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2017.11.19 (Sun)
【2017リーグ1部】8位・早稲田大学
爆発力を武器に好スタートを切るが
後半戦で連敗が続く ~早稲田大学~

8勝10敗で8位となった早稲田大。最終戦は日本大との対戦になり、相手の好調なシュートに対処しきれず、68-78と10点差の敗戦となった。
開幕は2連勝、しかも筑波大相手に延長戦を劇的に制すなど幸先の良いスタートを切り、その後も中盤をキープしていたが、後半戦の4連敗が響き、最終的にはこの順位に落ち着いた。2巡目の大東文化大戦では延長の末に、また、終盤の青山学院大戦では最後のシュートが時間内ではないという判定でいずれも2点差の惜敗。ここを取れていれば順位も大きく変わっていただけに、あとわずかという試合を落としたのは痛かった。
1部の中では小兵ながら、プレスやガード陣が激しくプレッシャーをかけてミスを誘うなど、流れを持ってくる地力はあり、拓殖大と同じく後半に巻き返す試合が多かった。抜群の攻撃力を持ち、魅せるプレーでも目を奪われる#7石原(4年・G)、華麗なパスで相手を翻弄し、アシスト王も獲得した#18森井(4年・G)、鍛えられた肉体で激しいプレッシャーを仕掛ける#13長谷川(3年・G)といったガード陣が起点になり、#27濱田(3年・F)、#41小室(1年・C・北陸学院)らが劇的な3Pを沈め、#26富田(3年・C)も内外から得点に絡むなど、個々の能力は高い。「いい時間帯をどれだけ出せるか」(森井)と、持続力が問われる。#7石原や#8新川(4年・G)が高校時代には全国制覇を成し遂げており、経験値はある。上級生が主体なだけに、最後のインカレで一花咲くところを見てみたい。
写真:苦しい時間帯を何度も石原の個人技が切り開いた。
※早稲田大・森井選手のインタビューは「続きを読む」へ。

