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関東大学バスケットリーグ戦 9/25〜11/11
関西大学バスケットボールリーグ戦は近畿大学が優勝

2018.10.28 (Sun)

【2018リーグ1部】10/28レポート(東海大学会場)

大東文化大が破れ、東海大が優勝に一歩前進
神奈川大は崖っぷちから2連勝で暫定10位浮上


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 1部リーグはいよいよ残り3戦。この日、2会場で試合が行われたが、東海大会場では10周年目を迎えた華やかなホームゲームの前に、下位、そして上位対戦で激しい火花が散った。上位では暫定2位をキープしている大東文化大が破れ、首位の東海大と2勝差がついた。また下位争いだが、この日別会場で拓殖大の2部降格が決まった。残りの1枠と順位決定戦の2枠は明治大・神奈川大・中央大の3チームになることも確定。そしてこの日の対戦で中央大が暫定11位に転落したが、まだその上の神奈川大、明治大とも1勝差でもあるため、自動降格の残り1枠をめぐる攻防に注目が集まる。

 1部リーグは11月4日(日)に台風の延期試合が3試合行われるが、それ以外のチームは11月10日(土)まで長いインターバルができる。残り2試合、全22戦を戦い抜いた末に待つのは歓喜か悲哀か、さまざまなドラマが展開されるだろう。



神奈川大が退場者を出しつつ6勝目
中央大は追い上げ叶わず11位へ


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 神奈川大中央大、5勝同士の一戦は、自動降格回避がかかる大一番。1Qから激しい主導権の握り合いになった。中央大は#14久岡(4年・SG)、#13中村(4年・PG)、#28鶴巻(4年・SF)らの得点源が攻め、ここに#86青木(2年・C)も加わる。一方の神奈川大は#75小酒部(2年・SF)、#11細澤(4年・SG)の3Pも決まり、#34工藤(4年・PF)のジャンパーもあってリードを奪う。1Qは22―25、神奈川大が3点リードで終了した。2Qも互いに譲らない。中央大は#13中村がフリースロー、レイアップと攻めるが、神奈川大も速攻を出し、チャージングを取っていく。しかしディフェンスで勝る神奈川大の前に中央大はペイント内で得点できない。さらに残り3分21秒で#34工藤の3Pが決まると、ここで神奈川大が10点のリードに成功。前半は34―43で神奈川大リードとなった。

181028kudou.jpg 3Qの立ち上がり、神奈川大はリバウンドが取れずセカンドチャンスが作れないが、中央大もなかなかゴールを割れず、点差が縮まらない。神奈川大は休ませていた主力を戻して対応し、#34工藤の3Pもあって点差を維持。中央大は#71沼倉(3年・C)のシュートが連続。苦しいところを持ちこたえると、リバウンドから#28鶴巻が速攻、ドライブで2連続のバスケットカウントを獲得。5点差まで追い上げるが、神奈川大も決め返し、53―60と7点リードで3Qを終了。

 勝負の4Q、神奈川大は#11細澤の3P、#30松岡(4年・PG)のペネトレイトで再び12点差に。中央大は#0肥後(4年・PF)の3P、#28鶴巻のバスケットカウントと攻め続け、すぐに点差を一桁にする。この日好調の#0肥後のシュートで残り4分半に4点差にするが、オフェンスファウルも犯し、ファウルが嵩んでいく。一方の神奈川大は#5緒方(4年PF)の5ファウルに続き、#75小酒部が足にきて退場し苦しい状況。中央大は#13中村の3Pが決まり、残り1分39秒で3点差。しかし神奈川大も#34工藤のポストアップからのシュートが決まり逃げる。中央大は残り38秒で#0肥後が退場し、これでチームファウルが5となったため、神奈川大はフリースローで逃げる展開に。中央大は残り10秒で3Pが決まるが、神奈川大はフリースローを着実に決めて73―79。6勝目を手にした。

181028higo.jpg 互いに総力戦という状況になったが、神奈川大がリードを守りきった。中央大は残り3試合。白鴎大、青山学院大、筑波大と上位戦になる。神奈川大は2試合で早稲田大、東海大戦だ。残り一つの自動降格枠回避を明治大も含めて3チームで争う状況になるが、目が離せない戦いになりそうだ。

写真上:主力がファウルトラブルになる中、最後まで安定して働き続けた工藤。16点7リバウンド。
写真下:中央大・肥後は攻守で健闘したがが惜しくも5ファウル退場に。



序盤かが主導権を握った青山学院大が
大東文化大を封じて完勝


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写真:大東大・熊谷には青学大・石井がつき、終始激しいディフェンスを展開。

