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第68回関東大学バスケットボール選手権大会・白鴎大学が初優勝!
第46回関西学生バスケットボール選手権大会・京都産業大が近畿大を破り優勝

2018.12.12 (Wed)

【2018インカレ】12/12レポート(2回戦)

残り7.6秒からの#27濱田の3Pで
激闘の末に早稲田大が大東文化大を打ち破る


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写真:早稲田大勝利の瞬間、4年生たちがその勝利を噛み締めた。


 この日行われた2回戦は2試合、そのうち関東8位の早稲田大と関東2位の大東文化大は、ベスト8進出を巡って大激闘が繰り広げられた。

181212miyamoto.jpg 早稲田大は立ち上がりから攻守に気迫を見せる。3Pが連続し、またディフェンスでゴール下を固めていく。大東大は#23奥住(4年・SG)、#12熊谷(4年・PG)の3Pも出るが、インサイドの固い守りにあい、#15モッチ(3年・C)を生かせず。早稲田大の方がアウトサイドの確率がよく、次々に外が沈んで1Qは17―25。2Q、早稲田大は#7宮本(1年・)の外が好調。大東大は#38アビブ(1年・C・桐光学園)に代え、ゾーンに。早稲田大の足を止めるとターンオーバーを奪い、ゴール下にもボールが回るようになってくる。25―29となって残り5分からは熾烈な主導権の握り合いになり点数が動かないが、残り3分で大東大はようやく29―29に追いつく。ディフェンスが効いて早稲田大を抑えると、最後は#12熊谷の3Pで36―31と逆転して前半終了。

 後半の立ち上がりにモッチのリバウンドが生きた大東大は8点のリードに成功。互いにここから停滞するが、早稲田大は#41小室(2年・C)、#13長谷川(4年・G)の3Pで追い上げる。さらに#7宮本の3Pで1点差にすると、#13長谷川のバスケットカウントで畳み掛け、残り1分に逆転。さらに#13長谷川のレイアップが続くと、45―49と早稲田大がリードを奪い返して3Q終了。

181212ametani.jpg 4Q、大東文化大は#1深渡瀬(1年・PF・広島皆実)の3Pで1点差とするが、ここで早稲田大は#13長谷川がスティールからの速攻を決める。さらに激しい主導権争いが続いて点差が2点となってから長い時間がすぎ、試合時間は残り3分まで大きく動かない状況に。ここから大東文化大は#15モッチのフリースローで1点を詰め52―53に。残り1分半、大東大が決め切れないターンオーバーから早稲田大はゴール下で#26富田(4年・PF)へボールが渡り3点のリードに成功。大東大は外を狙っていくがこれが入らない。だが、残り31.3秒、苦しい中で大東大は#2飴谷(2年・SG)の3Pで55―55の同点にすると、さらに#2飴谷のリバウンドでフリースローを獲得。これを1本決めて大東大がこの土壇場で1点のリードを得た。残り7.6秒、タイムアウト開けは早稲田大最後の攻撃。ここでボールが渡ったのは#27濱田(4年・F)。0度に近い場所からの3Pが沈むと、これが決勝点となり、56-58。早稲田大が昨年の覇者を下しベスト8進出。優勝候補の大東文化大はベスト16で姿を消すことになった。

 互いに激しいディフェンス、オフェンスを繰り広げた戦いは、最後の最後に4年生という意地を見せた早稲田大が制した。どちらもインカレという舞台にふさわしい両チームによる好ゲーム。そして早稲田大の勝利は大会全体の地図をどう変えるのか。続く戦いも見ものだ。

写真上:3P2本を含む12点の宮本。ディフェンスでもゴール下を止めた。
写真下:全身全霊のプレーで戦った飴谷の貢献度は大きい。この負けを糧として次に進みたい。

※早稲田大・濱田選手のインタビューは「続きを読む」へ。大東文化大のインタビューは別途掲載します。



第1シード東海大が勝利しベスト8へ
九州産業大は第2の壁は突破ならず


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写真:21得点、3Pは4本を沈めた西田のプレーも今後の鍵になる。


