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2018.09.09 (Sun)
【2018リーグ2部】9/8,9レポート
6試合が終了し、日本体育大と法政大が全勝を維持
慶應義塾大は国士舘大を破り順位を上げる

2部リーグは9月9日の時点で6試合を終えた。現時点で一歩抜け出しているのは日本体育大と法政大で無敗の6戦6勝。続く国士舘大が5勝、慶應義塾大は第5戦で無敗だった国士舘大を破り4勝と続く。第3週の第5戦、第6戦の様子と各チームの状況をまとめる。
写真:順天堂大は第6戦できわどい勝負を制し、2勝目をあげた。
無敗の首位は日本体育大と法政大
国士舘大、慶應義塾大が続く
日本体育大は第5戦で立教大、6戦で埼玉工業大に危なげなく勝利し全勝を守る。全試合80点以上の高得点で、メンバーのタイムシェアも有効に機能している。#64井手優希(4年・PG)を中心に7秒オフェンスを基本とし、春の新人戦で自信をつけた下級生たちが流れを持ってくる試合も見られた。また、#3大浦(3年・SG)や#50バム(1年・C・福岡第一)の存在は得点源の要であり、#24土居(2年・SF)と#33遠藤(2年・SG)の走るバスケットで得点が伸びるとそのまま日体大のペースになる。その勢いを止めずにリーグ戦を戦い抜けるかは上位争いの大きなカギになる。
法政大は第3戦の江戸川大戦でオーバータイムという危うい試合はあったが、5戦の明星大、6戦では駒澤大を破りこちらも全勝。前半はスロースタートの印象が強いが、3Qにしっかり得点を取っている。特に#34濱田(2年・F)はコンスタントに3Pを決め、#30水野(2年・G)がゲームをコントロールする。高さも実力も十分なチームが、どこまで集中力を継続させることができるか。次の第7戦、第8戦には国士舘大戦と首位の日体大戦がある。この勝敗が今後の順位にも影響するだろう。なお、アジア大会から帰ってきた#6中村(3年・G)は8日から合流している。
2チームに続く国士舘大と慶應大は第5戦で対戦。国士舘大は#18清水(3年・PF)と#86下(4年・PG)がリーグ戦序盤から好調であったが、この日は慶應大#4鳥羽(4年・G)が29点、#7澤近(4年・F)が22点の活躍を見せ78-91で慶應大に軍配。今年の2部リーグでは失点が少なくディフェンス力の向上が見える慶應大は、4Qは16-31と最後まで失速しなかった。さらに#10高田(3年・F)が132点で現在ランキング1位。国士舘大#18清水は116点で3位につける。国士舘大はこの初黒星で首位から一歩後退の3位、慶應義塾大は2敗で単独4位に。
写真:法政大・米山は駒澤大戦の2Qにブザービーターで3Pを沈めた。
※法政大・玉城選手の9/9駒澤大戦後のインタビューは「続きを読む」へ。
駒澤大は上位チームに食らいつくが惜しくも敗れる
順天堂大は2点差で東洋大から白星
第6戦、駒澤大は法政大との戦いが注目だったが、前半はペースを掴む時間もあったものの3Qに失速した。#65針生(4年・PF)を中心にディフェンスやリバウンドの粘りは好印象。そこからどうオフェンスで波に乗るれるかが今季の課題になりそうだ。
順天堂大は春の新人戦でも好プレーを見せた下級生たちが得点の中心になる一方で、#73佐々井(4年・G)は欲しい時の一本をしっかり決めてくる。第6戦の東洋大戦では4Qで追い上げられるも最後は#44大橋(2年・PF)が決勝点。高さのある東洋大相手にディフェンスやリバウンドでも貢献が目立った。2勝目をあげここからだが、チームとして点数が伸びない時間をどれだけ我慢できるかがポイントだ。
