FC2ブログ
2018年10月 / 09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月


関東大学バスケットリーグ戦 9/25〜11/11
関西大学バスケットボールリーグ戦 9/1〜10/28

2018.09.22 (Sat)

【2018リーグ1部】9/22レポート

大東文化大が連勝で1位を堅守
白鴎大は盛り返せず痛い連敗


180922takushoku.jpg

 半ばにさしかかった1部リーグは、水戸での開催となった9戦、10戦の2連戦でようやく厳しいスケジュールから開放されることになった。23日間で10試合(天皇杯出場の白鴎大は12試合、東海大は11試合)、しかも都心ではなく関東近郊開催で泊りがけの遠征となった試合もいくつかあり、選手やチームにはこれまで経験したことのない負担がのしかかったはずだ。

 この厳しい状況下で第10戦を終えてトップに立つのは大東文化大。それに東海大、青山学院大が続くが、上位は大崩れすることなく安定した戦いで順位を保っている。しかしそれ以下では星の取り合いで順位が変動した水戸での2試合となった。序盤に上位に立っていた日本大、白鴎大が連敗で順位を下げ、中央大、早稲田大はやや巻き返し。さらに、下位であえいでいた拓殖大と明治大もこの週に2勝目をあげた。

写真:拓殖大は2勝目。ベンチもにぎやかにコートの選手たちを盛り上げ、一体となっている。


拓殖大は苦しみつつも2勝目
中央大は白鴎大相手に終始ペースを握る

180922kumazawa.jpg ドゥドゥ、岡田の2大エースの離脱により大きくチームの姿が変わることとなった拓殖大は、第9戦で2つ目の白星を挙げた。対するは神奈川大。こちらも2勝止まりと苦しい状況だけに互いに譲らぬ展開となった。1Qは互いに差のない状態から、2Qで拓殖大は#0山梨(4年・PG)や#15熊澤(4年・SG)のシュートが当たって39-25と抜け出す。神奈川大はゾーンが崩せず、得点が伸びなかった。しかし3Qに#75小酒部(2年・SF)の連続3Pで拓殖大に迫ると50-46と追い上げて3Qを終了。勝負の4Q、神奈川大は#34工藤(4年・PF)が苦しい中でも得点し、大きくは離されないが4点から先が縮まらない。拓殖大は追い上げられそうなムードの中、#99多田(3年・SG)の3Pなど、相手のリズムを断ち切るシュートが決まっていき、69―62。嬉しい2勝目を掴んだ。

180922turumaki.jpg 勝敗数では少しずつ上位と下位の差がつきつつある中、中盤はまだ混戦気味だ。ここから調子を上げていければまだ上位陣に絡むことは可能なだけに、踏ん張りがいる時期でもある。その中でじわじわと存在感を高めてきているのが中央大だ。この日の相手は白鴎大。中央大は1Qで#13中村(4年・PG)のシュートをはじめ、インサイドで#76沼倉(3年・C)、#86青木(2年・C)もボールに絡み、中央大らしいオフェンスとディフェンスを見せると28―16と幸先のいい立ち上がり。この日の白鴎大はミスも多く、得点が伸びない。2Qは#32三浦(4年・SG)の活躍もあって白鴎大が持ち直すが、後半に入ると再び中央大ペース。激しくディフェンスで当たり、ゴールにアタックして10点差をキープ。白鴎大はフリースローを得るもなかなか決められないなど、チャンスを活かせない。69―80で中央大は4勝目を挙げた。

その他、東海大は専修大を下して2位をキープ。続く3位の青山学院大もディフェンスを締めて日本大を攻めさせず勝利するなど、首位の大東文化大をはじめ上位陣は安定を見せた。

写真上:4本の3Pを含む20得点、チームハイで盛り上げた拓殖大・熊澤。
写真下:22得点と、ポイントで引っ張った中央大・鶴巻。



【PICK UP】

大東文化大と筑波大の息詰まる攻防は
大東文化大が終盤の勝負どころを押さえて勝利


180922daito.jpg

写真:全員が好プレーを見せる大東大だが、それを締めるのが主将の熊谷。なくてはならない存在感を放つ。


 9節で首位に立った大東文化大は3勝であえぐ筑波大との戦いとなった。勝率的には厳しさを味わっている筑波大だが、固いディフェンスやエースの働きは決して上位に引けを取らない。試合は序盤から互いに譲らぬ展開となった。

180922morisita.jpg 1Q、筑波大は#88牧(3年・SG)の3Pが連続で当たり、#15森下(3年・C)もゴール下を攻める。大東大はスタメンの平均身長が1部リーグでもっとも大きな筑波大にゴール下をしっかり守られ、#15モッチ(3年・C)が簡単にはゴールを割らせてもらえないが、#23奥住(4年・SG)が連続3Pで粘る。しかし筑波大は#75井上(1年・C・福大大濠)のバスケットカウント、#11増田(3年・PF)のジャンパーもあって、1Qは25-17とリードを得た。

