は追い上げを継続。ディフェンスを締め、リバウンドも高さの優位を生かす。残り1分半、#60黒田(2年・F)のシュートで日本大が逆転すると、そのままの勢いで4Qに一気に差を広げた。拓殖大はオフェンスがうまく展開できず、ターンオーバーが続くと、4Qも得点が伸びないまま69-84で試合終了。#11高原(2年・SG)、#22飯尾(1年・SG・洛南)が22点、#99原(2年・C)が15点12リバウンドで勝利に貢献した。

写真下:専修大はキングがチームをまとめる。


◆Bブロック

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青山学院大は逆転勝利でベスト8へ
筑波大はまだ余裕の見える戦いに


190606futakami.jpg 筑波大東洋大に対して立ち上がりから一気にリード。東洋大はゾーンで対応して勢いを削ごうとするが、差は縮まらず1Qで26―9。2Q、筑波大はベンチ主体のメンバーで試合を進行するがそれでも点差をやや広げて維持し、43―23。東洋大は得点源の#57上甲(2年・C)のところにボールが渡らない。後半は余裕を持って筑波大が試合を進め、86―57で勝利した。

 青山学院大明治大は、1Qは17―14とロースコア。ただインサイドの力強さでは#52溝口(2年C)をはじめ明治大にやや分があり、先行する。青山学院大はオフェンスが機能しないまま得点が伸びず、前半は39-29。3Qも明治大がリードして進むが、青学大もコツコツ追い上げていくと、残り2分で同点に追いついた。それでも明治大はタイムアウト明けの3Pで仕切り直し、最後は47―53と6点差にして勝負は4Qへ。開始2分、青学大は#24永野(2年・PG)のスティールで逆転。リバウンドも粘って獲得していく。残り5分前後は互いに我慢の時間となって得点が動かないが、残り4分になって明治大が速攻で同点に戻した。さらに#31吉村(1年・SG・土浦日大)の3Pが連続で決まりガッツポーズ。残り3分でリードが5点となる。しかし残り1分半、青山学院大は上からのプレスでミスを誘い、再び同点。残り47.8秒、#24永野のドライブが見事に決まり、青学大2点のリード。最後は#24永野がスティールで明治大の攻撃をはばむと67―69。青学大が逆転でベスト8進出を決めた。

写真上:筑波大・この日好調の二上はチームハイを記録。

※青山学院大・永野選手のインタビューは「続きを読む」へ。



◆Cブロック

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序盤からリードした関東学院大が法政大を下す
早稲田大は3Q粘るが東海大が勝利しベスト8へ


190606sugasawa.jpg トーナメントで明治大を撃破し、大東文化大とも接戦を繰り広げて話題をさらった関東学院大。新人チームは法政大と対戦し、前半から快調に飛ばしていった。#34丸澤(2年・F)のアウトサイド、#12ケイタ(1年・C・帝京長岡)を起点にしたインサイドのオフェンスを展開すると、開始2分で10―0と先行。法政大はすかさずタイムアウトで修正をはかる。しかしインサイドの高さで勝り、3Pも確率よく決まった関東学院大の優位は揺らがない。法政大は攻撃が手詰まりのまま1Qは27―6と出遅れ。2Qにはゾーンに切り替える場面があるも、関東学院大は外が落ちてもリバウンドは#10ンジャイ(1年・C・福島東稜)もいるため強い。前半は48―24で関東学院大がダブルスコアでリードした。後半、大量リードを得てやや勢いが失われた関東学院大に対し、法政大が反撃。#14小野(2年・PG)が積極的に攻めて差を縮めていくが、追いつくまでには至らず90-70。関東学院大が嬉しいベスト8突破となった。