立教大は2勝止まり。#16横地(3年・PF)や#24木口(2年・PF)が果敢に攻めの姿勢を見せている。江戸川大は1勝で、#72狐塚(4年・SG)や#12オウマ(3年・C)を中心に得点に絡んでくる。両チームここから白星を増やしたい。
写真:駒澤大・澁田はコンスタントに得点に絡む。2年生ながらリーダーシップも見もの。
※順天堂大・大橋選手の9/9東洋大戦後のインタビューは「続きを読む」へ。
昨年の2部昇格のうち3チームは苦戦も見える
東洋大に吹く新しい風はチームを浮上させられるか
昨年2部昇格を果たした4チームのうち、法政大が全勝と好調だが上武大は3勝と5割、明星大は2勝、埼玉工業大は0勝とリーグ戦序盤から苦戦を強いられているチームもある。上武大は高さとパワー、明星大はスピードと1対1の強さが武器。中でも明星大の#7岡田(1年・SG・北陸)は現在3Pが24本でランキング1位を記録しているのに注目だ。埼玉工業大は#1張(1年・)が117点で得点ランキング2位に食い込み、オフェンス力の強さは証明済み。一方でディフェンス面は、長いリーグ戦を戦う上での課題となってきそうだ。
東洋大は秋シーズンより佐藤信長監督を迎え、徐々にプレースタイルが見えてきた。特にディフェンス面は力を入れていて、前から仕掛けるプレスも効果的だ。しかし第6戦の順天堂大には2点が届かず。
2部リーグはここで次の第7戦の18日まで9日間の空きができる。身体を休め、課題を修正するために有効に時間を使いたい。
写真:明星大の岡田(左)の3Pがチームに活力を与えている。
【9/9・第6戦終了時の勝敗】
日本体育大学 6勝0敗
法政大学 6勝0敗
国士舘大学 5勝1敗
慶應義塾大学 4勝2敗
駒澤大学 3勝3敗
上武大学 3勝3敗
順天堂大学 2勝4敗
東洋大学 2勝4敗
立教大学 2勝4敗
明星大学 2勝4敗
江戸川大学 1勝5敗
埼玉工業大学 0勝6敗
「もう一度、インカレの大舞台に立ちたい」
波乱万丈の4年間、ラストイヤーの決意
◆#5玉城啓太(法政大・4年・G)
とうとう最後のリーグ戦を迎えた。1年目は1部、2年目は2部、3年目は3部、そして4年目に再び2部に戻ってきた。インカレを経験した唯一の代、そして試合に出場する唯一の4年生玉城はプレーでチームを牽引する。チーム内で最も小さいが、「一部復帰」や「インカレ」にかける思いは最も大きい。代表クラスやキャリアのある選手が揃う中でどれだけ集中力を切らさず、上位チームの争いに勝っていけるか。若いチームを率いる玉城の姿に注目していきたい。
―第6戦、駒澤大と対戦した今日の試合を振り返って。
「前半は厳しい展開でした。前半終了間際に米山(#15)がブザービーターの3Pを決めてくれて流れが傾いたと思います。3Qの出だしも、ディフェンス部分はしっかりできたので、最後いい形に持っていくことができました。後半はいいですが、入りが緩いことは毎回言っていることです。練習やアップから集中しようとしていますが、まだまだ足りない部分があります」
―駒澤大への対策は具体的に何かしてきましたか?
「特別なことはしていないですが、得点源を抑えることは徹底していました。インサイドの針生選手(駒澤大・#65)やガードの澁田選手(駒澤大・#3)をまず抑えること。あとは個人で相手のフォーメーションを確認していました。自分たちがしっかりバスケットをすることができれば勝てる自信はあったので、まず集中力が大事でした。次は日体大や国士舘大と対戦しますが、そのゲームは特に力を入れていきたいです」
―1部復帰を目標にしていると思います。練習の雰囲気はどうでしょうか?
