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第59回関東大学バスケットボール新人戦  東海大学が2年ぶり6度目の優勝

男子第69回 女子第68回西日本学生バスケットボール選手権大会  男子は近畿大学が2年連続6度目の優勝


2018.12.10 (Mon)

【2018インカレ】12/10レポート(1回戦)

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第70回目となる記念のインカレが開幕
全32チームが大学日本一を目指す


 大学バスケットボールのシーズン総決算となる全日本大学バスケットボール選手権記念大会、通称インカレが、男子は大田区総合体育館で開幕した。

 初日から会場を沸かせたのは関西2位の京都産業大。関東8位の早稲田大と延長戦にもつれ込む大熱戦を見せ、あとわずかで勝利まで迫った。また、昨年ベスト8の中京大は九州産業大と好勝負を繰り広げたが、九州産業大が高さの利点が勝負ぎわの決め手となり、競り勝った。また、関西3位の関西学院大も大東文化大に善戦するが及ばず、関東越えはならず。東海大は新潟医療福祉大を、専修大は同志社大を序盤から圧倒。大阪学院大も富山大相手にうれしいインカレ初処理をあげた。

 この日勝利したのは関東1位の東海大、2位の大東文化大、3位の専修大、8位の早稲田大。そして関東以外のチームでは関西5位の大阪学院大、そして九州1位の九州産業大の6つ。翌11日は同会場で1回戦の続き6試合が行われる。

写真:京都産業大は早稲田大学を最後まで追い込むが、延長戦で敗れる。#23サンブ、#24大庭、主将の#3高田らの奮闘が光った。


※大阪学院大・木下選手、早稲田大・長谷川選手、京都産業大・高田選手、九州産業大・鈴木選手、関西学院大・高山選手、中野選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【大阪学院大VS富山大】

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大阪学院大は富山大に圧勝し
悲願のインカレ初勝利を上げる


 関西5位の大阪学院大は北信越1位の富山大と対戦し、大阪学院大が101―65でインカレ初勝利を飾った。1Qから富山大は#33伊藤(4年・SF)と#1松山(4年・PG)を中心に1対1の個人技が光る。チーム全体で3Pもよく入り、サイズはないがリバウンドにも果敢に飛び込んだ。大阪学院大は#8吉井(2年・SF)の高さを生かして点を取りつつ、#18山中(4年・SG)や#71小川(1年・SF・小林)も続きシュートを決めていく。後半になるとディフェンスを固め、富山大にタフショットを打たせリズムを掴むと、#30木下(4年・主将・PG)がエースの本領を発揮。26点のチームハイの活躍を見せた。


「自分が疲れた態度を見せてはいけない」
勝利への思いを胸に、チームの顔としての責任を果たす

◆#30 木下 誠(大阪学院大・4年・主将・PG)
181210 kinoshita1大阪学院大の主将、かつプレーでも核となる存在だ。インカレでの白星はチーム初。1年次からプレータイムを獲得していて、最上級生になった今年、大事な試合はほとんどフル出場だ。体力的にも厳しいはずだが、表情はほとんど変わることはない。キャプテンとエースという2つの使命を木下は担い、背中でチームメイトに示していく。

「僕自身立ち上がりがあまり良くなくて、下級生に助けられました。インカレでは4年間で1勝もしたことがなかったので、どうしても勝ちたいという気持ちが空回りしましたね。結果として勝つことができたので、今はホッとしています。僕がドライブをするとディフェンスが寄ってくるのが試合開始後すぐわかったので、パスもできたと思うしトータルではいい試合でした。

キャプテンしてはチームにはあまり言わないようにしています。みんなも大学生なのでそれは嫌だと思いますし、自分で考えてやる範囲があると思います。ただ、個人でできてないことは、自分が積極的に言うようにはしてチームをまとめています。今日の勝利を大事に、このあとも関西勢として、1日でも多くコートに立てるように頑張ります」

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【早稲田大VS京都産業大】

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京都産業大学が早稲田大を追い詰めるが
#13長谷川が延長戦に持ち込み早稲田大の勝利


 関東8位の早稲田大は関西2位の京都産業大に対し、前半からビハインド。リバウンドで苦戦し、追いかける形になった。2Qになっても早稲田大はもたつき、追いついたのは残り1:15になってから。しかしここからフリースローを獲得した京都産業大が41―35で前半終了。後半も差がないまま試合が進んだ。早稲田大はシュート精度が上がって来ず、ファウルも吹かれがちで持ち味の機動力も単発でしか生きない。3Qも53―51と京都産業大リードで終了する。4Q、早稲田大はプレッシャーディフェンスで良さを見せて逆転もするが、シュートが入らず、その上ファウルトラブルが深まり終盤に入ってもクロスゲームが続いた。粘る京都産業大は残り42.5秒で1点のリード。さらに#23サンブ(1年・C・沼津中央)のゴール下の高さが生きて13.5秒で3点のリードに成功する。しかし、ここから早稲田大は最後のオフェンスチャンスに#13長谷川(4年・PG)がブザーとともに3Pを沈め、延長戦に突入。

