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2017.11.21 (Tue)
【2017インカレ】11/21 白鷗大VS中央大(2回戦)
中央大が一時20点以上の差をつけるも
白鴎大は内外で勝負強さを見せて逆転

関東11位の中央大は関東6位の白鴎大に対し、1Qは互角の展開。3点リードで1Qを終えると、2Qで一気に波に乗った。小兵だが機動力の高さで勝る部分を生かし、2Q頭から激しいディフェンスで一気にリズムに乗る。白鴎大から次々にターンオーバーを奪い、Qの半ばには一気に18-39とと21点もの差を開くことに成功する。後手に回った白鴎大はタイムアウトで立て直すと、#75シェッハ(2年・C)がゴール下を連続で決めてインサイドのイニシアチブを握ると、#21神里(4年・PG)、#0野﨑(4年・SG)の3Pに続き、#37長島(3年・PG)速攻なども出て約3分であっという間に追いついた。中央大は#13久岡(3年・SG)がシュートを決め、39-41となんとかリードを保って前半終了。
3Q、#35秋野(3年・PF)のジャンパーやオフェンスリバウンド、#18奥野(4年・PG)の速攻で一気に流れを引き寄せた白鴎大がリードする。中央大はノーゴールの時間が続くが、開始3分、#24小林(4年・PG)のファウルで小林本人と#75シェッハ両者が流血の事態となる。手当のために#75シェッハが下がった時間帯、互いに激しい攻防となるが中央大はここで得点を詰められず。終盤コートに#75シェッハが戻ると白鴎大がさらに引き離して59-45に。4Q、白鴎大は速攻を連発してその差をどんどん開いていき、82-63でベスト8へと駒を進めた。
前半こそ中央大ペースだったが、リバウンドでは白鴎大が16本の差をつけて圧倒。シェッハが26点20リバウンドで優位さが際立った。走れているときは中央大にも分があるが、外回りが上手い野﨑や神里、機動力の高い前田や長島など、総合力で白鴎大が1部の力を見せつけた。
写真上:34分の奮闘を見せた白鴎大・シェッハ。大量にリードされても慌てずに対処した。
写真下:中央大は鶴巻が15点の唯一の2桁得点に。
※中央大・柿内選手のインタビューは「続きを読む」へ。
「1部のチーム相手にはまだ実力不足」
目標達成の先にある1部の力を痛感
◆#6柿内輝心(中央大・4年・主将・SG)

チームとしては今季遂に来年の1部昇格を達成し、大きな目標をクリアした。その勢いをインカレまで持続したいところだったが、まだまだ壁の高さを知ることにもなった。とはいえ、激しいディフェンスや機動力を活かしたアグレッシブなバスケットは、今や中央大の代名詞。それを白鴎大戦でも見せられたと言えよう。
今年は主将に任命され、春先は特別指定選手として地元Bリーグ熊本でのプレーを経験するなど、自身の幅を広げている。4年生として一つの課題をクリアし、個人としてはまた次のステップで高みを目指して欲しい。
ー2Q途中までは中央大らしい展開で大量リードを奪いました。
「リーグの白鴎大の試合なんかを見て、あまりプレスダウンなんかがうまくいっていないのかなという情報もあって、うちは上背もないし前から仕掛けて、試合を荒らしていこうという方針はありました。前半はうまくいったんですが…」
ー2周間前の順位決定戦の日本大戦ではあまり良いところを出せませんでした。1部相手にあそこで学んだことはありましたか?
「個人個人のスキルは圧倒的に1部の方が上でした。でもそれ以上にチームの完成度、何をするのかという意思が共有できている印象でした。うちはまだ結果オーライというバスケットだったので、2部のチームにはないものを1部のチーム相手に感じました」
ーリーグ戦を通して感じたのは、中央大はポイントゲッターはいるチームですが、全体的にはあまり得点が伸びない印象でした。
「今年はタイムシェアで12、13人を使うという戦い方でした。短い時間で結果を出すというのは、コンディションを含めどうパフォーマンスするか、みんな悩んだところです。鶴巻(#28)なんかはプレータイムは長いんですが、ガード陣は5分程度で交代することもあり、いいパフォーマンスを出たときに出す難しさがありました。そこが点数や選手個人個人が流れに乗れない理由でもあったかなと思います。80、90点を取ることを目指していたんですが」
ーそういう理由で個人としてのプレータイムは多くない中、どう対処しようと?
「短い時間でも結果を残さないといけないのにできなかったということは、まだ力がなかったんだと思います。出られないときは昔なら腐っていたと思うけれど、今年はキャプテンだったので声を出したり、盛り上げたりしていました」
ーリーグ戦の方がどちらかというと集中していた状況でしょうか?
「一番の目標はやはり1部昇格でした。それを達成したあとの練習はあまりいい雰囲気ではなかったです。それでも順位決定戦のあとはいい練習ができたんですが、短期間じゃ大きく変わるのは難しい。1年間を通して積み重ねていく大変さを、またこの白鴎大戦で思い知らされました。実力不足を感じました」
ーでも今年のチームはサイズがない中でも頑張りましたね。190cm台の選手たちがリバウンドをよく取りました。
「高校まで3番とか4番だった選手がうちに来てチームのために身体を張ってくれているので、それは本当に凄いことです。来年は1部だからもっと身体を張って努力しないといけませんが」
ー後輩にはどういうことを期待しますか?
「前回は1部に上がって1年ですぐ落ちてしまったので、なんとしても残留だったりチームで勝てるよう、新しい4年生には頑張って欲しいですね。今の3年は一番個性が強いので、キャプテンを周りがしっかり支えていって欲しいです。メンタルやチームの完成度を高めていければ戦えると思うので頑張って欲しいです」
ーバスケットは続けられるということですが、今後は個人的には何が大事だと感じますか?
「大学は2番寄りでやってきましたが、プロに行ったら1番としてガードの技術が必要です。それを勉強しないと生き残れないですね。でも大学でやってきたプレーも通用する部分があると思います。新しいことを覚えつつ、やってきたことも出していきたいです」
白鴎大は内外で勝負強さを見せて逆転