「そんなに厳しくはないですが、悪くはないという感じです。上下関係がないことで、言い合えるので練習はいい感じだと思っています」
―中村選手(#6)が代表から帰ってきました。チームに与える影響は何かありますか?
「太地(中村)はドライブをしてくれるので、その分外にパスが回るようになり、ノーマークが作れるようになっています。年間通して太地や水野がいない期間が多いですが、いなくても勝ってきました。いなくてもやるという周りの意識は上がったと思います。他の選手の成長は大きいですね」
―玉城選手は4年生になり最後の年です。何を意識してやっていますか?
「ランキングに上位に食い込むとか、そういうことは意識していません。ルーズボールとか地味なところですね。4年生は僕しか出ていないので、チームを引っ張らなくてはいけません。僕は言葉で引っ張るタイプではないし、それこそ上下関係がないからこそプレー面で見せていくべきだと思っています。ディフェンスやルーズボールは意識していきたいです。1部昇格すると、インカレ出場も同時に獲得できます。3年ぶりにインカレに出たいです。大舞台なので楽しいですし、大学はリーグ戦も長いのであまり人が入らないですが、インカレだけは観客が多いです。あの代々木の雰囲気は忘れられないです。今年は代々木ではないですが、もう一度あの大舞台に立ちたいです」
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「全部のポジションと、泥臭いプレーを」
チームの勝利に貢献するために自分ができること
◆#44大橋路哉(順天堂大・2年・PF)
第6戦では接戦となりつつも東洋大から2点差で2勝目をもぎ取った。その決勝点を決めたのが2年生の大橋だ。第4戦の江戸川大戦は1点差で敗れ、その時に決めきることができなかった悔しさを取り返したと言う。4Qに一気に追い上げられたが、連敗からの1勝は大きい。このリーグ戦、新人戦の結果から得た自信と自覚の見えるプレーは数字にも表れている。リバウンドが58本で第6戦を終えて3位。「泥臭いところから」と意識するが、シュートが中心の順天堂大には、欠かせない存在になっている。
―東洋大に競り勝ちましたね。今日の勝因は何でしょう。
「自分たちがリードする展開から、後半にかけて点差を詰められてしまいました。その中でペースが相手に傾いても、今日はしっかり我慢して踏みとどまることができたと思います。いつもの順天堂大だったら、ずるずると逆転されていたと思います。ディフェンスとリバウンドをどれだけ徹底できるかを、キャプテンの佐々井さん(#73)を中心に話し合ってきました。そこでディフェンスやリバウンドからのアーリーオフェンスでシュートを決めきることができたこと、順天堂大らしさが最後まで出し切れたことが大きな勝因であると思っています」
―4Qから一気にペースを持っていかれてしまいました。具体的に修正したポイントは何でしょうか?
「まず佐久間選手(東洋大・#28)のオフェンスリバウンドを警戒し、止めること。あとはサイズが自分たちより大きいので、セカンドチャンスをたくさん与えてしまっていました。そこは修正しました」
―大橋選手自身はどんな役割を担っていると思いますか?
「自分は全部のポジションができないといけないと先生から言われています。それを意識して、外からドライブも中のプレーもやることはもちろんです。それよりもルーズボールとディフェンス、リバウンドという泥臭いところを最も意識しなくてはならないと思いっています。それが勝利に繋がれば、得点はみんなが取ってくれるので、得点に無理に絡む必要はないと思います」
―春の新人戦の8位という結果は自信に繋がっていますか?
「はい、とても自信になっています。1部チームと多く戦うことができたのはいい経験になりました」
―第4戦の江戸川大戦(9月2日に対戦)で競り負けてしまいましたが、何が原因でしょうか?
