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2018.12.13 (Thu)
【2018インカレ】12/13レポート(A、C、Dブロック)
【明治大VS名古屋学院大】

関東10位の明治大と東海1位の名古屋学院大のベスト8をかけた戦いは、明治大が終始リードを保ち、昨年東海地区にさらわれたインカレのシードを奪い返した。
明治大の#28今川(4年・PF)が先制すると、名古屋学院大は#13福岡(4年・PF)が3Pですぐ返す。しかし開始早々にテーブルオフィシャルの機械アクシデントにより、試合は約5分間一時停止。再開後、明治大がディフェンス力を発揮し速攻を連発すると、名古屋学院大はタフショットが多くなりシュートが落ち始め、26-16で1Qを終える。
2Qは名古屋学院大#18山田(4年・SF)がオフェンスリバウンドで粘りを見せる。明治大はバックアップメンバーで我慢し、残り3分でスタメンに戻し、#15渡辺(2年・PG)が早い展開に持ち込む。終盤に名古屋学院大が速攻で連続得点するも、41-29と明治大がややリードを広げ後半へ。
後半も明治大の勢いは止まらず、#24森山(4年・PF)が得点を量産し、この日22点とチームハイの活躍を見せる。名古屋学院大は走る時間はリズムが良く、#20村鳥(3年・SF)が速攻や3Pで加点するが4Qも明治大のディフェンスは緩むことなく、最後はフレッシュなメンバーの顔ぶれも見せて77-60で勝利した。
写真:名古屋学院大は主将の山田が粘りのプレーで最後まで勝負に挑んだ。
※明治大・綱井選手、名古屋学院大・山田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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【日本大VS近畿大】

関西の王者がベスト8突破に挑むが
日本大が接戦から抜け出す勝利
208cmの関東最高峰クラスの#0シェイク(2年・C)を擁する日本大と、今季206cmの#0カロンジ(1年・C・東山)を迎えた近畿大の対決は、そのマッチアップの行方に注目が集まった。出足は互いに決めあい、リバウンドも取っていく。近畿大はペネトレイトもよく決まり、#9濱高(4年・SG)のスティールもあって17―16で1Qはリード。2Qは開始早々#0シェイクの#0カロンジへのブロックが決まるが、#0カロンジはバスケットカウントでその借りをすぐさま返すなど見所が続く。しかし開始2分で#0カロンジが3つ目のファウルに。しかし日本大の#0シェイクもすでにファウルが2つで状況は似たようなもの。さらに開始4分、#0カロンジは4つ目を吹かれベンチに下がるが、そこから1分もすると#0シェイクもまた3つ目の笛が鳴り、両チーム武器を引っ込める格好になった。そこからも互いに得点は伸びず、27―31の日本大リードで前半終了。
3Q、互いに留学生をコートに戻す。近畿大はターンオーバーが続き、やや離されてしまうが、#24今村(3年・PF)のダンク、ドライブで粘る。日本大は#33比嘉(4年・SG)の3P、ジャンパーも出ると、最後は#21青木(4年・PG)の3Pで54―47として3Q終了。4Q日本大はようやくシュートが決まり始め、#33比嘉がリズムよく打っていくとリードを10点に。残り5分、近畿大#0カロンジがついに5ファウル退場。近畿大は#9濱高を起点に責任感を見せていくが最後は69―55。日本大がベスト8に進出を決めた。
「長くベスト8に入れていないので、絶対に勝とうという気持ちがあった」と城間コーチ。ファウルコールは軽めで思うようにいかない時間帯もあったが、シェイクが落ち着いてゴール下でプレーし、熱くなりやすいカロンジとは好対照だった。日本大は2012年以来のベスト8進出となる。
写真:後半の比嘉の当たりが流れを引き寄せた。
※近畿大・濱高選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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【法政大VS白鴎大】

