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第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 8/24〜11/10

関西学生バスケットボールリーグ戦 8/31〜11/3


2018.12.14 (Fri)

【2018インカレ】12/13レポート(Bブロック)

激闘の続いたBブロックの2試合は
わずかな差で筑波大と青山学院大が勝ち上がる


 今大会、Dブロックとともに注目されたBブロックは、関東の実力あるチームがずらりと揃う、まさに激戦ゾーン。ベスト8のかかった2試合は予想通りの激しい戦いとなった。どちらの対戦も両者の差はほぼなかく、それぞれのプライドがぶつかり合う最高の勝負を繰り広げた。


【青山学院大VS神奈川大】

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#15石井の意地が青山学院大に勝利を呼び込む
神奈川大も渾身の力を出し尽くし、互角の勝負


 関東5位の青山学院大と9位の神奈川大の戦いは、昨日の大東文化大と早稲田大戦に負けず劣らず、激しく、また最後まで結果がわからない戦いになった。

 試合の幕開けは青山学院大#13前田(4年・SF)のシュート。しかし神奈川大は#34工藤(4年・PF)の3Pで返し、譲らない。激しいディフェンスを繰り出す両者は簡単に得点も伸びないが、神奈川大の外が好調。青山学院大は#14井森(3年・SF)、#21納見(3年・PG)の3年コンビを投入し、得点を伸ばしにかかる。#5緒方(3年・PF)のオフェンスリバウンド、#75小酒部(2年・SF)の3Pが沈んだ神奈川大が残り3分で一気に10点抜け出すが、青学大も#21納見の3P、ディフェンスで持ち直し16―15で神奈川大1点のリードで2Qへ。

181213kudo.jpg 激しさを増す両ディフェンス。神奈川大は#5緒方、#3小針(1年・PG・桐光学園)の3Pが続くが、神奈川大は機動力を上げるために入れた#36相原(1年・SF・明成)のリバウンド、スティールからの速攻が決まり起用が当たると、#13前田のシュートで追いすがる。神奈川大は#30松岡(4年・PG)が苦しい体勢からネットを居抜き、対する青山学院大は#15石井(4年・PG)は中へと切れ込んでガード同士も譲らない。が、ディフェンスで粘り、#75小酒部がタフショットのペリメーターを沈めた神奈川大が、さらに#75小酒部の3P、#30松岡のジャンパーで逃げ、39―34とリードで前半終了。

 開始1分半、青山学院大は怪我を押して出場している#14伊森がで交代するも、#15石井が気迫を見せてランプレーで流れを呼び込み逆転に持ち込むが、神奈川大も譲らぬシーソーゲームに。青山学院大は早々に5ファウルを突破してしまい、再び神奈川大がリードを握ってゲームを進め、#34工藤の3Pが沈み、ディフェンスでも流れを渡さない。46―55と神奈川大がリードして3Qを終了。

181213ishii.jpg そして4Q、開始1分もたたないうちに青山学院大は#56赤穂(2年・F)が4ファウルに。互いに取られたら取り返すという熾烈な争いがここから続き、試合時間がどんどん減っていくが青山学院大がじわじわと追い上げる。残り2分を切り、神奈川大のリードは2点。この2点を守りたいところ、残り51.9秒、神奈川大のパスを#15石井がカットして速攻に走り、バスケットカウントで67―67の同点に。このボーナススローは外して#75小酒部のリバウンドから走るも、得点ならず。さらに12.8秒には石井のフリースローで69―67と青山学院大が逆転に成功する。神奈川大はタイムアウトのあと#34工藤と#75小酒部のツーメンゲームを選択するが、青山学院大に守られて形にならず、最後のシュートはボールが渡った#30松岡へ。しかしこの3Pは決まらず、青山学院大が長い我慢の時間を重ねた末に、激闘を制してベスト8へ進出を果たした。

「持っているものは出し尽くしました」と神奈川大の幸嶋監督。その言葉に嘘はない。絶対的武器であるディフェンスで自分たちより大きい青山学院大を止め、プレー面を引っ張る工藤、松岡と小酒部の活躍があり、そこに加えて緒方、尾形の3年生らのパフォーマンスも素晴らしかった。大一番の勝利には欠かせない要素はすべて出揃った上で負けたことは仕方がない、と納得。今年のベストゲームの一つを見せ、この舞台を去る。

