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2018.11.03 (Sat)
【2018リーグ2部】7位・順天堂大
中位に留まるも最終週まで4位争いに絡む
一丸となった最上級生の粘りと下級生の勢い

最終週まで順位決定戦圏内の4位を争った順天堂大は、11勝11敗の7位でリーグ戦を終えた。最終戦は慶應義塾大に76-70で敗れたが、リーグ戦を通してシュートを武器とする「順天堂大らしさ」を見せた。
春の新人戦で8位と結果を残し、リーグ戦は2年生が活躍。4年生の#73佐々井がリーダーシップを取ってチームに安定感と粘りを与えた。オフェンスが要となるチームの中でリバウンドやルーズボールといった面で貢献したのが、2年生の#44大橋とルーキーの#26増田だ。積極的にボールに絡み、セカンドチャンスを作り続け、リバウンドランキングでは常に上位を争った2人は、この先のチームを支える要になるだろう。
上位チームにも力を示した。順天堂大のホームゲームとなった第10戦、法政大戦を71-68で勝利。「ホームの強さを感じた」とキャプテンの#73佐々井は振り返る。一方で下位チームとの接戦を落とす試合もあり、少し安定感に欠ける部分があった。4位以下は最後まで混戦だったが、終盤には4連勝も果たし、特にシューターの#15前田は少ない出場時間の中で確実に3Pを決めてきた。新人戦で主将を務め、3P王を獲得した際の「リーグ戦では新人戦と違い出番は短くなる。その中でしっかりとシュートを決めていきたい」という言葉を、見事体現してみせた。
今季は下級生たちの成長が著しかった。今年つけた自信と勢いを大切にさらなる躍進を来季につなげたい。
【個人ランキング】
#44大橋路哉 得点ランキング9位(321点/平均14.6点)
#44大橋路哉 リバウンドランキング6位(176本)
#26増田英寿 リバウンドランキング10位(156本)
#73佐々井 雄大 アシストランキング4位(72本)
※佐々井選手のインタビューは「続きを読む」へ。

アグレッシブなプレーで2年目の成長が見えた大橋。

ルーキーの増田は順天堂の大黒柱としての成長に期待。

昨年からプレータイムを得て持ち味を発揮している岩井。今後チームを引っ張る選手の一人。
【関連記事】
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【2018リーグ2部】9/22,23レポート
「いかに下級生に思いっきりプレーをしてもらうか」
PGとして、主将としての難しい役割と責任
◆#73佐々井 雄大(順天堂大・4年・主将・G)
最前線に立ち続け、下級生中心のチームを主将としてまとめ上げた。昨年までの冷静なゲームメイクも見事だったが、今年は安定感がさらに増したチームの核となった。難しいミドルシュートを確実に沈め、チームの勝利を左右する、ここという一本を担ってきた。リーグ戦最終節の慶應義塾大戦では「4年生としてやりきれなかった」と本人はいう。だが、22試合という長丁場をメンタル面で牽引してきたことは間違いない。今年自信をつけた後輩たちが、その頼もしい背中を目に焼き付け、思いを受け継いでくれることを期待しよう。
―慶應義塾大戦を振り返って。
「今日の試合はうちにも慶應義塾大にも順位決定戦に行けるかどうかがかかっている試合でした。行くぞという気持ちが最後の結果を決めたのではないでしょうか。気持ちの部分で負けてしまいましたね。やはりうちは下級生が主体で、相手は4年生がしっかりしていました。自分のところで最後までやりきれなかったことが敗因です」
―それでも前半からいいプレーが見えました。
「そうですね。シュートタッチは良くて、入っていましたが、後半に失速しました。体力的に厳しかったです。慶應義塾大はディフェンスでプレッシャーをかけてくるので最後まで体力が保ちませんでした」
―リーグ戦を通して佐々井選手の粘りが見えました。
「今年は下級生が中心の中、4年生でコンスタントに試合に出るのは自分だけでした。そこでいかに下級生に思いっきりプレーさせるかを考えていました。そうしないとうちのチームは勝てません。リーグ戦序盤はそれに合わせることができず、負けが続くときもありましたが、最後の方はできたのではないかなと思います」
―去年のキャプテン、川久保選手(現・富士通)を連想させました。
「川久保さんはキャプテンシーがあって、自分はできず最初は悩む部分がありました。その分プレーで見せていこうと思いやってきました。それが少しはできたと思います」
―今年の2部リーグはどうでしたか?
「日体大は少し実力が抜けていますが、ほかはあまり差はないと感じました。どこと試合しても接戦で、結果がわからない状態が続きましたね。去年に比べて体力的にも精神的にも重かったです。でもホームゲームで法政大に勝つことができたことは本当に良かったと思います。ホームゲームの力を知ることもできました」
―来年に向けて、後輩たちにどんなチームを作ってもらいたいですか?
「今年は4年生があまり試合に出ていなくて、メンバーはあまり変わりません。新人戦ではベスト8に入ってくれました。今年は1部昇格の目標は叶いませんでしたが、来年こそその目標を実現させてほしいです。自分たちは高さがないのでリバウンドやボックスアウトをチーム全体で徹底していくといいと思います。シュートはみんな思いっきり打てているので」
(2018.11.3インタビュー)
一丸となった最上級生の粘りと下級生の勢い