 ディフェンスが良くなった早稲田大はここでようやく勢いが出てくる。逆に京都産業大は守られてターンオーバーが続き、81―76。京都産業大は勝利に手が届くところまで到達するも、最後に力尽きた。早稲田大は苦しみながらも初戦突破を果たし、次へと進んだ。


「ブレずにでかい背中を見せ続ける」
チームに与える活力は自分のプレーで示す

◆#13長谷川 暢(早稲田大・4年・G)
181210hasegawa2.jpg4Q残り時間わずか、3点ビハインドの場面にブザーとともに放った3Pはネットに吸い込まれた。結果、延長戦に持ち込むと苦しみながらも初戦を突破。リーグ戦でも連続3Pで何度もチームを救ってきたがこの試合でも勝負どころを担ったその存在と力を、相手チームもさすがと称賛する。この先も勝負強さを示し、チームを勝たせられるのか。4年生の意地を見せてほしい。

「試合の入りが良くなくて、ビハインドで4Qまで来てしまいました。自分としてはこの試合で全て出し切る気持ちでいました。絶対に負けないという自信があったので胸を張っていましたが、最後の3Pが入るまでは正直もうダメかと思いました。相手のフリースローが外れて、まだシュートの可能性は残されたことで運が転がってきましたね。4年生を中心に声かけをしながら試合をして、チームや後輩にいい思いをさせたかったし、恩返しもしたかったという思いが結果につながりました。最後は自分で決めようと思いました。とにかく強気で打ちました。気持ちで入れた3Pです。

今日勝てて、次に繋げることができたので自分がこの大会を通してステップアップしていきたいです。自分が強気なプレーをチームには見せることでチームを勝たせたい。背中を見せることが、周りに伝染する1番の活力だと思っています。ディフェンスやドライブに積極的に取り組むことで、後輩たちがついてきてくれます。リーグ戦は黒星が多かったですが、勝った試合は自分が伸び伸びプレーしていて、周りも生きていく形でした。今シーズンのテーマはブレずにでかい背中をずっと見せ続けることです。常に声をかけて、それをしっかりやり続けたいです」


「大舞台に来たときにどうすべきかをいかに学ばせるか
自分自身も指導者としてまた考えていかないといけない」

◆村上和之監督(京都産業大)
「長谷川くんのようにああいうところで決められる、早稲田さんの強さ、関東でやっている強さを見せられた。それがうちにはなかった。やりきれていないと大舞台ではこういうことになってしまうというのを、彼らも、僕自身ももっと考えんとあかんと思います。

チームとしては1年生から出ている選手たちが3年になって、1年のサンブ(#23)も相当成長したし、2年生も試合に絡んできています。ただもう一つ上を目指すにはこういう試合を勝ちきらないといけません。ただ、レベルが上がったらもっとしんどくて、もっと質の高いことを求められるということは、なかなかそこに行かないとわかりません。関西とは違います。そして、自分が現役のときはそういう舞台にいたのだから、今指導者としてそこに行かせてあげないといけないと思っています。それと同時に、バスケットを真剣に、生半可にせず、さらにコート外でも学生スポーツとして重要なことを学んでもらいたい。学生が納得する形で結果を出したいですね。幸い、サンブも頑張ってくれて、下級生はもっとできると思います。京産に来てよかった、と思えるような成長をさせてあげたいですね」


「自主性を大事にしながらやってきた
それを見せられた部分もあるし、まだ成長が必要」

◆#3高田颯斗(京都産業大・4年・主将・PG)
181210takada.jpgゲームを通して好リードで流れを作った。洛南高時代のチームメイトも多い早稲田大との対戦だったが、パスや周囲を動かしながらのプレーはさすが。あとわずかまで追い詰めた悔しさはあるだろう。関東越えのためにはメンタルの向上をまず口にする。後輩たちには次こそは、という部分を期待したい。

「相手が早稲田だと決まってから対策を建てて練習も徹底してきました。そこでやってきた部分はできていたと思います。京産の選手たちはスキルとしては高いですが、メンタルの浮き沈みが大きい選手もまだ多く、1回生などはまだ京産を理解しきれていないところもあります。そういう部分ももっと高めていかないといけないなと思いました。

