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関東大学バスケットリーグ戦 9/25〜11/11
関西大学バスケットボールリーグ戦は近畿大学が優勝

2018.04.22 (Sun)

【その他の試合】第53回日本体育大学大学 筑波大学バスケットボール定期戦レポート

ロースコアな展開を筑波大が制して定期戦7連勝
日本体育大は終盤同点に持ち込むが届かず


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 トーナメント前に行われる試合としては一番最後になる筑波大日本体育大の一戦は、昨年同様終盤僅差で争う展開となった。

180422sugawara.jpg メインイベントである男子本戦、筑波大は馬場、青木、杉浦が抜け、主将の#14波多(4年・SG)がいまだ復帰叶わない状態で下級生メイン。日本体育大も田口、小田桐、江端とスタメンから3名が抜けたあと#64井出(4年・PG)以外は試合経験の少ないメンバーでのスタメン構成となっている。1Q立ち上がりは日体大ディフェンスにファウルが続き、オフェンスでも筑波大のディフェンスを突破できずにミスを連発。筑波大は日体大のターンオーバーから一気に7-0とするとメンバー交替をしながらリードを保った。日体大はオフェンスがうまく仕掛けられず1Qは17-10の筑波大リード。

 2Q、日体大は#50バム(1年・C・福岡第一)のオフェンスリバウンド、#3大浦(3年・SG)の3Pなどでじわじわ追い上げ。筑波大は#75井上(1年・C・福大大濠)が負傷退場すると動揺したかミスが続く。日体大はここで#96ディクソンタリキ(2年・F)が速攻を始めとする連続得点でチームを盛り上げ同点に。一方の筑波大は#88牧(3年・SG)が3Pでチームを落ち着かせると33-28とリードを守って前半終了。

180422ooura2.jpg 3Q、追いつきたい日体大は#3大浦が高い機動力を見せて得点。しかし全体でフリースローが決まらずあと一歩で停滞してしまう。筑波大も得点が思うように続かないが、日体大がフリースローを決められない間にじわじわと点差を離し、45-39で終了。しかし4Qは日体大が流れを掴んだ。筑波大は立ち上がりに#16野本(2年・SG)が連続得点。しかし日体大もここから奮起する。#96ディクソンタリキがフリースローを獲得すると、#3大浦がゴール下に切り込みレイアップをねじ込んでいく。#24土居(2年・F)、#50バムがバスケットカウントを獲得していき、一時8点あった差を1点差にまで縮めた。しかし筑波大も#88牧が冷静に得点。残り1分を切ってから#11増田(3年・PF)が日体大の勢いを断ち切る3Pを沈めると、これが勝負の決定打に。日体大は残り時間で得点することができず、61-54で筑波大が逃げ切り勝利を決めた。

 日体大はアウトサイド、フリースローの確率が上がらず「これだけ入らなければ勝てない」(#64井出)と苦戦した。バムら新戦力が奮闘を見せるなど、若返ったチームはここからの成長がカギだ。筑波大は牧、増田を軸に、高さも活かして日体大に簡単には攻めさせなかったが、こちらも得点が止まる時間がありまだまだといったところ。ここからトーナメントまで1週間、どのように仕上げていくか楽しみでもある。

写真上:2年目の菅原が牧と分け合いながらゲームをコントロール。
写真下:日体大は大浦が後半になって筑波大ディフェンスを切り崩していった。

※筑波大・増田選手、日体大・井出選手、大浦選手のインタビュー、試合の写真は「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「4年生のように頑張る」
チームを牽引する役割を全うすることが命題

◆#11増田啓介(筑波大・3年・PF)
180422masuda.jpg今季の筑波大は4年生が少なく、波多が未だ復帰叶わない中で牧とともにチームの両輪となるべきエースだ。どのチームも増田をいかに止めるかを考えてくるだろうが、サイズがあり、巧みなムーブの持ち主であるだけにそれはそう簡単ではないだろう。この試合では反省の方が多いという様子だったが、トーナメント連覇には彼の活躍が不可欠だ。


―昨年は春はほとんど代表合宿の方に参加していましたが、今年はどのような状況でのこの試合でしょうか?
「3月後半ぐらいに戻ってきています。土日は結構抜けていますが、去年よりは筑波で練習しているという状態です」