 青山学院大は40分通じて我慢の展開だった。廣瀬監督は4年の石井と前田、そして戸田貫太の4年生の頑張りを褒めた。前半は神奈川大のシュートが入りすぎてそれは仕方がない、と。また3年の納見のシュートが勝負の鍵だった。「あれが入っていなければ負けていた」と、ポイントをあげた。勝負を決めた石井「4年生の大会だから思い切って楽しむことを心がけた。4Qの頭にこれで終わったら怖いなと思ったけれど、みんなが声をかけてくれて思い切ってできた。悟(#13前田)が4Qの頭に『まだいける』と笑顔で言ってくれたのも良かった」と、怖さもあった中で仲間の言葉に助けられたことにも感謝。そして勝負の鍵になったスティールは完璧に読んでいたと言う。「自分はああいうボールをスティールするしかない。常に狙っています。あすこにパスすると思っていました。ジャストでした」

写真上:前半は工藤ら神奈川大のシュートが決まりつづけた。
写真下:読んでいたというパスカットからのレイアップを決める石井。



【日本体育大VS筑波大】

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日本体育大の猛追で4Qに逆転するが
最後は筑波大がわずかの差でかわす


 関東2部リーグ優勝の日本体育大と関東4位の筑波大は、春以来の「日筑戦」。最後までどっちに転ぶかわからない試合となった。

181213ooura.jpg 筑波大が#27山口(2年・SF)がドライブ、直後に#8菅原(2年・PG)がスティールからレイアップで先制する。日体大はすぐさま#3大浦(3年・SG)と、#24土居(2年・SG)が3Pで返すが、#50バム(1年・C・福岡第一)が開始3分半で2ファウルとなりベンチへ。サイズダウンによりドライブから合わせのプレーが目立つようになると、徐々に日体大らしい足が出始めるが、筑波大#88牧(3年・PG)が速攻をブロック。さらにカウンターでバスケットカウントを決め15-25とリードを得る。2Q、日体大は#64井手優希(4年・PG)のスティール、#3大浦に合わせた#13磯野(3年・SF)がタップシュートでチームを沸かせる。筑波大はバックアップメンバーで約7分を戦い、残り3分にスタメンに戻すが、最後は#27山口が3Pを沈め40-48とリードを保ち折り返す。

 3Qは筑波大のペースに傾いた。#11増田(3年・PF)と#88牧のファウルがそれぞれ重なり、2年生主体のメンバーが出場。日体大は#3大浦が休みなしにも関わらず常にリングへ向かっていく。筑波大の#8菅原(2年・PG)の3P、#75井上(1年・C・福大大濠)や#15森下の高さを活かして一気に点差を離すと、57-70とリードし最終Qへ。

 第4Qに試合は動いた。日体大は#24土居の3P、#64井手優希がスティールからそのまま速攻に行きバスケットカウントを得ると、開始1分で8点差。試合はテーブルオフィシャルの機械トラブルで一時停止するが、日体大の勢いは止まらない。#3大浦が3P、ドライブに合わせた#45河野、さらに#64井手優希が走りバスケットカウントでさらに迫ると、開始3分、#24土居が3Pを沈め72-70と逆転に成功する。筑波大はすぐに#8菅原が3Pで返すと、1点を競う展開となった。日体大は#13磯野がダンクシュートを見せるが、チームファウルが重なりフリースローを与えてしまう。筑波大は受け身の姿勢となったが、#27山口が力強くリングにアタック、続いて#11増田がバスケットカウントを決める。対する日体大は#45河野もバスケットカウントで返し、残り44秒で81-83。次のオフェンスで筑波大は24秒オーバータイム。日体大はタイムアウトを要求し、残り19.4秒ハーフラインから日体大の攻撃で、時間をいっぱいに使った#3大浦の3Pはリングにはじかれ幕。筑波大がベスト8に進んだ。

S__396640267.jpg 日体大は#3大浦を筆頭に、3年生の活躍が光った。とはいえ#64井手優希のディフェンスや気合いの入ったドライブは素晴らしく、最上級生としての意地を見せた。#50バムのファウルトラブルは痛かったが、リーグ戦中の怪我のおかげで復帰は1週間前と、ギリギリの状態であったことも考慮したい。その代わり#45河野や#13磯野が攻守とも粘りを見せた。ベンチや応援席の雰囲気も良く、「日体大らしさ」が存分に発揮された試合だった。