190606tuda.jpg 東海大早稲田大は拮抗した展開で3Qまで気の許せない試合となった。立ち上がりは競り合うが、東海大は#11大倉(2年・G)のアウトサイドが決まるとリードを広げ、余裕が出てくる。1Qは22―12とすると、2Qはベンチメンバーが加点して10点ほどの差が開いた。しかし早稲田大も焦らずディフェンスから盛り返し、#12土家(1年・G・福大大濠)が外を2本決めてチームを盛り上げる。さらに#8津田(2年・F)のスリーで5点差まで詰め寄って盛り上がるところ、東海大の#86八村(2年・PF)のスリーが沈む。しかし最後は#8津田が遠くからフローター気味のレイアップを決めると早稲田大が43―37の6点差にして前半終了。3Q、早稲田は#8津田が次々にシュートを沈め、東海大に迫る。5点差からはなかなか動かない状態になるが、#1神田(1年・G・浜松開誠館)のシュートでついに2点差に。しかしここからは簡単に東海大も詰めさせない。#86八村がゴール下でしっかり加点していき再び引き離して66-56で3Qを終えると、4Qは#86八村のインサイド、#11大倉のシュートなどで再び差を広げる。早稲田大は4Qで得点が伸びず、最後は82-64で試合終了。選手7人中一人が負傷し、6人しかいない中で粘りと能力の高さは見せたが、東海大がベスト8へ進出した。

写真上:関東学院大は菅澤がフル出場で21得点のチームハイ。
写真下:早稲田大・津田は33点9リバウンド。抜群の身体能力でシュート、リバウンドで見せた。

※関東学院大・ 鈴木選手のインタビューは「続きを読む」へ。



◆Dブロック

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白鴎大は多彩な選手を出場させ8強へ
日本体育大は中央大との接戦を制す


190606hakuo.jpg 初戦で大東文化大を下した白鴎大は、上武大との対戦になった。持ち味のトランジションで得点するが、さまざまな選手を使いつつ、優位に試合を進めた。1Qは競り合い、前半は38-29と9点とリードは一桁。後半も10点ほどの点差で推移していくが、#66松下(2年・PF)、#56小室(2年・SG)らを起点に得点を重ね、次第に点差を広げていくと#0関屋の(1年・PG・飛龍)の3Pもチームを盛り上げ、一気に差を開いた。最後は53―86。余力を残しつつのベスト8突破となった。

190606ctis.jpg 日本体育大中央大と熱い試合を繰り広げた。日体大は初戦を欠場した#50バム(2年・C)もベンチに戻った。立ち上がりは中央大の勢いが勝り、高い機動力を生かしたアグレッシブなディフェンスでターンオーバーを奪っていく。日体大もすぐ追いつきシーソーゲームとなるが、タフショットの場面も多い。17―19の日体大2点リードで1Qを終了して入った2Q、リバウンドでは日体大が優位だが、中央大も激しいディフェンスで粘る。中央大は28濱野(1年・SG・幕張総合)のペリメーターが好調。日体大は#28井出(2年・PG)、#1古橋(1年・SG・福岡第一)らが決めていく。しかし中央大のディフェンスの激しさは衰えず、日体大のミスを誘って最後は#3北村(1年・PG・東海大諏訪)の3P、続けてレイアップが決まると43―36と中央大リードで前半終了。

190606kikuti.jpg 後半3Q、依然中央大のリードが続く。日体大は#31青木(1年・SG・中部第一)のスリー、フリースローが続いて詰め寄り、さらに開始2分半でようやくこの試合最初の速攻を#31青木が決めた。中央大はタイムアウトを挟み、#6菊池(2年・SF)のシュートで再び流れを掴んで、リードを継続。しかし残り20.8秒、古橋のシュートでついに日体大が逆転し、55―56で最終Qへ入った。

 4Q、#21クリスティン(1年・C・東山)のダンク、ブロックが出た日体大。#31青木も速攻からバスケットカウントを獲得し、さらに#28井出のスリーも決まり開始2分で8点と、この試合最大のリードに成功する。中央大はここでタイムアウトを取るが、シュートが決まらず点差が離れる。ディフェンスも緩んでしまう一方、日体大は得意の走る形が続き、リバウンドは#21クリスティンが支配。中央大は粘っていくが追いつくことは叶わず84―68で日本体育大が勝ち上がった。日体大は終盤にかけて自分たちの持ち味を出すことができるようになっていった。#28井手が30点5アシスト、#21クリスティンや#18青木がそれに次ぐ活躍で大きく勝利に貢献した。

写真上:スタメンに入っている日体大・クリスティンは23点25リバウンド。
写真下:中央大は菊池が果敢に攻め、15得点。中央大は全員がアグレッシブに攻守で奮闘したが及ばず。

