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2007.05.30 (Wed)
関東大学トーナメント5/29青山学院大学VS関東学院大学
青山学院大学66(16-12,25-14,6-21,19-23)70関東学院大学
京王電鉄杯を制し、ひとまずはチームの形が見えかけていた青学大が、3部Bの関東学院大に逆転負けを喫するという波乱があった。
立ち上がりこそ青学大らしい攻めの展開を見せてリードしたが、後半関学大がインサイドの#5パプ(1年・C・延岡学園)を起点に加点すると、高さのない青学大はなすすべもなくなる。インサイドに安心感のある関学大はガード陣もアウトサイドを余裕を持って打ち、青学大を突き放す。青学大はマッチアップゾーンを繰り出すも、追いつくことは叶わず初戦敗退を喫する。
伏兵登場でトーナメントの行方は分からなくなった。大学界でもセネガル旋風が吹き荒れるのか、次の戦いが楽しみになった。
詳しいレポートと関学大・日馬監督、パプ選手、青学大・渡邉選手のインタビューは「続きを読む」へ。
立ち上がり、青学大は#12渡邉(2年・PG)のドライブで得たフリースローで先制するが、その後は関学大#5パプ(1年・C・延岡学園)の高さを意識し攻めきれない。対する関学大もパプにボールを集めるが、青学大の堅いディフェンスを前に外から打たされ得点が入らない。中盤、均衡状態に痺れを切らした青学大は、#0橋本(1年・PG・福大大濠)を投入しツーガードに。この選手起用が成功し、#0橋本はスティールから#12渡邉の得点を演出する。このプレイを皮切りに動きが良くなった青学大は得点を重ねていく。一方関学大はインサイドの#5パプの1ON1からの得点で食い下がる。
2Q、青学大は1Qの勢いそのままに#0橋本の3点プレイで先制すると、#8荒尾(3年・C)が好ディフェンスからスティールを決める。関学大はこのプレイに、速攻を阻止するためファウルに行くが、これがアンスポーツマンライクファウルに。#8荒尾が落ち着いてフリースローを2本決めると、流れは一気に青学大へ。緊張の糸が切れた関学大はワイドオープンのシュートを落とし、ターンオーバーを連発するなど精彩を欠く。時おり見せる速攻や#5パプのインサイドで加点するが、その間にも#1熊谷(4年・F)、#23湊谷(1年・F・洛南)の3Pや、青学大18番の速攻で点差をじりじり広げられ、15点差で前半を終える。
3Q、関学大の猛攻が始まる。序盤、関学大はインサイドのパプを起点に#45尾崎(2年・G)が3Pを決めると、徐々にオフェンスが機能しだす。点差を一ケタ台に詰め寄られる3Pを決められながらも冷静さを保っていた青学大だが、パプの高さに中まで攻めきることができず外からシュートを打つがことごとく外れ成す術がない。さらに#5パプが#10小林高晃(2年・SF)のドライブからのシュートをブロックし、その直後に連続得点で6点差まで詰め寄る。主導権を関学大に握られ、浮き足立った青学大はタイムアウト明けにゾーンディフェンスを敷くが、これに対し関学大#14本郷(4年・G)が二連続で3Pを沈め残り2分半で同点に。#5パプのゴール下で1Q以来リードを奪うことに成功するが、ターンオーバーから速攻を許し同点で終える。タイムアウト後もオフェンスの打開策を見つけられなかった青学大は、このQわずか6点に抑えられる。
4Q、両チームともにディフェンスが激しさを増す中、先制したのは青学大。速攻のチャンスから得たフリースローを#15広瀬(4年・F)が2本とも決めると、#1熊谷、#8荒尾がアウトサイドシュートを着実に沈める。関学大は#5パプのスクリーンから#14本郷の3Pで食い下がるもなかなか後が続かない。しかし、青学大#10小林のルーズボールファウルでチームファウルが5つとなり、フリースローを#5パプが2本とも決めると、続く関学大のオフェンスでもパプにファウルでフリースローを献上する。関学大の反撃の動揺からか、#0橋本の得点を境に突然青学大の足が止まる。