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第59回関東大学バスケットボール新人戦  東海大学が2年ぶり6度目の優勝

男子第69回 女子第68回西日本学生バスケットボール選手権大会  男子は近畿大学が2年連続6度目の優勝


2019.04.30 (Tue)

【2019トーナメント】4/30レポート(Aコート・Cブロック)

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写真:東海大は平岩、大倉颯太の欠場はあったが寺嶋、笹倉といった4年生がゲームの要所を締めた。


東海大・白鴎大・国士舘大・明星大の
1部・2部大学が勝ち上がりベスト16


190430niita.jpg 平成最後の日となった30日は残りのベスト16が決まり、Aコートはでは注目の東海大が登場したほか、4試合が行われた。

 明星大は立ち上がりから得意の足が出て次々に速攻を決め、またゴール下では#23シェッラ(3年・C)が強さを見せて1Qで東京成徳大を一気に置き去りにする。しかし2Qになると東京成徳大も盛り返し、44-35で前半終了。3Qは一桁差で東京成徳大がついて行こうとするところ、明星大は#3水谷(3年・PG)の連続スリー、#31福田(2年・PF)の速攻で開始すぐ二桁点差にする。東京成徳大は#90野永(4年・SG)のアウトサイド、#99ザン(4年・C)のゴール下が決まり、ボールも回ると持ち直し、再び点差を縮めて5点差で4Qへ入ると尚も果敢にオフェンスを継続。しかし明星大も大きくは詰め寄らせず4Qで突き放し、89-73でベスト16へと駒を進めた。

 国士舘大埼玉工業大と対戦。試合序盤からシュートがよく決まり、激しいディフェンスでリードを奪うと1Qで33―20と差をつけた。埼玉工業大はタフショットを打つ場面が多くなる。2Qになると国士舘大は控え主体にするも、リードを広げていく。埼玉工業大は10点前後まで何度も詰め寄るが、国士舘大も簡単にはつけいらせることはなく逃げ切って78-95でベスト16進出へ。

 明治学院大と対戦した白鴎大は、終始リードして試合を進めると、控えも十分プレーさせる余裕の展開に。ベンチスタートでは#3板橋(3年・PG)や#0関屋(1年・SG・飛龍)らがハッスルプレーを見せた。また、#75シェッハ(4年・C)が何度もダンクを決め、チームを多いに盛り上げ、102-47の100点越えで初戦を勝利。次は東海大と対戦する。

写真:明星大は#2新田ほか、昨年からの主力が伸びやかなプレーを見せた。


◆慶應義塾大VS東海大

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写真:4Q終盤、慶應大は山﨑のディフェンスからこぼれたルーズボールを甲谷が走って速攻につなげる。最後まであきらめない戦いぶりを見せた。


食い下がる慶應大を東海大が振り切る

 この日のAコートで注目だったのは昨年のインカレチャンピオン東海大の初戦。対するは2部に属する慶應義塾大となったが、最後まで慶應大の奮闘が光る好勝負となった。

190430terashima.jpg 東海大は#25平岩(4年・C)、#11大倉颯太(2年・G)がこの試合欠場。とはいえ、層の厚さにおいては大学随一とも言えるだけに、大きな不安なく試合はスタート。慶應大とのサイズの差を生かして次々にゴールし、立ち上がりでアドバンテージを握った。慶應大はディフェンスの高さに序盤はアウトサイドが入らず、固さが見えて苦しい内容となった。1Qは11―20。しかし東海大の得点も伸び切らなかった。2Qになると慶應大は次第に体が動き始め、スティールからの速攻も出て持ち直した。終盤には#14人見(2年・PG)のバスケットカウント、#4山﨑(4年・PG)のここぞの一発も決まって前半は38―31と7点差で食らいついた。

 後半3Q、慶應大はディフェンスから再三ターンオーバーを奪うと、速攻やフリースローも得て一桁の差でついていく。しかし東海大はリバウンドを奪ってからの早い展開で#19西田(3年・SG)のアウトサイドが連続。引き離されそうなところを慶應大も#4山﨑の連続3Pで粘るが、東海大は#0寺嶋(4年・PG)が大事なところで慶應大の流れを断ち切るように持ち味の速攻を立て続けに決めると、慶應大が一桁で守ってきた点差を16点にして3Qを終了。

 リードを広げた東海大は慶應大をさらに引き離したいところだが、4Qは終盤にかけて慶應大の奮闘が光った。#4山﨑は#38春日(4年・SG)の激しいディフェンスにあいながらも攻撃の先頭を切り、#5髙田(4年・SG)もドライブからのバスケットカウントなどを見せて最後まで攻守で集中を切らさない。追い詰めるところまではいかなかったが79-90と粘って試合終了となった。