 2Q、大東大が巻き返す。#15モッチのゴール下、#12熊谷(4年・PG)の3Pと、2つの大黒柱が内外で機能すると、#2飴谷(2年・SG)の速攻など、走る展開に持ち込むパターンが増える。筑波大はそれでも#11増田の2本、#8菅原(2年・PG)の1本の3Pでリードを保って40-38と2点リードで前半終了。

 3Q、果敢にゴールアタックする大東大に対し、#11増田がブロック、フェイダウェイのミドルシュートと攻守で活躍。大東大は簡単にシュートできないが、ディフェンスの虚を突いて#91ビリシベ(4年・PF)の3P、#23奥住の速攻が決まると逆転に成功。筑波大は#27山口(2年・SF)の3P、#75井上がフリースローを獲得してこれについていく。ワンゴールを争う展開の中、大東大は残り3分で#39アビブ(1年・C・北陸)が退場に。これで#15モッチが休めなくなってしまい苦しくなるが、#23奥住、#12熊谷のアウトサイドもあって56-58と大東大がリードして4Qへ。

 4Q、筑波大は#8菅原、#88牧の外のシュートで開始4分で今度は4点のリードに成功するが、大東大のゾーンプレスも機能し始める。オフェンスでは#15モッチがフリースローをもらい、守っては筑波大のターンオーバーから#12熊谷の速攻、3Pと鮮やかに決まると逆転。残り4分からは3Pの打ち合いになるが、互いに落とさず残り1分半で大東大のリードは4点。大事な場面、大東大は筑波大を24秒守り切ると、残り50秒で#2飴谷がドライブからバスケットカウントを獲得し、7点のリードに。だが筑波大も切れない。#11増田が残り50秒で3Pを決めると点差は再び4となる。続く大東大のオフェンスが失敗に終わり、残り5.3秒、絶好のチャンスで放った筑波大の3Pは決まらず。最後は#12熊谷がフリースローを1本決め、75-80で大東大が勝負を制した。

180922ametani.jpg 昨年のインカレ決勝、今年のトーナメント準決勝と因縁めいてきた両者の対決はゴール下の力強さ、ディフェンスの強度、勝負強いシューターと、さまざまに見どころが多かった。大東大が終盤にリードする展開も春と同じでスリリングだったが、残りわずかから筑波大が逆転のシュートが決まった春とは違い、今回は勝負を左右する筑波大のシュートは入らず。軍配は大東大に上がった。この両者は2巡目に入ってすぐにも筑波大のホームゲームでの対決が組まれている。短い期間での再戦となるが次も注目だ。

写真上:筑波大・森下はフックでも見せた。
写真下:今季成長が目覚ましい大東大・飴谷。飴谷のランニングプレーが出始めると、大東大のペースだ。

※大東文化大・モッチ選手のインタビューは「続きを読む」へ。

[続きを読む]

【INTERVIEW】

「チームとして同じ目的を持って戦っている」
熱い気持ちを共有し、勝利を目指す姿勢

◆#15モッチ ラミン(大東文化大・3年・C)
180922mochi.jpg力強いプレーといつでも熱い気持ちでチームメイトを鼓舞する、大東文化大の大黒柱。全体的なサイズアップがはかられている1部リーグでは、際立って大きいという訳ではない。それだけにディフェンスの良いチームに対してモッチのプレーぶりが問われるが、大事なところをしっかり決めてくるのはさすがだ。筑波大戦ではフラストレーションが溜まった様子も見えたが、終盤はきっちりゴール下で仕事を果たし、見事チームの勝利を支えた。


―筑波大は春負けた相手ですが、それは気にしていましたか?
「まあそうだね。インカレでも戦ったし、大事なときに戦っている相手だから今日の試合に入る前、監督にも言われたし、勝ってよかったです」

―相手が大きくてディフェンスが厳しく、途中でアビブ選手も退場になってしまって負担は大きかったですね。
「相手のセンターの選手もファウルを取るのはうまいので、今度からやらないように。勉強すればいいと思う」

―いつもモッチ選手は苦しい時にチームに声を掛けていますね。今日も見られました。
「それがチームだから。みんな同じ目的だから、誰も落ち込まないように助けてあげないとチームメイトじゃない。自分もそういうときはみんなに引っ張ってもらうし、逆もそう。小さい頃からコートでよく話す子だったから。ちょっとうるさいよね(笑)」

―日本に来る前からそういう性格だったんですか?
「そう。普段からよく話してうるさいの(笑)」

―リーグ戦は長いですが、どう感じていますか?
「まだ長いけど、今日勝ったのは大きいから。明日の中央大にもしっかり勝って、1巡目最後の白鴎戦でいい試合をできるように」

―モッチ選手は春はヨーロッパでトレーニングをしていたと聞きました。
「イタリアにブラザーがいて、彼もスポーツマンだからトレーニングしたり、バスケをしたりしていました。何年も会っていなかったけど、会えたのは良かったです。また来年も行けるといいなと思っています」

―体も少し大きくなったっような気がします。トレーニングの成果でしょうか?
「そう?でも筑波と東海を倒したいから。日本人のいい選手はみんなそこにいるから。そういうチームを倒すために頑張ります」




関連記事

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:50  |  2018リーグ1部  |  Top↑
 | BLOGTOP |