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第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 8/24〜11/10

関西学生バスケットボールリーグ戦 8/31〜11/3


2007.12.04 (Tue)

12/2 インカレ最終日 7位決定戦 明治大VS筑波大

明治大55(11-20,20-25,12-13,12-20)78筑波大
1202TSUKUBA2.jpg7位決定戦は、共に2部リーグを戦ってきた筑波大と明治大の一戦となった。秋のリーグでは明治大が圧勝。筑波大はホームという最強の味方をつけながらも敗北を喫した。そして今回、このインカレという舞台で両チームは再び対決という形に。筑波大にとってはリベンジする絶好のチャンスである。

「3敗はしたくなかった」と筑波大#4吉田(4年・G)。その思いはチームメイトも同じだった。この日の筑波大はゲームの立ち上がりから勢いがあった。#4吉田を筆頭に、筑波大バスケの核となりつつある#8梁川(3年・G)、#13富田(3年・C)らが次々と得点を重ねていった。また、ディフェンスでは#9中務(3年・F)がマッチアップしていた明治大の点取り屋#14金丸晃輔(1年・F・福大大濠)を完全にシャットアウト。好ディフェンスを見せた。対する明治大はどこか上の空。ミスの連続に加え、エース#14金丸晃輔の得点も止まり、苦しい状況に。しかし、その中でもキャプテン#45根岸(4年・F)が奮闘し、チームを引っ張った。結果は筑波大が圧勝。見事にリベンジを果たした。
写真:最後に登録されている5人の4年生、吉田、木村励、佐藤、牧、山城の全員がコートに立った筑波大。

試合のレポートと筑波大・吉田選手、木村励選手、中務選手、明治大・根岸選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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■GAME REPORT■
1202kano.jpg#4吉田(4年・G)の3Pで先制点を奪った筑波大は勢いに乗った。#13富田(3年・C)、#15木村理(3年・C)のインサイド陣のコンビプレーや、#9中務(3年・F)のドライブなどで次々と加点。開始4分で10点を稼ぐ。対する明治大はエース#14金丸晃輔(1年・F・福大大濠)が筑波大ディフェンスの前に思うように攻められず、わずか1点しか奪えない。10-1と立ち上がりで大きく水を開けられてしまった明治大。#45根岸(4年・F)はチームの流れを変えようと1人奮闘するが、ミスが続き、思うような展開に持ち込めない。そんな明治大を尻目に筑波大は、#8梁川(3年・G)の速攻や#9中務のダンクなどでコンスタントに得点していき、1Qを20-11で終える。

2Q序盤は1Qの勢いをそのままに筑波大がペースを握る。#4吉田の3P、#10高橋(3年・F)のミドルなどで得点を伸ばしていく筑波大。明治大は#45根岸が攻守共に積極性を見せ、中盤に入ると他のメンバーのシュートもようやく決まりだす。その流れを作ったのはやはり#45根岸だった。根岸が繰り出すパスによって、#10古橋(4年・CF)が連続で得点。10点差まで詰め寄るも、筑波大はタイムアウトでその流れを断ち切る。このタイムアウト後に明治大は激しいディフェンスで流れをそのままにしたいところだったが、筑波大は#8梁川がジャンプシュートを沈め、流れを持っていかせない。今度は明治大がタイムアウトを請求するが、その後は筑波大ペースとなってしまう。筑波大は得意の速い展開で得点を重ねていき、45-31と14点差をつけて前半を終えた。


1202kanamarueigo.jpg明治大のゴールをことごとく阻んできた#9中務を明治大#45根岸がブロック。このプレーから始まった3Q。この1プレーで明治大に流れが行くかと思われたが、ファウルが多く、流れを掴むことができない。筑波大はファウルでもらったフリースローをきっちり決めていき、差を広げていく。明治大も#27鈴木(4年・F)のゴール下や#3金丸英悟(2年・F)のドライブなどで食らいついていく。そして、残り4分。明治大は#33北向(4年・G)を投入。すると、北向きはジャンプシュートを連続で沈め、更に#45根岸のドライブも決まり、明治大へと流れが傾きかけた。筑波大はタイムアウトで流れを絶ちたいが、明治大は激しいディフェンスで筑波大から24秒オーバータイムを誘う。残り30秒で再び北向のシュートが決まった明治大は、ラストプレーを北向に託す。しかし、それを筑波大#11片峯(2年・G)がスティール。得点につなげることができずに、58-43と15点差で3Qを終えることとなってしまった。