白鴎大がディフェンスと攻撃力を見せて
勢いある法政大の追い上げを振り払う
関東6位の白鴎大と1部復帰を決めた法政大のベスト8を巡る戦いは、点取り合いの展開の熱戦となった。
1Qのペースをつかんだのは白鴎大。#37長島(4年・PG)のシュートで先制し、得意の走るバスケットと、#75シェッハ(3年・C)の高さを生かす。法政大は無得点が5分半続いたが、#30水野(2年・G)の投入で足が少しずつ動き始める。11-22の白鴎大リードで2Qに入ると法政大のギアが上げり、#30水野の3Pを皮切りに開始2分で6点差に迫ると、両チームは点の取り合いに。法政大は#30水野と#5玉城(4年・G)が果敢に攻め、#51金本(1年・G・光泉)がフレッシュな勢いのあるプレーを披露。白鴎大は#58前田(3年・SF)と#75シェッハが攻守の軸となり、じわじわと点差を離しし、#75シェッハの豪快なダンクシュートで29-40。前半を終える。
3Qは早い展開の3P合戦となった。開始早々に白鴎大の#14髙間(4年・SF)が2本連続で3Pを沈めると、勢いそのままに2分間で10得点と一気に畳み掛ける。法政大も#5玉城の3Pとドライブ、#6中村(3年・G)の2本連続3Pで食らいつく。しかし走る展開を得意とする白鴎大は#23荒谷(2年・PF)を中心に点を取られては取り返す。53-72で最終Qへ。4Qは法政大#12千代(2年・F)の3P、さらにダンクシュートでスタート。白鴎大は#56中川(3年・PG)が得点に絡む。法政大は#30水野、#5玉城を中心に速い展開で攻めるが、1桁差まで詰め寄ることができなかった。78-91で白鴎大に軍配が上がり、ベスト8を勝ち取った。
法政大は序盤のスロースタートが響いたが、2Qからは1部で戦えるオフェンス力を十分示した。#6中村や#30水野の勝負強さはさすがだったが、#5玉城は本来の得点力と最上級生としての意地を見せた。白鴎大は#58前田と#75シェッハというキープレイヤーが働き、#14高間は大事な場面で3Pを決めチームを沸かせた。点の取り合いは白鴎大も得意とする部分。法政大の攻撃力は高かったが、ディフェンス力もそこにプラスして、揺らがずリードを守りきった。
写真上:この日終始素晴らしいパフォーマンスを見せたシェッハの豪快なダンク。
写真下:法政大の中村は現役Bリーガーとしての高い集中力を見せつけた。
※白鴎大・髙間選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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【専修大VS大阪学院大】

