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第71回 全日本大学バスケットボール選手権大会 〜12/15
駒沢オリンピック公園総合運動場 体育館

2018.12.14 (Fri)

【2018インカレ】準々決勝 青山学院大VS筑波大

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筑波大が集中力を見せベスト4
青山学院大は4年の全力で最後まで戦う


 第4試合、激戦のBブロックの頂点は青山学院大筑波大に絞られ、予想通り熱戦で流れがある試合展開となった。

2C7A9428.jpg 青山学院大はスタメンに#31戸田貫太(4年・SF)が起用され、4年生が3人コートに立った。#15石井(4年・PG)のディフェンス力は健在で、簡単にドライブをさせない。さらに#13前田(4年・SF)がジャンパー、ドライブを決め、#31戸田貫太も持ち味のディフェンスを発揮する。だが、筑波大も負けられない。#88牧(3年・PG)のジャンパーから始まり、#11増田(3年・PF)、#27山口(2年・SF)も点数に絡む。#11増田が開始5分で2ファウルとなり、早々にベンチへ下がるが、青学大の4年生の勢いに負けず、Q終了間際には#10村岸(3年・SF)がスリーポイントを沈め19-16と食らいつく。

 2Qに青学大はメンバーを入れ替えたが、勢いよく飛び出したのは筑波大。#10村岸に合わせた#15森下(3年・C)がシュートを決め先制すると、#8菅原(2年・PG)がジャンパー、#88牧の3Pと続き、青学大は止むを得ずタイムアウト。#15石井、#13前田をコートに戻すが、筑波大の勢いは止まらない。#27山口が3Pのバスケットカウント、さらにドライブで加点。10分を通してスティールも得点も止まらず28-44と14点差をつけ後半へ。

 3Qの始まりは青学大の#31戸田貫太がディフェンスリバウンドから速攻で勢いをつける。筑波大はイージーシュートが落ち、#11増田がファウル3つでベンチへ。青学大はじわじわと迫り、#52赤穂(2年・F)のタップ、#15石井がスティールで点差は1桁に。ここで約5分間無得点だった筑波大は#8菅原が3P、続いて#11増田がジャンパーを沈め、簡単に追いつかせない。ミスが続いていた青学大だが、#52赤穂がジャンパーを決め食らいつく。最後は筑波大の#8菅原がブザー間際の3Pで43-54と11点差で最終Qへ。

2C7A9936_1.jpg 4Qは筑波大の#13二上(1年・SG・北陸)がバスケットカウントでスタートを切り、前からディフェンスを仕掛け、さらに#13二上はオフェンスリバウンドにも絡む。追いつきたい青学大は、#52赤穂と#13前田を中心に連続得点。着々と点差を詰め、残り4分、#13前田のドライブで60-63と3点差に迫る。しかし残り2分で青学大の#52赤穂が負傷しコートを出ざる得ない状態になった。まだまだ勝負がわからない時間だが、ここで一歩抜けたのは筑波大だった。#27山口がオフェンスリバウンドをもぎ取り、ファウルをもらう。青学大の#15石井はここで覚悟のファウルから5ファウル退場となり、会場からは熱い拍手が送られた。#27山口はボーナスフリースローを2本しっかり決め、それが決勝点。62-71で筑波大が混戦のBブロックから4強に食い込んだ。

 青学大は4年生の意地が発揮された。怪我人が相次ぎ、苦しい台所事情で戦っているため、欲しいポジションに十分な人がいない。また、終盤の#52赤穂の離脱に一層苦しくなった。しかし4年目にして初のスタメンとなった#31戸田貫太は得意のハッスルでチームの勢い付け、主将の#15石井やエースの#13前田は果敢にリングへアタックした。#10高橋は出場時間こそ短いが、リーグ戦期間中から仕事を果たした。退場の際、笑顔でベンチに戻った#15石井。「まだ終わっていないのに泣きたくないなと。任せたぞと言う気持ちでいました」とその理由を話した。

 筑波大は2Qのような勢いと、硬くなったと時の差が激しく、追い上げられた場面ではたびたび受け身になってしまいがちだ。それをここまでたびたび突破してきたのは#8菅原と#27山口の2年生。また#15森下がポストプレーで青学大のファウルを誘ったことも大きかった。