個性豊かなチームをまとめる司令塔
◆#18森井健太(早稲田大・4年・主将・G)
能力の高いガード選手を擁する早稲田大の中にあり、キャプテンとしてチームをまとめる。このリーグ戦では77本でアシスト王に輝き、数字でも存在感は証明されている。春はチームがうまく噛み合わず結果は残せなかったが、秋はサイズのなさを感じさせないアグレッシブなバスケットで衆目を集めた。インカレで優勝するためには、早稲田らしい時間をどれだけ長く継続できるかが鍵であるという。
―最終試合、日本大に敗戦となってしまいました。
「今日勝てば順位変動があったので、最後までやってきたことを出そうということでした。17試合の中でいろいろな経験をして、それを最後全部出し切ろうと思いコートに立ちましたが、結果とし出せなかったので、チームとしてまだまだ甘いところはあると思いました」
―前日は優勝を決めていた拓殖大には大差で勝ちました。
「やはり拓大は既にリーグ戦優勝を決めているチャンピオンチーム。僕らはインカレで優勝を目指していますが、そのためにも拓大にどこまでできるかが大きな課題でした。そういう意味ではしっかり戦えました」
―早稲田らしいプレッシャーディフェンスなど、いい形がはまって勝っている試合はあると思います。勝つ試合の良いところは何でしょうか?
「思いっきりの良さとか、やるしかないという気持ちが出ると早稲田は強いです。1巡目は筑波にも勝ちましたが、その時はやってやろうという気持ちが前面に出ていたので、良かったと思います」
―リーグ戦中盤は連勝できない試合が多かったと思います。何が悪かったでしょうか?
「やはり2巡目に入り、相手チームというよりは自分たちのチームのやるべきことが徹底できていなかったです。それができていない試合は負けていると思いました」
―サイズが小さいですが、リバウンドを徹底するということでしょうか?
「そうですね。特にディフェンスリバウンドですね。ディフェンスもそうですが、地道なことをやっていかないと勝てないと思うので、そこが出ている試合は勝てていると思います。逆にできていない試合は勝てていない印象ですね」
―吉岡コーチがエネルギーを持続できないのが課題と言っていましたが。
「試合によってパフォーマンスのムラがある人はいます。逆に勢いに乗ったら止められない選手もいます。そういう選手を僕も含めてコントロールではないですが、いい時間帯をどれだけ出せるかというのも早稲田の戦い方の1つだと思います。僕はガードとしてそれをまとめていけたらいいと思います」
―でも春と秋とでは、チームは大きく変わりましたね。
「春のトーナメント1回戦で負けたということで、秋はチームとしてやらなくてはいけない自覚が4年生に出てきました。下級生も頑張れる選手が多いので、それに付いてきてくれて。そういう意味ではリーグ戦を通して頑張れたことが良いチームになれたということだと思います」
―キャプテンとしてガードとして何を心掛けていましたか?
「自分の持ち味はゲームをコントロールすることだと思っています。バスケットの部分ではできている面も多いと思いますが、やはり自分の欠点、できていない部分としては行動で示すことではなく言葉の面ですね。みんなをやらせるということがまだまだです。僕が理想としているものには全然届いていないので、そこができるかどうかがインカレの結果に関わってくると思うのでやるしかないと思っています」
―ディフェンスではゾーンプレスとマンツーマンを使い分けていると思いますが、どのように切り替えていますか?
「基本的にはスタッフもそうですが、自分がチェンジしています。小さいチームなので、自ら仕掛けていかないと勝てないチームだと思っています。そういう意味では、ディフェンスが効いているときは自分たちもはまっていて、オフェンスもいいと思うのでそれをどんどん出せるようにやっていきたいです」
―選手主体で考えている部分が多いということでしょうか?
「ヘッドコーチも僕らとあまり年齢は変わらないですし、色んなコミュニケーションを取りながらやらせてもらっているので、そういう意味では選手主体と言えると思います。自分たちがやらないと結局変わらないので。そこはリーグ戦の中でやっていかないと勝てないという話もありました」
―インカレは連勝しなくてはならないです。必要なことは。
「春の経験もあるので、まずは一戦一戦ですね。組み合わせもまだ決まっていないですが、目の前の敵をどうやって倒していくかということに焦点を置かないといけないと思います。強いチームとか目先の勝利を見ていると、春のようになります。その経験について最後終わった時に言えれば、この1年やってきたことが正しいと思えるので、出しきりたいですね」
―森井選手がいない時間帯は、石原選手(#7)や長谷川選手(#13)が主導権をにぎりますね。
「僕がいない時はいない時でいい形があると思います。自分で打開できる選手たちなので、彼ら自身の良さを前面に出していけば、勢いのある攻めや守りができると思います。そういう時間もバスケットにおいては必要です。40分継続させるのは難しいので、うまいこと自分が良い風に持っていきたいですね」
後半戦で連敗が続く ~早稲田大学~

8勝10敗で8位となった早稲田大。最終戦は日本大との対戦になり、相手の好調なシュートに対処しきれず、68-78と10点差の敗戦となった。
開幕は2連勝、しかも筑波大相手に延長戦を劇的に制すなど幸先の良いスタートを切り、その後も中盤をキープしていたが、後半戦の4連敗が響き、最終的にはこの順位に落ち着いた。2巡目の大東文化大戦では延長の末に、また、終盤の青山学院大戦では最後のシュートが時間内ではないという判定でいずれも2点差の惜敗。ここを取れていれば順位も大きく変わっていただけに、あとわずかという試合を落としたのは痛かった。

写真:苦しい時間帯を何度も石原の個人技が切り開いた。
※早稲田大・森井選手のインタビューは「続きを読む」へ。





















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「持ち味はゲームをコントロールすること」個性豊かなチームをまとめる司令塔
◆#18森井健太(早稲田大・4年・主将・G)