 大東文化大青山学院大の戦いは、これも見逃せない一戦になった。立ち上がりから互いに好ディフェンスで簡単に得点が入らないが、大東大はリバウンドが取れず、ファウルも続いて青学大が開始4分半で0―10とリード。しかも大東大は#15モッチ(3年・C)がQの半ばに2ファウルとなりベンチへ。大東大はこの後もファウルが止められず、青学大にフリースローを与える機会が多くなってしまう。青学大は#7ナナー(3年・CF)のゴール下もよく決まり、10―20とリードに成功。

181028abib.jpg 2Qも大東大はファウルトラブルが続く。#12熊谷(4年・PG)も#15石井(4年・PG)に守られ、攻撃起点になれずに苦しい展開。ただ、青学大も控えの時間帯で簡単に点が伸びないところ、大東大は#13小谷(3年・PG)や#39アビブ(1年・C・北陸)のシュートで点差を詰めることに成功。一方の青学大は開始5分で2点とこちらも我慢の時間。大東大は4点差まで詰め寄るが、ここから青学大はフリースローで逃げ、#13前田の3Pで再び10点差。外のシュートが入ってこない大東大は12点差まで差を広げられてしまうが、残り1分から#12熊谷のフリースロー、#39アビブのバスケットカウントなどもあって28―34。青学大6点のリードで前半終了。

 3Q、青学大は#13前田の外が連続するが、開始2分半で#7ナナーが4ファウル。交代した#27ウィタカ(3年・C)がパワーと体格を生かして#15モッチを止め、流れを呼び込む。大東大はタフショットが続き、残り4分半で再び10点差にされるとさらに速攻などで引き離されてしまう。しかし青学大も早々に#27ウィタカのファウルが4つになり、フリースローで大東大が追い上げ45―53で4Qへ。

 4Q、大東大はモッチのゴール下が続き、開始1分半で2点差に迫った。しかしここから青学大もディフェンスが良く、オフェンスも#15石井、#52赤穂(2年・G)のシュートで逃げる。青学大は残り5分で#10高橋(4年・CF)がファウルアウト。しかし大東大は大事な場面でターンオーバーを出してしまい、流れが来ない。青学大は#7ナナーもファウルアウトするが持ちこたえ、60―74で大東文化大を下した。

181028akaho.jpg 1巡目の対戦は僅差だった両者。このときは熊谷の3Pが流れを持ってきたが、この日は「それが仕事なので」と言う石井がぴったりマークして簡単にボールを持たせず、熊谷らしいプレーを許さなかった。それに加えてセンター3人で計14ファウルを犯しつつも、モッチやアビブのゴール下でのプレーを最低限で阻止。さらにガードながら195cmもある赤穂のミスマッチが生きて、大東大のガード陣にシュートを打たせる隙を与えなかった。

 前日の東海大との対戦から1日でまったく異なるチームに変貌した青山学院大。「3年生たちが話し合い、チームとして4年生についていこうとまとまれたことが、結果につながった」と前田。4年生はリーグを通して気の引き締まったプレーを続けている。そこをチーム一丸となれたことが大きい。大東大は前半からファウルトラブルに悩まされ、リバウンドもなかなかいいところに落ちて来ずに巻き返しがきかなかった。これで首位の東海大にさらに引き離され、後ろには専修大が迫る。大東大は延期試合があるため、残りの3試合を勝って締めくくれるかに注目だ。

写真上:大東大・アビブはモッチがベンチにいる間、代わりをよく務めた。このリーグ戦の期間での成長が見えてきている。
写真下:青学大・赤穂のサイズと器用さは相手チームには驚異だ。高い位置でのディフェンス、ゴール下での競り合い、どちらもこなすことができる。

※青山学院大・前田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


前半は互角の戦いになるが
4Qで東海大が地力を発揮


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181028imagawa.jpg 満員の観客がホームに声援を送る東海大での試合はどのチームでもやりにくいものだ。しかしこの日の対戦相手、明治大は1Qからディフェンスも良く、好調な立ち上がり。#28今川(4年・SF)、#4小林(4年・SG)らの3Pも沈み、#28今川はゴール下でも得点していく。東海大は後手に回るが#86八村(1年・C・明成)のゴール下、#19西田(2年・SG)のスティールからの速攻で逆転。15―17の東海大がワンゴールリードして1Q終了。2Q立ち上がり、両者控えを入れつつスタート。互いに攻めあぐめるが、東海大は#37秋山(4年・F)のシュートが決まりやや抜け出す。明治大は#15渡辺(2年・PG)の3P、#52溝口(1年・C・東海大札幌)のゴール下で離されない。さらに#33山口(4年・PG)の3Pも決まりシーソーゲームで進むが、ファウルも続いてしまう。東海大は#23佐土原(1年・PF・東海大相模)の速攻が出るも明治大も#21野口(3年・SF)の3Pで食い下がり、30―30の同点で前半終了。

