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2018.11.03 (Sat)
【2018リーグ2部】12位・埼玉工業大
ルーキー・張が数字を牽引
来季はふたたび3部からのチャレンジに

昨年3部リーグ4位で2部へと自動昇格を遂げた埼玉工業大。初挑戦の2部は3勝19敗という結果で幕を閉じ、再び3部に自動降格で戻ることになった。昨年は3部の4チームが自動昇格。埼玉工大は明星大と同じく10勝6敗で2部昇格している。上のチームとの対戦を経ずに2部に上がったことは、プレッシャーのかかる中での戦いをしなかったという意味で、経験値では損をしたと言えるかもしれない。しかし、今季2部で22試合を戦ったこともまた大きな経験で、主力に下級生が多いことから、来季再びの浮上を十分目指せる。
目立ったのはルーキーの張。得点、リバウンド、アシストで10位以内にランクインしたのが3項目と、オールラウンダーぶりを見せつけた。試合中に積極的に声を出してチームに発信していたのも印象的だ。強気な姿勢や前向きさは多くの選手が見習いたいところ。ただ、リーグ最終戦、シュートチェックを受けたときの落下で怪我をしてしまい、これがあまり長引かないことを願う。そのほか、#23北村、#77邱など3年生も目立ち、3Pで見せた#24栗原はまだ1年生だ。下級生が多くここから伸びるチームゆえに、再び3部の戦いで研鑽を積んで欲しい。
【個人ランキング】
#1張 子駒 得点ランキング4位(394点/平均17.9点)
#1張 子駒 リバウンドランキング2位(198本)
#1張 子駒 アシストランキング9位(56本)
#24栗原拓哉 3Pランキング6位(43本)
※埼玉工業大・朝倉選手のインタビューは「続きを読む」へ。

プレー幅の広さが魅力の張。

3Pランキング入りした栗原。

邱はインサイドでの踏ん張りが見えた。

北村もチームに欠かせない活躍を見せた。
【関連記事】
【コラム】2部リーグのニューフェイスたち~昇格組の挑戦~
【2018リーグ2部】9/18,19レポート
「後輩に経験をつなげたいと思ってやった1年」
4年生として見せるべきことを意識
◆#25朝倉 翼(埼玉工業大・4年・主将・PG)
張のプレーが目立ってはいたが、プレータイムを分け合いつつ、さまざまな選手がコートに登場したリーグ戦。朝倉は司令塔として要所でチームを締める存在だった。4年の数は少なかったが、そこで何を後輩に見せるかは大事だっただろう。伝えられたかどうかは、あとに続く後輩たちがプレーで見せてくれるはずだ。
最終戦では一緒にコートに立ったのは初めて、という4年生#3岡元、#33小野とともに大学バスケ引退の瞬間を迎えた。
―リーグ戦をすべて終えました。今はどんな気持ちですか?
「最初は今年から2部でいろいろと心配な部分もありました。でも試合をこなしていくうちにチームとしても一人ひとりとしても成長できた部分があると思います。このチームはまだまだ若いので、この後につなげてもらえればいいなと思います。自分としてはやりきれたとは思います」
―成長できたのはどんな部分でしょうか。チームとしては順天堂大に接戦で勝った試合(第8戦)から調子が上がって勢いも出てきたなという感じでした。
「そうですね。徐々に。昨年は結構4年生がいてくれてゲームにも絡んでいました。今年は昨年試合に出ていた選手が少なく、試合経験もそうだし、2部の当たり、フィジカルの部分で練習からギャップもありました。最初は慣れるのに大変だったんですが、そこに途中から合わせていけたかなと思います」
―22試合は3部よりも試合数も多く大変だったのでは?
「結構ハードでしたね。でも昨年に比べるとチームの層も厚くなっていたので、交代できるタイミングも増えてそこは大丈夫でした」
―入れ替え戦を経ずに2部に上がったというのは、どんな影響がありましたか?
「3部だと年間を通して2部や1部のチームとあまり戦う機会がありません。トーナメントぐらいですね。その経験は少しでも欲しかったかなと思います。今年は練習試合も数えるぐらいしかできていないので。そういう機会が少ない難しさは感じました」
―そういう意味では今年の経験を来年に活かして欲しいですね。
「来年は3部ですが、3部のレベルで満足するのではなく、それ以後のことを考えて、翌年につながるように練習なり試合なりを経験して欲しいです」
―4年間を振り返って大学バスケはどうでしたか?
「入学したときはすぐに2部に上がりたいという気持ちでした。個人的にはインカレにも出たかったですし。3部で手こずりましたが、上級生が中心となって戦う姿を見て得ることもたくさんありましたし、2部も経験できました。自分たちも4年になって後輩につなげたいと思って今年はスタートしてやってきましたが、そこは少しでも伝わったかなと思います」
―違う学部もありますが、理系の大学なので部活をするのは大変だったのでは?
「自分は文系ですが、リーグ戦のときも理系だと3、4年生は研究もあったりして大変でした。教職で忙しい人もいるし。5限があってそこから練習となるとなかなか時間的にも難しかったです」
―後輩にはどんなメッセージがありますか?
「練習からよりゲームライクにして、もっとコミュニケーションを取って、チーム力を上げて欲しいです。埼工大が目指しているチームディフェンスを徹底してやって欲しいです」
(2018.11.3インタビュー)
来季はふたたび3部からのチャレンジに

