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関東大学バスケットボール新人戦 拓殖大が1992年以来の優勝
西日本インカレは近畿大が優勝

2017.12.10 (Sun)

【2017インカレ】11/26 4位 白鴎大インタビュー

「背中で見せて欲しいと言われていた」
求められたエースとしての存在感を追求した4年目

◆#0野﨑零也(白鴎大・4年・SG)

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試合の入りが課題と語った準決勝から一夜明け、最終戦は1Qで3Pを6本沈め、観客の度肝を抜いた。シュート力で非凡なものを見せ、特に勝負際のクラッチシューターとしての存在感が大きかった野﨑だが、高校時代は4番ポジションというのだから、彼のこの4年間の成長ぶりが伺える。春から自分が見せなければという意識は強く、トーナメントはチームを準優勝に導くには欠かせない活躍を見せ、秋は夏の怪我が尾を引く状態でもまったくそれを感じさせずにシュートを決めてみせた。落合コーチから求められたエースとしての責任を、しっかり果たす姿がそこにはあった。


—試合が終わった瞬間、どんな思いでしたか。
「4年間あっという間だったなという印象が強かったのと、最後は勝って終わりたかったんですが、ベスト4ということは簡単なことではないですし、後輩たちをここまで連れてこられたので良い経験だったかなと思います」

—去年が3位ということで、少なくともその順位だけはという思いもあったことと思います。
「そうですね。できれば決勝に行きたかったんですけど、昨日負けてしまって。去年と同じ順位(3位)を取りに行きたかったんですけど、そこは悔しいです」

—まだ今ひとつ心の整理がついていないような状態でしょうか。
「そう思う部分もありますが、僕としては、神里(#21)、奥野(#18)、須田(#33)という4年生3人とバスケができたというのは、すごく光栄で楽しかったです。それに最後に高校の同期の拓大の富山(#33)とマッチアップができたのも、すごく楽しくて(笑)。まだちょっと悔いが残っているんですけど、楽しい時間でしたね」

—その言葉通り、今日は笑顔がある中でのプレーでしたね。
「もう悔いが残るようなことはしたくないですし、最初から最後まで楽しむということを、僕自身思っていました。後半が始まる前には拓大のドゥドゥ(#23)も『楽しもう』と言っていたので、そこは楽しめたと思います」

171126nozaki1.jpg—1Qが快調で、昨日話をされていたゲームの入りはうまくいきました。
「あれがずっと持続できれば良いんですけどね(苦笑)。前半では良い勝負ができていたんですけど、後半で足が止まってしまって、完全に持って行かれてしまったことは反省点です」

—そこは後輩たちの課題ですね。
「そうですね。ただ、今年は今年なりの改善点がありますし、来年は来年でまず僕たちが抜けていくので、新しい課題が見えてくると思いますし、そういったことはまた一から作り直していって欲しいです」

—インカレでは4年間で着実に戦績を上げてきました。チームとしても個人としても成長を実感できると思います。
「1、2年生の時のインカレは1回戦や2回戦での敗退で、その時も目標がまだベスト8でオールジャパン出場だったんですけど、去年は3位にも届きました。そこから優勝したいという気持ちがみんな芽生えて、チーム一丸となってやってこられたことは、チームとしてのすごい成長だと思います。個人としては、この大学でバスケットが今までよりずっと学べたと思いますし、人間性の部分でも強くなったと思います。白鴎に来て、良かったなと。それだけです」

—高校時代はインサイドのプレーが中心だったと思います。この4年間でポジションが上がり、別人のようなプレイヤーという印象です。
「確かに高校時代は4番で、相手のセンターとマッチアップすることも多かったです。それで大学に来て、オフェンスの面では苦労することは多くなかったんですけど、ディフェンスが4番ポジションとしてのディフェンスがそれまでは多かったので、最初は相手のフォワードにつくのはきつかったです。でも4年間やってきたことで、ディフェンスも慣れましたし、オフェンスの面でもエースと言われて頑張ってこられたと思います」

—このチームで学べたことは大きかったですか。
「嘉郎さん(HC)はすごく良いバスケットをされていて、僕自身かなり身になった部分が多いです。そこで学んでいけたことは僕自身にとってすごく良いことでしたし、もっと色んなバスケットを知りたいと思うようになりました」

171127suda.jpg—落合HCからは会見で選手一人ひとりと定期的に面談されているという話がありました。一対一の話の中で、どのようなことを求められていましたか。
「『プレーで見せて欲しい』ということと、『背中で見せて欲しい』ということを言われてきました。最後は勝たせてあげられなくて、それができたかと言われれば、できていなかったのかなとは思いますけど(苦笑)、後輩たちにそれが少しでも響いてくれたら良かったのかなと思います」