190430takada.jpg 東海大は試合途中で八村も足を痛めて下がり、やや安定を欠いた。それでも相手を付け込ませない西田のアウトサイドや寺嶋の速攻など、勝負に慣れた強さがあった。1Q、3Qで差をつけたが2Qはほぼ互角、4Qは慶應大に点数で上回られ、失点が増えたのは次戦の修正点だろう。

 慶應大は現状で持っているリソースを十二分に発揮したと言える。昨年よりも試合経験のある選手が少なく、サイズはない。それでもこの試合ではプレシーズンで経験を重ねてきたチームの成長の跡が大きく見えたのも確か。東海大相手に得たものを早慶戦に向けて磨くことが大事だろう。

写真:東海大はスピードある寺嶋の速攻が、試合の流れを変えた。
写真下:慶應大は山﨑と両エースを張る髙田も果敢に攻め続けた。

※慶應義塾大・山﨑選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「やりきった部分ともっと徹底すればという気持ちが半々」
格上相手の戦いの中で感じた手応えと課題

◆#4山﨑 純(慶應義塾大・4年・主将・G)
190430yamasaki.jpg慶應大の攻撃起点が激しいディフェンスを受けるのは予想の範疇。それでも独創性の高いパスに勝負強いシュートを次々に沈めてさすがの能力を見せ、何度もチームを盛り上げた。コートで多くを語るタイプではないが、その背中の大きさは誰もが感じている。チーム全体もそれに呼応するように奮闘を見せ、東海大に食らいついて春の研鑽の成果を見せた。慶應大はこのあと慶関定期戦、慶早戦とまだ大きな催しを残す。成長を続ける彼らの春はまだ終わらない。


―試合を振り返って。
「東京六大学、京王電鉄杯と比べて自分たちの中でいい部分がいっぱいありました。ディフェンスもそうだし、六大に比べると声も出ていたし、ハッスルもできました。でも1試合を通してみると全員がミスをしたし、リバウンドでディフェンスを徹底できなかったところもあるので、やりきった気持ちと、もっと徹底すればもっといいゲームができたんじゃないかなという気持ちは半々くらいです」

―1Qはやや気圧された立ち上がりになってしまいましたね。
「そうですね。自分も含め。やはり出だしは六大学の頃から言われていて、そこは悔やまれる部分です。1部でしかもインカレ優勝という圧は大きくて、自分たちの気持ちというより相手の圧に圧倒されました。でもこれは早慶戦に向けてもいい経験になったと思います」

―2Q以降、ディフェンスから立て直していったのは良かったのでは。
「いつもだとずるずる離されてしまうところがあります。今までオフェンスが悪くなるとディフェンスも悪くなるというのがあったんですが、今日はオフェンスとディフェンスを切り離して試合をしようというのは言っていて、それはできたと思います」

―その中でも一桁差で後半までついていきましたし、山﨑選手の勝負強いシュートはすごかったですね。勝負がかかったときの集中はすごいです。
「たまたまです(笑)。気持ちで決めるというか、集中していました」

―春シーズンは慶関定期戦、早慶戦へと続いてまだ終わりませんが、ここまでのシーズンで良かった部分と課題は。
「良かった部分は、ディフェンスとリバウンドとルーズボールについて、今年だけではなくて毎年慶應らしさという部分で徹底してきました。でもチームスタート時には今の4年は去年の4年よりも徹底できていませんでした。でもそこがだんだんできるようになり、強みになってきているので、さらに徹底させたいです。課題としては経験が足りなくてミスが多いので、そこを自分と髙田(#5)でしっかりカバーして、各々もレベルアップできるような練習環境を工夫して作っていきたいと思います」

―昨年は出ていない選手も多い中、試合経験を重ねてチームとして成長しているのがよく見えますね。
「本当にそこの成長が鍵だし、その伸びしろもまだまだあると思います。早慶戦まで2か月ないですけど、しっかり伸ばしていきたいし、自分と髙田もまだまだやれるのでやっていきたいです」

―チームの中では一番キャリアがある選手ですが、高校時代までと慶應ではまったくチームも違うと思います。感覚の違いはありますか?
「とても新鮮な気持ちですね。責任感もあるし、でも楽しめてできています。大学の最後の半年を後悔しないで、自分のこととチームのこと、両方を考えてやりきりたいです」

―東海大とこういう試合をできたのはいい経験になりましたね。
「失うものはなかったので、思い切ってできました。早慶戦で戦う早稲田大も格上の相手なので今日みたいに全員が吹っ切ってできればいいなと思います。早慶戦は自分も1年のときはめちゃくちゃ緊張していたし、今年も1年は緊張すると思うので、そこは声をかけて引っ張っていきたいです」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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