今年は監督が言うには、プロのような、自分たちでどんどんしゃべって、練習中でも試合中でもハドルを汲んでできるだけコミュニケーションを取っていけるチームになろうと。それまでは監督に言われたことを徹底するだけ、という感じで受け身なところがありました。今日の試合はそれを意識して相手のシューターがどこにいるのか、相手のファウルはいくつだからとか、常に言い合うことができました。それはやってきたことが生きた部分でもあるのかなと思います。

京産は入ってくる選手たちのスキルもあるし、少しずつ良くなってきています。メンタルの課題を越えて、常に意識を高く、プライドを持ってやっていけるようになればみんなもっとすごくなるはずです。そこを期待したいです。個人的には京産で挨拶や人として大事な面をたくさん学べたことに感謝しているし、良かったと思います」

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【中京大VS九州産業大】

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好勝負となるが昨年ベスト8の中京大は
九州産業大の前に沈む


 九州1位でインカレに乗り込んできた九州産業大は、立ち上がりから中京大と接戦を繰り広げた。#32ラングストン(2年・C)や#47宮﨑(4年・SF)の高さやフィジカルを活かしてリードを保ち、#9米須(3年・PG)も攻撃的にチームをリードし、3Qには10点のリードに。しかし中京大が得意の早い展開で#45速井(4年・PG)が速攻を出すと追い上げに成功。5点差で4Qに入った。中京大は立ち上がりに再びディフェンスに阻まれて点差が開いてしまい苦しい状況になるが、粘りを見せて終盤に入っても点差はさほどつかない。しかし九州産業大はルーズボールやリバウンド、そしてこちらも速いバスケットで逃げると、中京大の勢いを断ち切って73―80。1回戦突破を果たした。

 両者大きな差がなく、互いに持ち味を存分に出したが、最終的にはリバウンドで九州産業大に分があった。中京大は2年連続のベスト8進出はならず。九州産業大は2回戦で東海大にチャレンジする。

写真:泥臭いプレーからスティールを決めた米須を九州産業大ベンチの皆が出迎える。


「今まで作ってきたチーム力での勝利だった」
8年ぶりの九州制覇から、関東1位の東海大に挑む

◆#58鈴木龍雄(九州産業大・4年・主将・PF)
181210suzuki.jpg九州地区をトップで駆け上がり、勢いをそのままにインカレの初戦を突破した。見えたのは強いチーム力。試合出場の有無に関わらず、一人ひとりが勝利への高い意識持ち、それをインカレの1回戦でも見せた。そんな主将を務める鈴木は、落ち着いたプレーで先陣を切る。次の相手は関東1位の東海大。優しい表情で「強く戦う」と意気込みを話した。

「全国の舞台は緊張しますね。でもプレーしていくうちにディフェンスから速攻を展開し、中を活かすことができたので良かったです。練習中から学生主体でチームを作っているので、一人ひとりがチームの一員という意識が高いです。プレータイムに偏りがありますが、ベンチでも仕事はあります。みんなで声を出したりすることを共有しています。リーグ戦が終わって、久々の優勝だったのでみんなで喜んで気が抜けた期間もありましたが、去年のインカレで悔しい思いをしたことは頭の中にありました。今の4年生が中心になってインカレベスト8を目指してやろうと意識を切り替えました。

自分はキャプテンという思いをチームにどれだけ反映させられるかを考えながら練習や試合に挑みました。みんなが勝ちに対して貪欲なのでいいチームができたと思います。次は東海大との対戦になrますが、胸を借りるつもりでいきます。気負わず、優劣を考えずやっていきたいです。自分たちのやってきたことをチーム全員でどれだけ貫けるかだと思います。1日空くので、みんなでしっかり共有していきたいと思います。強く戦います」

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【関西学院大VS大東文化大】

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関西学院大は昨年の覇者に挑戦
ディフェンスで粘り何度も追い上げる展開に


 関西3位でインカレに出場した関西学院大は、関東2位の大東文化大に対して立ち上がりから粘りを見せた。高さはないがディフェンスでは大東大の司令塔#12熊谷に簡単にボールを持たせず、チームとしては上背がない中、リバウンドにも果敢に絡んで互角の勝負に。大東大は綺麗にオフェンスの形が作れずシュートが安定しない状況を、#15モッチ(3年・C)のゴール下の優位さで差をつけていく。関西学院大は後半も集中を切らさず、#75中野(4年・PF)のアウトサイド、#7高山(4年・SF)、#50坂本(3年・PF)らが果敢に攻め、うまくスペースをついたオフェンス、リバウンドが続いた。大東大は一時10点以上差を広げるが、#15モッチや主力を下げると追い上げられ、4Qにはその差を5点にまで詰め寄られる場面も。しかし、残り時間でのその反撃をもきっちり断ち切ると67―79で試合終了し、2回戦に駒を進めた。関西学院大は破れはしたが、懸命なプレーと選手たちを盛り上げ続ける応援団の声援でチーム一体となった姿を見せてくれた。