余裕を持った戦いぶりで専修大がベスト8
大阪学院大は木下の個人技が光る
1回戦を突破した大阪学院大は第3シードの専修大が相手。サイズもあって、専修大相手でも差を大きく感じさせない。1Qはゆるやかな出だしになり、17-19。大阪学院大は#30木下(4年・PG)、#8吉井(2年・SF)らを起点に攻める。専修大は無理せずスロースタートという状況で2Qに入るが、ここで一気に爆発。メンバーを変えつつも#23キング(1年・SF・アレセイア湘南)、#46寺澤(1年・PF・東海大諏訪)のルーキーたちも次々に得点に絡み、このQ32得点。49-36と大きくリードを奪った。
後半、専修大は#30アブ(3年・C)のゴール下が生きる。大阪学院大は#30木下が起点になって得点するが、点差は詰められない。専修大はその後もプレータイムをシェアしながら点差を維持し、最後は4年生たちも出場させて88-61で試合を締めくくり、ベスト8へ進出。次はベスト4をかけて白鴎大との一戦になる。
写真:専修大・盛實、大阪学院大・木下。互いにサイズもあって機動力の高い好ガードで見応えがあった。
※専修大・重富友希選手のインタビューは「続きを読む」へ。
「いい結果を出さなければ明治は繋がらない」
後輩のために、チームのために動く4年生の思い
◆#3綱井勇介(明治大・4年・SG)
3年ぶりにインカレベスト8入りを果たした明治大。今年は4年生の粘りが印象的なチームだ。学生主体で作っているからこそ、学生最高峰の舞台は負けられない。初戦から非常にいい集中力を発揮してきたが、「まだまだ」と綱井は言う。伝統校の明治大はここから新しい歴史を作らなくてはならない。上を目指す後輩のため、できるだけ多くのものを残したいと、リーグ戦中からひたすら結果を求めてきた。いい内容ではなく勝利を、まさにインカレで彼らが欲しいものは優勝だ。準々決勝では、関東リーグ戦1位の東海大にチャレンジする。
―試合を振り返って。
「とりあえず最低限のチームの目標が叶って、ほっとしている部分はあります。でも試合の内容は思うようにできませんでした。しっかりみんなで話し合って切り替えようということで一致しました」
―具体的な反省点は何ですか?
「ディフェンスですね。もっと激しさを出そうということでしたが、1Qはできていて、2Qはバックアップメンバーが出て、4分くらいでスタメンに戻る予定でしたが、そこでディフェンスが緩くなってしまいました。相手がやりたいことをやっていたと言いますか、やってくることに対して、合わせてしまいました」
―初戦から気を引き締めていきましたね。
「1年間学生主体でやってきた成果だと思います。4年生全員でチームを引っ張ろうとしている意識があります」
―昨年よりディフェンスを意識している印象です。
「そうですね。去年はオフェンスメインにしようと話していたので、ディフェンスが雑になってしまいました。なのでどうしても波があって、拓実さん(現BリーグA東京)次第というところがありました。今年の僕たちに何ができるかと言われたら、オフェンスよりもディフェンスでした。安定感を求めていきました」
―インカレに対する思いは特別なものがありますか?
「そうですね。ここ最近の明治大はいい成績を残すことができませんでした。どこかでいい成績を残さないと、これからの明治が繋がらないと、4年生で話しています。今川(#28)とかは代表に入ってもおかしくない選手にも関わらず、入れないのは結果を残していないからです。昂矢(#10須藤)、翔太(#15渡辺)、義也(#7植松)はもっとレベルの高い場所でやってほしいと4年生は思っています。そのためにはベスト4とか、結果を残さないといけません。今年はあとこのインカレしかないですが、残せるものは結果だと思っています」
―駒澤大との入れ替え戦でも、あえて4年生が出場しない時間がありましたね。
「そうですね。1年間一緒にやってきて、後輩たちができることもわかっていますし、来年2部に落ちるのは僕たちも嫌です。そういった面で何か残したいですね。3年生以下がとてもまじめで親しみやすい性格です。僕たちの言うことをよく聞いてくれたので、ここまでこられたのも3年生以下のおかげだと思います」
―次は東海大と戦います。
「東海に負けたら、何の意味もありません。ベスト8と4は景色が全く違うと思います。ここを1つ越えたいです。リーグ戦を通して、大倉くん(#11)と八村くん(#86)は特に警戒するべき選手だとわかりました。初戦、2回戦と違うのはディフェンスのハードさになってくると思います。自分たちがどう合わせていけるかです。頑張ります」
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「粘り強さをコートで表現できた」
東海地区全勝優勝での自信とインカレでの課題
◆#18山田英治(名古屋学院大・4年・主将・SF)
「打倒関東」を掲げインカレに挑んだ名古屋学院大。昨年は専修大に接戦の末に敗れ、悔しさをバネに挑んだ今年、相手は明治大となったが関東の壁は厚かった。それでも今季は東海地区では初の全勝優勝を果たし、チームについた自信と団結力も大きいだけに、あきらめずに前進を続けたい。
人生初の主将を経験した山田は、チームメイトに助けられながら最後まで先頭を走った。泥臭く戦う背中と優しい笑顔がまさに、今年のチームカラーを示しているようだった。
―明治大戦を振り返って。
「関東の強さを見せつけられました。身長や体の当たりが全く違いました。最終的にはシュート力で負けてしまいました。明治大はディフェンスもよく、なかなかうまく攻めさせてはくれませんでしたね。その中で自分のプレースタイルである粘り強いディフェンスやリバウンドをキャプテンとしてがむしゃらに表現できたと思います」
―キャプテンとして1年間何を意識してきましたか?
「自分は声を出すタイプではないので、ひたすらプレーで、背中で見せてきました。僕自身キャプテンは初めての経験だったので。代わりに同期や空(#27鈴木)が助けてくれました」
―昨年は東兄弟がチームを率いていました。今年のチームは東海地区優勝でインカレまで来ましたね。
「昨年は2人がチームをまとめて楽しくやると雰囲気を作ってくれました。自分たちはそれに乗って練習から楽しくやってきました。その雰囲気は残っていると思います。今年は初めて東海地区で全勝できて、関東にも戦えるのではないかと自信をもってインカレに来ました。リバウンドで勝ってきましたが、インカレでは難しかったですね」
―4年間を振り返って。
「1年目からインカレに出させてもらいました。僕は高校まで全国大会の経験がなく、こうして4年間を全国の舞台でやりきることができてよかったです。インカレは関東を始め、スーパースターと言いますか、レベルの高い選手がたくさんいます。自分がその中でどれくらいできるのかを試せる、いい場所だと思っています。でもまだ力不足だと感じました。シュート力がどうしても足りないですね。最後の1年間はキャプテンを経験して、辛いこともたくさんありましたが仲間が助けてくれました。とてもいい形で名古屋学院大でプレーできたと思います」
―今年のチームの良さは何でしょうか?
「チーム全員が負けず嫌いです。今日の負けも必ず来年につながると思います。生かしてほしいですね。1からのチーム作りは大変だと思います。特にうちは個性が強いので。でもチーム一丸となって頑張ってほしいです」
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「自分が周りを活かせばもっといいチームになる」
プレーでも、コミュニケーションでもチームを引き上げつづけた1年
◆#9濵高康明(近畿大・4年・SG)
プレーで、メンタル両面でも近畿大を引っ張り続けた。元々得点能力の高い選手だが、この4年間に1〜3番のポジションを経験することで、その幅が広がった。さらに、シェリフ・ソウに次ぐ新たな留学生に対しては、コミュニケーションこそ欠かせないものになるとして、一緒に行動し、必要なことは言い、互いに理解しあってチーム力を高めていけるように努力した。見えるところ、見えないところで追求し続けたものは小さくない。それを次世代が引き継ぎ、さらに強い近大を作って欲しい。
ー振り返っていかがですか。
「負ける相手じゃなかったです。そこで自分たちはディフェンスは結構抑えられていたんですが、オフェンスがうまくいきませんでした。関西と関東の違いはビデオで見ていて、ディフェンスはなんとかできるかもしれないけど、オフェンスは攻めあぐねるなというのはわかっていました。でもロースコアゲームに持っていったので、自分たちのペースかなとは思ったんですが、後半に相手のシュートが入りだしました。ロースコアに押さえても自分たちがオフェンスができなかったのが敗因です」
ーカロンジ選手のファウルが増えるのは折り込み済だったと思うのですが、そうした場合のことはどこまで考えていましたか?
「自分たちはセンターにパト(#0カロンジ・パトリック)がいて勝ってきたので、そこが抜けたのは相当大きいです。前半で4つだったので。でもそこで大町(#93)をこういう大舞台で出られるような選手ではないけど、先生が思いきって起用して、結構頑張ってくれました。そこはつないでもらって、彼は最後ではありますが褒めたいです。そこで耐えたんですが、僕ら上級生がぜんぜんいいプレーや作ってあげるプレーができないのが心残りです」
ードライブは決まってもいたように見えますが、それ以外ももっとということですか。
「自分たちの流れの中でのいつものプレーができませんでした。だから自分のドライブも生きませんでした。もっと関西でやっていたように流れを作ってドライブで持っていけばもっといいバスケットをできたんじゃないかと思います」
ー今年は周りを活かす方に意識を向けているということでしたが、それは十分できたでしょうか。
「1年のときにガードの経験ができて、2,3年生で3ポジションに戻って、でも1、2ポジションを経験しているので4年になってそれができました。それプラス3番もやっているので、攻めつつ周りを活かすプレーを常に頭に入れてやれました。3年のときに点を取りに行くだけのプレースタイルだとアシストもできないし、点も取れなかったんです。それでチームも止まってしまうし。今年は周りを活かすことを第一に点を取りに行くことを考えていたので、その結果が周囲にもそう映ったんじゃないかなと思います。点を取れる選手はいっぱいいるので、周りを活かせばもっといいチームになると思ってやっていました」
ー今年は頼もしい戦力も入りましたが、それゆえの難しさもありましたね。
「1年のときにソウさん(シェリフ・ソウ)がいました。あの人は既に4年で近大のバスケをめちゃくちゃわかっていました。自分たちはそれに従いつつ、のびのびやらせてもらいました。でも今年は逆。自分たちが4年生でパトが1年生。その中で今度が僕らが彼にわかってやってもらえるよう、いろんなことを言い合いました。伝え続けることが大事だと思っていたので、それを1年間通して僕がずっと言い続けました。それで彼も変わってきましたね。でもまだ1年だからわかってないこともある。でもそれを今後もチームでやり続けて、あいつがあと3年間を引っ張っていく力を身につければもっと近大は強くなると思います」
ーおそらく、これほど留学生に対して声を掛け続けているチームはほかにないと思います。コミュニケーションは互いにとって本当に大事なことですよね。
「一人は絶対声をかける選手が必要で、それは自分がやるしかないと思っていました。だから常に一緒に行動したり、一番接してきてやってきたので、本当に変わりました。まだ3年あるのでもっと彼も成長して、すごく頼もしい選手になってチームも強くなると思います。頑張って欲しいです」

