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第70回全日本大学バスケットボール選手権記念大会
12/10〜12/16@大田区総合体育館・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場

2018.06.07 (Thu)

【2018新人戦】6/7レポート

ベスト4は東海大・拓殖大・青山学院大・日本体育大
1・2年のナンバーワンを決める新人戦はいよいよ佳境へ


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写真:人材・能力ともに豊富な東海大は注目も高い。2連覇を目指す。


 ベスト4を決める4試合は、拓殖大が逆転勝利を決めたがそれ以外は差がつく勝負となった。

【勝負所のシュート力で拓殖大に軍配】
180607houri.jpg ベスト4を掛けた第1試合は筑波大拓殖大の対戦。試合開始直後流れを掴んだのは筑波大。ゾーンディフェンスからリバウンドを取り、得意の速い展開に持ち込み、1Qはハイスコアとなり29-20と筑波大のリードで終了。2Qの5分間は両チームの点数はほとんど動かず我慢の時間となった。先に抜けたのは筑波大で、#16野本(2年・SG)のドライブと#27山口(2年・SF)のジャンパーが光る。加えて#16野本は拓殖大#1岡田を、#27山口は#23ドゥドゥをしっかり抑え、簡単に点を取らせない。その中、拓殖大は#41杉野がリバウンドに絡み、それに応えるように#23ドゥドゥが得点に絡む。前半終了間際にはダンクシュートをも見せて食らいつき、38-33と筑波大の5点リードで折り返す。

 後半の先制点は拓殖大#23ドゥドゥのシュート。そこから#59齊藤(2年・SG)の3Pと続き追い上げにかかるが、筑波大#27山口のドライブインが好調でこの日23点の活躍。さらに#8菅原(2年・PG)の3Pと#13二上のジャンパーで点差を保つ。しかし拓殖大は#41杉野が粘り続けると、3Q残り3分、#1岡田と#23ドゥドゥのエースの2人が一気に攻めて畳みかけるとわずか3分で16点をも加点し、55-60と逆転し5点リードで残り10分へ。
 
 4Qも拓殖大の勢いは止まらない。ここで台頭してきたのは#8須崎(2年・C)や#10鱒(1年・SF・東山)といった合わせの存在で。そして#32祝(1年・PG・帝京長岡)が周りを活かすガード力を見せ、攻撃に安定感を加えた。筑波大は#8菅原がリバウンドの声を出し、積極的に速攻へと展開するが、徐々に体力面での苦しさが見え始めた。残り2分になると筑波大#8菅原が3Pを連続で決め、前からディフェンスを仕掛けるが、拓殖大はボールをキープして、着々と得点し追いつかせずそのままタイムアップ。86-76で拓殖大がベスト4を決めた。拓殖大は前半こそ両エースへのマークが厳しく苦しんだが、後半は一気にペースを掴んだ。

写真:終盤、絶妙のアシストパスを出した祝。注目ルーキーの一人だ。

※拓殖大・岡田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【青山学院大のシュートが好調でベスト4へ】
180607akaho.jpg 第2試合は専修大に勝利しベスト8に進出した法政大と、1部の青山学院大の対戦。序盤は互角の戦いに持ち込むが、前半の勝負所のシュート率が試合を決めた。1Q開始直後、青学大#52赤穂(2年・PG)がジャンパーと3Pを連続で決めると、#24永野(1年・PG・福大大濠)がディフェンスで頑張りを見せる。法政大は#12千代(2年・F)、#14小野(1年・G・法政二)が序盤から好調。ディフェンスがセットされる前に速攻で加点し18-16とリードを得る。2Qは法政大の#30水野(2年・G)のドライブに#7柴田(1年・G・東海大札幌)と#31戸井(2年・C)が合わせのプレーをみせる。青学大は#17保泉(1年・SG・市立船橋)が3本連続で3Pを沈めて波を作ると、法政大のミスを突きブレイクで一気に得点。法政大は#34濱田(2年・G)と#14小野の3Pで食らいつき34-42の8点ビハインドで後半へ。

 3Qもリズムはあまり変わらず。法政大は#12千代のレイアップから始まり、#14小野と#34濱田の3Pが光る。青学大は#43渡嘉敷(2年・SF)のジャンパー、#12斉藤(2年・PF)のドライブという全員がリングに果敢に向かって行く姿勢に。#36相原(1年・PF・明成)の見事なブロックショットも見られ48-55と点差を保つ。4Qは序盤から青学大がディフェンスで詰め足を動かし、速い展開に。#52赤穂がブレイクに走りバスケットカウントで一気に攻め込む。法政大は#30水野を起点とし、#14小野が積極的に攻めていくが、小さなミスが大きな痛手となった。青学大の勢いはそのままに、#52赤穂や#43渡嘉敷のドライブが連続で決まり、#17保泉は3Pとジャンパーを沈め、この日19点の活躍。点差はそのまま66-74で青学大がベスト4へ駒を進めた。

