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2018.10.06 (Sat)
【2018リーグ2部】10/6レポート(日本体育大会場)
慶應義塾大が接戦で国士舘大を下す
埼玉工業大は3勝目をあげる

6日から3連戦となる2部リーグ、日本体育大と江戸川大に会場が分かれた6日の第13戦の山場は、日本体育大会場で行われた8勝4敗で3位につける国士舘大と、6勝の慶應義塾大の一戦。なお1巡目の対戦では慶應義塾大が勝利している。1Qは慶應大が内外好調に得点し、国士舘大のシュートが落ちる間にリード。一時は10点以上の差がつくが、国士舘大は2Qに入るとゾーンを展開。これが効いて少しずつ追い上げ、前半は30―33と慶應大3点リードで前半を終えた。後半3Q、国士舘大のゾーンに対して得点が止まった慶應大が苦しい時間帯に突入。国士舘大のアウトサイドが徐々に当たり始める中、慶應大はそれでも我慢してリードすると、勝負は4Qに入り白熱。国士舘大は#21池田(3年・G)、#22白井(3年・SF)のアウトサイド等が決まり逆転。しかし慶應大も#7澤近(4年・F)がインサイド、#9山﨑(3年・G)、#6小原(4年・G)がアウトサイドで流れを呼び込み、58―61で3連戦の初戦を白星で飾った。慶應大はこの日怪我などで離脱していたメンバーが揃い、ようやくチーム全員で勝ち取った大きな勝利。国士舘大は上位との直接対決である日本体育大との対戦が延期になっているが、この敗戦で2位法政大と2ゲームの差ができてしまった。
12戦で立教大相手に2勝目をあげた埼玉工業大は、上武大と対戦。序盤から好調に得点し、上武大を寄せ付けず48―68で3勝目。上向き傾向だ。これで埼玉工業大、立教大、明星大の下位3チームは3勝10敗と星の数は並び、その上の江戸川大とも1勝差だ。首位の日本体育大は立教大相手に序盤から好調に得点し、最後まで手を緩めず100-51。
江戸川大会場では法政大、駒澤大、東洋大が勝利した。
写真:慶應義塾大は山﨑が勝負どころのシュート、アシストで見せた。
※慶應義塾大・澤近選手のインタビューは「続きを読む」へ。
「愚直にやり続けることで成果になっている」
地道な努力こそ結果を出す近道
◆#7澤近智也(慶應義塾大・4年・F)
この日は24得点11リバウンド、フリースローも12/14と安定感あるプレー。185cmのサイズながら強いフィジカル、柔らかいシュートを武器に慶應義塾大のゴール下を支えている。昨年までは怪我などもあってリーグ戦では活躍の場が少なかったが、今季は最上級生としての責任感、これまで自分に足りなかったものを克服して、まさに大黒柱としてのプレーでチームを鼓舞している。
—大事な一戦でしたが勝利しました。
「1巡目も勝っている相手とあって、みんなで勝とうという意識がありました。でも1戦目に比べるとシュートが入らなくて流れ的には悪かったです。それでも勝ちきれたのはチーム力が上がっている証拠だと思います」
—前回は差がつきましたが、今日は接戦で勝てたのは大きいですね。駒澤大、順天堂大に連敗しましたが、前節の上武大、そして今日の国士舘大と勝てたのは復調してきた感じでしょうか。
「リーグ戦は一度負けてしまうとその後はずるずるといってしまいます。昨年はそれで負け続けてしまったので、それはみんな分かっていたし、例え1敗したとしても次の試合から気持ちを切り替えてやっていこうとずっと話しながらやってきました。それが今回のリーグ戦では生きていると思います」
—その中で4年生がしっかりチームを支えている様子が伺えます。
「慶應大は僕がインサイドをやっていて、他のチームに比べたらインサイドが弱いと思われるかもしれません。でもそこで自分が身体を張ったプレーをしたり、インサイドでマッチアップしたらスピードのミスマッチで抜けるというのもあります。それで1対1をすることもできるし、パスを捌くこともできる。自分が起点になってリーグ戦はプレーしていて、それが得点にもつながっているし、4年生が引っ張っているという感じになっているのかと思います」
—澤近選手は内外のプレーの貢献度が大きいですね。外のシュートもかなりいいですね。
「外に関しては昨年入らなかった分、リーグ戦が終わってからオフシーズンに3Pやミドルシュートを練習して、自分のプレー幅を広げようとしてやってきました。春シーズンはあまり結果になりませんでしたが、愚直にやり続けることでリーグ戦では成果が出てきたと思います」
—早慶戦でも澤近選手のプレーは非常に良かったです。
「早慶戦は最後というのもあったし、4年生で何度もミーティングを繰り返してこのままじゃ駄目だよねと話し合っていました。プレー面以外のところで話し合うことで、それがまた練習にも落とし込めるし、それが早慶戦になったときに花開いたのかなと思います」
—慶應大のエースナンバーといえば竹内公輔選手(Bリーグ栃木)や岩下達郎選手(3×3PREMIERE)といった選手がつけてきた「7」ですが、そういうものを背負っている感覚はありますか?
「いや、あまり。自分がエースという感覚はまったくないです。山﨑(#13)や高田(#10)、鳥羽(#4)たちですよね。自分はそんなに点が取れないのは分かっているので、自分がエースというよりは自分は自分の仕事を全うするということを意識しています」
—まだ上位が狙える位置です。今週は3連戦なので少し大変ですが。
「明日、明後日と上位の2チーム(日体大・法政大)との試合です。でもリーグ戦が始まって今日初めて怪我人なども復帰して、ようやく全員揃いました。相手は強いですけど結構楽しみな部分もあるし、今日のようにチーム一丸となって戦いたいと思います」
埼玉工業大は3勝目をあげる