雰囲気に飲まれた青学大はオープンにもかかわらずシュートを躊躇するなど完全に後手に回り、2分間無得点の時間が続く。更に残り3分を切った場面で、#15広瀬が痛恨のターンオーバーを犯す。そのチャンスにすかさず#14本郷が3Pを沈め土壇場で逆転に成功する。さらに#45尾崎と途中出場の#16高杉(2年・G)が3Pを決め、残り1分を切り8点のリードを手にする。絶体絶命の青学大は#1熊谷が3Pで反撃に出る。ファウルゲームを仕掛け時間を止めると、またも#1熊谷が3Pを決め3点差まで詰め寄る。なおもファウルを仕掛けられる関学大は、勝利へのプレッシャーからかフリースローを6本中2本しか決められない。青学大4点ビハインドで残り10秒の場面、#23湊谷が放った3Pは外れるが、オフェンスリバウンドをもぎ取った#1熊谷がそのまま強引に3Pを打ち、ファウルをもらってフリースローを獲得。#1熊谷は1本目を落としてしまうが、残る2本を決め最後の望みをかけ#5パプにファウルする。だが、勝負がかかったこの重要なフリースローを#5パプが2本とも決め万事休す。70-66で、青学大の猛追を振り切り接線を制した関学大が大金星を挙げた。優勝候補筆頭の青学大は3部の関学大を前にまさかの初戦敗退となった。
◆関東学院大・日馬雄紀監督
―優勝候補の青山学院に勝利ですが。
「明日勝たなければ何も意味はない。うちは三部だし、一部のチームを食うには確率として1%しかない。その1%にかけたつもりですし、昨日もだらしない試合をしたのでだいぶ怒りました。今日は気合を入れてゲームに望みました。うちの勝つポイントはふたつしかないと。昨日うちは試合やっているんで、(青学大は)ファーストゲームだということ、あともうひとつはパプという大きな武器をどう使うか。リバウンドは獲ってくれるんで、あと問題は外角のシュート。前半はちょっと入らなかったけど、後半青山の足が止まって分だけ打てたので。やろうとしたことはできたための勝利だろうと思っています」
◆#5パプ・ムール・フェイ(関東学院大・1年・G)
―今のお気持ちを。
「僕は1年生で、この大学入って3ヶ月しかいないから、こっちの大学と(試合するの)は初めてだったんだけど。自分のチームは、最初2Qは気合い入ってなくて、シュートも入らなくて。次の3Qで、自分のシュートブロックでチームメイトのシュートが決まるようになって、チャンスができて、最後までディフェンスを厳しくして。青山に勝ってホント嬉しいです。これからどんなチームが来ても同じように頑張りたいと思います」
―関学は三部のチームですが、これからの意気込みは。
「今三部のBだから、これからほんと上がります。これから頑張りたいと思います」
―昨日のようにインサイドで大暴れするには、今日の試合はどう臨みましたか?
「昨日は相手がちょっと弱くて、自分のチームもやる気もなくて、昨日はもっと勝てたはずだけど。今日はいいチームだから、しっかりやらないと、気合い入ってないと勝てないから。チームもよくコミュニケーションできたと思います」
―青学を倒したことで、関学は周りからマークされると思いますが。
「青学倒したから、1部でも2部でも準備してくると思います。こういう試合見たら。自分たちもあきらめないでずっとハードワークやります。厳しい練習とかも足りないところもっと勉強して、負けない、これからっていう気持ちもって。あと自信もって頑張りたいと思います」
◆#12渡邉裕規(青山学院大・2年・PG)
―まさかの敗戦ですが、今の気持ちを。
「今の気持ちですか?……なんていうんですかね。しょうがないって言っちゃ変ですけど。しょうがないです」
―何が敗因ですか?
「やっぱり試合に入る前だったり。試合どうのこうのじゃなくて、コートに入るまでの気持ちっていうのが、そこからなんか油断してたっていうのが。(油断)してないって言ってもどっかにあったはずなんだよ。やっぱり」
―油断というのは京王電鉄杯で優勝したことも影響してますか?
