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第70回全日本大学バスケットボール選手権記念大会
12/10〜12/16@大田区総合体育館・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場

2018.11.03 (Sat)

【2018リーグ2部】9位・上武大

得点王・細川がインパクトを与え
2部でのチャレンジが続いた23試合


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 上武大はレギュラーシーズンを8勝14敗で9位。順位決定戦と銘打たれた入れ替え戦では東京成徳大に追い込まれつつも68―65で退け、1試合で2部残留を決めて10数年ぶりに復帰した2部リーグを23試合戦い抜いて終了した。

 順位的には苦しんだが、個人能力の高さは発揮した。3年生エースの#29細川は186cmのサイズでドライブ、3Pと多彩な得点バリエーションを持ち、445得点で2部リーグ得点王、3Pランキングは60本で2位にランクイン。2部で輝きを放った。得点力の高い#5アリウンボルトも常に二桁を見込める選手だが、欠場した試合もいくつかあったのが惜しまれる。それ以外のメンバーも個人技の技量は高く、全体的にサイズもあってオフェンスが好調な日は強い。ただムラはあり、ディフェンスの失点は多め。甘さが出ると苦戦した。下級生が多いため、安定感が出てくるのはこれからとも言える。今季の経験を糧に主力が上級生になる来年が勝負だ。

 ここのところ部員数の増加が顕著だった上武大だが、今季の部員は約100名越え。来季はまだ増えそうだという。Aチームでさえも2つあるほどの大所帯は、その分切磋琢磨できる環境でもある。2部に定着して上位を目指すにはチーム内でしのぎを削り、チーム全体が底上げされていくことを期待したい。

【個人ランキング】
#29細川一輝 得点ランキング1位(445点/平均20.2点)
#29細川一輝 3Pランキング2位(60本)

※布田選手、五十嵐選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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高い得点力を持つ細川は動きのスムーズさとプレーは幅広さが魅力。


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スタメンとして攻守で働いた後藤。


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201cmのグリザックはまだまだ成長を見たい選手。


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ルーキーながらスタメンとしての役目を担った与那嶺はこの経験を次に活かしたい。


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【コラム】2部リーグのニューフェイスたち~昇格組の挑戦~


[続きを読む]

【INTERVIEW】

「残留の仕事を成し遂げられたことで一安心」
あとは能力のある後輩たちに託す

◆#61布田孔明(上武大・4年・主将・SF)
181114 hudaリーグを通してそこまで出番が多いわけではなかったが、順位決定戦ではチームを盛り上げる3Pシュートが決まると、チームがひときわ沸き立った。与えられたスポットシューターとしての役目をきっちり果たして見せた瞬間だった。
100人を越える大所帯のキャプテンをこなすのは大変な役目。コミュニケーションでも気を配った様子が伺える。そのプレッシャーもある中で最後は残留の仕事を果たして4年間を終えた。



―東京成徳大と最後は接戦になりましたが、勝ちきりました。
「苦しい展開で周りをハラハラさせたと思います。でも最後の仕事の残留を成し遂げられたのでそこは一安心しています」

―布田選手のいいところの3P、リバウンドが見えましたね。
「4年生なのでそこは仕事をしないと示しがつかないですから、キャプテンとしてそこやしっかり見せようと思っていました」

―リーグ戦はそこまでプレータイムはなかったですが。
「スポットシューターというポジションなので、長い時間出るというよりはスポットで出てディフェンスでハードワークをして、シュートを決めてくるという役目でした。短い時間でも仕事をこなすというのをやってきています。1年は長く出ていたんですがそこは徐々に役割が変わってきましたね」

―リーグ戦が終わって10日ほどあったと思いますが、練習はいかがでしたか?
「みんなで声を掛け合ってやりました。少しモチベーションは落ちるところもありましたが、そこをキャプテンとして盛り上げて、前を向いてやっていこうと声を出していました。チームのテーマは“クレイジー”。クレイジーにやっていこうよ、と近藤コーチから言われています。それを大事にしようと自分でも言いました」

―上武大は部員が多いチームですよね。
「そうですね。来季はもっと増えて130人ぐらいになりそうです。A1、A2、B1、B2、B3とあります。でもうちの良さはほかのチームならBチームだと普通は監督がほとんど見てくれないと思うんですが、近藤コーチは下のチームもちゃんと見てくれます」

―そういう中で出番を勝ち取っていくのは大変ですね。
「そうですね。腐ってしまうメンバーも中にはいますが、そこは声を掛け合っています。全寮制なので食堂でご飯を食べたり、部屋に集まって話し合ったりします。そういうコミュニケーションの積み重ねが人が多くても保てている理由ですね。言うことを聞かせるのはキャプテンとしては大変ですが(笑)」