「相手のゾーンにはまってしまいました。ガードはボールを運んでくれているのに、シュートを決めきれない状況でした。ゾーンアタックが詰まってしまい、2Qから最後までペースを掴むことができず、勝ち切れなかったです。最後は勝っている場面で狐塚選手(江戸川大・#72)にオフェンスリバウンドを飛び込まれてしまい、決められました。リバウンド部分ですね」
―今日の東洋大戦もゾーンを仕掛けられる場面もあり、リバウンドも劣勢でしたが江戸川大戦の修正ができたと言えますね。
「そうですね。4Qは疲れが出てしまい、前から取られることもありましたが、相手もファウルゲームになったので、楽に運べる形になりました。江戸川大戦で自分がシュートを決めきれず終わってしまったので、今日は決めることができて良かったです」
―東洋大の印象はどうでしょうか?
「監督が変わって、ディフェンス重視のチームに変わっていました。去年よりまとまったディフェンスが特徴だなと思いました。前から当たってくることも去年はなかったですし。情報がほとんどない相手だったので、最初は対戦したくなかったです。その中で、負けが続いていたのでこの1勝は大きかったと思います」
―リーグ戦はまだまだ長いです。チームとして個人として何を意識していきたいですか?
「今年は1部に上がることができる可能性が大きいので、泥臭いプレーからチーム一丸となってやっていきたいです。順天堂大はシュートのチームと言われているので、やはりシュートを決めきること。その上で、見ている人を楽しませることができるようなプレーをしたいです。個人としては、自分より背が大きい選手がいる中で、どれだけリバウンドに飛び込んでいけるかが勝負だと思っています。今リバウンドランキングにも絡んでいるので、留学生にも負けないよう、2部全体のリバウンド王を狙いたいです」
慶應義塾大は国士舘大を破り順位を上げる

2部リーグは9月9日の時点で6試合を終えた。現時点で一歩抜け出しているのは日本体育大と法政大で無敗の6戦6勝。続く国士舘大が5勝、慶應義塾大は第5戦で無敗だった国士舘大を破り4勝と続く。第3週の第5戦、第6戦の様子と各チームの状況をまとめる。
写真:順天堂大は第6戦できわどい勝負を制し、2勝目をあげた。
無敗の首位は日本体育大と法政大
国士舘大、慶應義塾大が続く
日本体育大は第5戦で立教大、6戦で埼玉工業大に危なげなく勝利し全勝を守る。全試合80点以上の高得点で、メンバーのタイムシェアも有効に機能している。#64井手優希(4年・PG)を中心に7秒オフェンスを基本とし、春の新人戦で自信をつけた下級生たちが流れを持ってくる試合も見られた。また、#3大浦(3年・SG)や#50バム(1年・C・福岡第一)の存在は得点源の要であり、#24土居(2年・SF)と#33遠藤(2年・SG)の走るバスケットで得点が伸びるとそのまま日体大のペースになる。その勢いを止めずにリーグ戦を戦い抜けるかは上位争いの大きなカギになる。

2チームに続く国士舘大と慶應大は第5戦で対戦。国士舘大は#18清水(3年・PF)と#86下(4年・PG)がリーグ戦序盤から好調であったが、この日は慶應大#4鳥羽(4年・G)が29点、#7澤近(4年・F)が22点の活躍を見せ78-91で慶應大に軍配。今年の2部リーグでは失点が少なくディフェンス力の向上が見える慶應大は、4Qは16-31と最後まで失速しなかった。さらに#10高田(3年・F)が132点で現在ランキング1位。国士舘大#18清水は116点で3位につける。国士舘大はこの初黒星で首位から一歩後退の3位、慶應義塾大は2敗で単独4位に。
写真:法政大・米山は駒澤大戦の2Qにブザービーターで3Pを沈めた。
※法政大・玉城選手の9/9駒澤大戦後のインタビューは「続きを読む」へ。
駒澤大は上位チームに食らいつくが惜しくも敗れる