 この日のベスト8を決めるもう一試合は、優勝候補・東海大と九州1位の九州産業大の対戦。東海大はこの日#22笹倉(3年・PG)が欠場。その穴を#28津屋(2年・SF)がスタメンで埋め、起点になっていく。九州産業大は闘志を燃やす#58鈴木(4年・PF)がアグレッシブに内外決めるが、好調にシュートが沈んだ東海大が1Qで24-15とリード。2Qも互いに点を取り合うが、東海大のディフェンスも硬く、九州産業大は差を詰めきれないで前半は44-31。

181212suzukita.jpg 後半、九州産業大は十分追える点差で始まるが、東海大の3Pやインサイドでは#10鶴田(4年・C)の幅のある攻撃を止めることができない。しかし#47宮﨑(4年・SF)が果敢に攻めて気持ちは切らさず、このQだけでは23-18と善戦。続く4Qは#0仲上(3年・PG)、#47宮﨑、#58鈴木の渾身の3Pもあって追い上げを見せ、このQだけで27点。東海大はリードもあるがスタメンを最後まで残して、警戒を怠らず最後は89-76。最後まで激しくプレーする九州産業大をかわし、ベスト8へと進んだ。

 九州産業大は最後まで戦う姿勢を見せ続けた。#47宮﨑は22点、#58鈴木が15点、#32アンソニーが14点16リバウンドと確かな数字を見せ、東海大から76点をあげた。東海大は5人が2桁得点。もう少しディフェンスを締めたいところだが、第1シードの力を発揮して次へと駒を進めた。

写真:東海大・佐土原を止めに行く九州産業大・鈴木。攻守で最初から最後まで奮闘。今年のチームとしての健闘と成果はひとまず評価したが、自身はまだまだやり足りない、と上を目指す。

※九州産業大・宮﨑選手のインタビューは「続きを読む」へ。



[続きを読む]

【INTERVIEW】

「バックアップメンバーの分もコートで表現する」
熱い気持ちで戦い続けるチームの顔としての役割

◆#27 濱田健太(早稲田大・4年・主将・F)
181212hamada.jpg試合終了間際に放った3Pがネットを揺らした。残り1.8秒で逆転に成功し、昨年の覇者大東文化大に勝利。濱田はこの日3Pの確率は1/8。そしてこれが初得点にして決勝点となった。この一つ前のプレーでファウルをしてしまい、フリースローを与えた時は「自分のせいで負ける」と思ったという。だが最後まで諦めない早稲田大の4年生の力は強かったし、メンタルを支え続けるチームから濱田への信頼は、その日の調子がどんなに悪くても揺らぐことはない。そしてそれを決めることでそれに答えた柱は、これを静かに喜ぶ。これがゴールではない。まだ戦いは続く。


―見事な3Pでした。大東文化大戦を振り返って。
「実感はあって、ブザー鳴った瞬間涙が出ました。この試合が山場とはわかっていて、しっかり対策してきました。実った瞬間は嬉しかったですね。僕は最後のシュートしか決めていなくて、セットも暢(#13長谷川)がドライブに行く予定でした。今日は暢が勝負所に攻めてくれていたので、マークが寄りました。準吾(#15森定)が僕にパスがくれたって感じですね。その前のワンプレーで僕がファウルをしてしまい、僕のせいで負けてしまうというシチュエーションがよぎりましたが、何も考えず打ちました。最後のフリースロー前に準吾がみんなを集めて『まだ終わっていない』と声をかけてくれました。ミスをした僕が切らしてはいけないと思って、やりきろうと思いました」

―試合を通して具体的に良かったことは何でしょうか?
「今までの試合はがむしゃらに動くだけだったと思います。でも今日はスカウティングによる対策から、チームのルールを徹底することに全力をかけました。頑張り損がなかったと言いますか、しょうがないところは捨てて、決めるべきところは決めることができました。うまくいかなくても、やるべきことはしっかりできたので、40分間落ちなかったと思っています」

―京都産業大の試合に勝ったことで勢いがついた面はありますか?
「外から見たらそうかもしれないです。でも僕ら的にはその試合も負けそうにはなっていましたが、僕たちがやりたいことはできていました。ただ、初戦の緊張からこけてしまいそうになりました。粘り強く、ボールを追っていくことが40分間2試合とも発揮できたことが、最後の逆転はできすぎかもしれないですが、いい試合ができました」