 後半の立ち上がり、明治大はゴールを決めきれず。東海大は#25平岩(3年・C)のダンク、#11大倉颯太(1年・G・北陸学院)のアウトサイドが沈み開始3分半で9点のリードに。明治大はタイムアウトで流れを切り、なかなか端緒が開けないながらも地道にディフェンスから粘り、#3綱井(4年・SG)の3Pで差を詰め、#10須藤(3年・SF)の速攻、#7植松(2年・PF)のフリースローも獲得。しかし東海大も#0寺嶋(3年・PG)、#10鶴田(4年・C)など控えが仕事を果たして42―50の8点リードで3Q終了。

181028hiraiwa.jpg 4Q、明治大は#7植松、#10須藤の2連続速攻で4点差に迫ると続けて#10須藤の3Pで1点差に。東海大は開始3分でスタメンを戻す流れになるが、#25平岩の3P、#22笹倉(3年・G)のレイアップ#11大倉颯太のシュートで再び10点差と隙のなさを見せる。明治大は#3綱井の3P、#10須藤のスローインを狙ってのボールカットなどで粘るが、東海大が64―56で明治大を下し、ホーム2連勝。10回目のホームゲームを見事な勝利で飾った。

写真上:前日、東海大の陸川監督が「サイズもあるのにドリブルもできて要注意」と話した今川は、15点10リバウンドと奮闘を見せた。
写真下:東海大・平岩はダンクも見せて会場をわかせた。13点6リバウンド。



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【INTERVIEW】

「これをスタンダードにしていかなければいけない」
チームとしてまとまることこそ勝利への道

◆#13前田 悟(青山学院大・4年・SF)
181028maeta.jpg昨年の後半から存在感は非常に大きくなり、チームの得点を牽引する大黒柱の一人だ。今年はそこにリバウンドや泥臭いプレーが以前にまして見えるようになり、これぞ4年生という姿を見せてくれている。青学大はタイムシェアを行うため、一人が何十点も取って目立つ、ということはない。それゆえに全員が一定のレベルを保ち続ける必要があるため、意識の統一やまとまりは非常に重要だ。ここまでの試合、大事な局面でそれがなかったことが致命的な点であり、改善する気持ちが芽生えたからこそ、上位の大東文化大を崩すことに成功した。この見えてきた光明を、そのまま維持してインカレで道を開くことができるか。残り3試合も集中したい。


―昨日、前節の東海大戦での敗戦から、今日の大東大戦はずっとリードしての勝利でした。切り替えは見事だったのではないでしょうか。
「昨日のゲームはチームがまとまっていないという話になりました。4年生は最後だからやるのは当たり前。でも3年生、中でも主力で出る3年生とかがついてきていないという話がコーチからありました。個々の集まりになっていると。そこを改善しようということで、昨日は3年生が集まってミーティングを行いました。そこで4年生を勝たせようという話になったようで、それでチームが一つにまとまれたと思います。昨日とまったく別のチームだったと思うんですけど、いいゲームができたと思います」

―まとまっていないという点については、4年生も感じていたんでしょうか?
「オフェンスにしてもディフェンスにしても、やるべきことができていなかったし、それをなんとかしようと、自分たち4年がやろうやろうとしていただけでした。昨日も途中でぜんぜん集中できていない3年生がいましたね」

―全体的に良かったと思いますが、青学はこのリーグを通してディフェンスは非常にいいですね。今日の相手の大東大もしっかり守りきりました。
「自分たちはそんなにスター選手がいる訳ではないので、ディフェンスが崩れたら終わりだと思っています。そこだけは重点的にやって、オフェンスについては練習していることを遂行できればそれでいいという感じです」

―夏はディフェンス重視の練習だったのでしょうか?
「ディフェンスに関しては入学してからずっとやってきているので、その蓄積だと思います」

―上級生のディフェンスでの粘りというのを感じるのは、4年間やってきた成果ということですね。4年がやるのは当たり前という話ですが、前田選手はオフェンスもディフェンスも本当に集中して貢献できていますね。
「自分が精神的な支柱にならなければいけないと思うので、そういう泥臭いところは背中で見せないとついてきてくれないと思います。そこは意識しています。声掛けもなるべく集めて言ったり、そういうところで崩れないようにということも常に考えますね。昨日のような試合をして何も意識しないと総崩れしてしまうと思います。メンタルとかチームが一つになるということを追求していきたいです。そうすれば優勝する力は持っていると思います」

―青山学院大は延期試合もあるので休めませんが、残り試合に向けて。
「あと3試合なので、インカレに向けていいチームになれるように頑張っていきたいです。今日をスタンダードにする必要があります」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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