12戦で立教大相手に2勝目をあげた埼玉工業大は、上武大と対戦。序盤から好調に得点し、上武大を寄せ付けず48―68で3勝目。上向き傾向だ。これで埼玉工業大、立教大、明星大の下位3チームは3勝10敗と星の数は並び、その上の江戸川大とも1勝差だ。首位の日本体育大は立教大相手に序盤から好調に得点し、最後まで手を緩めず100-51。
江戸川大会場では法政大、駒澤大、東洋大が勝利した。
写真:慶應義塾大は山﨑が勝負どころのシュート、アシストで見せた。
※慶應義塾大・澤近選手のインタビューは「続きを読む」へ。
[続きを読む]
【INTERVIEW】「愚直にやり続けることで成果になっている」
地道な努力こそ結果を出す近道
◆#7澤近智也(慶應義塾大・4年・F)

—大事な一戦でしたが勝利しました。
「1巡目も勝っている相手とあって、みんなで勝とうという意識がありました。でも1戦目に比べるとシュートが入らなくて流れ的には悪かったです。それでも勝ちきれたのはチーム力が上がっている証拠だと思います」
—前回は差がつきましたが、今日は接戦で勝てたのは大きいですね。駒澤大、順天堂大に連敗しましたが、前節の上武大、そして今日の国士舘大と勝てたのは復調してきた感じでしょうか。
「リーグ戦は一度負けてしまうとその後はずるずるといってしまいます。昨年はそれで負け続けてしまったので、それはみんな分かっていたし、例え1敗したとしても次の試合から気持ちを切り替えてやっていこうとずっと話しながらやってきました。それが今回のリーグ戦では生きていると思います」
—その中で4年生がしっかりチームを支えている様子が伺えます。
「慶應大は僕がインサイドをやっていて、他のチームに比べたらインサイドが弱いと思われるかもしれません。でもそこで自分が身体を張ったプレーをしたり、インサイドでマッチアップしたらスピードのミスマッチで抜けるというのもあります。それで1対1をすることもできるし、パスを捌くこともできる。自分が起点になってリーグ戦はプレーしていて、それが得点にもつながっているし、4年生が引っ張っているという感じになっているのかと思います」
—澤近選手は内外のプレーの貢献度が大きいですね。外のシュートもかなりいいですね。
「外に関しては昨年入らなかった分、リーグ戦が終わってからオフシーズンに3Pやミドルシュートを練習して、自分のプレー幅を広げようとしてやってきました。春シーズンはあまり結果になりませんでしたが、愚直にやり続けることでリーグ戦では成果が出てきたと思います」
—早慶戦でも澤近選手のプレーは非常に良かったです。
「早慶戦は最後というのもあったし、4年生で何度もミーティングを繰り返してこのままじゃ駄目だよねと話し合っていました。プレー面以外のところで話し合うことで、それがまた練習にも落とし込めるし、それが早慶戦になったときに花開いたのかなと思います」
—慶應大のエースナンバーといえば竹内公輔選手(Bリーグ栃木)や岩下達郎選手(3×3PREMIERE)といった選手がつけてきた「7」ですが、そういうものを背負っている感覚はありますか?
「いや、あまり。自分がエースという感覚はまったくないです。山﨑(#13)や高田(#10)、鳥羽(#4)たちですよね。自分はそんなに点が取れないのは分かっているので、自分がエースというよりは自分は自分の仕事を全うするということを意識しています」
—まだ上位が狙える位置です。今週は3連戦なので少し大変ですが。
「明日、明後日と上位の2チーム(日体大・法政大)との試合です。でもリーグ戦が始まって今日初めて怪我人なども復帰して、ようやく全員揃いました。相手は強いですけど結構楽しみな部分もあるし、今日のようにチーム一丸となって戦いたいと思います」
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