―そういう中での今年の日筑戦でしたが、いかがでしたか?
「結構自分が足を引っ張ってしまいました。シュートも入らなかったし、代わりに牧(#88)や菅原(#8)が助けてくれました。今日は本当にダメダメでした」

―終盤の3Pは試合の流れを決めた大きなポイントでしたが。
「あれはまぐれです。でも決められてよかったです」

―主将の波多選手(#14)がまだ復帰できないということで、4年生が少ない状況ですが、その中で上級生としての意識は。
「本当に牧がリーダーシップを取ってくれています。自分は自分からという感じではないですが、牧に乗っかって、3年生ですけど4年生のように頑張っています」

―自分としてはどのような役割を心がけていますか?
「声を出すとかそういうことは得意ではないんですが、自分にできることはゴールを狙うことです。今日みたいにシュートが入らなくても打ち続けようかなと思っています」

180422masuda2.jpg―増田選手がやはりチームとしてはキーマンだと思いますが。
「そんなことはないです。1年生もいい選手が入ってきたし、頼もしいです」

―今年のチームの強みはどのようなところでしょうか。
「他にはなくみんな身長もあって動けるチームです。留学生はいませんが、個人としては優れた選手が揃っていると思います。ただチームワークというものがまだ足りないと思うので、それを作り上げていきたいです」

―昨年のトーナメントは馬場選手が学生としては最後の大会として優勝を決めました。今年は。
「もちろん優勝は狙っています。優勝します」

―トーナメントまであと1週間ですが、どのような修正点がありますか?
「チームのことというよりは今日は本当に自分が駄目だったので、シューティングをしてシュートが入るようにしたいです。チームとしたら今日は留学生にやられてしまった部分も多いのでそこもやられないようにしたいですね」

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「コミュニケーションを大事に速い攻撃を」
キャプテンとして、ガードとして変化した意識

◆#64井手優希(日本体育大・4年・PG)
180422ide.jpg昨年から主力として試合経験を積み、キレのあるドライブとフローターや3Pなど、多彩なシュートで何度もチームを救った。今年は最高学年のキャプテンとして挑む最後の年。能力の高い下級生を抱え、自身のプレースタイルを意識して変えている様子が見える。この定期戦では惜しくも敗れたが、チーム全体ではリバウンドやルーズボールの頑張り、リングに向かう気持ちは十分にあった。あとは試合経験の少ないチームメイトの気持ちをどう安定させるか。今年もトーナメント上位に食い込む日体大を期待しよう。


―惜しい試合でした。
「最後の勝負所でターンオーバーが多かったです。あとは試合を通して3Pが23分の1とフリースローが20分の7ということで、これでは勝てる試合も勝てないですね。シュートの精度とリバウンドのような球際、簡単なところが今日は一番だめだったので、そこをしっかり詰めていきたいと思います」

―序盤は皆さん緊張していましたか?
「そうですね。去年は試合に全然出ていないメンバーが多くて、経験不足で最初は固くなってしまったようです。でもみんなで喋っていくうちに徐々に自分たちのリズムが取れてきました」

―去年はシーズン自体が入れ替え戦に進めず惜しい終わり方でした。新シーズンにあたってどう切り替えましたか?
「去年は1部に上がる力はもちろんありました。でも練習の良い悪いに波が激しく、安定しない状態を試合に持ち込むこともありました。その結果、勝つべきところで負けたりしてしまい、自分たちで1部昇格のチャンスを逃してしまいました。今年はみんなで喋っていこうということで、自分はキャプテンとしてチームメイトの気分の浮き沈みやチーム全体の波を一定に、悪い方に行かないように声掛けをするようにしています。もちろん自分を中心としてですが、学年関係なく喋ろうとしています」

―去年のキャプテン田口選手が学年関係なく思いっきりプレーできる環境を作りたいと話していました。それは残っていますか?
「はい、それは残っています。コートの上では学年は関係ないので、下級生から意見を言われたらしっかり聞くし、自分も言います。そこはいい関係ができていると思います」

―井手選手は比較的試合経験をしてきた選手ですね。その面で意識していることはありますか?
「藤田先生からも言われていますが、去年は小田桐、江端、田口という先輩方がいて先輩にマークが集中するので自分は好き勝手やっていました。今年はガードとして、キャプテンとして試合に出ているのでゲームをコントロールすることが大切だと思っていて、周りの選手を生かすことを考えています。自分がミスして崩れたら、チームも崩れると思います」