「シーズンの最初はいい雰囲気でやってたんですけど。さっき監督にも言われたんですけど、ここ一週間ですね。その前の週も。練習試合やってるときも負けたり。なんていうんですかね、全然チームの士気が高まってなかった。それをずっと練習試合負けてから今までに修正できてなかった。口では言ってるけど、実際やってみたら、こういう大事な場面で攻めれなくなっちゃう、自分も含めてなんですけど。自分も含めて強気になれなかった」
―攻めあぐんだときに、渡邉選手はフロアリーダーとしてどういった指示を?
「自分としても全然コントロールできなくて、パスパスになっちゃたんで。もっとシュート打っていけばっていう思いはあったんですけど。それももう終わってから思ったことですけど。コートにいるときに自分だけじゃなく周りのみんなもここで打てるっていうときに打てないで、1テンポずつ狂ったリズムの悪いシュートになっちゃてて。やっぱり中にパプがいたのもあるけど、それを意識しすぎっちゃたんで」
―パプ選手に事前に対策は。
「特にしてないですね。してないっていうのも変ですけど。3Qにマッチアップゾーンをやったときに上手くコミュニケーションとれてなくて、外をボンボン入れられてそっからですね。そっから乗っちゃいました」
―それが前半のリードを守りきれなかった原因?
「後半の出だしで連続して結構入れられて、こっちの速い展開できなくて相手のゆっくりしたハーフコートのオフェンスにはまっちゃたかなって。それはもう監督の指示があって、相手のペースに合わせたら絶対勝てないと言われてて。高さもあるんで。そのやられるなって言われたことを全部やられたって感じですね。相手も外強気で打ってくるから、リバウンドは取れるから、あいつらどんどん打ってくるよって言われたことを、打たれて入れられちゃったし。パプのところリバウンド強いからって言われたところも取られたし。パプ以外のところで取られたっていうのもざらに何本かあったんで。そのリバウンド2、3本、ルーズボールとかも取れて、ブレイク出しておけば、前半に20点とか(点差が)ついてもっとうちのペースでできたと思ってます。京王電鉄杯から20点離せるところで、相手に点取られて、10点差だったり、一桁にされたりっていうのがすごい多くて。そこの詰めの甘さだったり。来ないだろうと思ってスクリーンアウトしなくて取られたっていうケースすごい多いんで。それを京王電鉄杯でやられてるのにも関わらず修正できなかったのはすごい問題だし、次の大会って言っても、これで試合できないわけだから練習でまたどうにかするしかないですけど」
―トーナメントが終わってしまいましたが、これからなにをモチベーションに?
「切り替えてやるしかないですけど、さっきロッカールームで檄飛ばされたんで。みんなそれを受け止めて。練習始まったら一人ひとり危機感もってやると思うんで。自分としてもちゃんと攻めるっていう。攻めながら活かすっていうのはここ最近全然できてなかったんで。そこをまずしっかり」
―攻めあぐんだときに誰で攻めるかはっきりしなかったと思いますが、今まではチームの方針として誰が?
「そうですね。そういうのは決まってないですけど、誰かがドライブしたら、あわせるだったり、練習ではできてたんですけど」
―それが今日は中までドライブできなかったですね。
「自分としても指示出せなかったところがあって。ボール持った人が一人で行って、回りが見てるだけだったり。足が止まっちゃうっていうのは、競って、なんかやばいってみんな思ってとまっちゃうんだと。あとメンタルの部分もあると思うんですけど。最後みんな弱気になっちゃって」
―下級生のガードが引っ張っていく大変さっていうのはありますか?