写真:5月の李相佰杯は怪我で欠場した赤穂だが、今大会は問題なくプレー。


【日本体育大が内外から順天堂大を圧倒】
180607endo.jpg 日本体育大順天堂大という2部同士となった第3試合、強いインサイドと高い身体能力を持つ選手たちを揃える日体大に、順天堂大が得意のシュートを放ち続けるという、それぞれの持ち味を発揮した内容になった。日体大は開始早々#50バム(1年・C・福岡第一)がオフェンスファウルを犯してしまうが、#96ディクソン(2年・SF)が立て続けに得点して一気にリズムに乗った。順天堂大は#15前田(2年・G)の3Pを皮切りにシュートを沈めるが、日体大も#50バムのゴール下、#24土居(2年・SF)、#30井出(1年・PG・福岡第一)の3Pもあって26-17とリード。2Qも日体大は内外からのシュートが好調で一気に順天堂大を引き離す。順天堂大は中盤まで高確率でシュートを沈めていたが、次第に確率が落ちていき、前半で54-30と差をつけられた。3Q、日体大は#50バムが3つ目のファウルでベンチへ下がるが、大勢には影響せず。107-80で日本体育大が久しぶりにベスト4進出を決めた。早い展開でどんどん外を打ってくる順天堂大は3Pを合計14本入れたが、リバウンドでは23本の差がついた。日体大も土居、遠藤、井手が各3本ずつの3Pを決め、機動力でも勝ったところを見せ、順天堂大を圧倒した。

写真:レイアップに行く日体大・遠藤。高い身体能力を見せる。


【全員出場で東海大ばベスト4進出を決める】
180607okura.jpg 第4試合、粘る大東文化大を下してきた東海大は、駒澤大との接戦に勝利した白鷗大と対戦。1Qは#19西田(2年・SG)のシュートを皮切りに#28津屋(2年・F)の3P、#11大倉(1年・SG・北陸学院)の得点でリードする東海大に対し、白鷗大は#52ブラ(1年・C・帝京長岡)のゴール下や#23荒谷(2年・PF)が攻め込み対抗し、18-16。しかし2Qの立ち上がり、白鷗大がシュートを決めきれない間に東海大は#28津屋の2本の3P、#86八村(1年・PF・明成)の連続ゴール下で一気に得点差を開き、優位な展開に。白鷗大はタイムアウトで修正をはかるが、その後も東海大の勢いは止まらず48-28で前半を終了。3Q以降、全員をバランスよく使い続ける東海大に対し、白鷗大は#52ブラ、#23荒谷以外のところではなかなか得点が伸びず。東海大は全員出場の余裕を見せて91-59。準決勝へと駒を進めた。

写真:ダンクに飛ぶ東海大・大倉。

※東海大・津屋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「ボールをシェアしながら理想の形に持ち込みたい」
チームを勝たせるための2年目の試行錯誤

◆#1岡田侑大(拓殖大・2年・G)
180607okada2.jpgチームとしては攻撃が単調になる時間帯もあるが、それでも最後は持っているオフェンス能力の高さで逆転に成功。ベスト4に進出を決めた。昨年からドゥドゥと2人でチームを牽引する役目を担ってきた岡田。40分出続けて自分自身をコントロールしながらチームとしても勝機を狙っていくのはたやすくないが、それをどうこなすのか。2年目も目が離せない選手だ。


ー前半は追いかける形になりましたね。
「向こうの方が全体的にキャリアがあるので押されました。半澤(#23)は出ていませんでしたが、その分、二上(#13)とはミスマッチが作れました。でも暉(#8菅原)があんなに3Pが入るとは思わなかったというのもありますね」

ー逆に拓殖大は前半打っても入らず、という時間帯になりましたね。
「ここまで明治大戦などでも3Pが入っていい流れになりました。今日はそれがなかったのでドライブに切り替えたのはいいんですが、体力的に40分出る分保つかどうかという課題もありますね」

ー岡田選手は40分出るというチーム方針ですが、体力面は2年目はどうでしょうか。
「普通のランメニューと試合の40分は違うので難しさはありますね」

ー昨年はドゥドゥ選手とのツーメンゲームで勢いをもたらしたというのはありますが、今年は春からあまりうまくいっていませんでしたね。
「トーナメントの青学戦では小室さん(#9)や荒川さん(#24)、多田さん(#18)といういい選手がいながら僕とドゥドゥのツーメンゲームだけになってしまっていました。いきなりボールが回ってきてもやはりシュートも入りません。新人組は僕とドゥドゥ以外はこれまであまり試合に絡んでいないメンバーですが、ボールを持ちすぎないでパスを回してからの逆サイドからのカッティングなど、ボールのもらい方を意識したプレーをしていますが、フェイスガードされるとそううまくいかないところもあります」