―4年間を振り返ってどう感じていますか?
「1部に行きたい、インカレで戦いたいと入学する前からコーチに言われ、それ目指してやってきました。でも2年のときに3部残留をしてしまって、そこから先輩たちが苦しい思いをして全勝優勝して2部に上がってきました。今までの負けや苦しい思いがあったから2部で戦えていると思います。でも入学した最初は4部にいて、そこから2部に上がったというだけでもすごいと思っているので、先輩に感謝しています。来年はまた有望な選手たちが入ってくるので、ここからまた上がっていって欲しいです」

―下級生の活躍も見えましたね。
「マーテルが抜けて大変でしたが、下級生に負担をかけはしたものの、補い合って持ちこたえました。スタートのガードは1年生で、それで2部で1シーズン戦うのはすごいことです。さっきもお前に感謝してると伝えました」

―駒澤大の針生選手とは高校の同期ですね。今年はお互い2部で戦えました。
「お互いキャプテンで頑張りました。LINEでもよく『頑張れよ』とやり取りします。一緒に2部でやりたいなと思っていたのが叶って、最後は戦えたのでそこは良かったです」

(2018.11.14インタビュー)

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「自分が切り崩して、後輩に思いっきりプレーしてもらう」
苦しかった2部リーグで学んだ課題と自信

◆#99五十嵐 蒼(上武大・4年・SF)
181103igarashi.jpgAチームの4年生が少ない中、コートの上では最上級生としての自覚を見せた。五十嵐の責任感があったからこその、3年生以下の活躍だ。173cmとサイズはないが、鋭いドライブでディフェンスを突破し、チームに勢いと流れを呼びこむ姿には引き付けられた。最初で最後の2部リーグでは、個人的にもチーム的にも苦しい試合が多かっただろう。だが最終節の法政大戦では3Qまで互角の戦いを見せたのは見事だった。


―法政大にいいゲームで終えました。リーグ戦最終戦を振り返って。
「前半は集中して気合いが入っていました。勝ちたかったですが、後半に受け身になってしまってその時点で負けでしたね。今週の練習でリバウンドとルーズボールを徹底してやっていて、前半はできました。結果は負けですが、法政大相手にここまでできたことは入れ替え戦や来年にもつながると思います。来年も2部で戦える力はあると思います」

―リーグ戦全体を振り返って。
「良かった点は、去年はマーテルがセンターで大黒柱として確実に2点を取ってくれましたが、今年は外のチームになりました。フォワード陣が頑張らなくてはいけない状態になりました。前半戦はそれが当たっていましたが、後半戦の3Pが当たらない試合があると負けが続きました。もう少し確実に2点を取りに行くことができれば、順位は上がったと思います」

―マーテル選手が抜けて、不安はありましたか?
「不安というより、いないことはわかっていたので2部で自分たちがどう戦っていくかを考えていました。勝つための練習をしていましたね。どう戦い抜くかに切り替えていました。ただサイズが落ちるので、リバウンドやルーズボールという、みんなが絶対にやらなくてはいけないことを徹底しようと心掛けました。その成果が2部で戦って行けた結果につながったと思います」

―細川選手(#29)が得点源でしたが、五十嵐選手の活躍も勝利に必須であったと思います。
「とりあえず一輝(#29細川)に気持ちよくプレーをしてもらいたかったです。彼が点を取れないときに、自分が中にドライブをしてディフェンスを崩したりすることが大切だと思いました。そうすると一輝がフリーになる時があるので、その貸し借りの部分は意識していました」

―2部リーグの印象はどうでしたか?
「3部と最も違うところが、ディフェンスの圧力です。自分たちが味わったことを順位決定戦では3部のチームにやっていくことが大切だと思います。試合数も多くて、強度も違いました。気が抜ける試合はありませんでした。少し緩んだ試合はやはり負けていましたね」

―最上級生として意識したことはありますか?
「Aチームの4年生が3人しかいません。どう下級生を引っ張るかは、自分というよりはキャプテンの布田(#61)が一番苦しかったと思います。3年生が中心となって試合をこなしてきましたが、コミュニケーションを取ることは心掛けました。シーズン序盤はできていませんでしたが、リーグ戦前にやっとできました。もっと早くするべきでしたね」

―バス移動も大変でしたね。
「そうですね。特に10時からの試合は大変でした。連戦だとバス移動で疲れがたまりました。それが負けにつながったこともありましたね」


(2018.11.3インタビュー)

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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