昨年3部リーグ4位で2部へと自動昇格を遂げた埼玉工業大。初挑戦の2部は3勝19敗という結果で幕を閉じ、再び3部に自動降格で戻ることになった。昨年は3部の4チームが自動昇格。埼玉工大は明星大と同じく10勝6敗で2部昇格している。上のチームとの対戦を経ずに2部に上がったことは、プレッシャーのかかる中での戦いをしなかったという意味で、経験値では損をしたと言えるかもしれない。しかし、今季2部で22試合を戦ったこともまた大きな経験で、主力に下級生が多いことから、来季再びの浮上を十分目指せる。
目立ったのはルーキーの張。得点、リバウンド、アシストで10位以内にランクインしたのが3項目と、オールラウンダーぶりを見せつけた。試合中に積極的に声を出してチームに発信していたのも印象的だ。強気な姿勢や前向きさは多くの選手が見習いたいところ。ただ、リーグ最終戦、シュートチェックを受けたときの落下で怪我をしてしまい、これがあまり長引かないことを願う。そのほか、#23北村、#77邱など3年生も目立ち、3Pで見せた#24栗原はまだ1年生だ。下級生が多くここから伸びるチームゆえに、再び3部の戦いで研鑽を積んで欲しい。
【個人ランキング】
#1張 子駒 得点ランキング4位(394点/平均17.9点)
#1張 子駒 リバウンドランキング2位(198本)
#1張 子駒 アシストランキング9位(56本)
#24栗原拓哉 3Pランキング6位(43本)
※埼玉工業大・朝倉選手のインタビューは「続きを読む」へ。

プレー幅の広さが魅力の張。

3Pランキング入りした栗原。

邱はインサイドでの踏ん張りが見えた。

北村もチームに欠かせない活躍を見せた。
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4年生として見せるべきことを意識
◆#25朝倉 翼(埼玉工業大・4年・主将・PG)

最終戦では一緒にコートに立ったのは初めて、という4年生#3岡元、#33小野とともに大学バスケ引退の瞬間を迎えた。
―リーグ戦をすべて終えました。今はどんな気持ちですか?
「最初は今年から2部でいろいろと心配な部分もありました。でも試合をこなしていくうちにチームとしても一人ひとりとしても成長できた部分があると思います。このチームはまだまだ若いので、この後につなげてもらえればいいなと思います。自分としてはやりきれたとは思います」
―成長できたのはどんな部分でしょうか。チームとしては順天堂大に接戦で勝った試合(第8戦)から調子が上がって勢いも出てきたなという感じでした。
「そうですね。徐々に。昨年は結構4年生がいてくれてゲームにも絡んでいました。今年は昨年試合に出ていた選手が少なく、試合経験もそうだし、2部の当たり、フィジカルの部分で練習からギャップもありました。最初は慣れるのに大変だったんですが、そこに途中から合わせていけたかなと思います」
―22試合は3部よりも試合数も多く大変だったのでは?
「結構ハードでしたね。でも昨年に比べるとチームの層も厚くなっていたので、交代できるタイミングも増えてそこは大丈夫でした」
―入れ替え戦を経ずに2部に上がったというのは、どんな影響がありましたか?
「3部だと年間を通して2部や1部のチームとあまり戦う機会がありません。トーナメントぐらいですね。その経験は少しでも欲しかったかなと思います。今年は練習試合も数えるぐらいしかできていないので。そういう機会が少ない難しさは感じました」
―そういう意味では今年の経験を来年に活かして欲しいですね。
「来年は3部ですが、3部のレベルで満足するのではなく、それ以後のことを考えて、翌年につながるように練習なり試合なりを経験して欲しいです」
―4年間を振り返って大学バスケはどうでしたか?
「入学したときはすぐに2部に上がりたいという気持ちでした。個人的にはインカレにも出たかったですし。3部で手こずりましたが、上級生が中心となって戦う姿を見て得ることもたくさんありましたし、2部も経験できました。自分たちも4年になって後輩につなげたいと思って今年はスタートしてやってきましたが、そこは少しでも伝わったかなと思います」
―違う学部もありますが、理系の大学なので部活をするのは大変だったのでは?
「自分は文系ですが、リーグ戦のときも理系だと3、4年生は研究もあったりして大変でした。教職で忙しい人もいるし。5限があってそこから練習となるとなかなか時間的にも難しかったです」
―後輩にはどんなメッセージがありますか?
「練習からよりゲームライクにして、もっとコミュニケーションを取って、チーム力を上げて欲しいです。埼工大が目指しているチームディフェンスを徹底してやって欲しいです」
(2018.11.3インタビュー)
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