最終週まで順位決定戦圏内の4位を争った順天堂大は、11勝11敗の7位でリーグ戦を終えた。最終戦は慶應義塾大に76-70で敗れたが、リーグ戦を通してシュートを武器とする「順天堂大らしさ」を見せた。
春の新人戦で8位と結果を残し、リーグ戦は2年生が活躍。4年生の#73佐々井がリーダーシップを取ってチームに安定感と粘りを与えた。オフェンスが要となるチームの中でリバウンドやルーズボールといった面で貢献したのが、2年生の#44大橋とルーキーの#26増田だ。積極的にボールに絡み、セカンドチャンスを作り続け、リバウンドランキングでは常に上位を争った2人は、この先のチームを支える要になるだろう。
上位チームにも力を示した。順天堂大のホームゲームとなった第10戦、法政大戦を71-68で勝利。「ホームの強さを感じた」とキャプテンの#73佐々井は振り返る。一方で下位チームとの接戦を落とす試合もあり、少し安定感に欠ける部分があった。4位以下は最後まで混戦だったが、終盤には4連勝も果たし、特にシューターの#15前田は少ない出場時間の中で確実に3Pを決めてきた。新人戦で主将を務め、3P王を獲得した際の「リーグ戦では新人戦と違い出番は短くなる。その中でしっかりとシュートを決めていきたい」という言葉を、見事体現してみせた。
今季は下級生たちの成長が著しかった。今年つけた自信と勢いを大切にさらなる躍進を来季につなげたい。
【個人ランキング】
#44大橋路哉 得点ランキング9位(321点/平均14.6点)
#44大橋路哉 リバウンドランキング6位(176本)
#26増田英寿 リバウンドランキング10位(156本)
#73佐々井 雄大 アシストランキング4位(72本)
※佐々井選手のインタビューは「続きを読む」へ。

アグレッシブなプレーで2年目の成長が見えた大橋。

ルーキーの増田は順天堂の大黒柱としての成長に期待。

昨年からプレータイムを得て持ち味を発揮している岩井。今後チームを引っ張る選手の一人。
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【INTERVIEW】「いかに下級生に思いっきりプレーをしてもらうか」
PGとして、主将としての難しい役割と責任
◆#73佐々井 雄大(順天堂大・4年・主将・G)

―慶應義塾大戦を振り返って。
「今日の試合はうちにも慶應義塾大にも順位決定戦に行けるかどうかがかかっている試合でした。行くぞという気持ちが最後の結果を決めたのではないでしょうか。気持ちの部分で負けてしまいましたね。やはりうちは下級生が主体で、相手は4年生がしっかりしていました。自分のところで最後までやりきれなかったことが敗因です」
―それでも前半からいいプレーが見えました。
「そうですね。シュートタッチは良くて、入っていましたが、後半に失速しました。体力的に厳しかったです。慶應義塾大はディフェンスでプレッシャーをかけてくるので最後まで体力が保ちませんでした」
―リーグ戦を通して佐々井選手の粘りが見えました。
「今年は下級生が中心の中、4年生でコンスタントに試合に出るのは自分だけでした。そこでいかに下級生に思いっきりプレーさせるかを考えていました。そうしないとうちのチームは勝てません。リーグ戦序盤はそれに合わせることができず、負けが続くときもありましたが、最後の方はできたのではないかなと思います」
―去年のキャプテン、川久保選手(現・富士通)を連想させました。
「川久保さんはキャプテンシーがあって、自分はできず最初は悩む部分がありました。その分プレーで見せていこうと思いやってきました。それが少しはできたと思います」
―今年の2部リーグはどうでしたか?
「日体大は少し実力が抜けていますが、ほかはあまり差はないと感じました。どこと試合しても接戦で、結果がわからない状態が続きましたね。去年に比べて体力的にも精神的にも重かったです。でもホームゲームで法政大に勝つことができたことは本当に良かったと思います。ホームゲームの力を知ることもできました」
―来年に向けて、後輩たちにどんなチームを作ってもらいたいですか?
「今年は4年生があまり試合に出ていなくて、メンバーはあまり変わりません。新人戦ではベスト8に入ってくれました。今年は1部昇格の目標は叶いませんでしたが、来年こそその目標を実現させてほしいです。自分たちは高さがないのでリバウンドやボックスアウトをチーム全体で徹底していくといいと思います。シュートはみんな思いっきり打てているので」
(2018.11.3インタビュー)
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