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関東大学バスケットリーグ戦 9/25〜11/11
関西大学バスケットボールリーグ戦 9/1〜10/28

2018.10.06 (Sat)

【2018リーグ1部】前半戦総括

8戦目以降は大東文化大が単独首位を守る
中盤位以降は混戦で後半戦が勝負に


 全12チームとなり、かつイレギュラーのスケジュールで戦った9月は、1部リーグの選手にこれまでにない厳しさを課した。それでも黙々と戦い続けた前半戦は、勝つ条件を揃えてきているチームが上位に立っている。とはいえ、1勝、2勝ですぐに順位が入れ替わるほどの差しかなく、真の勝負は後半戦とも言える。上位・中位・下位の状況をまとめる。


首位・大東文化大、2位・東海大は
ディフェンスの良さ、層の厚さを武器に安定感を誇る


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 1巡目を終了し、1敗の大東文化大が首位、2敗の東海大が2位に位置する。この上位2チームは3位以下と2勝以上の差がついている。両チームに共通するのはディフェンスの良さと、スタメン&バックアップメンバーの確かな活躍だろう。大東文化大は11試合で失点700点と12チーム中で最小を誇る。11試合の中には調子の上がらない試合や、接戦でどうなるかわからない展開の試合もあったが、ここぞというときのディフェンス力は抜群で、そこから流れを掴むというのがパターン。主軸になるのは主将の#12熊谷(4年・PG)と#15モッチ(3年・C)で、勝負どころには必ずどちらかが絡んでいる。ただ、彼らだけが目立つ訳ではなく、今季の大東大はベンチスタートのメンバーを含めて全員がカバーしあい、確かな仕事をしている。シックスマンの#81後藤(4年・SG)は、「スタメンの疲労が溜まっているときにいかに働くかがシックスマン。そして誰が出ていても競り合いの中でチームとしての質を維持して一定にできるように頑張っている」と言い、スタメンの仕事、シックスマンの仕事それぞれで皆がベストを尽くすことが勝利の要因だと語る。その上で「ここまでの試合はディフェンス、リバウンド、ルーズボールをしっかり押さえ、大事なときに相手にセカンドチャンスをやっていない」というのも大きなポイントで、勝ち続けることでチームとして自信も得ているようだ。2巡目も安定した戦いができるかに注目したい。

180930ookura.jpg 2位の東海大は豊富なメンバーを誇り、タイムシェアしながら戦っている。9月半ばには天皇杯の一次ラウンドに参加したが(惜しくも敗退)、その影響もあまり感じさせず白星を増やしている。オフェンスの上手い選手が揃い、さらにチームのモットーであるディフェンスは、やはり上級生が出てくると締まる。#37秋山(4年・F)「夏にBリーグのアルバルク東京などプロチームとの練習試合をこなし、肌で感じるものがあった」と言う。過去のチームに比べればまだディフェンスは十分なほど堅固とは言えないが「日頃からチームとして意識できているし、リーグ戦で少しずつ改善してインカレにつなげたい」とするが、そのために「2巡目こそ内容にこだわり、質を上げたい」と、後半戦への意気込みを見せる。

写真上:何度となくチームを救うシュートを決めている大東文化大・熊谷とモッチ。
写真下:東海大はルーキーの大倉颯太がプレータイムを多く得て、存在感を増しつつある。



中盤戦は一つの勝敗で順位が入れ替わる混戦状態
青学大・専修大が着実に勝利し、早稲田大も浮上


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180930oosawa.jpg 昨年同様、中盤は混戦だ。最終節までどこがどの順位に入るかはおそらく読めない部分が多いだろう。その中でも前半戦ややリードしたのが7勝の専修大青山学院大。専修大は開幕から怪我人がちらほらと存在し、フルメンバーでの戦いにはなっていなかったが、豊富な人材を生かしてタイムシェアしながら戦ってきた。「怪我人がいたところをしっかりカバーしあっている。試合によっては良くないときもあったが、次の試合では立て直せているので、崩れすぎていないのはいいところだと思う」#34盛實(3年・G)。駄目になっても立て直せる力がついてきたのがチームとして昨年からの成長部分と言い、「後半戦はフリースローやリバウンド等、やらなければならない単純なことを突き詰めればもっと高い順位を狙える」と、しっかりポイントは認識できているようだ。青山学院大はこちらもサイズ、選手層の厚さで大崩れしていない。#20戸田晃輔(4年・SG)が初週の怪我でその後全欠となってしまったが、#31戸田貫太(4年・SF)、#43渡嘉敷(2年・SG)らがアグレッシブなプレーでもり立てている。ディフェンスは良く、高さもあるため上位陣と競り合っているが、ここぞという勝負で白星をもぎ取れるかどうかが問われる。

