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第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 8/24〜11/10

関西学生バスケットボールリーグ戦 8/31〜11/3


2007.12.05 (Wed)

12/2 インカレ最終日 3位決定戦 大東文化大VS東海大

大東文化大75(12-16,25-13,21-23,17-21)73東海大
1202daito2.jpg3位の座を巡る一戦は、準決勝でトリプルオーバータイムの末に破れた東海大と、青学大相手に自分たちの持ち味を発揮しきれなかった大東文化大の戦いである。
この大会5連戦で全く休みのないブロックに位置し、更に昨日の疲れが残っていないといえば嘘になる東海大。そのせいかどうか、開始からやや鈍い立ち上がりとなる。2Qになると#7阿部(4年・G)のオフェンスから大東大がリズムに乗ると、東海大を引き離す。
東海大は#33西村(3年・G)のシュートが入らないが、チームの粘りは健在。10点差を境に推移したゲームを、最後は追い上げる。しかし残り3.6秒、同点を狙った#32安部(3年・G)のシュートは入らず、延長の再現とはならなかった。
これで大東文化大は4年前に記録した最高位、2位には届かなかったが、見事3位を獲得してインカレを終えた。東海大は4位。しかし怪我人を多数抱えた内情から考えれば健闘した結果と言えよう。
写真:試合後、最後のシュートを決められなかった安部をねぎらう大東大・岩下。

試合のレポートと大東文化大、東海大の記者会見、東海大・小林選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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■GAME REPORT■
1202jun.jpg東海大は最終日、ここまでベンチスタートだった#33西村(3年・G)をスタートに据え、#17前村(2年・G)と2ガードに。最初の得点はその前村。しかし大東大は#2岩下(4年・F)がゴール下で得点すると、#13チャールトン(4年・F)、#7阿部(4年・G)、#0竹野(4年・G)が次々東海大ゴールへ襲いかかる。東海大は#33西村が積極的に攻撃するが、ディフェンスに阻まれ得点できず、#35中濱(3年・C)へのアリウープパスも失敗。しかし大東大もアウトサイドのシュートが入らず、西村が中濱へ2本目のアリウープパスを決めると、#32安部(3年・G)が1on1から3Pを沈めて12-14。安部はブザーとともにドライブを決めて12-16のリードで1Qを終えた。

2Qは大東大が支配した。#7阿部がミドルシュート、3Pで波に乗るとスティールも出る。東海大#32安部がレイアップにいったところでダブルファールとなり、混乱が生まれそうになるが、#7阿部が続けざまにシュートを決めてそんな流れを断ち切り、残り6分で決まった3Pで完全に流れに乗った。東海大が#33西村のシュートしか攻撃の手がなくなるのに対し、大東大は#13チャールトンの速攻、#7阿部の3Pなどバランスよく得点。一気に10点引き離すことに成功した。東海大はゾーンで対抗、#0竹野へのブロックも出るが攻撃が#24古川(2年・F)と#33西村に限られてしまい、結局37-29で大東大が8点リードで後半へ。

1202abej.jpg大東大は3Qも全員がバランス良く得点。東海大はなんとか得点を返して離されはしないが、10点を前後に差が詰まらない。特に#7阿部の運動能力は東海大ディフェンスを完全に凌駕。速攻に、アウトサイドにと止まらない。#0竹野のシュートがバスカンを認められずフリースローになる場面もあったが、大東大の勢いは削がれることはない。東海大は#7姚(1年・PF)が3Pを決めてじわりと点差を戻すと、最後は#33西村のアシストで#35中濱(3年・C)が得点し、6点を追う形で3Qを終えた。