―4年生の頑張りがこのインカレでも見えますね。
「学生ミーティングでも話しましたが、表現するのはコートにいる5人ですが、バックアップメンバーやシューティングでリバウンドを取ってくれるベンチ外のメンバーもいます。そのメンバーの分を表現すると思っているので、最後のシュートは特にみんなで決めたものだなって思います。今日は僕のシュートの調子が悪かったですが、みんなが打ち続けろと言ってくれていて、最後託してくれて決めることができて本当よかったです」

―大東文化大との試合の前は、どんな思いでしたか?
「100回に1回勝てる相手だと僕は思っています。だからといって負けたいわけではないです。その一回をたぐり寄せるために、みんなで万全の準備をしてきました。誰も負けるとは思ってなかったですが、厳しい戦いになる覚悟はしていました」

―ここから勢いに乗って、優勝という目標に進みたいですね。
「そうですね。大東文化大は通過点と言うには大きすぎる山でしたが、1年間の目標をインカレ優勝として、そこから逆算してリーグ戦も頑張ってきました。やっとここにきて、結果が出ようとしているので、絶対に掴みたいと思います。僕は2年生から試合に出させてもらっていて、インカレの経験もありますが、思うように結果が出ませんでした。先輩たちの分まで頑張ろうと思っています。気負いすぎて調子が上がっていないのかもしれませんが、上目指してやりたいです。今の状態でも全部出し切っていますし、あとはコートに置いていけるものをすべて置いていくことですね。そこまでの準備はしたので。早稲田のバスケットをやり続けるのみだと思います」

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「とにかく仲がいいことが今年のチームの特徴
常にリングへアタックし、やれることは全て出し切った」

◆#47宮﨑祐輔(九州産業大・4年・SF)
181212 miyazaki2ベスト8をかけた戦いの相手は関東1位の東海大であったが、特に後半にかけて思いっきりのいいプレーが見えた試合だった。宮﨑の持ち味は「常にリングにアタックする姿勢」だと言う。インカレの2試合では何度も相手のディフェンスを抜き、チームにいい流れを持ってきた。「このチームは仲がいい」と主将の鈴木(#58)と口をそろえ、Bチームの様子を伺うところも雰囲気の良さを感じた。後輩たちは今年の経験やチームとしてのまとまりをいい文化としてチームに残せば、さらに強いチームを作っていけるだろう。


―引退試合となりました。振り返って。
「関東1位の東海大が相手ということで、硬くなっていました。やっぱり強かったですね。でも結局は全て自分たちの力を出し切ってできたので、悔いはないです。勝ちたかったのは本音ですが、自分たちの実力なので。リバウンドを徹底しようとチームで話していました。インサイドに頼りすぎず、全員で取りに行こうと。点数を抑えられたのは、それが要因かと思います」

―九州制覇からインカレに来ましたが、4年間はどうでしたか?
「自分たちは学生主体でチームを作っています。練習は学生コーチがメインでまとめてくれていますが、学生同士はよく話しますし意見言い合って、仲もいいこともあってそれが良かったです。特に4年生はプロを目指す人もいるので意識が高いです。それに下級生も付いてきてくれているので、本当にいいチームだと思います。Bチームもありますが、別の大会があって応援に来られませんでした。ライブで試合を見てるよ、と連絡が来たので、嬉しかったです。本当に仲がいいので、このチームでプレーできて良かったです」

―宮崎選手の持ち味は何だと考えていますか?
「常にリングに攻めることだと思います。出し切ることはできましたが、もっと大事な場面で決めたかったです。フリースローも落としてしまいまし、悔しいですね」

―後輩たちにメッセージを。
「スタートが3人抜けますが、控えのメンバーもいい選手がいます。アンソニー(#32)がもっと成長してくれれば、もっと強くなると思います。ただ、今年の結果でハードル上げちゃったかなと思います(笑)。西日本3位も取って成績が良かったので。それを抜いてもらえるように、後輩には頑張って欲しいです」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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