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「自分のシュートで流れがきた」
勝負所で放った3Pで主将としての意地を見せる
◆#14髙間 龍之介(白鷗大・4年・主将・SF)
3Qの出だしで2本連続の3Pを決め、4年生の意地が大事な試合で光った。この日は14点の活躍で、チーム全体で91点と走ると強い白鷗大を見せつけた。髙間のシュートはリーグ戦中も何度もピンチを救ってきた。今年から多くのプレータイムをもらっているが、その勝負強さは必見。昨年は3位と好成績で締めくくったが、今年はその上の景色を見てみたいだろう。そして「このチームでまだ試合ができる」という喜びを噛みしめていた。
―試合を振り返って。
「出だしが大事なので、試合前から意識していました。それができたと思います。勝つ試合はいいからこそ、継続しようと。そうすれば簡単にうちの流れに来ると話していたので。ただ法政大は爆発力があるので怖かったです。1部に上がってきて勢いもある中で、なおさら気を引き締めました。とりあえずホッとしました。このチームで日曜日まで試合ができるのが一番うれしいです」
―前田選手(#58)が良く法政大の中村選手(#6)を抑えていましたね。
「そうですね。前田はディフェンスがいいので、試合前から中村を止めてほしいと話していました。相手の攻め手を少しでも減らしたかったです。オフェンスはいいからディフェンスにフォーカスをしてほしいと言いました」
―髙間選手は3Qの序盤で3Pを2本連続で決めました。
「はい、あれで結構勢いが来たと思います。リーグ戦の前半は全く入らなくて、打つのをためらう時もありました。でもみんなが打てと言ってくれますし、後半戦で入るようになってチームに貢献できてよかったです」
―12月の頭に天皇杯の二次ラウンドもあり、大変だったと思いますがインカレまでの練習はどうでしたか?
「リーグ戦でいい試合も悪い試合もあって、その中でいいところは絶対に忘れないようにしようとしました。さらに悪いところも改善できれば、インカレでもいい成績を残せるだろうと。今日は久々に強い相手である法政大と試合をできて、リーグ戦の課題点が修正できたと思います。やはりディフェンスを頑張って走ったら流れは来るので、そこを徹底しました」
―今後の意気込みをお願いします。
「次は専修大ですが、これで勝てば今以上に勢いに乗れます。勝たなければいけないですが、常にチャレンジャーの気持ちを忘れずに、受け身にならずに、アグレッシヴにプレーをして今日のようないい試合をしたいと思います」
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「自分よりはチームの勝利を優先したプレーする」
2年目はスタメンの司令塔としての責任を果たしていく
◆#9重富友希(専修大・2年・PG)
双子の周希とともに、今季は試合によってそれぞれがスタメンを務め、ゲームを作っている。元々攻撃力も備え、ルーキーイヤーはそのアグレッシブさでチームに勢いを与えていた。しかし今年は少し雰囲気が変わり、周囲へのパスも増えている。豊富な戦力を活かすガードとして、新しい段階へ入っていこうとしているのだ。この先、司令塔としてどんな役割を果たしていくのか、そのプレーぶりを見守りたい。
ー無事ベスト8進出しました。チームとしての意気込みはいかがですか。
「毎年同じですが、頂点を狙うつもりで日々の目標にして頑張っています」
ー昨年は期待されつつのベスト16。1年生でしたがどんな気持ちがあったでしょうか。今年は2年目で成長も見えるように思います。
「自分は初めてのインカレだったので、とりあえず先輩の邪魔にならないようにという気持ちでした。昨年は上にガードの先輩がいましたが、今年は自分がスタートで出させてもらっていて、そこに責任を持ってやっています。去年とは気持ちの持ち方やガードとしてチームをまとめることを意識してやっています」
ーこれだけ選手がいて、個性も豊か。引っ張ることに関しては何を心がけていますか?
「今日の試合を見ていればわかると思うんですが、勢いがあればどんどん行けます。でも足が止まったときに自分がどんどん動いてコントロールして、プレーを作っていくことが大事ですね。みんな個人の技術は持っているので、行くときはガツガツ行きますね。呼んでもボールが返ってこなかったりします(笑)」
ー重富選手自体も攻めるガードではありますよね。
「でも高校と比べると周りの能力も高いし、フィニッシュまで持っていける選手が多いので、頼れる部分はしっかり頼っていく感じです」
ー大学で自分のプレーの成長を感じますか?最近はパスが増えてきた印象です。
「このインカレでは1試合目にはパスしかしなかったです。自分としてはシュートを1本も打たない試合は初めてでした。自分の得点よりはチームの勝ちを優先してやっています。それをこのあとも考えつつ、自分で行けるときは行こうと思います」
ー次は白鴎大戦ですね。ここからが大事ですね。
「今日競ってないのは自分たちぐらいかなという感じですよね。でもすごい試合で勝ち上がるより、余裕で勝てれば余力は残して次に臨めるのでそれはいいと思っています。おそらく明日がチームの本当の力が出ると思うし、見てもらいたいです」