最終Q、出足はどちらもミスが続いた。開始3分からじわじわと東海大が追い上げを始める。#24古川の3Pで4点差にすると#32安部の速攻でバスカンを獲得。#0竹野のテクニカルファールで得たフリースローで1点差にまで戻した。しかし、大東大は#0竹野の3Pで悪いムードも一蹴。#33西村の速攻もカットする。東海大が追いつきそうになるたびに#7阿部が反撃。しかし東海大は残り3分半、#24古川の3Pで遂に逆転。しかしそんな喜びのムードを#13チャールトンが3Pでかき消すと、#0竹野がパスをカットし、#7阿部のシュートを演出する。東海大は#33西村が3Pを放つが、体制を崩されても笛は鳴らない。残り1:50、#24古川が速攻の機会を得て走るが、「疲れていた」と言うレイアップは踏切が遠く、届ききらずミス。しかしそれでも東海大が#33西村が3Pで返すと#24古川のシュートで74-73の1点差。残り10秒を切り、東海大はファールゲームに。#7阿部のフリースローが1投決まり75-73の2点差。残り3.6秒で東海大最後のシュートは#33西村からボールを受け取った#32安部が放った。しかしこのシュートはリングを外れタイムアップ。大東文化大が逃げ切って3位を決めた。

「この大会、最も成長したのは安部と中濱」と陸川監督は語った。リバウンド王を獲得した中濱、そして最後のシュートを託された安部は今後の東海大の核となっていく頼もしい選手となった。チームの中心は3年生、東海大の4位は来年への布石である。

大東文化大はその能力をいかんなく発揮した。特に阿倍の個人能力はどのようなディフェンスも意味がないかのように、そのことごとくを軽々と突破し、ディフェンスでは東海大から5つのスティールをも奪った。奔放で自在。竹野ら4年生たち全員が大東大らしいバスケットを披露しての3位となった。





◆大東文化大記者会見
#0竹野明倫(4年・G)
―試合を振り返って。
「最初から負ける気はしなかったし、相手が追い上げてきても負けない自信がありました。春に対戦したからどうこうってことはなくて。僕らもレベルは上がっていたから、負ける気はしなかったです。今日は大東のバスケが出来たと思います。自分はシュートが入りませんでしたけど(笑)」

―4年間を振り返って。
「3年までは結果がついてこなくてすごく嫌でした。でも、気持ちを切らさずに、腐らずにずっとトレーニングも頑張ってきた。だから、これから更に上に行って今までのように結果がついてこなかったとしても、努力するということを続けていきたいです」

―阿部選手の存在とは?
「友和が点を決めているときは自分が休めて、自分が点を決めているときは友和が休めてっていうように、うまく2人で休んでいました(笑)。友和とはトレーニングも一緒にやって2人で追い込んだりしました。なくてはならない存在です」


#7阿部友和(4年・G)
―試合を振り返って。
「追い越される感じはなかったし、追いつかれてもシュートを決める自信はあった。竹野の言う通り、自分達も春に比べてレベルが上がっていたからそれが自信になっていた。自分は今日、38点くらい取ったみたいで。今日はガンガン攻めてやろうと思っていました」

―4年間を振り返って。
「最初は下のチームで試合に出ていて、2年の頃から試合に関わることになって。でも、全然出てなくて。3年になってようやくちょこちょこ出られるようになって。結果が出なくて、試合に出られなくて悔しいときは竹野と一緒にトレーニングを頑張りました。とにかく“やってやる”という気持ちがありました。4年まで試合に出ていないから悔いが残るなんていう気持ちは全くありません」

―竹野選手の存在について。
「竹野の言う通り、自分にとって竹野も“なくてはならない存在”です」


◆東海大記者会見
#32安部潤(3年・G)
「この大会はチームが一つになれたと感じられた。昨日の延長があってキツかったが、陸川監督から『4年を勝って終わらせてやろう』とメールで届いて、気持ちでやろうと思った。春にトーナメントで負けてガードとして考えることがあって、しかも後輩は新人戦で優勝して3年の立場がなくなりつつあった。練習で頑張るしかないと思ったところでリーグ戦には怪我をして落ち込んだけれど、その分インカレでやろうという気持ちでした」



