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2018.09.05 (Wed)
【2018リーグ1部】9/1,2レポート
1部リーグが開幕し、初日から接戦が連続
22試合の長丁場で栄冠に輝くのはどのチームか

9月1日、2部以外の1部と3~5部リーグが開幕した。1部リーグは2部と同じく22試合を戦うハードなリーグ戦になる。また、天皇杯の一次ラウンドが9月16日(日)、17日(月・祝)に予定されており、県予選を勝ち抜いてこれに参加する東海大や白鴎大はさらに過酷なスケジュールだ。9月中は平日の試合も多い変則スケジュールだけに、コンディショニングも気にかかるところ。
昨年は実力が拮抗したチームが多く混戦気味だったが、1週目の2試合を消化した時点で今年もやはりどこが勝つか単純にははかれない試合が多く見られた。さらに5日の3戦終了時点では全勝は白鴎大と日本大の2チームに。接戦の展開から勝負がつくという内容が多く、今年は昨年以上の混戦リーグとなる可能性もある。
白鴎大・日本大は好調な滑り出し
大東文化大・東海大は3戦目に初黒星
開幕連勝を飾っているのは白鴎大と日本大。日本大はアジア大会の3×3代表として出場していた#10杉本(2年・SG)が負傷で欠場しているが、同じく代表の#14松脇(3年・SG)ほかポイントゲッターが好調。40分間飽かず攻め続けるオフェンスチームの強みが出て、#0シェイク(2年・C)の高さも生きている。開幕から明治大、拓殖大を下したが、3戦目も大東文化大に勝利したのは大きい。このあとディフェンスのより強いチームと当たったときも長所を出し続けられるかどうかが注目だ。
白鴎大は#75シェッハ(3年・C)の高さと器用さは有効で、どの試合も出た選手が良さを出している。ディフェンスの良い青山学院大、東海大に勝利し、高さのある専修大も接戦から僅差で下し、白星を積み上げたのは自信にして良いところ。春からU22の活動でチームを離れることが多かった網野監督は、チームにすべての時間を注げていないという部分で「満足いく練習を積めてきている訳ではない」と言う。ただし「自分が不在にしていた分、選手に少しずつ自覚が芽生えてきている」と、個々の意識の変化や自主性の芽生えを好材料に挙げている。9月中の懸念といえば天皇杯の一次ラウンドか。昨年も出場しているが、勝ち上がれば2試合こなす必要があり、監督曰く「未知数」とするスケジュールをうまく乗り切りたい。
大東文化大と東海大は3戦目にともに破れた。夏は海外遠征を行い、ハードワークしてきた大東大の中で初戦、第2戦ともに存在感を見せたのは#12熊谷(4年・PG)だ。2戦目の青山学院大戦では得点が伸びずに苦しいところを、6本の3Pでチームを救った。西尾監督によれば「アジアパシフィックユニバーシティチャレンジに代表として選ばれ、これまで以上にリーダーとしての自覚が備わった」と言う。もともと落ち着いてリードする優れたPGだったが、精神的成長による変化がチームにもたらすものは少なくない。また、チームとしては春は見られなかった選手の出場も増えてきており、ここからの伸びしろに期待したい。同じく3戦目に敗戦を喫した東海大も豊富な選手層はやはり魅力的。このタレントたちが十二分に能力を発揮できるか否か、昨年9位となったときの轍を踏まないよう、上位をどのように維持していくのかを見ていきたい。ここに2戦目にワンゴール差で筑波大を下した早稲田大も2勝1敗で上位についている。
写真上:アジア大会終了後すぐだが、松脇は好調。
写真下:大東大は熊谷の勝負どころのプレーとリーダーシップが見どころ。
初の1部に挑む神奈川大は印象的なゲームを連発
拓殖大は苦しい黒星スタート
1部昇格組で鮮烈な印象を与えたのは神奈川大。長く2部や3部に籍を置き活動してきたが、ディフェンスを主体に40分粘り続けるスタイルは変わらない。そこに得点力のある選手が少しずつ加入し、総合力も上がってきている。1戦目は筑波大相手に1点差の惜敗、2戦目では昨年ともに2部で切磋琢磨した中央大を1点差で下した。ここで2戦とも最後のシュートを放って観客をあっと言わせたのが、昨年から逸材との呼び声高かった#75小酒部(2年・SF)。180センチ台半ばの身長ながら高い跳躍力で2m級がそびえる筑波大相手にもリバウンドをもぎ取り、勝負どころのシュートを託されるほど信頼感もある。春のトーナメントでも活躍が光ったが、大学界に現れた新星のプレーは秋も必見だ。3戦目は専修大に破れたがこれも1点差。小さなようで大きな1点の壁を越えていくようなチームの成長を2か月で見たいところだ。
苦しい船出となったのは拓殖大。#23ドゥドゥ(2年・C)の離脱により、これまでの必勝パターンが崩れ、3連敗。どう立て直しをはかるかが問われる。
残りのチームも大きく実力差があるような試合展開は少なく、今のところどこが勝ってもおかしくない状況にある。中2日で次の4戦、5戦が迫る。焦る段階ではないが、序盤からコツコツ勝利を積み上げられるか否かが終盤戦にも響いてくるのは確か。すでに怪我人も出ているチームもあるだけに、過密日程の中でコンディションを維持できるかも注目だ。
写真:神奈川大・小酒部は第3戦終了時点で得点4位、リバウンド6位につける。
【9/5・第3戦終了時点の勝敗】
白鴎大学 3勝0敗
日本大学 3勝0敗
大東文化大学 2勝1敗
東海大学 2勝1敗
早稲田大学 2勝1敗
筑波大学 1勝2敗
中央大学 1勝2敗
専修大学 1勝2敗
青山学院大学 1勝2敗
明治大学 1勝2敗
神奈川大学 1勝2敗
拓殖大学 0勝3敗
22試合の長丁場で栄冠に輝くのはどのチームか