—最後にこの4年間を振り返って。
「後輩や先生にももちろん感謝ですけど、一番は4年生の同期ですね。同期がいなかったら僕も潰れていたと思います(笑)。最後のインカレまでバスケができて良かったです。これからそれぞれのステージに進むんですけど、そこでも切磋琢磨して、頑張っていきたいです」

写真下:野﨑が同期として触れた中で、「本当に支えてもらった」と言う主将の須田。コートに立つ時間こそ多くはなかったが、白鴎大の精神的支柱として仲間の信頼は厚かった。3位決定戦では終盤に出場し、シュートを放った。

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「下級生がしっかり力をつけてくれた」
目標達成にはあとわずかだが、意味のあった1年

◆#18奥野功知(白鴎大・4年・PG)

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ゲームをコントロールするガードとして、この2年はなくてはならない存在だった。安定感のある奥野と攻撃的な神里の両輪がうまくつながるときの白鴎大は強かった。奥野自身は試合に出始めたのは昨年からになるが、シェッハら他のメンバーとの息の合わせ方は上手く、昨インカレではそれがチームに何度も勢いをもたらしたのも印象に残る。こうしたプレーができるのは、試合をよく見て学んできたことが大きいと言う。見て考え、勤勉に努力することの大切さを教えてくれる選手の一人だ。


−最後のインカレを終えて今はどんな気持ちですか?
「メダルを持って帰ろうという話をしていたんですが、負けてしまって4年生の力で勝てなかったことには悔いが残ります。でも後輩たちもこの大会で成長してくれたので、来年のための収穫はあったと思います」

−春トーナメント準優勝しましたが、そこからこのシーズン、どれだけ成長したなと思いますか?
「僕たち4年生はやることは変わりません。下級生がどれだけ4年生の考え方についてこられるかが課題でした。それが夏を通してリーグ戦も含めて良くなりました。あと結果を出すことについては4年生がやっていかなければいけないなと思っていたので、それ以外の部分は下級生がしっかり伸びてくれてここまでこられたと思います」

−奥野選手は主に昨年から主力としての出番を得るようになりました。それまでにどんな努力がありましたか?
「一番やってきたのは、自分たちの試合の映像を見て修正する部分やスペースの空いた部分を繰り返し見て、イメージを持ってやってきましたね」

−シェッハ(#75)選手と一番上手くプレーするのは奥野選手だなと感じることがたびたびありました。
「シェッハは高さがあるし、あそこの点数を伸ばすことに自分のパスや合わせで伸ばして欲しいと思っていました。それで空いたスペースとかを見ながらシェッハとも常に目を合わせてやっていました。高校時代から大きな選手と一緒にやっていた慣れもあると思います」

−白鴎大は1部に定着して、バスケットも年々洗練されてきましたね。選手としてもそういう感覚はありますか?
「頭を使うし、スペーシングが大事なのでそこを意識しながらカウンターなんかも狙っていかないといけません。それが難しいんですけど、練習でそれを染み込ませてやってきています。4年生はそれが馴染んでいますね。下級生はまだこれからかなと思う部分もあります」

171126okuno2.jpg−白鴎大もいい選手がたくさんいますが、出番を勝ち取るには何が大事でしょう。奥野選手自身はどうでしたか?
「自分は2年生ぐらいからずっとベンチで見てきた部分、イメージしてきた部分があったので、それを発揮できれば試合には出られると思っていました。下級生も試合をしっかり見て、イメージを大事にしてもらいたいですね。ディフェンスを見てバスケットをすることをもっとやって欲しいです」

−前田選手(#58)が自分たちは無名だから強い相手を倒したいというような話を準々決勝でしていましたが、それはみんなも持っている意識でしょうか?
「やはり無名の選手が多いのでそれはありますね。高校時代輝いていた選手がいるチームを倒すのが自分たちの目標だし、それこそ今それを越えなければいけないところにチームとしても来ています。そこはがっつり前に向かっていって欲しいですね。ここ数年の結果で力はついてきたと思いますがまだ甘い部分はあるし、決勝には実際行けていません。3位決定戦も負けていますし。だから後輩たちにはそこの壁を破って欲しいなと思います」

−白鴎大に来て一番良かったと思ったのはいつでしたか?
「春のトーナメントで準優勝できたことと、最後のインカレでベスト4に入れたことは自信を持っていいことだし、良かったことです」

−春は特に9試合した末の準優勝でしたね。
「きつかったですね。特に明治戦(ベスト8がけ)、拓殖大戦(準々決勝)は正直勝てるか勝てないかだったので。でも試合を重ねた分、経験できたし、それが良かったのかなと思います」

−今年の4年生たちはどんな仲間ですか?
「和(#21神里)は結構控えめですがよく見ているし、控えで支えてくれたので安心しました。零也(#0野﨑)はもう点を取ってくれればという感じで、エースとしてしっかりやってくれました。本当に感謝です」