関東10位の明治大と東海1位の名古屋学院大のベスト8をかけた戦いは、明治大が終始リードを保ち、昨年東海地区にさらわれたインカレのシードを奪い返した。

2Qは名古屋学院大#18山田(4年・SF)がオフェンスリバウンドで粘りを見せる。明治大はバックアップメンバーで我慢し、残り3分でスタメンに戻し、#15渡辺(2年・PG)が早い展開に持ち込む。終盤に名古屋学院大が速攻で連続得点するも、41-29と明治大がややリードを広げ後半へ。
後半も明治大の勢いは止まらず、#24森山(4年・PF)が得点を量産し、この日22点とチームハイの活躍を見せる。名古屋学院大は走る時間はリズムが良く、#20村鳥(3年・SF)が速攻や3Pで加点するが4Qも明治大のディフェンスは緩むことなく、最後はフレッシュなメンバーの顔ぶれも見せて77-60で勝利した。
写真:名古屋学院大は主将の山田が粘りのプレーで最後まで勝負に挑んだ。
※明治大・綱井選手、名古屋学院大・山田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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【日本大VS近畿大】

関西の王者がベスト8突破に挑むが
日本大が接戦から抜け出す勝利
208cmの関東最高峰クラスの#0シェイク(2年・C)を擁する日本大と、今季206cmの#0カロンジ(1年・C・東山)を迎えた近畿大の対決は、そのマッチアップの行方に注目が集まった。出足は互いに決めあい、リバウンドも取っていく。近畿大はペネトレイトもよく決まり、#9濱高(4年・SG)のスティールもあって17―16で1Qはリード。2Qは開始早々#0シェイクの#0カロンジへのブロックが決まるが、#0カロンジはバスケットカウントでその借りをすぐさま返すなど見所が続く。しかし開始2分で#0カロンジが3つ目のファウルに。しかし日本大の#0シェイクもすでにファウルが2つで状況は似たようなもの。さらに開始4分、#0カロンジは4つ目を吹かれベンチに下がるが、そこから1分もすると#0シェイクもまた3つ目の笛が鳴り、両チーム武器を引っ込める格好になった。そこからも互いに得点は伸びず、27―31の日本大リードで前半終了。