9月1日、2部以外の1部と3~5部リーグが開幕した。1部リーグは2部と同じく22試合を戦うハードなリーグ戦になる。また、天皇杯の一次ラウンドが9月16日(日)、17日(月・祝)に予定されており、県予選を勝ち抜いてこれに参加する東海大や白鴎大はさらに過酷なスケジュールだ。9月中は平日の試合も多い変則スケジュールだけに、コンディショニングも気にかかるところ。
昨年は実力が拮抗したチームが多く混戦気味だったが、1週目の2試合を消化した時点で今年もやはりどこが勝つか単純にははかれない試合が多く見られた。さらに5日の3戦終了時点では全勝は白鴎大と日本大の2チームに。接戦の展開から勝負がつくという内容が多く、今年は昨年以上の混戦リーグとなる可能性もある。
白鴎大・日本大は好調な滑り出し
大東文化大・東海大は3戦目に初黒星

白鴎大は#75シェッハ(3年・C)の高さと器用さは有効で、どの試合も出た選手が良さを出している。ディフェンスの良い青山学院大、東海大に勝利し、高さのある専修大も接戦から僅差で下し、白星を積み上げたのは自信にして良いところ。春からU22の活動でチームを離れることが多かった網野監督は、チームにすべての時間を注げていないという部分で「満足いく練習を積めてきている訳ではない」と言う。ただし「自分が不在にしていた分、選手に少しずつ自覚が芽生えてきている」と、個々の意識の変化や自主性の芽生えを好材料に挙げている。9月中の懸念といえば天皇杯の一次ラウンドか。昨年も出場しているが、勝ち上がれば2試合こなす必要があり、監督曰く「未知数」とするスケジュールをうまく乗り切りたい。

写真上:アジア大会終了後すぐだが、松脇は好調。
写真下:大東大は熊谷の勝負どころのプレーとリーダーシップが見どころ。
初の1部に挑む神奈川大は印象的なゲームを連発
拓殖大は苦しい黒星スタート

苦しい船出となったのは拓殖大。#23ドゥドゥ(2年・C)の離脱により、これまでの必勝パターンが崩れ、3連敗。どう立て直しをはかるかが問われる。
残りのチームも大きく実力差があるような試合展開は少なく、今のところどこが勝ってもおかしくない状況にある。中2日で次の4戦、5戦が迫る。焦る段階ではないが、序盤からコツコツ勝利を積み上げられるか否かが終盤戦にも響いてくるのは確か。すでに怪我人も出ているチームもあるだけに、過密日程の中でコンディションを維持できるかも注目だ。
写真:神奈川大・小酒部は第3戦終了時点で得点4位、リバウンド6位につける。
【9/5・第3戦終了時点の勝敗】
白鴎大学 3勝0敗
日本大学 3勝0敗
大東文化大学 2勝1敗
東海大学 2勝1敗
早稲田大学 2勝1敗
筑波大学 1勝2敗
中央大学 1勝2敗
専修大学 1勝2敗
青山学院大学 1勝2敗
明治大学 1勝2敗
神奈川大学 1勝2敗
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