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第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 8/24〜11/10

関西学生バスケットボールリーグ戦 8/31〜11/3


2007.12.04 (Tue)

12/2 インカレ最終日 5位決定戦 早稲田大VS日本大

早稲田大57(14-19,15-19,13-10,15-11)59日本大
1202nihon2.jpg4位以下で望みうる最高位、5位をかけた戦いは日本大と早稲田大の一戦となった。
リーグ戦より不動のスタメンの早稲田大に対し、日本大は#8篠山(1年・G)、#13種市(2年・F)がスタメン出場。来年を見据えた布陣となった。
試合は終始早稲田大が追う形となったが、決定的なリードを保ち得ない日本大に対して最後の最後まで粘る接戦に。
両者シュートが入らないロースコアゲームとなり、早稲田大のエース#7近森(4年・F)は10得点に押さえられた。しかし#12根本(3年・C)の踏ん張りもあり、追いつくことに成功。日本大は今大会で復活アピールした#13種市(2年・F)をはじめ、#5松本(4年・C)や#10香野(4年・G)などが最後に存在感を示した。終盤追いついた早稲田大だが、わずかに届かず日本大が勝利で最後の試合を締めくくった。
写真:選手紹介では日本大・香野が中村に抱えられ登場。笑顔を誘った。

試合のレポートと早稲田大・金巻学生コーチ、菅川選手、根本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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■ GAME REPORT■
1202kazama.jpg出足のリズムを掴んだのは早稲田大。#14山田(2年・F)がミドルシュートを決めると日本大のオフェンスをカット、#7近森(4年・F)のシュートにつなげる。日本大は#4齋藤(4年・G)の2本の3Pを皮切りに追い上げると、更にバスケットカウントを獲得するミドルシュートで開始4分で同点に追いついた。そこから早稲田大はファールが続く。日本大にフリースローでリードを奪われ、オフェンスでは粘ってパスを回すも#4菅川(4年・F)はトラベリングに。日本大は5点リードで1Qを終えた。

2Q、早稲田大は#10風間(4年・F)の3Pが決まると#5前川(4年・G)の連続得点で同点に戻す。#7近森へのロングパスからのシュートや#12根本(3年・C)のバスカンで接戦モードになっていくが、日本大は交代した#5松本(4年・C)のゴール下、#13種市の3Pでリードを広げ、#7近森へは厳しいディフェンスでシュートを打たせない。2Q最後まで松本・種市の得点で引っ張り、9点差をつけて前半を終えた。

3Q#12根本のシュートや#14山田のフリースローで追う早稲田大。しかし開始2分、#7近森が3つ目のファールとなってしまう。だが日本大もインサイドの要、#11中村(2年・C)が3つ目。苦しくなるところを日本大は#4齋藤、#9木村勇太(4年・F)らが得点をつなぐ。早稲田大も#7近森が4年の意地でミドルシュートを決めると、#12根本のフックシュートで粘る。#17井手(1年・SG)もオフェンスファールで3つ目となってしまうが、それでも#12根本の得点でつないでいく。早稲田大が粘るのに対し、日本大は#14今(3年・F)や#15上江田(2年・F)を投入するがオフェンスが機能しない。逆に早稲田大#10風間に2本のミドルシュートを決められて6点差に詰められた。日本大は残り5分間無得点のまま3Qを終えてしまった。

1202matumoto.jpg4Q開始早々#11中村を囲んでターンオーバーを奪うと#17井手が早い攻撃からバックドアでシュート。早稲田大が4点差に詰めた。日本大は#13種市、#5松本、#8篠山を投入し、流れを変えようとする。その篠山がルーズボールを取るが#13種市へのパスが通らない。そこから両者激しい主導権争いとなり、#12根本の得点で早稲田大が2点にまでじりじりと追いつめた。だが日本大は#13種市の2連続シュートで早稲田大を引き離す。早稲田大は#7近森をコートに戻すが、得点につながらない。日本大も#8篠山の連続ファールで苦しくなるが、リードは保つ。残り3分、#11中村がリバウンドからシュートすると、#15上江田のミドルシュートが決まって日本大7点リード。しかし早稲田大もここから粘った。#12根本のミドルシュートがネットに吸い込まれると、#17井手が必死にボールをつないで#10風間の3Pが生まれると55-57。日本大は#15上江田が再び返して55-59。残り39.5秒で#5前川がフリースローを得て57-59。#13種市のターンオーバーから早稲田大#14山田が最後のシュートを放った。リングにはじかれたボールを#12根本が必死のリバウンドに行くが、タイムアップ。日本大に軍配が上がった。


◆#4菅川浩樹(早稲田大・4年・PF)1202sugawa
春に輝かしい成績を残してからは、苦難続きであった。それでも最後までコートで声を張り上げ、がむしゃらにプレイし続けた。「ほんとこの仲間じゃなかったらやってこれなかった」。菅川の涙は止まらなかった。