「長くベスト8に入れていないので、絶対に勝とうという気持ちがあった」と城間コーチ。ファウルコールは軽めで思うようにいかない時間帯もあったが、シェイクが落ち着いてゴール下でプレーし、熱くなりやすいカロンジとは好対照だった。日本大は2012年以来のベスト8進出となる。
写真:後半の比嘉の当たりが流れを引き寄せた。
※近畿大・濱高選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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【法政大VS白鴎大】

白鴎大がディフェンスと攻撃力を見せて
勢いある法政大の追い上げを振り払う
関東6位の白鴎大と1部復帰を決めた法政大のベスト8を巡る戦いは、点取り合いの展開の熱戦となった。


法政大は序盤のスロースタートが響いたが、2Qからは1部で戦えるオフェンス力を十分示した。#6中村や#30水野の勝負強さはさすがだったが、#5玉城は本来の得点力と最上級生としての意地を見せた。白鴎大は#58前田と#75シェッハというキープレイヤーが働き、#14高間は大事な場面で3Pを決めチームを沸かせた。点の取り合いは白鴎大も得意とする部分。法政大の攻撃力は高かったが、ディフェンス力もそこにプラスして、揺らがずリードを守りきった。
写真上:この日終始素晴らしいパフォーマンスを見せたシェッハの豪快なダンク。
写真下:法政大の中村は現役Bリーガーとしての高い集中力を見せつけた。
※白鴎大・髙間選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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【専修大VS大阪学院大】

余裕を持った戦いぶりで専修大がベスト8
大阪学院大は木下の個人技が光る

後半、専修大は#30アブ(3年・C)のゴール下が生きる。大阪学院大は#30木下が起点になって得点するが、点差は詰められない。専修大はその後もプレータイムをシェアしながら点差を維持し、最後は4年生たちも出場させて88-61で試合を締めくくり、ベスト8へ進出。次はベスト4をかけて白鴎大との一戦になる。
写真:専修大・盛實、大阪学院大・木下。互いにサイズもあって機動力の高い好ガードで見応えがあった。
※専修大・重富友希選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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【INTERVIEW】「いい結果を出さなければ明治は繋がらない」
後輩のために、チームのために動く4年生の思い
◆#3綱井勇介(明治大・4年・SG)

―試合を振り返って。
「とりあえず最低限のチームの目標が叶って、ほっとしている部分はあります。でも試合の内容は思うようにできませんでした。しっかりみんなで話し合って切り替えようということで一致しました」
―具体的な反省点は何ですか?
「ディフェンスですね。もっと激しさを出そうということでしたが、1Qはできていて、2Qはバックアップメンバーが出て、4分くらいでスタメンに戻る予定でしたが、そこでディフェンスが緩くなってしまいました。相手がやりたいことをやっていたと言いますか、やってくることに対して、合わせてしまいました」
―初戦から気を引き締めていきましたね。
「1年間学生主体でやってきた成果だと思います。4年生全員でチームを引っ張ろうとしている意識があります」
―昨年よりディフェンスを意識している印象です。
「そうですね。去年はオフェンスメインにしようと話していたので、ディフェンスが雑になってしまいました。なのでどうしても波があって、拓実さん(現BリーグA東京)次第というところがありました。今年の僕たちに何ができるかと言われたら、オフェンスよりもディフェンスでした。安定感を求めていきました」
―インカレに対する思いは特別なものがありますか?
「そうですね。ここ最近の明治大はいい成績を残すことができませんでした。どこかでいい成績を残さないと、これからの明治が繋がらないと、4年生で話しています。今川(#28)とかは代表に入ってもおかしくない選手にも関わらず、入れないのは結果を残していないからです。昂矢(#10須藤)、翔太(#15渡辺)、義也(#7植松)はもっとレベルの高い場所でやってほしいと4年生は思っています。そのためにはベスト4とか、結果を残さないといけません。今年はあとこのインカレしかないですが、残せるものは結果だと思っています」
―駒澤大との入れ替え戦でも、あえて4年生が出場しない時間がありましたね。
「そうですね。1年間一緒にやってきて、後輩たちができることもわかっていますし、来年2部に落ちるのは僕たちも嫌です。そういった面で何か残したいですね。3年生以下がとてもまじめで親しみやすい性格です。僕たちの言うことをよく聞いてくれたので、ここまでこられたのも3年生以下のおかげだと思います」
―次は東海大と戦います。
「東海に負けたら、何の意味もありません。ベスト8と4は景色が全く違うと思います。ここを1つ越えたいです。リーグ戦を通して、大倉くん(#11)と八村くん(#86)は特に警戒するべき選手だとわかりました。初戦、2回戦と違うのはディフェンスのハードさになってくると思います。自分たちがどう合わせていけるかです。頑張ります」
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「粘り強さをコートで表現できた」
東海地区全勝優勝での自信とインカレでの課題
◆#18山田英治(名古屋学院大・4年・主将・SF)