写真上:筑波大・森下は今大会終始筑波大の苦しいところを打開する力になっている。
写真下:青学大は前田が最後まで前へと挑みつづけた。

※筑波大・菅原選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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「下級生だが気持ちは上級生のつもりでプレーする」
チームに安定感をもたらす勝負強い司令塔

◆#8菅原 暉(筑波大・2年・PG)
2C7A9381.jpg2Qの勢いが失速し、3Qは約5分間の無得点が続いたが、それを絶ったのが菅原の3Pだった。2回戦の日体大戦でも持ち味の勝負強さを発揮し、チームの勝利に大きく貢献している。能力のある選手が揃う筑波大の中でも、トップクラスのスキルと安定感を兼ね備えたPGだ。次の相手は東海大。予想されるマッチアップはスーパールーキーの大倉颯太。彼との戦いが楽しみだと菅原は笑顔で言ったが、「絶対に負けない」という熱い闘志を見せた。準決勝も熱い戦いが繰り広げられることを期待したい。


―試合を振り返って。
「厳しい戦いになるとは予想していましたが、勝ち切ることができてよかったです。でも目指すは優勝なので、本当の勝負は明日ですね」

―青学大の4年生は手怖かったですね。
「はい。前田さん(#13)や石井さん(#15)のプレーは4年生の力を感じました。最初は勝てるか不安になりましたが、自分たちの力を信じて戦うことができました。特に石井さんは日本のPGの中で一番ディフェンスされたくない相手です。体が強く、低くて。個人的にはたくさん学ぶことができました。試合終盤で僕らが追い上げられている場面ですが、石井さんがみんなに声をかけている姿を見て、かっこいいなと。そう思いながらも、絶対負けないぞという気持ちでいました。本当にかっこよかったですね」

―3Qで得点が止まっていた時の3Pはさすがでした。
「たまたまです。でも増田さん(#11)や牧さん(#88)に頼りすぎてはいけないと思います。自分がやらなくては勝てないと思うので。やれるところはしっかりやろうと思います」

―昨日の山口選手(#27)のインタビューで、菅原選手と特に頑張らないといけないと言っていました。
「そうですね。増田さんと牧さんが調子の悪い時に、2人で自分たちがやるぞと話しています。2年生ですが、気持ちは上級生のつもりでいます。チームを引っ張ろうという意識は必要だと思うので。牧さんには自分と颯斗(#27山口)がもっと成長しないと、このチームは勝てないと言われました。最初の方よりは声を出すようになったし、プレーでも少しでも示せるようになってきたと思います」

―リーグ戦序盤は迷いがあったような印象でした。
「代表に行っていたメンバーもいるので、うまくかみ合っていなかったのかもしれません。パスか自分でいくか迷っていたかもしれません」

―去年のインカレと全く違いますか?
「はい、全然違います。去年は少し出ていましたが、自分は試合に出ていないのと同じだと思っていて、先輩たちの力で決勝の舞台まで行くことができました。今年のPGは自分しかいないですし、やりきりたいですね。リーグ戦で大智(#16野本)が怪我をしてしまい、リーグ戦期間中は大智に本当に助けられただけに結構きついですが、自分しかいないとみんなもわかっているので」

―初戦、2回戦も接戦でした。
「相手は向かってくるので、そんな簡単に勝てるとは思っていませんでした。でも試合をしていく中で、負ける気はしませんでした。硬さがあったかもしれないですが、結果は勝つことができたので。日体大戦も途中で15点差ほど離して、もっと大差をつけて楽なゲームに持ち込みたかったですが、自分的にはバックアップメンバーを引っ張りすぎたなと思っていて。そこはもっと自分がしっかりとコントロールしたかったという後悔はあります。相手の勢いがある時に、チームが受け身になってしまって。でも負ける気は全くしなくて、逆転された時に返してやろうと思ってシュートを打ったら入ったので、良かったです」

―ここから準決勝です。意気込みをお願いします。
「明日が本当の正念場だと思っています。東海大にはリーグ戦で2敗していますが、接戦でした。最後自分たちのミスで、突き詰められずに負けたので、明日は最初から最後まで自分たちのバスケットをやり通すことが大事です。そうすれば勝てるともいます。絶対に負けられない、勝ちたいです。大倉颯太(#11)とのマッチアップも楽しみです。全中、高校のウィンターカップでも引退させられたので何としても勝ちたい相手の1人ですね。彼を抑えることが自分の仕事だと思うので、まずそこから頑張っていきます」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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