3Q、#35秋野(3年・PF)のジャンパーやオフェンスリバウンド、#18奥野(4年・PG)の速攻で一気に流れを引き寄せた白鴎大がリードする。中央大はノーゴールの時間が続くが、開始3分、#24小林(4年・PG)のファウルで小林本人と#75シェッハ両者が流血の事態となる。手当のために#75シェッハが下がった時間帯、互いに激しい攻防となるが中央大はここで得点を詰められず。終盤コートに#75シェッハが戻ると白鴎大がさらに引き離して59-45に。4Q、白鴎大は速攻を連発してその差をどんどん開いていき、82-63でベスト8へと駒を進めた。

写真上:34分の奮闘を見せた白鴎大・シェッハ。大量にリードされても慌てずに対処した。
写真下:中央大は鶴巻が15点の唯一の2桁得点に。
※中央大・柿内選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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【INTERVIEW】「1部のチーム相手にはまだ実力不足」
目標達成の先にある1部の力を痛感
◆#6柿内輝心(中央大・4年・主将・SG)

チームとしては今季遂に来年の1部昇格を達成し、大きな目標をクリアした。その勢いをインカレまで持続したいところだったが、まだまだ壁の高さを知ることにもなった。とはいえ、激しいディフェンスや機動力を活かしたアグレッシブなバスケットは、今や中央大の代名詞。それを白鴎大戦でも見せられたと言えよう。
今年は主将に任命され、春先は特別指定選手として地元Bリーグ熊本でのプレーを経験するなど、自身の幅を広げている。4年生として一つの課題をクリアし、個人としてはまた次のステップで高みを目指して欲しい。
ー2Q途中までは中央大らしい展開で大量リードを奪いました。
「リーグの白鴎大の試合なんかを見て、あまりプレスダウンなんかがうまくいっていないのかなという情報もあって、うちは上背もないし前から仕掛けて、試合を荒らしていこうという方針はありました。前半はうまくいったんですが…」
ー2周間前の順位決定戦の日本大戦ではあまり良いところを出せませんでした。1部相手にあそこで学んだことはありましたか?
「個人個人のスキルは圧倒的に1部の方が上でした。でもそれ以上にチームの完成度、何をするのかという意思が共有できている印象でした。うちはまだ結果オーライというバスケットだったので、2部のチームにはないものを1部のチーム相手に感じました」
ーリーグ戦を通して感じたのは、中央大はポイントゲッターはいるチームですが、全体的にはあまり得点が伸びない印象でした。
「今年はタイムシェアで12、13人を使うという戦い方でした。短い時間で結果を出すというのは、コンディションを含めどうパフォーマンスするか、みんな悩んだところです。鶴巻(#28)なんかはプレータイムは長いんですが、ガード陣は5分程度で交代することもあり、いいパフォーマンスを出たときに出す難しさがありました。そこが点数や選手個人個人が流れに乗れない理由でもあったかなと思います。80、90点を取ることを目指していたんですが」
ーそういう理由で個人としてのプレータイムは多くない中、どう対処しようと?
「短い時間でも結果を残さないといけないのにできなかったということは、まだ力がなかったんだと思います。出られないときは昔なら腐っていたと思うけれど、今年はキャプテンだったので声を出したり、盛り上げたりしていました」
ーリーグ戦の方がどちらかというと集中していた状況でしょうか?
「一番の目標はやはり1部昇格でした。それを達成したあとの練習はあまりいい雰囲気ではなかったです。それでも順位決定戦のあとはいい練習ができたんですが、短期間じゃ大きく変わるのは難しい。1年間を通して積み重ねていく大変さを、またこの白鴎大戦で思い知らされました。実力不足を感じました」

「高校まで3番とか4番だった選手がうちに来てチームのために身体を張ってくれているので、それは本当に凄いことです。来年は1部だからもっと身体を張って努力しないといけませんが」
ー後輩にはどういうことを期待しますか?
「前回は1部に上がって1年ですぐ落ちてしまったので、なんとしても残留だったりチームで勝てるよう、新しい4年生には頑張って欲しいですね。今の3年は一番個性が強いので、キャプテンを周りがしっかり支えていって欲しいです。メンタルやチームの完成度を高めていければ戦えると思うので頑張って欲しいです」
ーバスケットは続けられるということですが、今後は個人的には何が大事だと感じますか?
「大学は2番寄りでやってきましたが、プロに行ったら1番としてガードの技術が必要です。それを勉強しないと生き残れないですね。でも大学でやってきたプレーも通用する部分があると思います。新しいことを覚えつつ、やってきたことも出していきたいです」
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