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関東大学バスケットリーグ戦 9/25〜11/11
関西大学バスケットボールリーグ戦は近畿大学が優勝

2018.10.27 (Sat)

【2018リーグ1部】10/27レポート

東海大はホームで青山学院大に勝利
下位では神奈川大が貴重な5勝目


 1部リーグ戦は延期試合を除きあと4試合。19、20戦は東海大のホームゲームとなる。順位的には上位、下位ともまだ混戦が続いている。上位は東海大、大東文化大が揃って勝利。3位の専修大も勝利したが、残り試合すべてを勝利すればもう一つ順位を上げることは可能だ。大東文化大が1試合を残すため、最終順位は上位待ちになる。混戦の中盤の順位が決まるのは最後だろう。なお、インカレのシードは、今年は7位までだ。

 自動降格・順位決定戦については、3勝で12位の拓殖大は自力回避はなく、残りすべてを勝利して周囲の結果次第という状況。その上にいる11位の神奈川大は5勝目をあげて星の数で10位の中央大に並んだ。9位で6勝の明治大は破れ、星の差は一つと際どいところ。こちらも最終日までどうなるかわからず、緊張感に満ちた試合が続く。


■専修大学生田校舎

早稲田大が終盤の攻防で接戦を制す
拓殖大は前半のリードを守りきれず


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 3勝にとどまる拓殖大は、3連敗の早稲田大相手に立ち上がりから仕掛けた。シュートタッチが良く、#24荒川(3年。G)、#41杉野(2年・PF)、#99多田(3年・SG)が次々外から沈めると、ディフェンスも締めて早稲田大からターンオーバーを何度も奪いリード。早稲田大は#13長谷川(4年・G)の3P、#15森定のドライブで対抗するが、それ以外のシュート確率が今ひとつで、拓殖大の勢いは止まらず、最後に#9小室(2年・C)の3Pが決まると31―12で拓殖大が大量リードで1Qを終了した。

181027nakatani.jpg 2Q、早稲田大は#23中谷(4年・F)の3Pやオフェンスリバウンドで迫り、拓殖大は#9小室(3年・SG)の3Pで逃げる。早稲田大は#13長谷川がファウルトラブルでベンチへ。劣勢のなか、この試合で復帰した#27濱田(4年・F)が勝負強い3Pを決めていく。しかし拓殖大は#99多田の3Pが入ると、ディフェンスでもチャージングを取り、#9小室が難しいレイアップをねじ込んで20点のリードを守っていく。しかし次第にディフェンスがゆるむと残り3分を切ってから早稲田大がディフェンスリバウンドと#27濱田のシュートで追い上げていく。ボール運びでも拓殖大にミスを犯させ、#27濱田の3P、#15森定(4年・G)のスティールが生まれて48―42と20点あった差を6点差に縮めて前半終了。

181027arakawa.jpg 後半、早稲田大が立て続けにディフェンスリバウンドを押さえて逆転に成功すると、入れたら入れ返すシーソーゲームに。しかし開始4分、早稲田大は#13長谷川が4ファウルでベンチに。互いにシュートを入れ合う中、拓殖大は最後に#24荒川のフリースローと#0山梨(4年・PG)のドライブが決まり71―66で4Qへ入る。立ち上がりはどちらに流れるか見えない状況が続いた。拓殖大はガードのボール運びを狙われて厳しいところに#32祝(1年・PG・帝京長岡)を投入。そこから#34宮越(4年・PF)の3Pが生まれ、続けてチャージングを取るとわずかにリードを保っていく。追う早稲田大は残り5分31秒、#13長谷川が退場。しかし#41小室の体格を生かしたポストアップや、プレスディフェンスで差を詰めると#26富田(4年・C)、#27濱田の3Pが沈み早稲田大がこの4Q初めて逆転。タイムアウトを取った拓殖大は#24荒川の3Pで84―84の同点に戻すが、ここからのオフェンスが決まらなかった。早稲田大は#15森定が攻めてのフリースロー、またゴール下へボールが渡り決定打に。拓殖大は#99多田が守られ、きれいにシュートが打てず。最後は早稲田大が84―90で逆転勝利をあげた。

写真上:早稲田大は中谷が好機にリバウンドやシュートで貢献。
写真下:27得点と得点を牽引した荒川だが、終盤は簡単には打たせてもらえなかった。

 そのほかの2試合も競り合ったが、専修大、筑波大は4Qに逆転勝利を収めた。順位は動かず。



■東海大学会場

白熱の下位争いは神奈川大が4勝目

 白熱したのは6勝で自動降格圏内から遠ざかりつつある明治大と、4勝で苦闘中の神奈川大。前半から1点を争う攻防が続いたが、最後は神奈川大が勝利し、5勝目。また、5勝の中央大は2位の大東文化大に立ち上がりから差をつけられ、勝利は叶わず。中央大は1試合少ない状況だが、勝ち星で神奈川大に並ばれた。明治大は6勝しているが残りの試合は上位の大東文化大や東海大戦を残しており、ここからが正念場だ。


