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2018.11.11 (Sun)
【2018リーグ1部】6位・白鴎大
波もあったが粘り強く戦い
24試合で試されたタフネス

リーグ22試合+天皇杯一次ラウンド2試合、白鴎大は2か月と11日の間に全24試合の公式戦を戦い、1部リーグの中でも最も過酷なスケジュールをこなした。リーグ前半の滑り出しは好調で上位につけ、第6戦では拓殖大と延長戦となる117-119の死闘を繰り広げ、記憶に残る勝負を見せる。しかし天皇杯の2試合を挟んだあと、コンディションに陰りが見え始め、第11戦から#58前田が長期の欠場となり、今季からプレータイムを得て高い得点能力を発揮している2年生の#23荒谷も3試合を休み、チームとしては一進一退の中盤戦から後半戦を過ごした。接戦が多く、ホームで東海大に勝った試合は欠場者がいてもチーム一丸となった結果。その一方で惜しい試合も少なくない。最終的には11勝11敗と勝率は5割、順位は昨年度と同じく6位となった。
昨年からプレータイムが増えてきた#37長島、#32三浦に、インサイドでは#75シェッハ、#44星野らが奮闘。#56中川も持ち前のスピードあふれる攻撃を見せた。ルーキーでは#52ブラが泥臭さを発揮し、後半戦に入ると#12菅谷がシュートで、#60松下がディフェンスでチームに貢献する姿も見えた。そして主将の#14髙間が持ち味の3P、ディフェンスでチームを牽引した。
リーグから20日後、白鴎大は天皇杯の二次ラウンドに出場。Bリーグの新潟と対戦し、ここでも経験を積んだ。ラウンド突破はならなかったが、次はインカレが控える。この秋、1部で最も多くの公式戦をプレーしてきたということをプラスにして、高みを目指したい。
【個人ランキング】
#8髙間 龍之介 3Pランキング8位(37本)
#75ディオップ マムシェッハイブラヒマ リバウンドランキング4位(199本)
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※前田選手のインタビューは「続きを読む」へ。

得意のシュートで何度もチームを盛り上げた髙間。

長島は今季ポイントガードに挑戦。学びながらの日々だ。

ゴール下の要、シェッハはブラが入り、負担も少し減ったがここぞというときは高さが活きる。

欠場者が増えてからはスタメンとしても存在感が増した三浦。

195cmある星野は3Pも得意で内外で貢献。
「相手のエースを自分がマークする」
攻守の先陣を切り、誰よりもアグレッシブに
◆#58前田怜緒(白鴎大・3年・SF)
コートに立てばボールとリングへ執着心を見せ、攻守の要となる選手だ。春よりさらに得点源として自覚を見せる一方で、「まだまだ」という向上心を持つ。第6戦の拓殖大戦では、岡田(現B1三河)と激しい1対1を繰り広げ、見せ場を作った。リーグ戦中盤に体調不良で欠場し、前田のいない期間はチームも苦しい状況に。「迷惑をかけた」と言う反省は、インカレでの完全復活で借りを返せばいい。
―リーグ戦を振り返って。
「序盤は勢いがあって良く、いいスタートでした。自分は筑波戦(第10戦)から体調を崩し、ホームゲームも出場できずチームに迷惑をかけました。申し訳ない気持ちでいっぱいです。最後も勝ち切ることができなかったので、反省点は多いですね」
―でも復帰後のリーグ戦終盤はプレータイムも長かったですね。調子は大丈夫だったのでしょうか。
「そうですね。今まで迷惑をかけてきましたし、4年生にはお世話になっているので勝たせたかったです。主力は3年生以下もたくさんいるので自分がやらないと、と思っていました」
―上級生としての意識が強かったんですね。
「そうですね。野﨑さん(現B2Fイーグルス名古屋)が卒業していなくなったこともあって、皆がやろうという気持ちを高めたんですが、特に自分は積極的に見せてやっていこうと思いました。地味な部分や走ることは自分の仕事だと思っています。でもまだまだですね」
―リーグ戦では接戦や追い上げる試合も多かったですが。
「最終戦も20点差から追い上げましたが、足りなかったです。3Qの終わりに自分のミスから3Pを決められてしまい、詰めが甘いと思いました」
―白鴎大は天皇杯の分、試合数は多かったですね。
「はい、疲れましたね(笑)。12月頭のインカレ前に天皇杯の二次ラウンドがあるので怪我をしないように頑張りたいです」
―リーグ戦序盤に拓殖大と熱戦が繰り広げられました。岡田選手とのマッチアップが見どころの一つだったと思います。
「でも58点やられてしまいました。あれは足がつるくらい疲れましたが、後輩たちが助けてくれたと思います。ディフェンスだけでなく、点にも少し絡みましたが自分が攻めないといけないと思っていました。でもやられすぎましたね。あの試合は負け試合のようなものだと感じています」
―課題を感じた試合でもあったんですね。でも多くの試合でも相手のエースをマークすることは多いですね。
「去年からずっとで、ディフェンスは意識しています。中央大だったら鶴巻さん(#28)とか、筑波大だったら牧(#88)とか。自分がつかなくてはいけないというよりマークしたいです。自分にはディフェンスしかないと思っていますし、それが取り柄です。ディフェンスで勢いを作って、シューター陣に思いっきりシュートを打って欲しいという気持ちでやっていました。去年よりできませんでしたが、インカレでは出していきたいです」
24試合で試されたタフネス