写真:ベンチに飛び込んだモッチを、関西学院大のみんなが助け起こす。終始明るく相手チームを讃える姿勢も見せた。


「今日で最高のチームを作ることができた」
毎日の練習を大切にした主将の色はチームの色に

◆#7髙山寛史(関西学院大・4年・主将・SF)
181210takayama.jpg昨年の覇者大東文化大を相手に惜しくも及ばなかったが、明るさを武器にチャレンジャーとして飛び込んできた関西学院大。主将の髙山はポジティブに笑顔でチームを作ってきた。さらに今日は32得点とチームハイの活躍。毎日コツコツと地道に積み重ねた努力が、最後の試合ですべて発揮されたといえる。髙山を中心に4年生の残したものを、後輩たちが良い文化として残してくれることを期待したい。

「試合は楽しかったです。1回戦が大東文化大で、どうしようと思ったメンバーもいたかもしれません。でも僕を含めて試合に出ているメンバーは、むしろ1回戦で当たれるのはありがたいと思っていました。ベスト4が目標で、2連戦してから強いチームに当たるより、万全な初戦から対戦する方がいいなって。高さでは大きく劣りましたが、リバウンドはみんなで頑張れましたし、ベンチも応援席も最高でした。

この4年間は楽しかったです。入学当初は関学が1部でプレーしていることすら知らなかったですが、想像以上にチームが強くて自分も出たいと思って意識を高くやっていました。2年目で熱意が冷めてしまったこともありましたが、上級生になってキャプテンになって、あっという間に終わりました。最後の年は明るく学生らしい、人間味のあるチームを作りたいと思っていました。毎日の練習が暗いと嫌なので、しっかり気持ちを入れていました。今年1年の練習には悔いはないです。今日で最高のチームになったと思います。

後輩たちには1日ずつ無駄がないように。毎日ハッスルして真剣にバスケットに取り組めば、人間的にも成長できて、プレーも成長できると今年1年で示すことができたと思います。一人ひとりが考えて取り組んでほしいですね」


「大舞台でしか見られない景色をもう一度見たかった」
最後には悔いが残ったが4年間に大きく選手として成長

◆#75中野 司(関西学院大・4年・SF)
181210nakano.jpg一昨年はベスト8、昨年も青山学院大相手に印象的な3Pを見せ、あとわずかに迫った。今年こそはという思いは大東文化大の前に阻まれる。40分の出場で3Pは2本だったが、アウトサイド一辺倒ではなく、内外を攻め、またディフェンスにも強い気迫を見せて大東文化大を追いかけた。高校時代には今の自分は想像もできなかったという。だが4年間の努力でチームを代表する選手になり、関東上位チームにも通じるプレーを披露するに至った。

「自分たちがチャレンジャーとして昨年のチャンピオンにどれだけ戦えるのかということがありました。向こうも集中していなかったのはあるかもしれないけど、大東を潰してやろう、といういい雰囲気で挑めました。そこは良かったとは思います。でもいろんな対策をやってきたけれど留学生のところは止めきれず、そこは悔しいです。

個人的には悔しい思いしかありません。1年を通して成長できてきたという思いはあったけど、結局メンタルの弱い部分が出てしまいました。一昨年はベスト8に入って、昨年は頼れる先輩の下で青山学院にあと少しでした。今年はみんなの力も横一線で高さもない。でもだからこそ前からプレッシャーをかけて、高さではなくて平面でみんなで戦おうとやってきて、それが今日の試合では後半に5点差までいけた理由だと思うんです。ベスト8で見たそこだけでしか見えない景色をもう一度見たかったんですが、そこまで行けなかったのが心残りです。

でも、高校時代は自分がこういう大学で強いチームに入って活躍できるような実力があるとは思っていませんでした。1年のときから出させてもらって、ベスト8にも入れた。でもだからいい経験をして楽しい思いをさせてもらったし、同時に苦しさも味わいました。最終的には成長しきれなかった部分もあるのかなと思うんですが、最後に強いチームを倒そうとみんなで一緒に戦えた。こういうチームで良かった、そう思えました」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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