―最終試合、日本大に敗戦となってしまいました。
「今日勝てば順位変動があったので、最後までやってきたことを出そうということでした。17試合の中でいろいろな経験をして、それを最後全部出し切ろうと思いコートに立ちましたが、結果とし出せなかったので、チームとしてまだまだ甘いところはあると思いました」
―前日は優勝を決めていた拓殖大には大差で勝ちました。
「やはり拓大は既にリーグ戦優勝を決めているチャンピオンチーム。僕らはインカレで優勝を目指していますが、そのためにも拓大にどこまでできるかが大きな課題でした。そういう意味ではしっかり戦えました」
―早稲田らしいプレッシャーディフェンスなど、いい形がはまって勝っている試合はあると思います。勝つ試合の良いところは何でしょうか?
「思いっきりの良さとか、やるしかないという気持ちが出ると早稲田は強いです。1巡目は筑波にも勝ちましたが、その時はやってやろうという気持ちが前面に出ていたので、良かったと思います」
―リーグ戦中盤は連勝できない試合が多かったと思います。何が悪かったでしょうか?
「やはり2巡目に入り、相手チームというよりは自分たちのチームのやるべきことが徹底できていなかったです。それができていない試合は負けていると思いました」
―サイズが小さいですが、リバウンドを徹底するということでしょうか?
「そうですね。特にディフェンスリバウンドですね。ディフェンスもそうですが、地道なことをやっていかないと勝てないと思うので、そこが出ている試合は勝てていると思います。逆にできていない試合は勝てていない印象ですね」
―吉岡コーチがエネルギーを持続できないのが課題と言っていましたが。
「試合によってパフォーマンスのムラがある人はいます。逆に勢いに乗ったら止められない選手もいます。そういう選手を僕も含めてコントロールではないですが、いい時間帯をどれだけ出せるかというのも早稲田の戦い方の1つだと思います。僕はガードとしてそれをまとめていけたらいいと思います」
―でも春と秋とでは、チームは大きく変わりましたね。
「春のトーナメント1回戦で負けたということで、秋はチームとしてやらなくてはいけない自覚が4年生に出てきました。下級生も頑張れる選手が多いので、それに付いてきてくれて。そういう意味ではリーグ戦を通して頑張れたことが良いチームになれたということだと思います」
―キャプテンとしてガードとして何を心掛けていましたか?
「自分の持ち味はゲームをコントロールすることだと思っています。バスケットの部分ではできている面も多いと思いますが、やはり自分の欠点、できていない部分としては行動で示すことではなく言葉の面ですね。みんなをやらせるということがまだまだです。僕が理想としているものには全然届いていないので、そこができるかどうかがインカレの結果に関わってくると思うのでやるしかないと思っています」
―ディフェンスではゾーンプレスとマンツーマンを使い分けていると思いますが、どのように切り替えていますか?
「基本的にはスタッフもそうですが、自分がチェンジしています。小さいチームなので、自ら仕掛けていかないと勝てないチームだと思っています。そういう意味では、ディフェンスが効いているときは自分たちもはまっていて、オフェンスもいいと思うのでそれをどんどん出せるようにやっていきたいです」
―選手主体で考えている部分が多いということでしょうか?
「ヘッドコーチも僕らとあまり年齢は変わらないですし、色んなコミュニケーションを取りながらやらせてもらっているので、そういう意味では選手主体と言えると思います。自分たちがやらないと結局変わらないので。そこはリーグ戦の中でやっていかないと勝てないという話もありました」
―インカレは連勝しなくてはならないです。必要なことは。
「春の経験もあるので、まずは一戦一戦ですね。組み合わせもまだ決まっていないですが、目の前の敵をどうやって倒していくかということに焦点を置かないといけないと思います。強いチームとか目先の勝利を見ていると、春のようになります。その経験について最後終わった時に言えれば、この1年やってきたことが正しいと思えるので、出しきりたいですね」
―森井選手がいない時間帯は、石原選手(#7)や長谷川選手(#13)が主導権をにぎりますね。
「僕がいない時はいない時でいい形があると思います。自分で打開できる選手たちなので、彼ら自身の良さを前面に出していけば、勢いのある攻めや守りができると思います。そういう時間もバスケットにおいては必要です。40分継続させるのは難しいので、うまいこと自分が良い風に持っていきたいですね」
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