リーグ22試合+天皇杯一次ラウンド2試合、白鴎大は2か月と11日の間に全24試合の公式戦を戦い、1部リーグの中でも最も過酷なスケジュールをこなした。リーグ前半の滑り出しは好調で上位につけ、第6戦では拓殖大と延長戦となる117-119の死闘を繰り広げ、記憶に残る勝負を見せる。しかし天皇杯の2試合を挟んだあと、コンディションに陰りが見え始め、第11戦から#58前田が長期の欠場となり、今季からプレータイムを得て高い得点能力を発揮している2年生の#23荒谷も3試合を休み、チームとしては一進一退の中盤戦から後半戦を過ごした。接戦が多く、ホームで東海大に勝った試合は欠場者がいてもチーム一丸となった結果。その一方で惜しい試合も少なくない。最終的には11勝11敗と勝率は5割、順位は昨年度と同じく6位となった。
昨年からプレータイムが増えてきた#37長島、#32三浦に、インサイドでは#75シェッハ、#44星野らが奮闘。#56中川も持ち前のスピードあふれる攻撃を見せた。ルーキーでは#52ブラが泥臭さを発揮し、後半戦に入ると#12菅谷がシュートで、#60松下がディフェンスでチームに貢献する姿も見えた。そして主将の#14髙間が持ち味の3P、ディフェンスでチームを牽引した。
リーグから20日後、白鴎大は天皇杯の二次ラウンドに出場。Bリーグの新潟と対戦し、ここでも経験を積んだ。ラウンド突破はならなかったが、次はインカレが控える。この秋、1部で最も多くの公式戦をプレーしてきたということをプラスにして、高みを目指したい。
【個人ランキング】
#8髙間 龍之介 3Pランキング8位(37本)
#75ディオップ マムシェッハイブラヒマ リバウンドランキング4位(199本)
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得意のシュートで何度もチームを盛り上げた髙間。

長島は今季ポイントガードに挑戦。学びながらの日々だ。

ゴール下の要、シェッハはブラが入り、負担も少し減ったがここぞというときは高さが活きる。

欠場者が増えてからはスタメンとしても存在感が増した三浦。

195cmある星野は3Pも得意で内外で貢献。
[続きを読む]
【INTERVIEW】「相手のエースを自分がマークする」
攻守の先陣を切り、誰よりもアグレッシブに
◆#58前田怜緒(白鴎大・3年・SF)

―リーグ戦を振り返って。
「序盤は勢いがあって良く、いいスタートでした。自分は筑波戦(第10戦)から体調を崩し、ホームゲームも出場できずチームに迷惑をかけました。申し訳ない気持ちでいっぱいです。最後も勝ち切ることができなかったので、反省点は多いですね」
―でも復帰後のリーグ戦終盤はプレータイムも長かったですね。調子は大丈夫だったのでしょうか。
「そうですね。今まで迷惑をかけてきましたし、4年生にはお世話になっているので勝たせたかったです。主力は3年生以下もたくさんいるので自分がやらないと、と思っていました」
―上級生としての意識が強かったんですね。
「そうですね。野﨑さん(現B2Fイーグルス名古屋)が卒業していなくなったこともあって、皆がやろうという気持ちを高めたんですが、特に自分は積極的に見せてやっていこうと思いました。地味な部分や走ることは自分の仕事だと思っています。でもまだまだですね」
―リーグ戦では接戦や追い上げる試合も多かったですが。
「最終戦も20点差から追い上げましたが、足りなかったです。3Qの終わりに自分のミスから3Pを決められてしまい、詰めが甘いと思いました」
―白鴎大は天皇杯の分、試合数は多かったですね。
「はい、疲れましたね(笑)。12月頭のインカレ前に天皇杯の二次ラウンドがあるので怪我をしないように頑張りたいです」
―リーグ戦序盤に拓殖大と熱戦が繰り広げられました。岡田選手とのマッチアップが見どころの一つだったと思います。
「でも58点やられてしまいました。あれは足がつるくらい疲れましたが、後輩たちが助けてくれたと思います。ディフェンスだけでなく、点にも少し絡みましたが自分が攻めないといけないと思っていました。でもやられすぎましたね。あの試合は負け試合のようなものだと感じています」
―課題を感じた試合でもあったんですね。でも多くの試合でも相手のエースをマークすることは多いですね。
「去年からずっとで、ディフェンスは意識しています。中央大だったら鶴巻さん(#28)とか、筑波大だったら牧(#88)とか。自分がつかなくてはいけないというよりマークしたいです。自分にはディフェンスしかないと思っていますし、それが取り柄です。ディフェンスで勢いを作って、シューター陣に思いっきりシュートを打って欲しいという気持ちでやっていました。去年よりできませんでしたが、インカレでは出していきたいです」
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