ー今日の試合は2年生のときの新人戦と同じような形での対戦だあったわけですが。
「そうですね。今度は逆に追う立場だったんで、今度こそひっくり返してやろうと思ったんですけど。最後のシュートは仕方ない、よくやったと思います」

ー今日は気負いなくできたのではないですか?
「そうですね。最後だったので、自分たちのバスケットをやることだけ集中して。前半はまだまだ自分たちの気持ちを出せるなと思って、ハーフタイムに話したら、みんな気持ち出してやってくれたんで…ほんとによかったと思います。下級生の赤沼や根本や(山田)純也が力を出してやってくれたんで、ここで終わらない来年につながるバスケットをできたんじゃないかと思います」

ー試合後にはチームで何か話をされていたようですが。
「入れ替え戦からチームは非常に苦しい状況でしたし、ほんと後輩にもいっぱい迷惑かけましたし。そういう面でも後輩たちは4年生を信じて、僕を信じてついて来てくれたんで本当に感謝してますし、ありがとうということを伝えました」

ー菅川選手は荒削りなプレイスタイルですが、3Pにしてもプレイの幅は広がりましたね。
「ほんとにバスケット下手くそなんで、自分がチームに貢献できることといったらリバウンドとかディフェンスしかなかったんですけど、練習でみんなや監督にアドバイスをもらいながら、シュートも金巻が遅くまで練習を付き合ってくれて。それが試合に結果として出て、みんなに感謝してます」

ー最後はお客さんから拍手をたくさんもらえましたね。
「観てる皆さんにも拍手をもらえたことはこのチームをやってきて本当によかったと思います」

ー髪の毛のラインは…?
「これは実は意味があって、こっちに(早稲田の)Wが入っていて、こっちのCは(キャプテンの)僕で。その下の2本(のライン)が支えてるのは副キャプテンの前川と木下で、その下を支えてるのは学生コーチの金巻で。こっちの一番目立っている(ライン)が近森で。一番目立ってるじゃないですか!(笑)で、このVがビクトリーのVなんですけど、風間と加藤で。見えづらいんですけど、このラインが試合には出ないんですけど陰で一番がんばった高橋で。こういう思いを込めてラインを入れました」

ー一年間キャプテンとして大変だったかと思うのですが。
「正直つらいことのほうが多かったんですけど、4年生の仲間が支えてくれたんで…ほんとこの仲間じゃなかったらやってこれなかったと思いますし。ほんとにみんなのおかげでやってこれた一年間だと思いますし、本当に感謝してます」



◆金巻秀樹学生コーチ(早稲田大学)
1202kanemaki.jpg入れ替え戦から指揮を執ることになった。入れ替え戦、インカレという最も重い試合を指揮することがどれほどのプレッシャーだったか、計り知れないものがある。しかし早稲田大が最後の最後までインカレで粘る試合を展開できたのは、彼の努力あってこそのことだろう。


―試合を振り返って。
「これまで色々なことがあった1年だったんですけど、最後はいい形で終わろうっていう話をチームでしました。5位を目指してやってきたので、5位になれなかったのは悔しかったです。前半は流れが良くなくて、うちのディフェンスから走るバスケっていうのができていなくて。そこをハーフタイムでみんなで話し合って、雰囲気を変えようってことをずっと言っていました。それを後半、ある程度は出来たと思っているので、選手には感謝しています」

―今日の試合ではゾーンディフェンスが効果的に効いていましたね。
「身長的にはあまり差はないけど、インサイドの根本の部分がパワーで押し込まれてしまっていたので。インカレまでの間には、インサイドヘルプを練習したというよりは、ドライブに対してのディフェンスを徹底していたので、やるしかなかったですね。ただ、マッチアップゾーンは練習していたディフェンスだったので、不安などはなかったのですが、マッチアップゾーンはマンツーマンよりも動かなきゃいけないし、プレッシャーもかけなければいけないディフェンス。これを頑張ってくれた選手には本当に感謝したいです」

―根本選手の頑張りが見えますね。
「そうですね。根本は来年のためにも戦力にならなくてはいけないプレイヤーですし、うちはインサイドで体を張れる人間があまりいないので、“頑張って欲しい”とインカレ前から言っていたんです。それに応えてくれたので、こちらとしても嬉しいし、彼にとってもいい経験になったと思います」

―入れ替え戦の時から指揮を取っていましたが、不安などはなかったのですか?
「去年1年半、派遣という形で高校のヘッドコーチをやらせていただいていたし、Bチームの試合の方もヘッドコーチとしてやらせていただいて。基本的に練習内容はどこも一緒なので特に。Aチームのみんなも、4年生を中心に一緒に考えてくれるメンバーが揃っていたので助かりました」