※日本体育大・青木選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「試合の入りから100%でいけた」
勝利を重ねて感じる手応えをチームの推進力に

◆#33鈴木 耀(関東学院大・2年・F)
190606suzuki.jpgインサイドの留学生に目が行きがちだが、勝負強いアウトサイドを決め、リバウンドでも下からボールを狙って5人がまんべんなく活躍し、見事法政大から勝ち星をあげた。トーナメントで一気に名を上げた関東学院大だが、続いて新人戦はベスト8進出という好調な春。鈴木は新人戦ではチームを引っ張る立場。次は強敵東海大が相手になるが、チームとしても個人としてもどのようなプレーを見せるのかが楽しみだ。


―ベスト8進出おめでとうございます。立ち上がりからとてもよい流れでした。
「前の試合では試合の入りがとても悪かったので、それはチームの反省として昨日から話し合ってきました。今日の入りは100%の力で入ろうとしていて、それが実行できてよかったです」

―トーナメントでは明治大に勝利しましたが、その勢いで新人チームも練習してこられたのでしょうか?
「そうですね。明治大に勝てたのは自信になったし、大東にも競ることができました。得たものはとても大きかったので、チームの意識も高まっていい試合ができていると思います」

―チームとしては3部から2部に戻ってきましたが、全体でも春でも手応えを得られている感じでしょうか。
「留学生を2人取れたのが結構大きいですね。昨年まではセンター部分が課題でしたが、一人は全国でもベスト5の選手(#12ケイタ)でもあるので、センター中心のバスケットをすることで勝てるんじゃないかという雰囲気はありました」

―新人チームはどういうことを大事に練習してきましたか?
「ディフェンスから走るということを意識しています。センター以外は身長が小さいので、走れるかどうかが大事です。ディフェンスもアグレッシブに泥臭くやらないと、東海とか大きなサイズ相手だと足元をしっかり守っていかないと戦えません。スティールを狙っての三線の組み立てを意識してやっています」

―リバウンドの部分でもゴール下のこぼれたところなど、足元をよく見ているなと思いました。
「2人に任せきりだと負担が大きいので、そういうものは積極的に取るようにというのはチームでも大事にしています」

190606kangaku.jpg―試合中も留学生とよく話し合っていますね。
「やはりコミュニケーションを取らないとうまくいきません。自分は高校時代(湘南工科大学附)は留学生とやったことがないですし、センターがいないチームだったので合わせ方もまだまだ未熟です。だから試合中も練習中もよく話すようにしています。ケイタは全国区の帝京長岡から来たし、求めることはレベルが高いので、それに近づけられるように僕らも努力しています」

―先輩たちが練習の相手になってくれたと思いますが、どうでしたか?
「毎日のように4Q分の相手をしてくれました。ハードだったと思いますが、黙々とやってくれてとてもいい練習になりました」

―ベスト4がかかる次の試合はさらに相手も強くなります。
「チャレンジャーとして明日は泥臭く自分たちのバスケットをやるだけです。やり続けることでいい結果がついてくるのではないかと思います」

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「アグレッシブにやってチームにいい流れを」
チームの雰囲気を盛り上げることを使命に

◆#24永野聖汰(青山学院大・2年・PG)
190606nagano.jpg試合の中で流れを変えるプレーを見せる場面が多く、自他ともに認めるムードメーカー。前半は攻めあぐんでしまったが、終盤の大事な場面でのドライブとスティールは見事だった。新人チームはセンターがおらず、試合経験のある選手も少ない。それでも最後まで諦めずに粘り続けて勝利を引き寄せた。


―ビハインドから入った試合でしたが、振り返っていかがですか。
「前半は自分たちのミスが多くて、簡単に相手に得点されてしまう部分がありました。後半は自分たちの強みである粘りが出せた試合だったと思います。その点に関してはよかったです。でもミスが多かったのは反省で、そこは改善していきたいです」

―後半は切り替えて開き直った感じでしょうか。
「後半も苦しい展開はありましたが、保泉(#17)のシュートが入ってそこで自分たちが乗れたという感じはあります」

―最後は永野選手の見事なスティールも決まりました。
「その前に1年の川村(#47)がしっかりディフェンスを頑張ってハリバックして守ってくれていたおかげです。そこで自分がスティールできたので、自分だけではなく、チーム全体で勝てたと思います」