最終Q、行く度々なく流れを絶たれている明治大は集中力が切れかけていた。その中でも#45根岸ら4年が粘るものの、思うように得点は伸びていかない。反撃の一手も見当たらない。苦しい状況に陥ってしまった明治大に対し、筑波大はベンチメンバーが活躍。#5木村励(4年・F)や#6山城(4年・F)などこちらも4年生が意地を見せ、得点を重ねていく。そして残り2分。筑波大はベンチ入りしていた4年生を全員コートへ。明治大も#12五十嵐(4年・G)や#11高井(4年・F)ら4年生をコートへ送り出すものの、流れを変えることはできなかった。結局、7位決定戦は筑波大が勝利。リーグ戦のリベンジを果たし、7位という順位だったとはいえ、最高のラストゲームとなった。


◆#4吉田周平(筑波大・4年・G)
1202yoshida.jpg筑波大の司令塔としてチームを引っ張ってきた吉田。
昨年果たせなかった1部昇格に向け、必死に努力してきたが、トーナメントではベスト16、リーグでは2部4位と不本意な結果に終わった。
“(インカレではもっと)上位に食い込めたら…”
と悔しそうに語ったが、結果は抜きに最後に4年生全員でコートに立てたということにはとても嬉しそうだった。

―終わり方としては最高だったのでは?
「“筑波は組み合わせがよくてベスト8に入れたんだろう”って思われるのがすごく嫌で。だから、今日は絶対に勝って終わろうってチームで話をして。みんなその気持ちがすごい出ていたので、ああいう結果で終われたんだと思います。“終わり方”としては最高でしたけど、やっぱり上位に食い込めたらと思う部分はありました」

―試合は終始筑波ペースでした。
「相手に流れがいかなかったですよね。うちのディフェンスは良かったと思います。だから大きく相手に流れが変わるということもなかったし」

―明治はリーグで連敗を喫した相手でした。
「そこも意識してて。3敗はしたくなかったし、勝てない相手ではなかったので、リベンジしようって。でも、明治だからって意識していたことはなくて、とにかく自分達のバスケをしようと。そこに尽きました」

―最後は4年生全員でコートに立つことができましたね。
「最後にああいう形で終われたのは本当によかったです。(笑顔も見られましたが)そうですね(笑)。やっぱり一緒に頑張ってきた仲間が同じコートに立てるってことはすごいうれしいことなので、プレーしていて楽しかったです」

―試合後のミーティングでは涙もあったとか?
「そうなんですよ。俺以外みんな泣いてて…(笑)。なんですかね?涙出なかったんですよ(笑)。なんか俺だけ冷めてるみたいな感じで終わって。それだけが心残りですね(笑)」

―シーズンを振り返っていかがでしたか?
「トーナメント、リーグでなかなか結果が出せずにずっと苦しくて。ただ、このインカレで1部のチームと対戦してみんな何が足りないのかっていうのがわかったと思うので、来年はそこをうまく修正してまたいいチームになってくれたらと思います」

―オールジャパンへ向けて。
「本当に最後になるので、楽しんでバスケットができたらいいなって思います」


◆#5木村 励(筑波大・4年・F)
1202kimuratsutomu.jpg筑波大ベンチで常に声を張り上げていたのは木村兄。
チームが下を向いているときは厳しい口調でチームメイトに喝を入れていたし、チームが波に乗っているときは、人一倍ベンチで盛り上がっていた。プレーでは上背はないものの、相手のエースを抑えるなど、好ディフェンスを見せた。

―筑波らしいゲームができましたね。
「そうですね。控え室でも言っていたんですけど、このインカレを勝って終われるのは4チームだけなので、その中の1つになれたのはよかったと思います」

―インカレでは長くプレイングタイムを得て、その度に自分の役割を果たしていたように思えます。
「僕はいつでるかわからないんで。いつでも出られるような準備はしているんですけど、その中でもやることははっきりしているので。だから、途中から出ても思いっきり出来たと思います」

―最後は4年生全員でコートに立つことができましたね。
「みんなで4年間やってきたので嬉しかったです。最後、点差にも余裕を持ってプレーできたし。それまでに下級生が頑張ってくれたので、そのおかげやとおもうので、その面ではチームであの場面を作れてよかったです」

―シーズンを振り返って。
「春の段階で、もっと1部のチームでやる機会が欲しかったですね。トーナメントで早く負けてしまったので、なかなか強いチームとやるっていうイメージが掴めませんでした。リーグもそのまま苦しかったし…。でも、最後にこういう形で1部のチームと最後までやれたので、強いチームとやるというイメージがみんなの中に残ったはずです。来年は残るプレイヤーが多い分、やってくれると思います」


◆#9中務敏宏(筑波大・3年・F)
1202NAKATSUKA.jpg今年度からスタートに定着。
バネのあるリバウンドや高確率で決まる3Pはとても印象的であった。また、この試合では明治大エース・金丸晃輔を完全にシャットアウト。ディフェンスでもその技術の高さを見せ付けた。

―今日の試合はゲームの入りから何かが違いましたね。
「今までの2試合に比べたら全然気持ちが違いましたね。もちろん、東海戦もすごい気持ちを入れていったんですけど、駄目で。じゃあ、何がいけなかったのかっていうのをもう一回考えて。それでこの試合に臨みました」