180930takama.jpg 地道に順位を上げてきているのは早稲田大。初週2連勝でリーグに入り、その後5連敗のあと再び4連勝で前半戦6勝をマーク。このチームの持ち味は豊富な運動量。ここぞというときにはプレスを仕掛け、相手のターンオーバーを誘って流れを持ってくる。「体力的に厳しい時間帯でもそれを徹底してできるかどうかをチームに問い続けている」と言う#27濱田(4年・F)をはじめ、#13長谷川(4年・G)、#26富田(4年・C)、#15森定(4年・G)ら、4年生がしっかりチームを引き締めている。同じく6勝の白鴎大は序盤は好調だったものの、天皇杯後は4連敗で順位を落とした。このチームは9月だけで最多の13試合の公式戦をこなしており、疲労は溜まっているはず。主将の#14髙間(4年・SF)が攻守で奮闘し、#23荒谷(2年・PF)の台頭もある。後半戦での立て直しに注目だ。

 筑波大日本大はやや負けが先行の5勝。日本大は序盤戦では首位に立っていたが、次第に負けが混んでいる。「悪くなってきたときにどうするかが課題」城間コーチが語っていたが、ディフェンスの良いチームと当たると持ち味のシュートもやはり確率が下がってしまう。自分たちの流れにどう持ってくるかが問われている。筑波大は熱戦となる試合が多いが大東文化大、東海大、青山学院大といった上位陣だけではなく拓殖大、明治大といった、今のところ下位に位置するチームにも負けているのが気になるところ。苦しいときは#11増田(3年・SF)が打開するが、チーム全体で勝つ内容になっていかなければこの先の厳しさは否めない。

写真上:「4年が折れたらチームの軸がブレる、今出せる全力を出していく」と早稲田大・浜田は言うが、声掛けも頻繁でチームを引き締めている。
写真中:専修大は途中欠場していた大澤も復帰してきた。
写真下:白鴎大はさまざまな選手が出場するが、髙間が安定したプレーを続けている。



下位4チームはやや苦しいながらも
中盤へのジャンプアップは十分可能


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180930imagawa.jpg 自動降格と順位決定戦に進むのは4チームだが、現在の下位4チームはまだ勝てばすぐ順位がアップするという状況にある。4勝の中央大はサイズこそないがタイトなディフェンスとインサイド陣の体を張ったリバウンド、スコアラーたちの活躍で強豪相手にもひるまない姿勢で戦っている。勢いに乗れば上位陣を食うことも難しくない。明治大は11戦目で3勝目をあげた。粘るが勝利に届かず、という試合が多かったものの、11戦目は「追いつかれて逆転されたけれど、いつもならそこからずるずる負けてしまうところを、もう一度盛り返して勝てたのは大きな収穫」#24森山(4年・PF)。長い戦いでは何かのきっかけでチームが変わることもある。前半戦はチームとしても不完全燃焼だったが、自分たちの目指す戦い方で勝った試合で何らかの手応えは得たはず。「いい方向に向いてきている」と前向きな姿勢を白星につなげたい。

 1部初昇格となる神奈川大は苦戦が続く。幸嶋監督は課題を「全力疾走」と言う。他チームに比べれば人材は限られており、長いリーグでは出続けるということは不可能だ。常に頑張れるのがこのチームの良さだが、どの試合も全力疾走では難しいため、選択と集中はある程度考えていかなければならない部分。1点差、ワンゴール差という試合が多いのが惜しまれるが、「今は1部の戦い方を学んでいるところ」という状況を後半に打開できるかが鍵だ。

 拓殖大は2勝に留まる。ドゥドゥ、岡田が相次いで離脱したことにより、チームは大きな影響を受けている。その中でも#99多田(3年・SG)は3Pで1位の本数を誇り、また、ディフェンスは昨年同様ゾーンが効いて流れを持って来られることが多い。失点の多さが目立つところは改善したいが、惜しい試合もあるだけに後半の立て直しを期待したい。

写真上:中央大は11戦目で筑波大と延長線にもつれ込む熱戦を展開。惜しくも破れたが、白鴎大など中盤チームも倒し、力はある。
写真下:明治大は大黒柱の今川の頑張りが目立つ。後半戦も踏ん張りきれるか。



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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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