「そうですね。去年は偉大な先輩がいたんで。きついって言ったら始まんないんすけど、そこはしょうがないんで。去年正中さんがやってたことを、もういないですけど、それをまねてって言ったら変ですけど、そういう攻めていくとかいいところとか吸収してやってるつもりなんすけど、やっぱりうまくいかないですね。周りを活かしながら自分も点獲っていかなきゃいけないと思ってるんで。それが今度の課題ですね」
京王電鉄杯を制し、ひとまずはチームの形が見えかけていた青学大が、3部Bの関東学院大に逆転負けを喫するという波乱があった。
立ち上がりこそ青学大らしい攻めの展開を見せてリードしたが、後半関学大がインサイドの#5パプ(1年・C・延岡学園)を起点に加点すると、高さのない青学大はなすすべもなくなる。インサイドに安心感のある関学大はガード陣もアウトサイドを余裕を持って打ち、青学大を突き放す。青学大はマッチアップゾーンを繰り出すも、追いつくことは叶わず初戦敗退を喫する。
伏兵登場でトーナメントの行方は分からなくなった。大学界でもセネガル旋風が吹き荒れるのか、次の戦いが楽しみになった。
詳しいレポートと関学大・日馬監督、パプ選手、青学大・渡邉選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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■REPORT■立ち上がり、青学大は#12渡邉(2年・PG)のドライブで得たフリースローで先制するが、その後は関学大#5パプ(1年・C・延岡学園)の高さを意識し攻めきれない。対する関学大もパプにボールを集めるが、青学大の堅いディフェンスを前に外から打たされ得点が入らない。中盤、均衡状態に痺れを切らした青学大は、#0橋本(1年・PG・福大大濠)を投入しツーガードに。この選手起用が成功し、#0橋本はスティールから#12渡邉の得点を演出する。このプレイを皮切りに動きが良くなった青学大は得点を重ねていく。一方関学大はインサイドの#5パプの1ON1からの得点で食い下がる。
2Q、青学大は1Qの勢いそのままに#0橋本の3点プレイで先制すると、#8荒尾(3年・C)が好ディフェンスからスティールを決める。関学大はこのプレイに、速攻を阻止するためファウルに行くが、これがアンスポーツマンライクファウルに。#8荒尾が落ち着いてフリースローを2本決めると、流れは一気に青学大へ。緊張の糸が切れた関学大はワイドオープンのシュートを落とし、ターンオーバーを連発するなど精彩を欠く。時おり見せる速攻や#5パプのインサイドで加点するが、その間にも#1熊谷(4年・F)、#23湊谷(1年・F・洛南)の3Pや、青学大18番の速攻で点差をじりじり広げられ、15点差で前半を終える。
3Q、関学大の猛攻が始まる。序盤、関学大はインサイドのパプを起点に#45尾崎(2年・G)が3Pを決めると、徐々にオフェンスが機能しだす。点差を一ケタ台に詰め寄られる3Pを決められながらも冷静さを保っていた青学大だが、パプの高さに中まで攻めきることができず外からシュートを打つがことごとく外れ成す術がない。さらに#5パプが#10小林高晃(2年・SF)のドライブからのシュートをブロックし、その直後に連続得点で6点差まで詰め寄る。主導権を関学大に握られ、浮き足立った青学大はタイムアウト明けにゾーンディフェンスを敷くが、これに対し関学大#14本郷(4年・G)が二連続で3Pを沈め残り2分半で同点に。#5パプのゴール下で1Q以来リードを奪うことに成功するが、ターンオーバーから速攻を許し同点で終える。タイムアウト後もオフェンスの打開策を見つけられなかった青学大は、このQわずか6点に抑えられる。