―後半は外のシュートが当たりました。
「最初は落ちていたんですけど、健司さん(吉田監督)も打ってって言ってくれたし、外から打つのが自分の役割でもあるから。それで打ち続けたら後半入り始めて。まぁ、ラッキーっちゃラッキー(笑)」

―ダンクも飛び出しましたね。
「そうですね!もう“いてまえー!”って(笑)」

―リーグでは2敗していた相手でしたが、特に意識していたことなどはありましたか?
「それはミーティングの時に健司さんが“リベンジや!”って言ってて。それで気持ちも高まっていたし、最後の試合だったので4年生も出してあげたかったし、とにかく頑張りました」

―結果的に最後に4年生が全員でコートに立つことができましたね。
「本当にもう!俺、見てて泣きそうだったですもん(笑)。さっき(試合後)のミーティングでもボロボロ泣いたし!」

―そのミーティングではどういった話を?
「とにかく“ありがとう”と言われました。凄い嬉しかったです。あとは4年生がコートに立って引っ張らなければならなかったけど、俺達が出なきゃいけない状況で。でも、そんな中でも自分達のバスケットをやってくれて。それで最後に出さしてくれてありがとうって。…こんなん言われたら泣くしかないでしょう!(笑)」

―これからはチームの中心になっていきますね。
「そうですね。キャプテンが誰になるかとかは別にしてチームの中心にはなってくるし。今までは練習を引っ張っていってくれていたのは4年生。練習は1つ1つが大事になってくると思うし、そこを頑張っていかなければ1部のチームには勝てない。来年は絶対1部に上がりたいから、その為に自分でできることがあったら、どんどんやっていきたいなと思います」

―今シーズンを通して。
「チームとしては結果が出なかった1年でした。でも、筑波のバスケを追求し続けられたことはよかったなって思います。個人では去年とは役割が変わって、スタートで出る難しさっていうのを感じました。その中で、出来る部分と出来ない部分とあることがわかったので、来年に繋げていきたいです」


◆#45根岸 豪(明治大・4年・F)
1202negishi.jpg“ああ、終わっちゃったんですね…”
インタビュー前、どこか淋しそうに笑いながら言った一言。“もっと勝ちたかったし、もっと試合をしたかった”という根岸の気持ちが全てこの一言に込められているような気がした。最後は3連敗という形になってしまったが、根岸ら4年の残した“オールジャパン出場”は後輩たちにとっては大きな財産になるに違いないだろう。

―試合を振り返って。
「順位決定の中でも下位決定戦ってことで。なんかそういうことしか考えられなくて。筑波とはもう何回もやっているから、楽しくやろうって言って(試合に)入ったんですけど…それが裏目に出てあの点差になったって感じですね」

―終盤は集中力が切れてしまいましたか?
「そうですね。というか、4年が最後だから“早く4年出さないかなー”って思ってたんですけど、最後の最後になっちゃって。(リーグ戦の)拓大の時って、勝ってて最後に4年全員が出たんですけど、今回は負けて4年全員出て。なんか切ないなーって思いました。勝ってる状態で出たかったですけど、しょうがないですね」

―インカレ前は“まずベスト8”ということを目標に掲げていましたね。
「最低でもベスト8に入りたかったんで、その条件はクリアできてよかったんですけど、いざ8に入るとそれ以上って考えてしまうし。だから、8に入ったときはみんなで優勝したいなって思ったし、最後までやりたいなって思いました。ただ、1試合でも多く試合ができたので、それだけはよかったです」

―試合後、応援団にいる4年生の元へ駆け寄って何を話していたのですか?
「“4年間お疲れ”って。応援団にいた4年はみんな引退してるんで、“やっと引退したか”って話してくれました」

―試合後のミーティングはどういった話を?
「後輩が“4年間お疲れ様”って言ってきたりとか。なんか、“あー終わったんだ”っていうのと、“勝ちたかったな…”っていう気持ちがあってすごい複雑でした。でも、下級生はまだオールジャパンもあるし、“頑張れ”ってことを言いました」

―ベスト8入りしてオールジャパン出場というのは、下級生にとってもいい経験になるのでは?
「そうですね。明治は8年ぶりくらいにオールジャパンに出るらしいです。俺だって経験したことないことをあいつらが経験するわけだから、そういう意味では最後のプレゼントというか。実力が上の人たちとやれるのはあいつらもいい経験だと思うので、頑張って欲しいです」

―“今年はやりきったな”という気持ちですか?
「うーん…どうすかね?やっぱり、後悔じゃないですけど悔しい思いはいっぱいあって。それでもチーム一丸となって今までやってきたので、そういうところでは悔いはないですけど、1つでも多く勝ちたかったっていうのが素直な気持ちですね」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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