順天堂大は2点差で東洋大から白星

順天堂大は春の新人戦でも好プレーを見せた下級生たちが得点の中心になる一方で、#73佐々井(4年・G)は欲しい時の一本をしっかり決めてくる。第6戦の東洋大戦では4Qで追い上げられるも最後は#44大橋(2年・PF)が決勝点。高さのある東洋大相手にディフェンスやリバウンドでも貢献が目立った。2勝目をあげここからだが、チームとして点数が伸びない時間をどれだけ我慢できるかがポイントだ。
立教大は2勝止まり。#16横地(3年・PF)や#24木口(2年・PF)が果敢に攻めの姿勢を見せている。江戸川大は1勝で、#72狐塚(4年・SG)や#12オウマ(3年・C)を中心に得点に絡んでくる。両チームここから白星を増やしたい。
写真:駒澤大・澁田はコンスタントに得点に絡む。2年生ながらリーダーシップも見もの。
※順天堂大・大橋選手の9/9東洋大戦後のインタビューは「続きを読む」へ。
昨年の2部昇格のうち3チームは苦戦も見える
東洋大に吹く新しい風はチームを浮上させられるか

東洋大は秋シーズンより佐藤信長監督を迎え、徐々にプレースタイルが見えてきた。特にディフェンス面は力を入れていて、前から仕掛けるプレスも効果的だ。しかし第6戦の順天堂大には2点が届かず。
2部リーグはここで次の第7戦の18日まで9日間の空きができる。身体を休め、課題を修正するために有効に時間を使いたい。
写真:明星大の岡田(左)の3Pがチームに活力を与えている。
【9/9・第6戦終了時の勝敗】
日本体育大学 6勝0敗
法政大学 6勝0敗
国士舘大学 5勝1敗
慶應義塾大学 4勝2敗
駒澤大学 3勝3敗
上武大学 3勝3敗
順天堂大学 2勝4敗
東洋大学 2勝4敗
立教大学 2勝4敗
明星大学 2勝4敗
江戸川大学 1勝5敗
埼玉工業大学 0勝6敗
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【INTERVIEW】「もう一度、インカレの大舞台に立ちたい」
波乱万丈の4年間、ラストイヤーの決意
◆#5玉城啓太(法政大・4年・G)

―第6戦、駒澤大と対戦した今日の試合を振り返って。
「前半は厳しい展開でした。前半終了間際に米山(#15)がブザービーターの3Pを決めてくれて流れが傾いたと思います。3Qの出だしも、ディフェンス部分はしっかりできたので、最後いい形に持っていくことができました。後半はいいですが、入りが緩いことは毎回言っていることです。練習やアップから集中しようとしていますが、まだまだ足りない部分があります」
―駒澤大への対策は具体的に何かしてきましたか?
「特別なことはしていないですが、得点源を抑えることは徹底していました。インサイドの針生選手(駒澤大・#65)やガードの澁田選手(駒澤大・#3)をまず抑えること。あとは個人で相手のフォーメーションを確認していました。自分たちがしっかりバスケットをすることができれば勝てる自信はあったので、まず集中力が大事でした。次は日体大や国士舘大と対戦しますが、そのゲームは特に力を入れていきたいです」
―1部復帰を目標にしていると思います。練習の雰囲気はどうでしょうか?
「そんなに厳しくはないですが、悪くはないという感じです。上下関係がないことで、言い合えるので練習はいい感じだと思っています」
―中村選手(#6)が代表から帰ってきました。チームに与える影響は何かありますか?
「太地(中村)はドライブをしてくれるので、その分外にパスが回るようになり、ノーマークが作れるようになっています。年間通して太地や水野がいない期間が多いですが、いなくても勝ってきました。いなくてもやるという周りの意識は上がったと思います。他の選手の成長は大きいですね」
―玉城選手は4年生になり最後の年です。何を意識してやっていますか?