人生初の主将を経験した山田は、チームメイトに助けられながら最後まで先頭を走った。泥臭く戦う背中と優しい笑顔がまさに、今年のチームカラーを示しているようだった。
―明治大戦を振り返って。
「関東の強さを見せつけられました。身長や体の当たりが全く違いました。最終的にはシュート力で負けてしまいました。明治大はディフェンスもよく、なかなかうまく攻めさせてはくれませんでしたね。その中で自分のプレースタイルである粘り強いディフェンスやリバウンドをキャプテンとしてがむしゃらに表現できたと思います」
―キャプテンとして1年間何を意識してきましたか?
「自分は声を出すタイプではないので、ひたすらプレーで、背中で見せてきました。僕自身キャプテンは初めての経験だったので。代わりに同期や空(#27鈴木)が助けてくれました」
―昨年は東兄弟がチームを率いていました。今年のチームは東海地区優勝でインカレまで来ましたね。
「昨年は2人がチームをまとめて楽しくやると雰囲気を作ってくれました。自分たちはそれに乗って練習から楽しくやってきました。その雰囲気は残っていると思います。今年は初めて東海地区で全勝できて、関東にも戦えるのではないかと自信をもってインカレに来ました。リバウンドで勝ってきましたが、インカレでは難しかったですね」
―4年間を振り返って。
「1年目からインカレに出させてもらいました。僕は高校まで全国大会の経験がなく、こうして4年間を全国の舞台でやりきることができてよかったです。インカレは関東を始め、スーパースターと言いますか、レベルの高い選手がたくさんいます。自分がその中でどれくらいできるのかを試せる、いい場所だと思っています。でもまだ力不足だと感じました。シュート力がどうしても足りないですね。最後の1年間はキャプテンを経験して、辛いこともたくさんありましたが仲間が助けてくれました。とてもいい形で名古屋学院大でプレーできたと思います」
―今年のチームの良さは何でしょうか?
「チーム全員が負けず嫌いです。今日の負けも必ず来年につながると思います。生かしてほしいですね。1からのチーム作りは大変だと思います。特にうちは個性が強いので。でもチーム一丸となって頑張ってほしいです」
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「自分が周りを活かせばもっといいチームになる」
プレーでも、コミュニケーションでもチームを引き上げつづけた1年
◆#9濵高康明(近畿大・4年・SG)

ー振り返っていかがですか。
「負ける相手じゃなかったです。そこで自分たちはディフェンスは結構抑えられていたんですが、オフェンスがうまくいきませんでした。関西と関東の違いはビデオで見ていて、ディフェンスはなんとかできるかもしれないけど、オフェンスは攻めあぐねるなというのはわかっていました。でもロースコアゲームに持っていったので、自分たちのペースかなとは思ったんですが、後半に相手のシュートが入りだしました。ロースコアに押さえても自分たちがオフェンスができなかったのが敗因です」
ーカロンジ選手のファウルが増えるのは折り込み済だったと思うのですが、そうした場合のことはどこまで考えていましたか?
「自分たちはセンターにパト(#0カロンジ・パトリック)がいて勝ってきたので、そこが抜けたのは相当大きいです。前半で4つだったので。でもそこで大町(#93)をこういう大舞台で出られるような選手ではないけど、先生が思いきって起用して、結構頑張ってくれました。そこはつないでもらって、彼は最後ではありますが褒めたいです。そこで耐えたんですが、僕ら上級生がぜんぜんいいプレーや作ってあげるプレーができないのが心残りです」
ードライブは決まってもいたように見えますが、それ以外ももっとということですか。
「自分たちの流れの中でのいつものプレーができませんでした。だから自分のドライブも生きませんでした。もっと関西でやっていたように流れを作ってドライブで持っていけばもっといいバスケットをできたんじゃないかと思います」
ー今年は周りを活かす方に意識を向けているということでしたが、それは十分できたでしょうか。
「1年のときにガードの経験ができて、2,3年生で3ポジションに戻って、でも1、2ポジションを経験しているので4年になってそれができました。それプラス3番もやっているので、攻めつつ周りを活かすプレーを常に頭に入れてやれました。3年のときに点を取りに行くだけのプレースタイルだとアシストもできないし、点も取れなかったんです。それでチームも止まってしまうし。今年は周りを活かすことを第一に点を取りに行くことを考えていたので、その結果が周囲にもそう映ったんじゃないかなと思います。点を取れる選手はいっぱいいるので、周りを活かせばもっといいチームになると思ってやっていました」
ー今年は頼もしい戦力も入りましたが、それゆえの難しさもありましたね。
「1年のときにソウさん(シェリフ・ソウ)がいました。あの人は既に4年で近大のバスケをめちゃくちゃわかっていました。自分たちはそれに従いつつ、のびのびやらせてもらいました。でも今年は逆。自分たちが4年生でパトが1年生。その中で今度が僕らが彼にわかってやってもらえるよう、いろんなことを言い合いました。伝え続けることが大事だと思っていたので、それを1年間通して僕がずっと言い続けました。それで彼も変わってきましたね。でもまだ1年だからわかってないこともある。でもそれを今後もチームでやり続けて、あいつがあと3年間を引っ張っていく力を身につければもっと近大は強くなると思います」
ーおそらく、これほど留学生に対して声を掛け続けているチームはほかにないと思います。コミュニケーションは互いにとって本当に大事なことですよね。
「一人は絶対声をかける選手が必要で、それは自分がやるしかないと思っていました。だから常に一緒に行動したり、一番接してきてやってきたので、本当に変わりました。まだ3年あるのでもっと彼も成長して、すごく頼もしい選手になってチームも強くなると思います。頑張って欲しいです」