#35中濱達也(3年・C)
「ここまで長い時間試合に出る機会がなく、正直昨日の疲れもあった。今日は阿部と竹野のところと言っていて、でもディフェンスで寄るとパスをさばかれた。他の選手の3Pもあったし、リバウンドも取りにいくのも大変だった。リバウンド王は何も考えずにやってきた結果。意識はしていません」



◆#34小林慎太郎(東海大・4年・主将・G)
1202kobayashi.jpg事前に選手紹介が行われた最終日。小林は他の選手のようにウォームアップジャージではなく、紺のユニホーム姿で登場した。応援してくれている人にせめてもユニホーム姿を見せたかったからだ。明るく、にぎやかで人なつこく、バスケが大好きな小林は、キャプテンとして最後までチームを盛り上げ続けた。彼こそ東海大の「魂」だった。



-終わってみてどんな気持ちですか。
「勝ちたかったねー!!! もう、是が非でも勝ちたかったですね。それだけです」

-昨日終わってから何かみんなに言いましたか?
「全体でミーティングして、みんなの前で話す機会があって、言葉にならなくて涙が出ました。もう、何もしゃべれなかったし、何がそうさせたのかというと、みんなに対する感謝と、よく戦ってくれたという気持ちと、自分がやりたかったけどやれなかった悔しさと。特に昨日と今日はそれがあって、かける言葉がなくて。マジ『ありがとう』と言ったんですけど、そこから言葉に詰まって。泣き虫キャプテンですよ。それ以上言うことはなかったですね、みんなに。ありがとうしか言えなかったですね」

-最初ユニホームで出てきましたね。
「あれは演出で(笑)。少しでもユニホームの姿を見てもらいたくて」

-昨日が大変な試合で、もう何というか…。
「これを決勝でやりたかったですよね。青学と東海で。それだけの力はあると思っています。西村にしろ古川にしろ、勝ってリーグの借りを返したかったはずです。相手の方が力は上だと思います。でも試合だから結果は分からないし、戦えるだけの力はあると思います」

-この1年は小林選手にとって苦しい1年だったと思います。
「一番苦しい1年間だったし、自分にとっては一番ためになる1年間だったと思いたいです。ためになるかどうかは将来にならないと分からないけど、絶対そうしたいし、プレーはできなかったけどメンタル面で得ることが本当に多かった。バスケットをやれるだけでも本当に幸せだし、これはこの先にぶつけたいですね。本当に。すごく練習したいんですよ。したかった。みんながきついことやっててしんどいって言うけど、俺はそれをやりたいとずっと思ってましたよ」

-悔しい気持ちがベンチで見ていても伝わってきました。
「古川(#24)にしろ、文男(#33西村)にしろ、『慎太郎さんのため、慎太郎さんのため』と言っててくれて。でもそれがうれしかった反面、苦しかったですね。すまないという気持ちと、いろいろ。文男はみんなの前では『キャプテンいないからな』とかわざと嫌みを言ったりするんだけど、本当は勝ちたいと、俺のために勝ってあげたいというのが伝わってきていたし、それが一番申し訳なかった。自分がプレーできなくてそう思わせたんだから」

-でも今年のチームは本当に全員が一生懸命頑張っていたし、チーム全体の雰囲気も昨年とは全然違ってにぎやかで、楽しそうでした。
「陸さんもそういうチームにしたいだろうし、自分もそうやりたかったから。プレーはできないけど、少しでもリーダーとしてそういうチームにしていきました。来年のメンバーも少しクールになりそうなタイプなんですけど、そこは自分がこういう雰囲気を少しでも残していければと思うし。来年になってチームがそうだったら、少しでも残せたんだろうなと思うし。西村も古川もみんながコート上で表情や言葉も出るようになった。そういう部分があいつらは勝ちにつながらないと思ってるけど、そうじゃないんだよというのが今年分かったと思うし、来年は必ずやってくれると思います」

-東海大のバスケとは。
「仲間ですかね。自分は仲間がいたからここにいられるし、コートにも立てたし、ベンチにも入れた。支えてくれて自分も支えようとしたし、仲間がいたからやれたと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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