「ランキングに上位に食い込むとか、そういうことは意識していません。ルーズボールとか地味なところですね。4年生は僕しか出ていないので、チームを引っ張らなくてはいけません。僕は言葉で引っ張るタイプではないし、それこそ上下関係がないからこそプレー面で見せていくべきだと思っています。ディフェンスやルーズボールは意識していきたいです。1部昇格すると、インカレ出場も同時に獲得できます。3年ぶりにインカレに出たいです。大舞台なので楽しいですし、大学はリーグ戦も長いのであまり人が入らないですが、インカレだけは観客が多いです。あの代々木の雰囲気は忘れられないです。今年は代々木ではないですが、もう一度あの大舞台に立ちたいです」
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「全部のポジションと、泥臭いプレーを」
チームの勝利に貢献するために自分ができること
◆#44大橋路哉(順天堂大・2年・PF)

―東洋大に競り勝ちましたね。今日の勝因は何でしょう。
「自分たちがリードする展開から、後半にかけて点差を詰められてしまいました。その中でペースが相手に傾いても、今日はしっかり我慢して踏みとどまることができたと思います。いつもの順天堂大だったら、ずるずると逆転されていたと思います。ディフェンスとリバウンドをどれだけ徹底できるかを、キャプテンの佐々井さん(#73)を中心に話し合ってきました。そこでディフェンスやリバウンドからのアーリーオフェンスでシュートを決めきることができたこと、順天堂大らしさが最後まで出し切れたことが大きな勝因であると思っています」
―4Qから一気にペースを持っていかれてしまいました。具体的に修正したポイントは何でしょうか?
「まず佐久間選手(東洋大・#28)のオフェンスリバウンドを警戒し、止めること。あとはサイズが自分たちより大きいので、セカンドチャンスをたくさん与えてしまっていました。そこは修正しました」
―大橋選手自身はどんな役割を担っていると思いますか?
「自分は全部のポジションができないといけないと先生から言われています。それを意識して、外からドライブも中のプレーもやることはもちろんです。それよりもルーズボールとディフェンス、リバウンドという泥臭いところを最も意識しなくてはならないと思いっています。それが勝利に繋がれば、得点はみんなが取ってくれるので、得点に無理に絡む必要はないと思います」
―春の新人戦の8位という結果は自信に繋がっていますか?
「はい、とても自信になっています。1部チームと多く戦うことができたのはいい経験になりました」
―第4戦の江戸川大戦(9月2日に対戦)で競り負けてしまいましたが、何が原因でしょうか?
「相手のゾーンにはまってしまいました。ガードはボールを運んでくれているのに、シュートを決めきれない状況でした。ゾーンアタックが詰まってしまい、2Qから最後までペースを掴むことができず、勝ち切れなかったです。最後は勝っている場面で狐塚選手(江戸川大・#72)にオフェンスリバウンドを飛び込まれてしまい、決められました。リバウンド部分ですね」
―今日の東洋大戦もゾーンを仕掛けられる場面もあり、リバウンドも劣勢でしたが江戸川大戦の修正ができたと言えますね。
「そうですね。4Qは疲れが出てしまい、前から取られることもありましたが、相手もファウルゲームになったので、楽に運べる形になりました。江戸川大戦で自分がシュートを決めきれず終わってしまったので、今日は決めることができて良かったです」
―東洋大の印象はどうでしょうか?
「監督が変わって、ディフェンス重視のチームに変わっていました。去年よりまとまったディフェンスが特徴だなと思いました。前から当たってくることも去年はなかったですし。情報がほとんどない相手だったので、最初は対戦したくなかったです。その中で、負けが続いていたのでこの1勝は大きかったと思います」

「今年は1部に上がることができる可能性が大きいので、泥臭いプレーからチーム一丸となってやっていきたいです。順天堂大はシュートのチームと言われているので、やはりシュートを決めきること。その上で、見ている人を楽しませることができるようなプレーをしたいです。個人としては、自分より背が大きい選手がいる中で、どれだけリバウンドに飛び込んでいけるかが勝負だと思っています。今リバウンドランキングにも絡んでいるので、留学生にも負けないよう、2部全体のリバウンド王を狙いたいです」
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