―なるほど、今日の試合も自分で攻めるというより周囲にやらそうという印象が強かったですね。チームが大きく変わった中で勝つために何をしていこうと思いますか?
「コミュニケーションと、今年は7秒バスケットを意識しています。速い展開で攻めるというのをプレースタイルにしているので、そこを徹底すること。それをするためには球際を詰めていくこととディフェンスをしっかりすることが大切であると思います。粘り強くやっていこうと思います」

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「自分の長所でチームに貢献していきたい」
日体大の新たな切り札として期待のかかる3年目

◆#3大浦颯太(日本体育大・3年・SG)
180422ooura3.jpgこの日アグレッシブに攻めて日体大の攻撃起点となり、筑波大のビッグマンをかいくぐって何度も印象的なレイアップを決めた。スペースがない場所でも果敢に攻め込んでゴールする得点力があり、1年時より出番を得ていたが、2年生となった昨年は春から怪我でリーグも本格的な出番が後半からと復帰に手間取った。昨季の得点源が抜けた今季は、大浦の活躍度合いが問われるだろう。


―今日の試合を振り返って。
「出だしからミスが目立って相手に得点を挙げられることが多かったです。1週間後にトーナメントがあるので、そこに向けて筑波にリベンジできるように頑張りたいです」

―最初のミスというのはやはり緊張感でしょうか?
「去年あまり試合に出られていないメンバーが多いので、慌ててしまったのではないかと思います」

―途中から着いていって良いプレーも出たと思うのですが。
「最後の中盤あたりからディフェンスを頑張ってみんなで追いつけた部分もあるので、それをトーナメントで継続していきたいです。フリースローの確率やイージーシュートの確率が低くて、そこが点差に出ているのは課題ですが」

―個人の出来としては?
「シュートがぜんぜん入っていなかったんですが、4年生がベンチから積極的に狙っていけと言ってくれて、そこでふっきれました。後半からリングに向かっていけましたね。でも出だしが駄目だったので最初から3、4Qのようにできるようにならないといけないです」

―昨年は春に怪我があって欠場が長引いてしまいましたね。悔しさもあったのでは。
「そうですね。去年はトーナメント3位になったので自分もコートに立ちたかったし、リーグ戦で最後の2週に試合に出してはもらいましたが悔しい思いをしました。今年は1部昇格を目標に頑張りたいです」

―本格復帰に時間がかかってリーグ終盤でようやく長いプレータイムを得られました。思ったより長かったですね。
「リーグ序盤に復帰はしましたがやはり体力的なこととかいろいろついていけませんでした。7か月のブランクだったので」

―昨年は田口キャプテンを筆頭に4年生が引っ張りましたが、今年は大浦選手も得点面などかなり重要な役目を担うのでは。
「周りの人たちもシュートを積極的に狙っていけと言ってくれます。そこが自分の長所なのでそこでチームに貢献できるようにやっていきたいですね」

―今日はサイズもある筑波大相手にいいプレーも出せました。やれるなという感覚はありますか?
「1部でも上位の存在なので、そことトーナメント前にやれたのは良かったと思います」

―日筑戦は昨年も惜しい試合で、今日もあと少し、という内容でした。そういう結果から考えると今季を通してどこを大事に戦っていくべきでしょうか?
「4Qの最後の競っている部分で簡単なミスが目立って、5点、8点と開かれました。そこの詰めの甘さを調整していかないといけません。トーナメントではそれを大事にしたいです」



【PHOTO】

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試合前に盛り上がる両ベンチ。


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激しいマークの中でもゴールを狙った増田。今季は昨年以上に相手チームから激しいディフェンスを受けそうだ。


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前半の出番でシュートを決めた筑波大・青木。


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要所でチームを落ち着かせた牧。フロアリーダーとして期待がかかる。


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インサイドで活躍を期待したい玉木も4年生。


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リバウンドを量産した日本体育大学のルーキー・バム。ダリとともに活躍に期待したい。


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今季から出番が増えそうな遠藤。


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土居はスタメン出場。


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ベンチスタートでチームを乗せたディクソンタリキ。


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コミュニケーションを大事にしたいという日体大。チーム一丸となれるか。


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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