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「自分のシュートで流れがきた」
勝負所で放った3Pで主将としての意地を見せる
◆#14髙間 龍之介(白鷗大・4年・主将・SF)

―試合を振り返って。
「出だしが大事なので、試合前から意識していました。それができたと思います。勝つ試合はいいからこそ、継続しようと。そうすれば簡単にうちの流れに来ると話していたので。ただ法政大は爆発力があるので怖かったです。1部に上がってきて勢いもある中で、なおさら気を引き締めました。とりあえずホッとしました。このチームで日曜日まで試合ができるのが一番うれしいです」
―前田選手(#58)が良く法政大の中村選手(#6)を抑えていましたね。
「そうですね。前田はディフェンスがいいので、試合前から中村を止めてほしいと話していました。相手の攻め手を少しでも減らしたかったです。オフェンスはいいからディフェンスにフォーカスをしてほしいと言いました」
―髙間選手は3Qの序盤で3Pを2本連続で決めました。
「はい、あれで結構勢いが来たと思います。リーグ戦の前半は全く入らなくて、打つのをためらう時もありました。でもみんなが打てと言ってくれますし、後半戦で入るようになってチームに貢献できてよかったです」
―12月の頭に天皇杯の二次ラウンドもあり、大変だったと思いますがインカレまでの練習はどうでしたか?
「リーグ戦でいい試合も悪い試合もあって、その中でいいところは絶対に忘れないようにしようとしました。さらに悪いところも改善できれば、インカレでもいい成績を残せるだろうと。今日は久々に強い相手である法政大と試合をできて、リーグ戦の課題点が修正できたと思います。やはりディフェンスを頑張って走ったら流れは来るので、そこを徹底しました」
―今後の意気込みをお願いします。
「次は専修大ですが、これで勝てば今以上に勢いに乗れます。勝たなければいけないですが、常にチャレンジャーの気持ちを忘れずに、受け身にならずに、アグレッシヴにプレーをして今日のようないい試合をしたいと思います」
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「自分よりはチームの勝利を優先したプレーする」
2年目はスタメンの司令塔としての責任を果たしていく
◆#9重富友希(専修大・2年・PG)

ー無事ベスト8進出しました。チームとしての意気込みはいかがですか。
「毎年同じですが、頂点を狙うつもりで日々の目標にして頑張っています」
ー昨年は期待されつつのベスト16。1年生でしたがどんな気持ちがあったでしょうか。今年は2年目で成長も見えるように思います。
「自分は初めてのインカレだったので、とりあえず先輩の邪魔にならないようにという気持ちでした。昨年は上にガードの先輩がいましたが、今年は自分がスタートで出させてもらっていて、そこに責任を持ってやっています。去年とは気持ちの持ち方やガードとしてチームをまとめることを意識してやっています」
ーこれだけ選手がいて、個性も豊か。引っ張ることに関しては何を心がけていますか?
「今日の試合を見ていればわかると思うんですが、勢いがあればどんどん行けます。でも足が止まったときに自分がどんどん動いてコントロールして、プレーを作っていくことが大事ですね。みんな個人の技術は持っているので、行くときはガツガツ行きますね。呼んでもボールが返ってこなかったりします(笑)」
ー重富選手自体も攻めるガードではありますよね。
「でも高校と比べると周りの能力も高いし、フィニッシュまで持っていける選手が多いので、頼れる部分はしっかり頼っていく感じです」
ー大学で自分のプレーの成長を感じますか?最近はパスが増えてきた印象です。
「このインカレでは1試合目にはパスしかしなかったです。自分としてはシュートを1本も打たない試合は初めてでした。自分の得点よりはチームの勝ちを優先してやっています。それをこのあとも考えつつ、自分で行けるときは行こうと思います」
ー次は白鴎大戦ですね。ここからが大事ですね。
「今日競ってないのは自分たちぐらいかなという感じですよね。でもすごい試合で勝ち上がるより、余裕で勝てれば余力は残して次に臨めるのでそれはいいと思っています。おそらく明日がチームの本当の力が出ると思うし、見てもらいたいです」
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