―シーズンを通して1番辛かったのは入れ替え戦のときでしたか?
「そうですね。(リーグ最終週で)日体戦に負けたときからは自分達でやるしかないというか、自分達でやって悔いが残らないようにしようって言って、それで入れ替え戦に臨ませていただいたんですけど…。1戦目は勝ったんですど、2戦目3戦目と不甲斐ない負け方をしてしまって。自信を失くしかけたこともありましたけど、そこはもう下ばかり向いてても仕方がないですから。入れ替え戦が終わってどん底でしたけど、練習は本当に充実していました。練習を通して選手全員がインカレへ向けて高いモチベーションを保ってくれたので、気持ちが切れることはなかったです」

―辛いときにチームを引っ張っていってくれた選手はいますか?
「キャプテンの菅川と近森ですね。2人共このままじゃ絶対に終われないと思っていて。このまま負けたら、応援してくれた人にも申し訳ないし、なにせ菅川と近森は1年からずっと試合に出てきた人たちなので、最後に変な負け方をしたら悔やんでも悔やみきれないというか。それに下級生がついてきてくれたのでよかったです」

―学生コーチで大変だったことなどはありましたか?
「練習中に選手同士が言い合いになったり、選手と僕の間で口論になったりしたときに、近森がその日の夜にメールをくれて、“練習を止めてしまってごめん”って。“今日は意見をしてしまったけど、金巻のことは信頼しているから一緒に頑張ろう”って言ってくれました。あとは年が近いので、普段の生活や部室に戻ったときは本当に同学年って感じなんですけど、馴れ合いになってはいけないなと思っていて。じゃあ、それをどうするかって考えたときに、ビデオを見てスカウティングレポートなどを作って説得力を持たせないといけないなって思ったんです。こういうデータを作って目に見える分かりやすい形で示すことでわかってもらおうと思いまして。そういった面では自分は経験もなかったし、ベテランのコーチよりも努力したところですね。何倍も気を使わなければいけなかったですし」

―来年も指揮を取られるのでしょうか?
「来年のことはまだ未定です。オールジャパンまでの練習もそうです。僕もよくわからないことが多いので。監督や部長や大学の関係者と話さなければならないので、まだ来年ことはわからないです」


◆#12根本裕太(早稲田大・3年・C)
1202nemoto.jpgインサイドの選手が少ない早稲田大において、彼は非常に重い責任を担うポジションである。インカレ終盤にかけてはその責任感が見えるようなプレーが随所に見られた。来期の早稲田大を担うセンターが、一つ成長した。


―この結果に関して。
「優勝を目指すっていうのをチームとして掲げていたので、青学に負けてしまった時点で優勝はなかったんですけど、絶対に5位になろうっていう話で。でも、負けてしまって…残念です」

―リーグの時とは全く別のチームのようでした。
「リーグ中は納得のいかないことを納得させずに“なぁなぁ”のままやってきてしまったからああいう結果になってしまった。だから、みんなでそこを直そうってことでしっかり話し合って。しっかり話し合ってみんなで納得する形でインカレに臨めたので、こういう結果に繋がったのかなと思います」

―根本選手も変わったなという印象を受けました。
「変わったとすれば、毎試合ちゃんとビデオを見るようになったことかな?(笑)。白鴎のとき、相手は2部の5位だったのに10点しか差が開かなくて。その状態で青学戦に臨むのはちょっと不安がありました。それで試合が終わった後すぐ部室に帰って、コーチ(金巻コーチ)と一緒にビデオを見て、自分の悪い部分を直していこうって。その結果が出たのかなって思います」

―自分の中でもやらなくてはという気持ちはありますか?
「そうですね。菅川さんが出られない状況で自分がスタートになってしまって。菅川さんは声出しでもリーダーシップでもチームを引っ張っていってくれている存在なので、その菅川さんに代わって出るっていうことはそれなりの責任もあるということだから。その責任を果たせるようにがむしゃらに頑張るだけでした」

―入れ替え戦から金巻コーチが指揮を取っていましたが、いかがでしたか?
「チームとして何を目的として練習しているのかっていうことを監督(松野監督)の口からはハッキリと言われなかったのですが、金巻さんは、“こういう練習をみんなでしていこう”っていう感じで練習の前に話し合ってみんなで意思統一していたので、1つ1つの練習が効果的に出来ました。あと、相手のビデオだけじゃなくて自分達のビデオも全部見て、自分達の悪かったところと相手のスカウティングレポートっていうのを毎試合作ってきてくれて、試合の前もいいミーティングが出来ていて。僕が言うのも何ですけど、本当によくやってくれたというか、本当にやりやすかったです。本当に感謝しています」

―今日の試合は負けはしましたが、来年に繋がるいい試合でしたよね。
「本当にそうだと思います。あのまま終わらなくて、本当によかった…」

―来年はチームの中心となっていくことは間違いないかと思いますが。
「そうですね。今、3年で試合に出ているのは僕と赤沼だけですが、他の3年生だって十分に力のある選手ばかり。だから、今年の4年生みたいに一丸となって来年もいいチームを作っていきたいと思います」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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