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「HCのもとで積み上げてきた」
実績を確かな自信に変えた4年間

◆#21神里 和(白鴎大・4年・PG)

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セカンドガードとして出て来る神里は、リリースの早いシュートやボールハンドリング、素早い動きでチームを牽引する存在だ。クラッチシューターの側面もあり、リーグ戦では神里のミラクルショットで勝負が決まった試合もある。神里がセカンドに座るからこその安心感があるのがチームの強みではあるが、大事な試合でそれを発揮しきれなかったことは本人も悔いが残るようだ。それでもここ数年の白鴎大の躍進を支えてきた一人であることは間違いない。独特の沖縄らしいリズム感を持ったプレーは、しばらく記憶に残るだろう。


―今日の試合を振り返って。
「準決勝の敗戦からちょっと切り替えられていなかったなと思います。自分としては今まで支えてくれた学生コーチや監督たちに恩返しとしてメダルを取りたかったのですが、結果が出せなかったのが残念でした」

―インカレ全体を振り返ってはいかがですか?
「自分の中ではあまりよくなかったです。いつも自分は2Qで出るのですが、そこで離されてしまって追い上げるという展開がお決まりみたいになってしまった。そこで控えのメンバーでも点を取って差を詰めないとスタメンがきつくなるのに、自分を含めて控えのメンバーがだめでした」

―その要因は、今考えてみると何が挙げられるでしょうか。
「なんですかね……ちょっと消極的な部分があったのかな、と思います。あと自分の場合はやってやろうと思ってそれが空回りしてうまく行かなかったかなと。リーグからはしっかり切り替えて入れたので、去年の成績(3位)を超えたかったですね」

―それでも、1年のときから少しずつステップアップしてきました。
「1年生の頃は、優勝とか、こういう舞台に立てるとかも正直まったく考えられなくて。でも嘉郎さん(落合HC)のバスケットボールを積み上げてきて、皆に共通理解ができて、チームとしてうまく機能するようになったので、嘉郎さんの指導力はすごいなと思います。とくに去年は優勝も狙えると思っていました。今年のメンバーでは難しいかなという思いも最初は少しあったんですが、春のトーナメントで決勝まで行けたので、ここまで来られる力があるんだと自信になって、改めて優勝を目指してきました。トーナメントの決勝では筑波にやられたのですが、その分天狗にならずにひたむきに頑張ってこられたと思います」

171126kamisato2.jpg―その中で、神里選手としてはチームに貢献できましたか?
「どうですかね。皆にエネルギーがないときに試合に出て、前からディフェンスして流れを変えてというのはできたかなとは思いますが、最後の最後で勝たせられなかったのがちょっと心残りです」

―神里選手がベンチに控えているというのは心強かったと思います。個人としても成長できた4年間だったのでは?
「沖縄の選手はサイズが小さく、高校のバスケットスタイルは走りまくって点を取るという形でした。それが白鴎は留学生がいて、その使い方とか最初は全然わからなかったですね。スタメンの奥野(#18)は福岡第一高出身で留学生へのパスなんかもうまかったので、そういうところを見て、ビッグマンとの連携を学びました」

―沖縄と言えば、同じ小禄高出身の国士舘大・比屋根選手がリーグ戦で引退する際、「自分たちの代の沖縄出身者のうち、関東からインカレに出るのは神里だけなので最後まで頑張ってほしい」と言っていました。
「インカレ中に応援に来てくれましたよ。他にも高校の友だちがわざわざ沖縄や福岡、徳島とかから来てくれたので、すごく力になりました。比屋根とは、リーグ戦の日曜の試合が同じ会場だったら帰りにご飯を食べに行ったりしていました。インカレでマッチアップしたかったですね」

―チームの話に戻りますが、同学年の奥野選手とはライバル関係だったんですね。
「意識はしていました。でもお互いに得意なことが違って、同じ色じゃないので、それでよかったのかなと。そういう面では感謝しています」

―さて、白鷗大が今後さらに上へ行くために、後輩へアドバイスがあれば教えてください。
「後輩たちは勢いがあってよいのですが、逆に言えば安定感がもう少しほしい。今コートに立っているメンバーも、ここでミスしちゃうかというところでミスしてしまうことがあるので、そういう部分をしっかり締めたらもっと上に行けると思います。あとは自分と奥野が抜けるガードのポジションをしっかり埋める存在が出てきてくれたらいいなと。ガードの子たちは皆持っているものはいいので、あとは経験を積んだらうまくいくんじゃないかと思います。それぞれ頑張っているので全員に期待していますが、北川(#1)と中川(#56)はリーグ戦中ずっとベンチに入って試合を見ていたので、何か感じてくれていたらいいなと思います」



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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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