―保泉選手は今日は途中から当たってよかったですが、怪我もあって点が伸びない試合もありました。そういうところで永野選手がチームを支えている部分が見えますね。
「彼はシューターで、シュートが当たっていないときは本人が一番苦しい時間だと思います。そういうときは自分がカバーして、自分が点を取ってチームを支えていかないといけないと思っています。他に誰が点を取るんだとなったとき、やはり自分が強気でやっていけたらチームもどんどんよくなると思うので。そこは明日からも意識してやっていきたいです」

―永野選手がいい顔をしているときは、チームもいい雰囲気になるように思います。
「自分も先輩たちがいるときはムードメーカーのような立ち位置です。試合に出たらアグレッシブにディフェンスをして、相手のミスを誘うようなプレイヤーを目指しています。自分がそうやることでチームをいい状態に持っていくことで、自ずと勝利は近くなるかなと思います」

―全体チームでは春は力を出しきれませんでしたが、新人戦までの練習はいかがでしたか?
「1か月間相当きつい練習をしてきました。きつい練習、きつい走り、それらがこの試合には出ていたのでそれが残りの3日間出せたらいいなと思います」

―新人チームはセンターらしいセンターがいませんが、黙々と頑張っていますね。
「彼らは本来センターではなく、フォワードです。和田(#20)、菅野(#6)、山崎(#3)たちもそこは切り替えてやってくれているので、支えたいですね。でも泥臭いプレーもやってくれるので、チームにはとてもプラスになっています」

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「自分が得点を取らないと勝ちにつながらない」
思い切りのいいシュートや速攻で貢献

◆#31青木遥平(日本体育大・1年・SG・中部第一)
190606aoki.jpg日本体育大は井手、クリスティンの2人は全体チームでも出ている選手。そうすると残りの3つのポジションの選手たちがどのようなプレーを見せるかが、新人チームの大事なポイントだ。中央大のアグレッシブなディフェンスで前半は苦しんだが、後半、速攻を決めてチームを盛り上げたのがこの青木。18得点の活躍で試合の流れを持ってくるキーマンとなった。


―タフな試合でした。中央大が激しくディフェンスしてきてなかなかよい流れができませんでした。
「自分たちが攻撃的なバスケをしようとしているんですが、相手は自分たちより身長が小さい中でボールマンに当たってきたり、激しくやってくることで自分たちがなかなかボールをつなげませんでした。気持ちよくシュートも打たせてもらえなかったし、最初は拓実くん(#28井手)に任せてしまっていました。自分たちが仕事をできずに流れをずっと向こうに渡したまま試合が進んでしまったんですが、それをハーフタイムでしっかり話し合って改善して、最後は自分たちのやりたいバスケをできました。本当によかったです」

―追いかける形で試合が進みましたが、青木選手のシュートが大事なところで入りましたんね。
「自分が得点を取らないとみんなもきつくなってくるし、チームが勝つことができないと思います。自分が相手のディフェンスがいるからシュートを打てない、決められないではなく、ディフェンスがいるから次にどうやってボールをもらって自分が打ちたいように打つかというのを試合の中で考えてできました」

―後半になって速攻が出せて、足が動くようになっていきました。
「自分たちがやりたいことをやることで元気になってきて、どんどん走れるようになるし、チームの雰囲気もよくなります。それができたし、明日はそれを出だしからしっかりできるように続けていきたいです」

―新人チームはまだ試合経験があまり多くない中での試合になりますが。
「自分たちは試合の経験があまりない中で、がむしゃらにやることを大事にしています。まだ身体の当たりはどうしても負けるところはあるんですけど、そこで自分たちが嫌がってプレーするのをやめてしまうと相手の思う壺です。自分たちは高校からずっとやってきた走力を活かして、自分や正義(#1古橋)は走ることを意識してというバスケをやろうとしています。最後は自分たちが好きなようにやらせてもらったかなと思います」

―次は白鴎大が相手ですね。あちらもトランジションの速い走るチームです。
「そうですね。負けないようやるべきことをやっていきます」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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