4Q、両チームともにディフェンスが激しさを増す中、先制したのは青学大。速攻のチャンスから得たフリースローを#15広瀬(4年・F)が2本とも決めると、#1熊谷、#8荒尾がアウトサイドシュートを着実に沈める。関学大は#5パプのスクリーンから#14本郷の3Pで食い下がるもなかなか後が続かない。しかし、青学大#10小林のルーズボールファウルでチームファウルが5つとなり、フリースローを#5パプが2本とも決めると、続く関学大のオフェンスでもパプにファウルでフリースローを献上する。関学大の反撃の動揺からか、#0橋本の得点を境に突然青学大の足が止まる。雰囲気に飲まれた青学大はオープンにもかかわらずシュートを躊躇するなど完全に後手に回り、2分間無得点の時間が続く。更に残り3分を切った場面で、#15広瀬が痛恨のターンオーバーを犯す。そのチャンスにすかさず#14本郷が3Pを沈め土壇場で逆転に成功する。さらに#45尾崎と途中出場の#16高杉(2年・G)が3Pを決め、残り1分を切り8点のリードを手にする。絶体絶命の青学大は#1熊谷が3Pで反撃に出る。ファウルゲームを仕掛け時間を止めると、またも#1熊谷が3Pを決め3点差まで詰め寄る。なおもファウルを仕掛けられる関学大は、勝利へのプレッシャーからかフリースローを6本中2本しか決められない。青学大4点ビハインドで残り10秒の場面、#23湊谷が放った3Pは外れるが、オフェンスリバウンドをもぎ取った#1熊谷がそのまま強引に3Pを打ち、ファウルをもらってフリースローを獲得。#1熊谷は1本目を落としてしまうが、残る2本を決め最後の望みをかけ#5パプにファウルする。だが、勝負がかかったこの重要なフリースローを#5パプが2本とも決め万事休す。70-66で、青学大の猛追を振り切り接線を制した関学大が大金星を挙げた。優勝候補筆頭の青学大は3部の関学大を前にまさかの初戦敗退となった。
◆関東学院大・日馬雄紀監督
―優勝候補の青山学院に勝利ですが。
「明日勝たなければ何も意味はない。うちは三部だし、一部のチームを食うには確率として1%しかない。その1%にかけたつもりですし、昨日もだらしない試合をしたのでだいぶ怒りました。今日は気合を入れてゲームに望みました。うちの勝つポイントはふたつしかないと。昨日うちは試合やっているんで、(青学大は)ファーストゲームだということ、あともうひとつはパプという大きな武器をどう使うか。リバウンドは獲ってくれるんで、あと問題は外角のシュート。前半はちょっと入らなかったけど、後半青山の足が止まって分だけ打てたので。やろうとしたことはできたための勝利だろうと思っています」
◆#5パプ・ムール・フェイ(関東学院大・1年・G)

「僕は1年生で、この大学入って3ヶ月しかいないから、こっちの大学と(試合するの)は初めてだったんだけど。自分のチームは、最初2Qは気合い入ってなくて、シュートも入らなくて。次の3Qで、自分のシュートブロックでチームメイトのシュートが決まるようになって、チャンスができて、最後までディフェンスを厳しくして。青山に勝ってホント嬉しいです。これからどんなチームが来ても同じように頑張りたいと思います」
―関学は三部のチームですが、これからの意気込みは。
「今三部のBだから、これからほんと上がります。これから頑張りたいと思います」
―昨日のようにインサイドで大暴れするには、今日の試合はどう臨みましたか?
「昨日は相手がちょっと弱くて、自分のチームもやる気もなくて、昨日はもっと勝てたはずだけど。今日はいいチームだから、しっかりやらないと、気合い入ってないと勝てないから。チームもよくコミュニケーションできたと思います」
―青学を倒したことで、関学は周りからマークされると思いますが。
「青学倒したから、1部でも2部でも準備してくると思います。こういう試合見たら。自分たちもあきらめないでずっとハードワークやります。厳しい練習とかも足りないところもっと勉強して、負けない、これからっていう気持ちもって。あと自信もって頑張りたいと思います」
◆#12渡邉裕規(青山学院大・2年・PG)
―まさかの敗戦ですが、今の気持ちを。
「今の気持ちですか?……なんていうんですかね。しょうがないって言っちゃ変ですけど。しょうがないです」
―何が敗因ですか?
「やっぱり試合に入る前だったり。試合どうのこうのじゃなくて、コートに入るまでの気持ちっていうのが、そこからなんか油断してたっていうのが。(油断)してないって言ってもどっかにあったはずなんだよ。やっぱり」
―油断というのは京王電鉄杯で優勝したことも影響してますか?