 筑波大は4Qの日体大の勢いで受け身に。だが2年生の#8菅原と#27山口が大事な場面でゴールに積極的にアタックしてきたことは大きかった。

写真上:昨年の怪我を乗り越え、シーズンを通してすばらしい活躍を見せてきた大浦は、今年見るべき選手の一人。この大舞台でもその実力を存分に披露した。
写真下:山口とともに高い意識で臨んでいた菅原。昨年から大舞台を経験し、安心してプレーを託せる選手。

※筑波大・山口選手のインタビューは「続きを読む」へ。


※神奈川大、日本体育大のインタビューは別途掲載します。


[続きを読む]

【INTERVIEW】

「自分が勝負を決める、自分の点数で勝ってやる」
スタメンを譲らない強い気持ちと責任を果たす

◆#27山口颯斗(筑波大・2年・SF)
S__396640268.jpg日体大が勢いに乗る中、エース増田と2対1になった場面でシュートを打ったのは山口だった。4Qはチーム全体が受け身だったが、その中で決めた2点は大きく、勝利に大きく貢献した。この1年間で筑波大にとって欠かせない選手にまで成長したが、まだ牧と増田にどうしても頼ってしまうという。だが同期の菅原と共に責任と自覚を持って戦い、激しいスタメン争いにも打ち勝ってきた。プレーに自信を持ち、リングに向かい続けてほしい。


―日体大戦を振り返って。
「良かったです。日体大は勢いのあるチームなので怖かったです。2部も最後の2試合以外勝っていますし、日筑戦でも結構競りました。大浦選手(#3)とかは特に乗らせたら怖い選手ですが、乗ってしまいましたね。3Qで点差が離れたので行けると思いましたが、だめでした。2大エースの牧さん(#88)と増田さん(#11)を投入して、これで大丈夫だと思いベンチで見ていましたが、全然持ち直せずで、ヒヤヒヤしました」

―山口選手の最後のアタックは非常に良かったです。
「あれは気持ちでした。あの場面は増田さんと2対1になって、パスをしようと思いましたが、あとから後悔すると思いました。その前のプレーで躊躇してしまいました。3Qは2人がいなかったので自分がやろうという気持ちがありましたが、最後の方に2人に頼りすぎてはいけないと思い、自分でいきました」

―山口選手が思う自分の役割はこの1年で大きく変わりましたか?
「プレシーズン、トーナメント共にスタメンではありませんでした。自分の中ではスタメンじゃないのか、と少し不満な部分がありました。でもリーグ戦はほぼ全てスタメンで出させてもらって、このチャンスを生かすしかないなと。後輩に半澤(#23)や二上(#13)もいるので、スタメンは譲らないぞという気持ちでいます。自分が点を取っている日はチームが勝てていると思います。リーグ戦では自分のシュートが入らない場面が多く、躊躇してしまいました。インカレでは自分が勝負を決めてやろうと、自分の点数で勝ってやろうと思っています」

―リーグ戦は怪我もありましたね。
「そのおかげで自分の中でどこか不安というか、そんな気持ちがあったのは確かです。でも自分のポジションは選手層が厚いので休んでいられない。自分の場所を確保するためにも、言い訳せずやる必要があると思っていました。」

―リーグ戦後半に3年生の牧選手が主将になりました。チームの雰囲気はどうですか?
「3年生は牧さんを筆頭にしっかりやっています。ただ、Aチームには2年生が6人、1年生が3人いて、半分以上が下級生です。僕らがしっかりやらないといけないという意識があります。特に僕と菅原(#8)はスタメンで出ているので、その責任があります。練習中から意識を高く、と声を掛けています。今日みたいにチームの調子が悪い時に2年生の僕らが声を出して、チームを引っ張らないといけません。その状況が躊躇をしない姿勢を作ったと思います」

―その自覚が見えた1戦だと思います。
「自分ではコート内では考えをもってやっています。ただ性格やキャラが前に出て、ちゃらんぽらんな行動と捉えられてしまいます。でも僕は1年生の時とは違って、2年になってちゃんとしようと自覚を持ってプレーしているつもりです。チームを僕が引っ張っていきたいです」

―次は青山学院大とのベスト4がけです。
「今日の神奈川大戦も見ましたが、4年生の意地がすごかったです。それでも僕らは勝ちます。優勝を目指して頑張ります」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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