青山学院大は4Qに猛追するも
わずかに及ばず東海大がホームで勝利


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181027nisida.jpg 暫定首位の東海大はホームで青山学院大を相手に迎えた。1Qは互いに様子見の展開となった。青学大は守られてゴール下でのプレーができず、足が止まってターンオーバーを連発。東海大はアウトサイドも決まり、会場の盛り上がりと相まっていい雰囲気の立ち上がり。しかし最後は青学大の追い上げもあって13―15で終了。東海大は1Q途中から随時ベンチメンバーを投入し、スタメンを交えつつの構成で試合を進める。#15内田(4年・G)の3Pも決まると応援席も沸き、リードを維持していく。青学大は#52赤穂(2年・G)の速攻は出るが、ゴール下へは東海大のディフェンスに阻まれて力強いアタックができない。唯一#15石井(4年・PG)がペネトレイトで気迫を見せるが、#19西田(2年・SG)、#28津屋(2年 ・F)らのアウトサイドが着実に沈んだ東海大が31―39とリードして前半終了。

 3Q、東海大は#11大倉颯太(1年・G・北陸学院)がアシスト、シュートで青学大ディフェンスを翻弄。内外キレのある動きで掻き回し、周囲のメンバーが次々にシュートを決めると東海大のリードは20点に。4Q、あきらめない青学大は#21能見(3年・PG)の3P、#52赤穂のレイアップなど地道に追い上げ、残り4分で9点差と、最大23あった点差を一桁にまで戻す。余裕のあった東海大は控えを主体にしていたがミスが続き、あれよあれよという間に青学大に走られ、得点されてしまう。東海大は#11大倉颯太以下、スタメンを順次コートに戻して立て直しをはかるが、青学大はディフェンスでボールをカットし、#52赤穂が走り、フリースローなどで残り時間30秒を切って2点差にまで追い上げた。しかしここからのオフェンスはチャンスが作れず。83-81で東海大が際どい勝負を逃げ切った。

181027akaho.jpg「油断が招いた結果」陸川監督。指揮官である自分はもちろん、それ以上に選手たちの方がわかっているはずと言うが、大量リードを得てからは緊張感が緩んだのは確かだ。また、この試合で見られたスモールラインナップでの戦い方も検討課題と言える。抱負な人材を持つだけに、それを活かしたバリエーション豊かなパターンを持てれば、さらに強固なチームになるだろう。

写真上:東海大・西田は15得点。3Pは3/5。柔らかかつ正確なシュートが決まり始めるとチームも乗る。
写真下:23得点の青学大・赤穂。積極的なアタックで追い上げの中心となった。

※東海大・大倉颯太選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「自分たちのバスケットを突き詰め続ける」
強豪のスタメンという自覚と責任を背負って

◆#11大倉颯太(東海大・1年・G・北陸学院)
181027ookura1.jpgこの試合、17得点3リバウンド6アシスト、スティールも3と、見事な働きを見せた。リーグ途中よりスタメンに昇格し、ルーキーとは思えない堂々としたプレーぶりで東海大の攻撃起点となっている。今季ベンチ入りしている1年生はいずれもチームに勢いをもたらす活躍を見せているが、中でもコートでの存在感は別格だ。ガードとしてのみならず、チームハイの得点を記録することもしばしば。抜群の跳躍力を活かし、リバウンドでも非凡なものを見せる。青学大の追い上げに対し、いち早くこの大倉をコートに戻したことも、陸川監督の信頼を感じさせる。
それでも、この日の出来に本人は反省の弁が多かった。あくなき向上心と確固たる使命感、意志の強さを感じさせるその姿勢こそ選手を成長させる糧だ。今後のさらなる飛躍を期待したい。



―試合を振り返って。終盤に追い上げられました。
「残り4分半ぐらいで20点差があって、そこで気が緩んでしまいました。出ている5人もそうだし、ベンチにいた自分たち、東海のBチームの応援団まで含めて、そういう全体的に気の緩みがあったというのが、追い上げられてしまっただめなところだし、自分たちにあってはならないところです。リーグ戦も終わりでインカレも近いのに、こういうことがあったということは本当にだめで、あってはいけない。ただ、まだ修正できる段階でもあるので、ここからこうしたことをなくしていきたいです」

―ここまでのリーグ戦、どう感じていますか?
「自分はベンチスタートの状態からリーグ戦が始まって、皆で話し合ってこっちの方がいいのではないかとなって、スタメンになりました。4年生の思いも背負ってプレーしています。でも慢心、過信せずに自分たちのバスケットを突き詰め続けることがこのチームのいいところです。これからも今日みたいなことのないよう、これからミーティングをしてやっていきたいと思います」

―スタメンになっても非常に落ち着いてプレーしていますね。意識せず普段通りにできているのでしょうか。
「シーガルスのスタートは簡単にはなれません。自分は1年生ながらその役目を任されているので、その自覚と責任を持ってやっています。他の人より練習しなければならないし、意識して背負ってやっているし、やらなければいけないと思っているので、こうやってチームを背負えているのではないかと思います」

181027ookura2.jpg―大倉選手のパスは非常にクリエイティブにも見えますが、これはチームとしての約束が生きているのか、それともその場の動きからひらめくものなのか、どちらでしょうか?
「自分たちのセットオフェンスに基づいていますし、そうでない状況でもフロアバランスについて学んでいるので、自分が勝手に行っているのではありません。アクションをすれば必ずどこかが空いたり誰かがノーマークになったりするので、チームを信頼しあって、しっかりしたきれいなバスケットができるように練習からやっています」

―ただ、混戦の状況でもそこに出せるのか、というときもあり、フロアがしっかり見えているということですね。
「こうなったらここが空く、というのは練習でもやっているのでその場の判断ではなく練習通りにやっています。チームの信頼と練習あってこそだと思います」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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