「シーズンの最初はいい雰囲気でやってたんですけど。さっき監督にも言われたんですけど、ここ一週間ですね。その前の週も。練習試合やってるときも負けたり。なんていうんですかね、全然チームの士気が高まってなかった。それをずっと練習試合負けてから今までに修正できてなかった。口では言ってるけど、実際やってみたら、こういう大事な場面で攻めれなくなっちゃう、自分も含めてなんですけど。自分も含めて強気になれなかった」
―攻めあぐんだときに、渡邉選手はフロアリーダーとしてどういった指示を?
「自分としても全然コントロールできなくて、パスパスになっちゃたんで。もっとシュート打っていけばっていう思いはあったんですけど。それももう終わってから思ったことですけど。コートにいるときに自分だけじゃなく周りのみんなもここで打てるっていうときに打てないで、1テンポずつ狂ったリズムの悪いシュートになっちゃてて。やっぱり中にパプがいたのもあるけど、それを意識しすぎっちゃたんで」
―パプ選手に事前に対策は。
「特にしてないですね。してないっていうのも変ですけど。3Qにマッチアップゾーンをやったときに上手くコミュニケーションとれてなくて、外をボンボン入れられてそっからですね。そっから乗っちゃいました」
―それが前半のリードを守りきれなかった原因?
「後半の出だしで連続して結構入れられて、こっちの速い展開できなくて相手のゆっくりしたハーフコートのオフェンスにはまっちゃたかなって。それはもう監督の指示があって、相手のペースに合わせたら絶対勝てないと言われてて。高さもあるんで。そのやられるなって言われたことを全部やられたって感じですね。相手も外強気で打ってくるから、リバウンドは取れるから、あいつらどんどん打ってくるよって言われたことを、打たれて入れられちゃったし。パプのところリバウンド強いからって言われたところも取られたし。パプ以外のところで取られたっていうのもざらに何本かあったんで。そのリバウンド2、3本、ルーズボールとかも取れて、ブレイク出しておけば、前半に20点とか(点差が)ついてもっとうちのペースでできたと思ってます。京王電鉄杯から20点離せるところで、相手に点取られて、10点差だったり、一桁にされたりっていうのがすごい多くて。そこの詰めの甘さだったり。来ないだろうと思ってスクリーンアウトしなくて取られたっていうケースすごい多いんで。それを京王電鉄杯でやられてるのにも関わらず修正できなかったのはすごい問題だし、次の大会って言っても、これで試合できないわけだから練習でまたどうにかするしかないですけど」
―トーナメントが終わってしまいましたが、これからなにをモチベーションに?
「切り替えてやるしかないですけど、さっきロッカールームで檄飛ばされたんで。みんなそれを受け止めて。練習始まったら一人ひとり危機感もってやると思うんで。自分としてもちゃんと攻めるっていう。攻めながら活かすっていうのはここ最近全然できてなかったんで。そこをまずしっかり」
―攻めあぐんだときに誰で攻めるかはっきりしなかったと思いますが、今まではチームの方針として誰が?
「そうですね。そういうのは決まってないですけど、誰かがドライブしたら、あわせるだったり、練習ではできてたんですけど」
―それが今日は中までドライブできなかったですね。
「自分としても指示出せなかったところがあって。ボール持った人が一人で行って、回りが見てるだけだったり。足が止まっちゃうっていうのは、競って、なんかやばいってみんな思ってとまっちゃうんだと。あとメンタルの部分もあると思うんですけど。最後みんな弱気になっちゃって」
―下級生のガードが引っ張っていく大変さっていうのはありますか?
「そうですね。去年は偉大な先輩がいたんで。きついって言ったら始まんないんすけど、そこはしょうがないんで。去年正中さんがやってたことを、もういないですけど、それをまねてって言ったら変ですけど、そういう攻めていくとかいいところとか吸収してやってるつもりなんすけど、やっぱりうまくいかないですね。周りを活かしながら自分も点獲っていかなきゃいけないと思ってるんで。それが今度の課題ですね」
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