ー後半に向けた流れの中では周囲の選手もボールに絡んでいたのが良かったということでしょうか。
「僕のところで来るというのは相手もわかっていると思うので、そこで鱒(#10)や祝(#32)がしっかり活躍してくれたのは良かったです。今日はあの2人に助けられました」

ー昨年は上級生がしっかりチームをまとめてくれた上で勢いを出せたというのはありますが、全体チームでは今年はどのような目標、課題を持っていますか?
「できれば新人組のバスケットのようにボールが回って1対1やツーメンゲームが理想です。みんなキャリアがあるので僕も含めてですが、一人ひとりがボールを持ちすぎると春みたいなことになるので、プライドを持ちながらのボールシェアが一番大事かなと思っています。やっていいよとは言われますが、それで崩れたときは今のチームでは立て直せないので、この夏はどこまでそれができるようになるかが大事だと思います」

ー新人チームは結構声を掛け合いながらやっているのが印象的でしたが。
「新人チームは同期かその下なので掛けやすいのはありますね。皆も返してくれますし。全体チームでもプレーでは遠慮することはないのですが、そういう違いはあると思います。鱒は高校の後輩だし、祝はムードメーカーとしてもやってくれているのでありがたいです」

ー次は準決勝。さらに壁を越えないといけませんね。
「東海大の颯太(#11大倉)と西田(#19)とはいずれ戦わないといけないと考えていました。できれば決勝でやりたかったですが、とりあえず倒して優勝したいですね。向こうは代えのメンバーもいるので任された時間を必死にやってきます。自分は40分フル出場になると思うの負けないようしっかりやりたいです」

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「一試合一試合きっちりやるだけ」
やるべきことを認識し、遂行することで勝利につなげる

◆#28津屋一球(東海大・2年・F)
180607tuya.jpgハッスルかつ泥臭いプレーでチームを勢いづける良さがある。新人チームでは西田・津屋の2年生の2人が安定して力を発揮している。この日は3Pも3/5と好調で、19得点。チームを大いに盛り上げた。2連覇は意識していないというが、優勝候補筆頭とも見なされるチームだけに、次もどのようなパフォーマンスを見せるかに期待したい。この日は奇しくも誕生日。勝利のあとには応援席からもお祝いの声援が飛んだ。


ー試合としては余裕がありましたが、今日気をつけていたことは?
「東海のチームの特徴であるディフェンスです。このチームはオフェンスはなんとかなるというか、みんなできるので、その一方でディフェンスをどうにかするということをみんなで話し合って、このフォーメーションのときはこう止める、というふうに決めていました。今日はコミュニケーションを
取ってまとまってディフェンスできていたと思います」

ー一つ前の大東大戦でもディフェンスは良かったと思いますが、それ以上に?
「そうなんですが、そのあとのリバウンドが課題でした。今日はそこをレベルアップしてやれたから良かったと思います」

ー確かにオフェンスでは最初から津屋選手の3Pもありましたし、好調でしたね。
「そうですね、今日は良かったです」

ー新人チームは津屋選手、西田選手の2年生がチームを引っ張る存在ではあると思いますが、その意識は強いですか?
「1年生は個性豊かなメンバーである分、自分たちがうまく支えようと思っています。プレーというよりは声を掛けるとか、そういう面を意識しています」

ー新人チームの練習はうまくできてきたのでしょうか?
「西田や自分は他の代表の合宿などがあって正直あまりできていません。その中で新人チームのキャプテンである木下(#35)とかがまとめてくれていたので、そこに僕らもうまく入り込んでやれているという感じです」

ー昨年優勝している訳ですが、心持ちとしてどんなふうに考えていますか?連覇を狙いにいくという感じ?
「2連覇というのは自分はあまり意識していません。一つひとつ勝ち上がっていくことが大事です。優勝できる力は持っていると思っているので、どう勝つかとかということを一試合一試合きっちりやっていくだけです」

ー新人チームのいいところはどんなところですか?
「自分が思ったこと、こうした方がいいというようなところをみんなで言い合っています。それで皆で納得しながらやれているのはいいですね」

ーでもここまでの試合はとても良い状態に見えます。
「波が出ないようにというのは自分の課題ですが、良いですね。あと2試合、自分を出せるように頑張りたいです。トーナメントでは調子も悪くどうかしていたという感じですが、ここで勝ってリーグ戦やインカレにつなげたいですし、練習の相手にもなってくれた先輩に勝って恩返しがしたいですね」



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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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